「何しに留学行くの?」
友人や家族に聞かれる何気ない一言に言葉が詰まる瞬間はありませんか?
自分は一体何を目的に留学に行くのだろうか?
簡単なようで意外に難しいことかもしれません。
本記事は、留学に目的がないといけないのか。留学に目的があったほうがよい3つの理由と留学の目的が見つからないあなたのための10の目的ランキングをお伝えします。
留学の目的が見つからない人も、はっきりしている人も、本記事で新しい目的が見つかるかもしれません。では、ご覧ください。
留学は目的がないとだめなのか?
まず、留学は目的がないと行ってはいけないのか?
答えは、目的がなくても大丈夫です。
例えば、あなたの友人が野球観戦に行きたいとします。昔そのスポーツをやっていたという人もいるかもしれませんが、ほとんどが何となく面白そうだから、という理由ではないでしょうか。
山登りが好きという人も、興味がある人は共感できますが、興味がない人にとっては目的がよくわかりません。
留学についても同様のことがいえます。留学に行きたい、というきっかけが洋楽や洋画だった場合、きっかけははっきりしていますが、目的ははっきりしません。
目的がないと、「何のために留学に行くの?」と聞かれて言葉に詰まることはあるかもしれませんが、人生は自分のもの。野球観戦や山登りを好きな人に目的がわからないから行くな、というのもおかしな話です。
しかし、留学の目的があるのとないのとでは、何かしら目的があったほうが圧倒的によいです。これから留学に目的があったほうがよい3つの理由についてお話します。
留学に目的があったほうがよい3つの理由
留学は目的がなくても行きたいという気持ちがあれば行くべきだと思います。それは後悔のない自分の人生を送るためです。
しかし、留学の目的はあったほうがよく、それには3つの理由があります。
将来のキャリアにつながりやすい
留学を将来のキャリアにつなげたいという人は多いですが、すべての人がキャリアにつなげられるわけではありません。しかし、キャリアにつなげている人には共通点があります。それは、留学の目的がはっきりしていることです。
何となく留学している人と、はっきりした目的があって留学をしている人では留学期間で得られるものがまったく違います。
何となく留学していても、長期間留学すれば何となく英語力は伸びるかもしれません。しかし、留学中にこういうキャリアを積みたいと具体的に思っている人は、プラスアルファで学ぼうという意識が働きます。専門の学びたい分野があれば尚よいです。
辛いときに頑張れる理由になる
留学は楽しいことだけではありません。言葉の壁や文化の違いで泣きたくなるほど辛い時や帰国してしまいたい、と思う時もあります。
しかし、目的があれば、これを達成するまでは帰れない、という気持ちになり、留学中に起こる辛い出来事を乗り越えることができます。
目的があるかないかだけで、いざという時の頑張りの差になりますので、目的はもっておいたほうがよいといえます。
帰国後に後悔しない
留学は過ぎてしまうとあっという間です。帰国してから、留学中にもっとこうしておけばよかったと後悔する人も少なくありません。
しかし、留学の目的があれば、留学中にその目的を意識して生活しますので、少なくともその目的は達成して帰国する可能性が高いです。自分が何かをやり遂げたということがあれば、帰国後に後悔することはありません。
帰国後の後悔を残さないためにも留学の目的をもっておくのは大切だといえます。
それでも目的が見つからない!そんなあなたのための留学に行く10の目的ランキング
留学の目的があったほうがよい理由はわかりました。それでも留学の目的が見つからないという人もたくさんいると思います。
もしどうしても留学の目的が見つからない場合は、今からお伝えする10の目的ランキングから自分にぴったりの目的を見つけてみてください。目的は後付けだとしても、これだと思える目的は留学中のあなたを救ってくれます。
では、10の目的ランキングを見てみましょう。
語学力
留学の一番の目的にあがるのが「語学力」。留学の目的を聞かれた時に、英語を話せるようになりたいから、という返答をする人はとても多いです。
しかし、大事なのはその先で、その語学力で何をしたいのか?です。
英語力を伸ばしたとしても、何も使わないのであれば意味がありません。
留学の目的に語学力をあげるのであれば、その先の目的まで考えましょう。
できれば具体的な目的がよいですが、どうしても具体的な目的が浮かばなければ、将来海外に住みたい、将来英語を使う仕事をしてみたい、というものでもよいです。
語学力をつけるというのに理由を見つけることで、それが明確な目的につながっていきます。
視野を広げる
留学に行くと日本では経験できないこと、見ることができない景色、さまざまな価値観と触れ合い、視野が広がります。実際に留学から帰国した友人に会うと、話すことや雰囲気が変わり、視野が広がっているのを感じることがあります。
日本の環境ではなかなかできない、視野を広げるというのは留学の目的としては十分なものといえます。
専門分野を学ぶ
日本では学べない専門分野を現地の言葉で学ぶというのも大きな目的です。たとえばニュージーランドでは観光やホスピタリティが専門分野として強く、アメリカは宇宙工学やスポーツなどを専門的に学ぶことができます。
自分の興味を突き詰めて、自分は何を本格的に学びたいのかを考え、それが専門的に学べる国で徹底的に学ぶ。海外で専門分野を学ぶのは、けっして簡単なことではありませんが、目的があればこそ達成できます。
帰国後のキャリアップ
キャリアアップのために留学をするには、帰国後に働いてみたい職種を絞りましょう。
職種が絞れれば、留学中にその職種の仕事で働いてみたり、選択科目でその職種に関連することを学ぶようになります。つまり、自分のアンテナが変わり、行動が自然に変わっていくということです。
明確なキャリアアップ先がある人とそうでない人では、帰国後の就職面接でもアピールの仕方が大きく違ってきます。
キャリアアップを目的に、自分のしてみたい仕事を掘り下げて考えてみましょう。
人生経験を積む
留学は日本で普通に過ごしていたのでは経験できない人生経験を積むことができます。仮に留学期間を1年とした場合、とても長い期間に感じるかもしれませんが、人生100年時代といわれる現代では100分の1の出来事でしかありません。
日本で過ごす1年と海外で過ごす1年では時間の濃さが違い、海外で過ごす1年で人生に深みが増してきます。自分の人生を後悔しないためにも、人生経験を積むというのは立派な目的といえます。
人脈を広げる
留学で出会う人たちは、日本で生活していたらけっして出会えない人たちばかりです。世界中から来る留学生はもちろん、日本では出会えなかった日本人留学生との出会いもあり、出会いが人生を変えてくれます。
その出会いから人脈が広がり、生涯の友人ができたり、生涯の伴侶に出会ったり、人によってはビジネスにつながっていく人もいます。
日本では出会えない人たちと人脈を広げる、という目的を持つだけで、人との出会いに積極的になり留学生活が充実します。
海外で働く経験をする
これは国やビザにもよりますが、オーストラリアやニュージーランドなどオセアニアでは語学留学でも現地で働くことができます。また、年齢の条件などもありますが、ワーキングホリデー制度のある国であれば、学校に行かなくても長期で滞在することができ、働きながら海外生活をすることができます。
海外で働くという経験は、慣れない海外生活のなか仕事を探したり、言語の壁を乗り越え外国語でコミュニケーションをはかる必要もあり、必然的に自身を磨くことになります。
海外で働く経験をするという目的ができたら、必然的に英語の勉強もしないといけませんので、目的をもって留学準備をすることができます。
人生の休暇
日本での人間関係や仕事に疲れてしまって日本から出たい、と思うことを恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、人生の休暇も留学の目的としては十分です。
長い人生のなかで疲れてしまうことはあります。頑張りすぎて倒れてしまうくらいなら、休暇を目的に留学してしまいましょう。
休暇と決めるのであればそれ以外の目的は無理に決めなくて大丈夫です。語学を勉強したいのであれば学校を選び、観光したいのであれば観光地を調べましょう。何もしたくなければ何もしなくてもよいと思います。人間は自然に動き出すものです。
休暇と決めたら思いっきり人生の休暇を楽しみましょう。
自分を変える
今の自分を変えたい、と思ったら自分の環境を変えてしまうのが一番です。その大きなきっかけになるのが留学です。
日本にいても自分を変えることは難しいとおもったとき、自分を変えるという目的をもって留学してみましょう。
人生を後悔しないため
どうしても目的がでてこないという人は、自分の人生を後悔しないためということを目的にしてもよいです。
どうしても留学に行きたいという気持ちがおさえられない人は、留学に行かずに人生を終えることを想像してください。
死の淵で目を閉じる瞬間に、「あの時留学に行っていたら自分の人生はどうなったんだろう。」と思って最後をむかえるのは恐ろしくありませんか。
自分の人生は自分だけのものです。人生を後悔しないために留学に行くというのは漠然としているようで、立派な留学の目的といえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
留学の目的がなければ留学に行ってはいけないということはありません。しかし、留学に目的があることで、将来のキャリアアップにもつながり、留学中の辛い出来事も乗り越えることができます。
もし留学の目的が見つからなければ、本記事の目的ランキングを見て、ぜひ自分に合う留学の目的を見つけてください。
最後に、一番大事なのは自分が後悔しないことです。目的はとても大切ですが、目的に縛られすぎず、自分の気持ちを一番にして後悔のない留学をしましょう。