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ホームシックの症状となりやすい時期。原因を見つけて解消法を試そう

更新日:2022.04.01

ホームシックの症状となりやすい時期。原因を見つけて解消法を試そう
  • 留学中に寂しさを感じる。
  • ものすごく日本に帰りたくなった。
  • もしかしてホームシックかもしれない。

楽しく留学生活を送っていても、ふとした瞬間にこのように感じる方もいるでしょう。留学中、ホームシックに陥り、不安になることは当然です。

そこで今回はあなたが感じる寂しさを紛らわすために、ホームシックについて解説します。

  • ホームシックになると、心身共に影響が出る。
  • ホームシックになりやすい時期は渡航初日や2、3ヶ月後、半年後が多い。
  • 環境の変化や英語力向上へのプレッシャーがホームシックになる原因。
  • 楽になれる解決法を試して、ホームシックを乗り越えよう。

無理してホームシックの症状を放っておくと、うつ病に繋がってしまうことも。原因や症状を知り、解決に努めると、必ず再び留学生活を楽しめるようになります。

早めに対策法を実践し、素敵な留学生活を取り戻しましょう。

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ホームシックはいつどのようになる?【症状となりやすい時期】

あなたがホームシックであるか判断することは非常に重要です。「もしかしたらホームシックかもしれない。」と自覚すれば、時間をかけて付き合っていくこともできるでしょう。そこで、ホームシックの症状やなりやすい時期について解説します。

ホームシックの症状

留学中は誰もが寂しさを感じやすくなります。これは、留学中は日本での慣れた生活から一変するためです。

ホームシックには以下のような症状があります。

  • 強い悲しみを感じ、涙が出る。
  • 食欲不振や過食、睡眠不足になるなど、体調に変化が表れる。
  • 小さなことにイライラする、モチベーションが下がるなど、精神面での変化。

ホームシックになると突然泣いてしまったり、寂しさや悲しさを感じたりします。急に暗い気持ちになると不安になりますが「自分は今ホームシックなんだ。」と認めることも大切です。

また、精神的、身体的共に症状が出る場合もあります。留学中は日本の生活とは大きく変化し、ストレスも溜まりやすいので、自分自身の心や体の不調は気にかけるようにしてください。

もしも思い当たる症状があれば、あなたはホームシックと言えるでしょう。ホームシックはきちんと自覚し、向き合うことが大切です。

ホームシックになりやすい時期

ホームシックはいつでもなり得ますが、なりやすい時期があります。というのも、生活環境に対応し、心に余裕ができる時期にホームシックになる方が多いためです。今はそういう時期であると納得できれば、少し心を軽くできるでしょう。

ホームシックになりやすい主な時期は以下のようなタイミングです。

  • 渡航初日
  • 2、3ヶ月後
  • 半年後

渡航初日はこれからの生活に対する不安に押しつぶされ、寂しさを強く感じます。今まで家族と過ごしていた時間を1人で過ごし、新しい土地で独りぼっちになったように感じる方もいるでしょう。

さらに、渡航してしばらくは新しい生活に慣れることに必死だったのに、慣れてきた途端に日本の生活が恋しくなるケースもあります。環境の変化から疲れてしまい、体調を崩しやすい時期です。体調不良からホームシックを強く感じる可能性も高いので、体調管理には十分気をつけましょう。

半年経ってもホームシックだと感じる場合は要注意です。心が弱りきっていてうつ病になりかけている、またはなっている可能性もあるので、カウンセリングや帰国を検討してください。

ホームシックになりやすい時期に注意し、症状や原因に速やかに対処できるよう心がけましょう。

留学中になるホームシックの原因を見極める

ホームシックの症状を自覚した後は、原因は何か考えてみましょう。具体的な原因が何かによって解消法も変わってくるので、注意深く心の変化を見返してみることが大切です。

それでは、ホームシックの原因について解説します。

慣れない文化圏での生活

慣れない文化圏での生活がホームシックの原因になるケースがあります。なぜなら、日々、小さなストレスが溜まり、これまでの日本の生活との違いに寂しさを感じるためです。

例えば、海外では公共交通機関が時間通りに来ないことを無意識にストレスに感じる方がいます。「日本だったらこんなことないのにな。」「日本にいる頃は友達と登校していたのに。」と日本の生活を振り返ることが増えるでしょう。

また、気候の違いも侮れません。夏でも朝晩の冷え込みが激しい地域や、雨がよく降る地域などで生活していると、どこかどんよりした気分になるでしょう。日本よりも少しでも厳しい気候であれば、気づかなくてもストレスが蓄積されます。

例え小さな変化でも毎日積み重なれば、心の負担になります。生活で感じるストレスがホームシックの原因となりうることも覚えておいてくださいね。

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向上しない英語力へのいらだち

英語力の向上が見えないいらだちが、ホームシックに繋がります。というのも、留学生にとって、結果を出すことのプレッシャーは非常に大きいためです。

例えば、日本の友達や家族に帰国後の英語力向上を期待されていると感じる方もいるでしょう。そんななかホストファミリーの英語が聞き取れなかったり、授業についていけていなかったりすれば、いらだちを感じるのは当然です。

英語力向上には時間がかかり、能力が上がっていても自分では感じられないケースも多いと言えます。日本語だったらこんなに苦労しないのにと、日本語が恋しくなることも、ホームシックの原因です。

友達ができない

現地で友達ができない場合、ホームシックの大きな原因になります。これは、一人で過ごす時間が長くなるためです。

今まで、日本では学校や趣味などを通して友達ができていた方も、現地に来てからどこか馴染めないと感じる方もいるでしょう。

多種多様な文化を持つ方と関わる機会も多くなり、友達との時間の過ごし方や関わり方もそれぞれの文化で異なります。小さな違いを感じ取り、クラスメイトやホストファミリーと合わない、友達ができにくいと感じる場合もあるでしょう。

1人の時間が長ければ、スマートフォンを使う時間も増えます。SNSへの投稿が増えたり、日本の友達や家族と頻繁に連絡を取ったり、現地での寂しさをスマートフォンで紛らわしている可能性があります。

このように友達ができにくく、1人で過ごすことが多くなる環境がホームシックの原因になることもあります。

【ホームシック解消法】ホームシックを乗り越えて楽しい留学生活を取り戻そう

辛いホームシックから抜け出す方法はいくつかあります。症状や原因、あなたの性格を考慮し、自分に合った解消法を試すといいでしょう。

それでは、ホームシックの解消法について解説します。

友達を作る

ホームシックの寂しさを紛らわすためには、友達を作ることがおすすめです。というのも、友達との楽しい時間を増やせると、日本を恋しく思う機会を減らせるためです。

とは言え、慣れていない環境のなか友達になれそうな人を見つけるのは難しいと感じる方もいるでしょう。その場合、ミートアップなどのコミュニティに参加すると人との出会いの場を広げられます。日本語と英語のランゲージエクスチェンジやあなたの趣味に関する集まりに参加してみましょう。

留学生や留学経験を持つ方と友達になれれば、ホームシックの経験や解決法を共有できる可能性もあります。恥ずかしがらずにあなたの経験を話してみることも効果的です。友達と話すことでコミュニケーションの機会が増え、英語力への自信にも繋がるでしょう。

1人で過ごす時間が減れば、日本を恋しく思う暇もなくなります。友達を増やしてホームシックを和らげられるよう、人と出会える機会を探すことも大切です。

話を聞いてもらう

辛い時は話を聞いてもらいましょう。なぜなら、話をしたり聞いたりすることで、あなたの中の寂しい感情を整理でき、スッキリした気持ちを得られるためです。

日本の家族や友達に話を聞いてもらうと楽に感じられます。ホストファミリーやクラスメイトにも話せますが、英語で言いたいことが伝えられないストレスを避けるには日本語を使うことがおすすめです。

家族や友達には話しにくい、恥ずかしいと感じる方でも大丈夫。留学生サポートなどでカウンセリングを行う学校もたくさんあります。また、英語に自信がなくても、通訳サービスを利用しながら、心のヘルスラインのような機関に電話することもおすすめです。

ちなみに、カウンセリングは気軽に利用できます。「こんなことでカウンセリングを利用していいのかな。」と迷わず、軽い気持ちで話してみることも大切です。ホームシックはうつ病にも繋がる危険があるので、あなた1人で症状の重さを判断して、無理をしないでくださいね。

寂しい気持ちに押しつぶされると1人で閉じこもってしまいがちです。辛い時は周りの方に助けを求めましょう。

思い切り泣く

本当にどうしようもなく、今この瞬間辛くて仕方ない方は、いっそ思いっきり泣いてください。なぜなら、涙には心の自浄作用があり、ストレス解消に効果的であるためです。

自分の選択で留学したとは言え、弱音を吐きたくなることは誰にでもあります。ホームシックになってまで海外でがんばるあなたはとても偉いと自身を認めてあげましょう。

泣くことは女性でも男性でも恥ずかしいことではありません。ホームシックを乗り越えることは精神的な強さにも繋がるので、今はあなたの心を大切にしてください。

留学経験はこれからの人生で必ず役に立ちます。涙を流すことも1つの経験として今の感情を受け入れることが大切です。

まとめ

心や体に変化が出たらホームシックを疑う。

渡航初日や2、3ヶ月後、半年後にホームシックになりやすい。

環境の変化や英語力向上へのプレッシャーが原因でホームシックになる場合も。

ホームシックを乗り越えるには友達作りやカウンセリング、泣くことが効果的。

日本国内でも1人暮らしを始めてホームシックになる方はたくさんいます。慣れない土地での留学生活ならなおさらです。

ホームシックを乗り越えればまた楽しい留学生活が待っているので、心と体の変化を自覚し、時間をかけて向き合ってくださいね。

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