日本も国際社会の影響を大きく受け、英語力が必須な暮らしになってきました。
キャリアアップのためにも、海外旅行を楽しむためにもさけて通れない英語力。
そう思い何度もチャレンジしたものの断念。
もしくは動けてすらいないという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、忙しい日々の中でも必要な英語力をむりなく向上させていけるような勉強法をご紹介していきます。
英語力を向上させるためにまずは現状を理解する
とりあえず口コミの高い英語テキストを開いて勉強はじめていませんか?
なんとなく英会話学校に通ったりしていませんか?
まず自分の英語力を知ることからはじめましょう。
おすすめは以下の3つです!
①TOEICを受けてみる
TOEICは合否ではなく、現在の『聞く・読む・話す・書く』の4つの力がどれくらいなのかをスコアで確認することができます。
リスニングとリーディング、スピーキングとライティングの2つの試験コースに分かれていますが、英語力向上の目的によっては一度どちらも受けてみてもいいでしょう。
スピーキング能力を高めたい!など、英語力向上の目的がはっきりしているのなら、どちらかのみでもOK。
【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org)
②IELTSを受けてみる
日本では英語能力を確認するには英検やTOEICがメジャーですが、海外では実はTOEICよりIELTSです。今後、留学や海外で働くことも視野に入れているならばIELTSで英語力を確認しましょう。
IELTS 公式サイト|英検協会 (eiken.or.jp)
③ケンブリッジ英検を受けてみる
世界の25,000を越える企業や大学、行政機関がCambridge Englishを認定していて、130ヶ国以上に認定の試験センターがある国際的な英検です。
英語の勉強を始めて間もないひとは『A2 Key』というコースから受けてみましょう。
『聞く・読む・話す・書く』すべてのレベルチェックが2時間くらいの試験で行われます。
ケンブリッジ大学英語検定機構 (cambridgeenglish.org)
なぜ英語力を向上させたいのか?
上記の3つのどれかで英語力のレベルチェックをしたら、今一度「なぜ、自分は英語力を向上させたいのか?」と自分に問いかけてみましょう。
英語力をのばしてどうしたいのか?
目的をはっきりさせることで、計画も立てやすく、目標に向かって無駄なく進めていくことができるはずです。
必要な部分のみの英語力を向上させていく
自分の英語レベルを知ったら、次に大切なポイント。
英語力のどのスキルを必要としているのか?を明確にすること。
もちろん『聞く・読む・話す・書く』すべての英語力が向上するに越したことはありません。しかし、仕事や学校、その他いろいろと忙しい日々ですべての英語スキルを向上させていくことはかなり大変です。
どの部分を向上させたいか、自分にはどのスキルが優先して必要になるかを考えて、その部分から鍛えていきましょう。
英語力の鍛え方:基本編
話す力=スピーキング能力
話す力=スピーキング能力
ネイティブと話せる環境をつくることが話す力を高めていくためには大切です。
今ではオンラインでプライベートレッスンもあり、仕事のある日でも遅めでもレッスンでも対応可能なところが増えています。
最低週に1回。聞くだけではなく、英語を話しましょう。
英会話レッスンではなくても、英語ネイティブの人が集まるバーなどに行くのでも構いません。正しい英語を話すことがベストではありますが、とにかく英語を話す環境をつくることを最優先にしてみてください。
聞く力=リスニング能力
聞く力『英語耳』をつくるためには出来る限りのものを英語にかえましょう。
ニュース、YouTube、音楽などを英語にして、映画などでもいいので常に英語が流れている環境を作ることをおすすめします。
とくにニュースやTEDという番組はキャスターやプレゼンターの人が『伝える』ということを意識してゆっくり話してくれています。
現在のプラットフォームでは再生スピードを遅くする設定もできるので聞き取れないうちは倍速モードも遅くしてもいいでしょう。
書く力=ライティング能力
日記をおすすめします。毎日1文でもいいので英語で日記を書いてください。
できれば、1つ知らなかった英単語を取り入れて書くようにすると毎日1つボキャブラリーが増えていきます。
手書きでなくてもパソコンやスマートフォンで書いてもOK。
その方が分からない単語もすぐに調べられてコピペもできます。
目的は英単語や英文を憶えることなので、コピペも活用していきましょう。
ただそればかりでは記憶の定着率は悪くなるので、試験などで実際のライティングが必要になるなら実際に書いて憶えるという行為も大切です。
ライティング能力でも目的に合わせてやり方を変えてください。
読む力=リーディング能力
本やネットのサイトなどで英語の文章を読みましょう。
すべて理解できなくてもいいので、流し読みするようにしてください。
初級レベルのうちは子供向けのものなど簡単なものがおすすめです。
kindle unlimitedなどで電子書籍を活用するのも有効的。
英語力の鍛え方:応用編
目的に合わせて必要な英語スキルの基礎を向上させたら、次は応用編。
海外に行ってみましょう!
これにつきます。
海外に行くと言っても色んな形があるので、『英語力を向上させるために海外に行く』目的のものをご紹介します。
①短期留学
留学エージェントを使って、短期で海外のスクールで英語を学んでみてください。
できれば3ヶ月。仕事などで難しい人は1週間のコースでも良いです。
大切なのは現地の雰囲気を肌で感じること。
ホームステイをしてみたり、現地のカフェでコーヒーを購入して学校に行ったりと短くても海外での暮らしを実際にしてみましょう。
②ワーキングホリデー
年齢制限がありますが、対象年齢であるならワーキングホリデーはすごくおすすめ。
1年限りですが、現地の語学学校に通えて、働くことができて、旅行もできる。
いろんな形で英語力を向上させながら海外で暮らすことができる、とても良いシステムです。
日本国籍で18〜30歳で一定の条件を満たせば、ワーキングホリデーというビザを取得して行くことが可能です。
1980年12月にオーストラリアとの協定でスタートしたワーキングホリデーは年々対象国が増え、2020年3月にエストニア、2020年4月にオランダも追加され、2022年現在で26ヶ国に行くことができます。
日本ワーキング・ホリデー協会(ワーホリ)| 年2万人超のセミナー来場者数 (jawhm.or.jp)
③海外で1人旅
もちろん日本発のツアーは使わずに!ですよ?
ハードルが高いように感じますが、英語力はいちばん向上します。
ヨーロッパ圏の人などが母国語でない英語を流暢に使えるのは、若い頃に近隣諸国を旅しているというのも理由のひとつです。
日本で格安航空券を手に入れて出国したら、あとは現地で情報を仕入れながら、現地で安い宿泊施設を見つけたり、ツアーを申し込んでみたり。数ヶ国を転々とするのも良いですし、そんなに休みが取れないならば、1ヶ国数泊でも構いません。
英語を使ってひとりで予約をしたりプランを立てたりすることで、英語力だけでなくコミュニケーション能力も成長します。
怖く感じるのは最初だけで、ひとつ出来たら、だんだん平気になってきます。
英語力を向上させるための大切なポイント
英語を楽しむ
英語を楽しむ
きっと今まで英語の勉強を挫けてしまったのは、途中で英語の勉強が楽しくなくなってしまったことが原因のひとつだと思います。
勉強は楽しくないですよね。楽しくないことは続かないし、身につくスピードも遅くなります。もししんどいなと感じてしまったら、学び方を変えてみてはいかがでしょう?
別の英会話学校の体験レッスンに行ってみたり、教材を購入したなら、別の教材に変えてみたりなど。楽しくないのは単にそれが自分にあってないだけのこともあります。
とくに英会話学校やマンツーマンの英語レッスンは相性の部分が大きいです。
ちょっとした変化で、「つまらない」がなくなるかもしれません。
ひとり旅でなくてもちょっと海外へ行ったり、外国人と接する可能性の高いアルバイトをしてみるのもおすすめ。
自分の英語力が少しでもあがっていることを実感したり、母国語の違う人と英語でコミュニケーションがとれる楽しさを実感することで「楽しい!」とか「もっと想いを伝えたい!」という気持ちからモチベーションアップに繋がることもあります。
分からないことを分からないままにしない
すべてを細かく理解しようとするとそれだけで挫けてしまいます。
しかし、『毎日ひとつでも知らなかったことを知る』など成長を意識して英語に触れる生活を続けてください。
毎日10分だけでも勉強する
今日だけは英語の勉強を休もうかな。
これをきっかけに英語から離れていってしまいます。
毎日の積み重ねが大切です。疲れていてもサボりたくなっても10分だけでもやってみましょう。
テキストを開いたり、レッスンの予約をしていたりするとなんやかんやでその日はなんとかなるものです。
サボり癖がある方は朝に英語の勉強の時間を設けることです。
もしくは移動時間を使うなどしても良いでしょう。
息をするように歯磨きをするように習慣になるまで意識して英語の時間を優先するようにしてみてください。
まとめ
今回は英語力を無駄なく向上させていく方法をご紹介しました。
①自分の英語力を知り、②自分に必要な英語スキルを優先に勉強する
そして、
③基礎から応用編へとステップを踏む
④楽しみ、継続する
学ぶということは大変に思われがちですが、シンプルです。
楽しみながら英語力を向上させていきましょう!