ちょっとだけ留学を経験してみたい!
でも短期の留学ってどれくらい費用がかかるのかな?
短期とはいえ、初めての留学は費用面でも不安がいっぱいですよね。
沢山のサイトで見積もっている短期留学の費用とその詳細を2022年のレートで出しましたので、参考にしてみてください。
短期留学とは?
短期留学とは、基本的に学生ビザ(就学ビザ)がいらない期間での留学をさします。
一般的に1週間からの超短期から3ヶ月未満までの期間でいく留学を短期留学といっていることが多いです。
アメリカなど国によっては短期の留学でも定めている条件を越える場合には学生ビザが必要な国もあります。
短期留学は留学エージェントを使おう!
短期留学は長くても3ヶ月。あっという間に終わってしまいます。
なんとなくフラッといってしまうと何も身に付かずに帰国を迎えるということになりかねません。
しっかりと計画を立てて、次のステップにつながる英語力や経験を吸収して日本に戻りましょう。
その為に大切なのが留学エージェントの利用です。
慣れない海外での暮らしのサポートやなにかトラブルがあったときなどに助かるだけでなく、目的達成に向けたプログラムがしっかりと組まれています。
そのプログラムは様々で、大学のキャンパスを借りて行われる授業だったり、現地でのアクティビティだったりと多岐に渡ります。
たった1週間でも個人で行く旅行ではできない経験も可能です。
短期留学にかかる費用の目安
まずは様々なサイトが見積もっている短期留学の費用は以下の通りです。
※すべて2022年3月23日時点のレートで計算しています
国 | 1週間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 |
アメリカ | 20~30万円 | 20~55万円 | 55~120万円 |
イギリス | 20~40万円 | 20~70万円 | 50~120万円 |
カナダ | 20~30万円 | 20~60万円 | 70~120万円 |
ニュージーランド | 20~30万円 | 30~52万円 | 60~105万円 |
オーストラリア | 18~40万円 | 25~70万円 | 50~120万円 |
〈上記に含むもの〉
エージェント費用・学費・基本的な生活費(食費・生活費・交通費)・ビザ申請費・渡航費・保険料・交際費含む
上記の費用に幅がある理由は
①滞在の形(ホームステイ・寮・シェアハウスなど)
②語学学校のタイプ
③プランに含まれるアクティビティの有無
④航空券の費用(閑散期なのか繁忙期なのか)
⑤交際費をどれくらいと見積もっているか
そして短期留学にかかる費用の差には、留学エージェントへ支払う費用も関係してきます。
どれくらいのバックアップをしてくれるのか、問い合わせの度に追加料金がかかるところもあり、自分がどれくらいのサポートを望むかによっても違います。
初めての海外で不安がいっぱいであれば、少し高くてもしっかりサポートをしてくれるところのほうが安心して滞在期間を楽しめるでしょう。
自分が必要なサポートは入っているか、逆に不要なサポートが入っていないかなど、留学エージェントを選ぶ際は細かいところまでチェックしましょう。
短期留学を失敗しないためにケチってはいけない費用
決して安くはない短期留学の費用なので、ついつい抑えれる限り抑えたいと思いがち。
しかし、短期留学を有意義なものにするために妥協してはいけない部分があります。
※今回は目的を語学習得のための短期留学とします
滞在先
シェアハウスなどもありますが、語学習得したいなら断然ホームステイです。
ホームステイのメリットは学校から帰宅しても、ネイティブと英語を話せる環境があること。
ホームステイ先は語学エージェントにより決め方は様々で、提携している語学学校が選ぶところもあれば、留学エージェントがホームステイ先の決定まで関わってくれるところも
あります。
利用側の希望を細かく聞いてくれるところもありますし、全く希望は通らず、行ってみるまでどんなホストファミリーか分からないということも。
残念なところだと、2食ついているはずなのにほぼセルフだったり、英語ネイティブのファミリーじゃなかったりなんてところもあります。
ペットの有無や子供の有無など、細かな希望をヒアリングしてくれるところもあるので、滞在を有意義なものにするためにも例え追加料金がかかっても滞在先にはこだわってほしいです。
こちらも安さだけにこだわって決めると、行ってみたら日本人比率が3割以上だったり、ほぼアジア圏だったりとせっかく海外にいったのにあまり多様性を感じれないことになってしまいます。
短期とはいえどせっかくの留学。できるなら様々な国の人と関わり、豊富な経験をすることをおすすめします。
短期留学にかかる費用の詳細
2022年現在はどこの国に対しても円安になり、現地通貨でかかる学費や居住費、生活費はすこし高くなっています。
現在のレートに直して費用をまとめました。
アメリカ
1週間 1ヶ月 3ヶ月 学費 3~7万円 11~32万円 32~97万円 居住費 4~6万円 8~16万円 24~48万円 渡航費(航空券) 9~22万円 9~22万円 9~22万円 ビザ 1700円 1700円 1700円 生活費 2~3万円 5~12万円 16~36万円 海外留学保険料 海外旅行保険でOK 1.1~4.1万円 3~10万円 その他かかる費用 空港出迎え費用、入学金など 空港出迎え費用、入学金など 空港出迎え費用、入学金など
1週間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | |
学費 | 3~7万円 | 11~32万円 | 32~97万円 |
居住費 | 4~6万円 | 8~16万円 | 24~48万円 |
渡航費(航空券) | 9~22万円 | 9~22万円 | 9~22万円 |
ビザ | 1700円 | 1700円 | 1700円 |
生活費 | 2~3万円 | 5~12万円 | 16~36万円 |
海外留学保険料 | 海外旅行保険でOK | 1.1~4.1万円 | 3~10万円 |
その他かかる費用 | 空港出迎え費用、入学金など | 空港出迎え費用、入学金など | 空港出迎え費用、入学金など |
US$1=121円 2022年3月23日時点
※アメリカでは滞在期間が90日未満であっても、週18時間以上の授業を受けるなら学生ビザが必要。
イギリス
1週間 1ヶ月 3ヶ月 学費 4~6万円 17~26万円 53~78万円 居住費 2~4万円 7~13万円 20~40万円 渡航費(航空券) 9~17万円 9~17万円 9~17万円 ビザ 不要 ※観光ビザでOK 不要 ※観光ビザでOK 不要 ※観光ビザでOK 生活費 1~2万円 4.5万円前後 12~14万円 海外留学保険料 任意 任意 任意 その他かかる費用 空港出迎え費用、入学金など 空港出迎え費用、入学金など 空港出迎え費用、入学金など
1週間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | |
学費 | 4~6万円 | 17~26万円 | 53~78万円 |
居住費 | 2~4万円 | 7~13万円 | 20~40万円 |
渡航費(航空券) | 9~17万円 | 9~17万円 | 9~17万円 |
ビザ | 不要 ※観光ビザでOK | 不要 ※観光ビザでOK | 不要 ※観光ビザでOK |
生活費 | 1~2万円 | 4.5万円前後 | 12~14万円 |
海外留学保険料 | 任意 | 任意 | 任意 |
その他かかる費用 | 空港出迎え費用、入学金など | 空港出迎え費用、入学金など | 空港出迎え費用、入学金など |
£1=160円 2022年3月23日時点
2020年12月1日から6ヶ月以内であれば観光ビザで語学学校に通うことが可能になりました。(それまでは30日以内でした)
観光ビザ(Standard Visitor visa)は日本国籍であれば申請も費用も不要です。
イギリスには国民保険制度(ナショナルヘルスサービス)というものがあり、診察代と治療費が無料になる保険があり、留学生であっても6ヶ月以上の滞在の場合は加入義務があります。
カナダ
1週間 1ヶ月 3ヶ月 学費 5万円前後 12~15万円 35~45万円 居住費 2~4万円 9~15万円 25~45万円 渡航費(航空券) 10~13万円 10~13万円 10~13万円 ビザ 不要 ※観光ビザでOK 不要 ※観光ビザでOK 不要 ※観光ビザでOK 生活費 3~6万円 12~17万円 35~50万円 海外留学保険料 海外旅行保険でOK 2.5万円 6万円 その他かかる費用 eTAの申請料、空港出迎え費用、入学金など eTAの申請料、空港出迎え費用、入学金など eTAの申請料、空港出迎え費用、入学金など
1週間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | |
学費 | 5万円前後 | 12~15万円 | 35~45万円 |
居住費 | 2~4万円 | 9~15万円 | 25~45万円 |
渡航費(航空券) | 10~13万円 | 10~13万円 | 10~13万円 |
ビザ | 不要 ※観光ビザでOK | 不要 ※観光ビザでOK | 不要 ※観光ビザでOK |
生活費 | 3~6万円 | 12~17万円 | 35~50万円 |
海外留学保険料 | 海外旅行保険でOK | 2.5万円 | 6万円 |
その他かかる費用 | eTAの申請料、空港出迎え費用、入学金など | eTAの申請料、空港出迎え費用、入学金など | eTAの申請料、空港出迎え費用、入学金など |
CA$1=96円 2022年3月23日時点
カナダは保険を利用しない場合、日本の10割負担よりさらに高くなることが多く、それを理由に退学者が出ることを防ぐため、語学学校を含め学校入学者に医療保険の加入を義務化している学校が少なくありません。
観光ビザでカナダに入国の際に申請不要な観光ビザで入国の際にはeTAの事前登録が必要。
eTA申請料金|カナダ電子渡航認証 eTA(イーティーエー)申請マニュアル (viewgrant.com)
ニュージーランド
1週間 1ヶ月 3ヶ月 学費 3~5万円 8~15万円 24~45万円 居住費 2~4万円 8~15万円 24~45万円 ビザ 不要 ※NZeTA(電子渡航認証)の事前登録が必要 不要 ※NZeTA(電子渡航認証)の事前登録が必要 不要 ※NZeTA(電子渡航認証)の事前登録が必要 渡航費(航空券) 10~22万円 10~22万円 10~22万円 生活費 1~2万円 3~5万円 9~15万円 海外留学保険料 海外旅行保険でOK 1.6万円 1.6万円 その他かかる費用 NZeTAの登録料、空港出迎え費用、入学金など NZeTAの登録料、空港出迎え費用、入学金など NZeTAの登録料、空港出迎え費用、入学金など
1週間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | |
学費 | 3~5万円 | 8~15万円 | 24~45万円 |
居住費 | 2~4万円 | 8~15万円 | 24~45万円 |
ビザ | 不要 ※NZeTA(電子渡航認証)の事前登録が必要 | 不要 ※NZeTA(電子渡航認証)の事前登録が必要 | 不要 ※NZeTA(電子渡航認証)の事前登録が必要 |
渡航費(航空券) | 10~22万円 | 10~22万円 | 10~22万円 |
生活費 | 1~2万円 | 3~5万円 | 9~15万円 |
海外留学保険料 | 海外旅行保険でOK | 1.6万円 | 1.6万円 |
その他かかる費用 | NZeTAの登録料、空港出迎え費用、入学金など | NZeTAの登録料、空港出迎え費用、入学金など | NZeTAの登録料、空港出迎え費用、入学金など |
NZ$1=84円 2022年3月23日時点
観光ビザ(Standard Visitor visa)は日本国籍であれば申請も費用も不要です。
※日本を含め事前のビザ申請が不要な国籍の方(ビザ免除対象国)が渡航に際してビザ(査証)を取得せずに渡航する場合にNZeTAの事前登録が必要となります。申請が認められた日から2年利用可能(引用:ニュージーランド電子渡航認証 NZeTA(ニュージーイーティーエー)申請マニュアル (viewgrant.com))
オーストラリア
1週間 1ヶ月 3ヶ月 学費 2~4万円 8~16万円 24~48万円 居住費 2~3万円 8~12万円 24~36万円 渡航費(航空券) 8~12万円 8~12万円 8~12万円 ビザ 不要 ※EATS(電子渡航認証システム)の申請が必要 不要 ※EATS(電子渡航認証システム)の申請が必要 不要 ※EATS(電子渡航認証システム)の申請が必要 生活費 2~3万円 8~12万円 24~36万円 海外留学保険料 任意 任意 任意 その他かかる費用 EATS申請時のオンラインシステム利用料、空港出迎え費用、入学金など EATS申請時のオンラインシステム利用料、空港出迎え費用、入学金など EATS申請時のオンラインシステム利用料、空港出迎え費用、入学金など
1週間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | |
学費 | 2~4万円 | 8~16万円 | 24~48万円 |
居住費 | 2~3万円 | 8~12万円 | 24~36万円 |
渡航費(航空券) | 8~12万円 | 8~12万円 | 8~12万円 |
ビザ | 不要 ※EATS(電子渡航認証システム)の申請が必要 | 不要 ※EATS(電子渡航認証システム)の申請が必要 | 不要 ※EATS(電子渡航認証システム)の申請が必要 |
生活費 | 2~3万円 | 8~12万円 | 24~36万円 |
海外留学保険料 | 任意 | 任意 | 任意 |
その他かかる費用 | EATS申請時のオンラインシステム利用料、空港出迎え費用、入学金など | EATS申請時のオンラインシステム利用料、空港出迎え費用、入学金など | EATS申請時のオンラインシステム利用料、空港出迎え費用、入学金など |
AU$1=90円 2022年3月23日時点
観光ビザで入国の場合、EATS(電子渡航認証システム)の申請が必要です。日本国籍であれば、オンラインで申請が可能。
オーストラリア観光の電子ビザETAS(イータス)申請はこちら:ETAS Online Center (etas-auvisa.com)
外国人が学生ビザで入国する際には海外留学生健康保険に加入することが義務付けされていますが、3ヶ月以内の短期留学の場合は不要。
- そして上記に留学エージェント費用がかかりますが、たいていの場合、語学学校にかかる費用(入学金や授業料、教材費)、そして居住費が含まれています。
※留学エージェントによって内容は違います
- 居住費はホームステイをする場合の費用です。シェアハウスや寮を利用する場合はもう少し抑えることができます
- 生活費は日常的な買い物など最低限の費用なので、アクティビティなど休日の過ごし方次第で変わります
まとめ
冒頭にお伝えしたように以前に比べると日本円が安くなり、外貨高円安になっています。
コロナの影響により、海外にもなんとなく行きにくい雰囲気です。
たしかにコロナがはじまった2020年は謎のウイルスということで地球全体がパニックになっていました。しかし2022年になった今、コロナとの付き合い方も分かり、海外はほぼ通常の暮らしへと戻りつつあります。
夢だった留学。またいつか。もう少し落ち着いたら。そういって先延ばしにするより、未来にむけてすこし動き出してみませんか?