留学を検討する人にぜひ知っておいてほしいのは、コミュニティカレッジという制度についてです。ここでは、コミュニティカレッジについて説明をします。
コミュニティカレッジとは?
アメリカの大学のひとつ「コミュニティ・カレッジ」とは、公立の二年制大学のことを指します。これらは地域住民のためにつくられたため「望めばだれでも学べる」というポリシーを掲げた学校であり、比較的学費が安く、入学難易度も4年制大学に比べて高くありません。全米の大学数、約4000校程の内、約3割にあたる1200校ほどがこのコミュニティ・カレッジになります(American Association of Community Collegesより)。
日本の文系大学と同じコストで入学できる
学費は学校により異なりますが、日本の平均的な文系大学に2年間通う金額と大きくは変わりません。もちろん現地での滞在費はかかりますが、地方の都道府県に住む人が東京の大学に出てきて、文系の学校と通うのとほぼ一緒の学費と考えて大丈夫でしょう。
コミュニティカレッジから、海外や日本の大学に編入もできる
コミュニティカレッジの魅力は、なんといっても卒業後、海外の3,4年次にユニバーシティに編入できることでしょう。コミュニティ・カレッジで2年間学び、その後、四年制大学に編入する学生が増えています。コミュニティ・カレッジで2年学び、それから四年制大学に進学して2年後に卒業する進学方法を一般に「2+2」(ツープラスツー)といいます。
最初からハイレベルな4年制大学に入学するのは、語学力やコストの面でかなりハードルがありますが、コミュニティカレッジで語学を学んでから専門分野を学ぶために4年制大学に編入するのは賢い方法です。2年間勉強を頑張ってコミュニティカレッジを卒業できれば、就職活動をする際の選択肢がひろがります。現地で身につけた語学力を生かして、海外で働くことや外資企業への挑戦もできるでしょう。もちろん海外での滞在費など、将来的に高給な仕事につくことができればよいのです。