海外へ語学留学に行きたいと思っていても、どんな留学スタイルがあって、どんな国があるのか、自分にはどんな国が合っているのか、色々分からないことも多いですよね。
今や、小学校から英語の授業があり、中学・高校・大学と英語を学ぶ環境は用意されていますが、なかなか日本にいると恵まれているので、日常生活の中で英語と触れ合うことは難しくなります。
そのため、海外に行って、日常生活の中でも英語に触れざるを得ない状況にすることで、今まで習ってきたことを自然に使えるようになります。
また、世界を見ることで視野が広くなったり、いろんな国籍の人と関わることで、個々の違いを認め、柔軟な心を持てるようになります。
国よってもそれぞれおすすめポイントがありますので、自分が重視するポイントや、自分にはどんな環境が合っているのか、悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
本場の英語を学びたい人におすすめ
1.イギリス
1.イギリス
イギリスは、英語の誕生にも大きく関わった国で、丁寧な英語とも言われています。
そのため、本場の綺麗なイギリス英語を学びたいという人が世界中から集まります。
教育水準が高い
オックスフォード大学やケンブリッジ大学などの世界でも灘たる名門大学があり、高い教育水準が保たれていて、比較的日本人が少ないため、しっかり勉強をしたい人にオススメです。
物価はやや高い
学費や滞在費は高い傾向にありますが、学校の寮や、同じ学生同士のシャアハウス、Airbnbなど活用すればオーナーや友達とのコミニュケーションも取れて、より充実した留学生活を送ることできるでしょう。
他人種国家
ヨーロッパの中心でもあるイギリスは、政治・経済の中心でもあるため世界の企業が集まります。そのため、さまざまな民族・国籍の人が生活しています。
より多くの人種に触れることで、多様性を身につけることできます。
2.アメリカ
大きな国土を持つアメリカは、日本で馴染みがある人も多いためか、本場の英語を学ぶならアメリカ!ということで留学先としてはとても人気があります。
世界トップクラスの教育
アメリカにもスタンフォード大学やハーバード大学、マサチューセッツ工科大学など多くの名門大学があり、語学学校のレベルも高く、数が多いので選択肢が豊富にあります。
住む都市が選べる
国土が大きいアメリカは、同じ国内でも気候が全く違いますし、州によって特色がありますので、自分にあった都市を選ぶことができます。
例えば、意識の高い人が多く集まる観光都市のニューヨークや、有名グローバル企業が集まるシアトル、1年を通して温暖な気候で開放的な西海岸のロサンゼルスなど、同じ国とは思えないほど多種多様です。
ホームステイが盛ん
アメリカは、国土が広いためか、家も大きいので、余っている部屋を学生や留学生に貸す文化があります。
そのため、一般家庭でもホームステイを受け入れていることが多いでので、学校だけではなく、日常生活でもアメリカ人と過ごすことで、語力を実践する場にもなりますし、家族の一員になれたような安心感を感じることができます。
住みやすい環境を重視して学びたい人におすすめ
1.カナダ
1.カナダ
世界でも住みやすい都市として有名なカナダですが、その理由は、治安がいい、移民が多く外国人の受け入れに寛容的、自然が多く残るので空気が綺麗であることが挙げれます。
語学学校の数が多い
移民が多く、留学生を多く受け入れているカナダでは、外国人向けの語学学校が豊富で、外国人にとっても住みやすい環境が整っています。
特に留学生に人気の都市は、バンクーバーやトロントです。
人が優しくて暖かい
カナダは移民を多く受け入れているため、英語が話せない人が多くいます。それでも、ゆっくり話してくれたり、こちらの言いたいことも理解しようと一生懸命に聞いてくれたりと寛容的です。留学中はどうしても言葉の壁で心が折れそうになっても、人の暖かさに触れることで乗り越えていけます。
都市生活と自然を両方楽しめる
留学生の多い、バンクーバーやトロントは思っている以上に都会で、オフィスビルやショッピングセンターなどの近代的な建物も多く都市生活ができます。
一方で、少し離れると壮大な自然が多く残る国なので、週末や連休を使用してリフレッシュする人がとても多いです。
例えば、アメリカとの国境沿いにあるナイアガラの滝や、カナディアン・ロッキー山脈の一部である美しいバンフ国立公園や、イエローナイフでオーロラを見たりと日本ではスケールの違う大自然に出会うことができます。
2.オーストラリア
まだ国ができて歴史の浅いオーストラリアですが、そのため、いろんな国の人や物がたくさん詰まった近代的な多民族国家です。
日本とは、季節が逆ですので真夏のクリスマスが過ごせます。
住む都市が選べる
オーストラリアは国土のほとんどが砂漠で、人が住んでいるエリアは主に沿岸部になります。そのため、国内でも端と端では気候も違いますし、時差もあります。
語学学校、有名大学も各都市に散らばっています。
例えば、東海岸であれば有名観光都市のシドニー、サーフィンの聖地ゴールドコースト、ヨーロッパの雰囲気が残るメルボルン、自然が多く残るケアンズやブリスベンなどがあります。
西海岸には、何度も世界の住みやすい都市で1位を取る、パースがあります。
温厚な性格のオーストラリア人
オーストラリアは豊富な資源に恵まれており、国が豊かなので、住んでいる人も温厚な性格の人が多いです。
また、移民を多く受け入れてきましたので、外国人に対しても寛容的です。
都市部の人でも親切な人が多く、道に迷っていたらすぐに声をかけて来てくれます。
本格的な英語ではない
オーストラリアでは、イギリス英語を基本とし、イギリス英語のスペリングを使いますが、発音はオーストラリア独特で訛りがあると言われています。
日本でいう秋田弁などと言われることもあります。
もちろん学校では、しっかりとした発音が学べますが、一歩学校を出ると、ホストファミリーやレストランの店員は訛りのある英語を話してくるので、最初は聞き取りづらいかも知れません。
3.マルタ
近年、留学先として人気が高まっているマルタ共和国は、ヨーロッパの地中海に位置するリゾート地で、日本からの直行便がないので日本人留学生が少ない穴場です。
ヨーロッパの中でも治安が良く物価が安い
ヨーロッパのリゾート地と聞くと治安や物価が心配になりますが、マルタ共和国はとても治安がよく、犯罪が少ない国です。
また、物価は日本と同じくらいか少し安い分、他のヨーロッパに留学するより学費や滞在費が抑えられます。
特に食品と滞在費が安いので、学生寮で自炊などするといいかもしれません。
短期留学にも向いている
小さな島ですので、2〜3週間あれば満喫できることから、1〜3ヶ月で集中的に語学留学したいという人におすすめな国です。
実際に、狭い環境で長く滞在していると、慣れていつも同じ人とつるんだりして、語力が思うように伸びなかったり、どこにも外出せず退屈で新鮮さがなくなってしまいます。
ヨーロッパ旅行が気軽にできる
マルタ共和国はヨーロッパへのアクセスがとてもいいので、滞在中の休暇を利用してLCCで気軽にイタリア、フランス、スペイン、イギリスなどのヨーロッパ旅行ができます。
マルタの学校で出会った友人を訪ねて旅行すると、良い安宿を紹介してもらえたり、ローカルの人と一緒に行動することで、一味違う滞在が体験できます。
ヨーロッパの歴史ある建物や雰囲気が好きという方には、夢のようです。
予算重視で学びたい人におすすめ
とにかく、予算は最低限に抑えたいという人もいるでしょう。
そんな人にも語学留学を諦めて欲しくないので、格安で語学留学できるところもありますので、ご紹介します。
1.フィリピン
日本からフライト時間約5時間で行けるフィリピンは、アメリカ統治時代の影響から公用語に英語も使っています。
物価が安い
フィリピンは発展途上国のため、まだまだ物価が安く、学費や滞在費が抑えられます。
外食しても安いので、無理にスーパーで買い物をして自炊する必要もないため、勉強に集中できます。
特にセブ島留学では、娯楽施設が少ないので、平日は朝から晩まで勉強して、週末は目の前の綺麗な海で遊ぶとなると、お金を使わずに楽しめます。
短期留学にも向いている
日本からのアクセスのしやすから、1〜2週間という超短期の語学留学も可能なので、費用もそこまで多く必要はありません。
また、時差も日本から-1時間なので、時差ぼけになることもありません。
時間のない社会人や夏休みを利用した学生におすすめです。
本格的な留学を前に力試しができる
留学費用の安さや、短期留学プログラムの充実した点から、本格的な長期留学へ行く前に、フィリピンの語学学校で勉強してから行くという人も、実は多いです。
いくら日本でしっかり準備してきたとしても、初めて留学に行く人にとっては、すぐに英語が話せて打ち解けられるのか、海外生活に必要なことはどんなことなのか、など不安なことはたくさんあると思います。
それを少しでも解消すべく、練習も兼ねてワンクッション置くことで長期留学の始まりをスムーズにすることはおすすめです。
2.フィジー
フィジーはオセアニアに位置し、300以上の島々からなる国で、1900年後半までイギリスの植民地だったため、現地の言葉と共に英語が話されています。
物価が安い
フィジーも発展途上の国のため、学費や滞在費が安く抑えられます。
その留学費用の安さは、欧米諸国の2分の1から3分の1とも言われています。
また、公共交通機関は基本的にバスかタクシーになりますが、その費用も安いので、留学生としては大変助かります。
本格的な留学を前に力試しができる
フィリピンと同様に、フィジーでも留学費用が安いことや、オーストラリアとニュージーランドが近いため、本格的な長期留学の前に寄る人が、多いです。
また、フィジー留学を終えてから、日本帰国の前にオーストラリアへ飛んで観光してから日本へ帰国するなんてこともできます。
不便な面も実は多くある
フィジーは、発展途上国がゆえにまだまだ貧しい国ですので、一般の家では生活インフラが不十分で、電気を使うことを制限されたり、シャワーでお湯が出なかったり、バスも時間通りに来るとは限りません。
ですが、勉強に集中するのため、なるべく電子機器を見ない生活や、水シャワーで生活したり、移動は基本徒歩だけにすることなど、日本の環境とはかけ離れた生活に魅力を感じる人には、おすすめです。
まとめ
どの国にもおすすめしたい、いいところはたくさんあります。
その中で、自分が重視するポイントは、学力レベルなのか、環境なのか、予算なのかをしっかり見極め、同時に、治安がいいところ、日本人が少ないところがいいと、これだけは拘りたいというものがあれば一緒に検討してください。
語学留学に大切なことは、語学を向上させ、今後の人生に役立てらるようにすることですので、できるだけ希望通りの留学生活が送れるよう祈っています。
最後までお読みいただき。ありがとうございました。