TOPワーホリのその後に就職できないと言われる理由と成功させるために必要なことを解説

ワーホリのその後に就職できないと言われる理由と成功させるために必要なことを解説

2023.12.28

ワーホリのその後に就職できないと言われる理由と成功させるために必要なことを解説

就職活動で「海外経験」「語学力」をアピールしたい学生や、転職活動で有利になりたい社会人からワーホリは人気が高いです。

しかし、実際にワーホリから帰ってきた人の後日談で「ワーホリは意味がない」「ワーホリに行くと就職できなくなる」などネガティブな声を聞いて不安になっている方もいるでしょう。

結論からお伝えすると、ワーホリに行くだけでは就職活動に有利になるどころかマイナスになってしまう可能性があるため注意が必要です。

しかし、しっかりと準備をして目的と目標を掲げたうえで、有意義なワーホリ期間を過ごせれば、必ずあなたの経験は就職活動で有利になります。

本記事では、ワーホリから帰ってきた人たちのリアルな就職状況、就職にマイナスと言われる理由、よくある進路、就職活動を成功させるためのポイントについて解説します。

【目次】

1.ワーホリ後のリアルな就職状況

2.ワーホリに行っても就職できないと言われる理由

3.ワーホリに行った人のよくある進路

4.ワーホリの経験を活かして就職活動を成功させるために必要なこと

5.まとめ

 

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1.ワーホリ後のリアルな就職状況

ワーホリに行くと、日本とは異なる環境で刺激的な経験ができたり、語学力がぐっと伸びて就職活動に有利になると考える方が多いです。

しかし、実際には帰国後の就職活動・転職活動で苦労している声が多く寄せられているのはなぜでしょうか。

ワーホリの失敗例

ワーホリで就職活動に失敗するよくあるリアルな現状として、「即戦力になる専門性と能力が身についてない」と「日本独特の仕事スタイルが合わなくなる」があります。

まず、ワーホリでは多くの人が日本料理レストランやファームなどで仕事をしますが、基本的には毎日同じことを繰り返す作業となります。

もちろん、その場で必要な専門知識やコミュニケーション能力は向上するかもしれませんが、日本企業や外資系では、さらに「営業力」「技術力」などの専門性が求められます。

そのとき、ワーホリをしていた1年間と日本国内で営業職や技術職で就労していた1年では、後者の方が社員としての即戦力になるのは一目瞭然です。

また、英語力や専門知識が身についていたとしても「海外のスタイル」に馴染みすぎて、日本特有のお堅い働き方が合わず、企業とミスマッチになるケースも散見されます。

就職先が見つかっても、海外の自由な働き方を知ってしまい、日本企業が肌に合わなくなってしまう声も寄せられているのが現状です。

ワーホリの成功例

ワーホリで就職活動に成功した具体的な実例を3つ紹介します。

  • ワーホリで経験したことを元に、SEとして新しいアプリの提案・開発に取り組み、身につけた英語力でレビューを書く仕事をしている
  • ワーホリ中は海外のネイルサロンに勤めて、日本にはない技術を身につけて、帰国後は世界的な大会やコンテストに挑戦している
  • アパレル会社を辞めてワーホリに挑戦し、語学力を向上させて、ビジネス英語を味方にして外資系企業に就職する

3名の成功例に共通していることは、帰国後に希望する業種や職種が明確で、逆算する形でワーホリを過ごしている点です。

ワーホリを就職活動の経験としてフル活用したいのであれば、目標を掲げて、それに沿ったアプローチが必要です。

2.ワーホリに行っても就職できないと言われる理由

ワーホリに行っても就職できないと言われる理由は、以下のとおりです。

  • 無職の期間が発生するから
  • 目的が「観光」扱いになるから
  • ワーホリに行くだけでは語学力が伸びにくいから

それぞれの理由について解説します。

無職の期間が発生するから

ワーホリに行っても就職ができないと言われる理由として、ワーホリ期間は「無職」として扱われてしまい、書類審査に通りにくい点が挙げられます。

日本の大企業や注目度の高いベンチャー企業など倍率の高い企業に応募するのであれば、書類審査で落ちてしまうリスクがあることを理解しておきましょう。

とはいえ、最近ではワーホリに対する認識が変わってきたり、働き方の多様化が進んでいるので、ワーホリが必ずしもマイナスになるとは限りません。

目的が「観光」扱いになるから

ワーホリは「就学と就労ができる制度」ではあるものの、ホリデーという単語が含まれていることから「観光」のイメージがついています。

最近ではワーホリの認知度も高まりつつあるものの、真剣に仕事をしているイメージが湧かなかったり、遊んでいるような印象をもたれやすいのが現状です。

「有意義な時間を過ごしたのにワーホリのイメージだけで悪く思われたくない」という方は、履歴書の書き方を工夫してどんな仕事をしたか、経験したことを明記しましょう。

ワーホリに行くだけでは語学力が伸びにくいから

ワーホリが就職活動に有利にならない最大の理由として、多くの人が1〜2年で帰国しても、語学力が飛躍的に伸びていないのがリアルだからです。

もちろん海外で生活する期間が長くなれば、自然と現地の言葉を話すことはありますが、買い物や日常生活で使う言葉は基本的に同じです。

ビジネスで使える語学を専門的に使っているのであれば、就職活動に有利になりますが、日常会話レベルでは、即戦力にはなりません。

ワーホリで語学を向上させて、語学を使った仕事に就きたいのであれば、ワーホリ期間中はビジネスや専門性の高い職種に着くよう意識するのがポイントです。

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3.ワーホリに行った人のよくある進路

ワーホリに行った人のよくある進路は、以下のとおりです。

  • ワーホリの経験を活かして国内で就職活動をする
  • 現地で就職する
  • ほかの国や地域に際ワーホリする
  • フリーランス・起業で生計を立てる
  • (社会人ワーホリの場合は)前職に戻る

それぞれの進路について解説します。

ワーホリの経験を活かして国内で就職活動をする

ワーホリに行ったほとんどの人が、日本に帰国した後、国内で日本企業もしくは外資系企業で就職活動をしています。

休学してワーホリに行った学生は、復学して4年生のタイミングで新卒採用の区分で就職活動をするのが一般的です。

ワーホリ中に経験した「行動力」「語学力」「専門知識」は、必ず就職活動において強みになるでしょう。

海外で家を探して仕事を見つけるだけでもすごい行動力ではありますが、より就職活動を成功させたいのであれば、語学力や専門知識を証明できるものを用意するのがおすすめです。

また、ご自身の経験の中で特にユニークなものがあれば、エピソードトークとして面接時に話しましょう。

現地で就職する

帰国して就職する人たちよりは割合が少なくなるものの、稀にワーホリで雇ってもらったお店や企業に社員として雇ってもらうケースがあります。

ただし語学力や専門性が十分にあったとしても、ワーホリ期間中に現地で正式に採用してもらうのは簡単なことではありません。

日本でも外国人と日本人を採用するのであれば、語学面や文化面などさまざまな要因で日本人の方が良いと考える企業は多いでしょう。

海外でも採用基準は同じで、日本人として現地就職するのであれば、現地のネイティブスピーカーたちよりも勝る魅力がなければなりません。

現地での就職を本気で考えているのであれば、ワーホリに行く前から語学力や専門性を高めて、インターンシッププログラムに挑戦するのがおすすめです。

ほかの国や地域にワーホリする

ワーホリは原則1年間と決められていますが、国や地域を変えれば、新たに1年〜2年間の滞在が許可されています。

そのため、1カ国目のワーホリで、新しい目標ができたり、興味のあることがあれば、他の国や地域のワーホリに応募することができます。

2〜3カ国で長期滞在した経験は、普通のワーホリ経験者よりもユニークでバイタリティの高さを証明することにもつながるでしょう。

ワーホリ終了間近になって、もう少し海外での経験を積みたいのであれば、他の国の募集要項が適用されるか確認してみてください。

フリーランス・起業で生計を立てる

ワーホリ後に、就職活動をして会社に属するよりも会社を立ち上げたり、フリーランスとして自ら営業をして仕事をとってくる働き方を選ぶ人も多いです。

多種多様な生き方をしている人たちに囲まれて長期間過ごしていると、自分が本当にやりたいことを見つけたり、型にハマらない働き方に興味が湧いてくるかもしれません。

実際にワーホリ中の様子を動画編集、ブログ、SNS運用などを通して発信して、フォロワーを増やしてインフルエンサーに上り詰める方も多いです。

興味があるのであれば、渡航と同時にインターネットを使った発信に挑戦してみてはいかがですか。

(社会人ワーホリの場合は)前職に戻る

看護師、弁護士、医師、会計士などいわゆる「士業」に当てはまる方は、人生の息抜きとしてワーホリに行き、帰国後に前職に戻るケースが多いです。

専門性の高い資格や能力を持ち合わせているのであれば、1年ほどのブランクがあっても就職活動に苦労する心配はそうありません。

4.ワーホリの経験を活かして就職活動を成功させるために必要なこと

ワーホリの経験を活かして就職活動を成功させるために必要なことは、以下のとおりです。

  • ワーホリの渡航と帰国のタイミングを重視する
  • TOEIC・IELTなどの公認試験で高得点を取る
  • 給与面よりも経験値の高まる業種を選ぶ
  • 日々感じたことや学んだことを日記で記録する

それぞれの必要なことについて解説します。

ワーホリの渡航と帰国のタイミングを重視する

ワーホリから帰国後にスムーズな就職活動をしたいのであれば「いつ行くか」が大切です。

ワーホリの期間は原則1年間と決まっているので、求人情報が増えるタイミングで帰国する予定で逆算すると、就職浪人などをせずに就職活動を始められます。

ご自身の都合にもよりますが、1月か7月にワーホリをスタートさせると、求人が増える時期に帰国できるのでおすすめです。

一方、4月や10月は多くの企業が採用を終えているため、求人が少ないタイミングで帰国することになるため、ご自身にマッチした企業を見つけるのが難しい可能性があります。

TOEIC・IELTなどの公認試験で高得点を取る

「ワーホリに行った」「海外で仕事をした」というだけでは、採用の決定打にならない可能性があるため、プラスアルファの強みを持つ必要があります。

ワーホリの経験として「語学力」をアピールしたいのであれば、TOEICやIELTなど第三者機関による公認試験を受けて、高得点をとって就職活動に挑みましょう。

ここで注意すべき点として、日常会話とビジネスの語学はまったく異なります。

専門的な職種で仕事をしなかったのであれば、どんなに英語でコミュニケーションが取れるようになっても筆記試験では思うような結果が出ないことがあります。

公認試験を受けるのであれば、出題傾向を見直したり、座学の勉強の時間を確保するなどして、確実に高得点が取れるように対策をしましょう。

給与面よりも経験値の高まる業種を選ぶ

帰国後の就職活動を有利に進めたいのであれば、ワーホリの仕事は「給与」よりも「経験」を重視して選ぶのがおすすめです。

たとえば、オーストラリアの場合、「ブルーベリー農園」での仕事は高時給であることで知られていますが、淡々とした作業をするのみです。

「ワーホリでガッツリ稼ぎたい」と明確な目標があるのであれば、給与基準で仕事を選んでも問題ありませんが、帰国後の就職活動ではアピールしづらいでしょう。

代わりに給与は少なくても「インターンシップ」「エクスターンシップ」「アシスタント」などの専門性が高く、語学を毎日使う仕事を選べば、経験値を積めます。

結果的に日本に帰国してから高い給与をもらいながら仕事ができる可能性もあるので、「何をしたいか」「何を習得したいか」の軸を明確にするのがおすすめです。

日々感じたことや学んだことを日記で記録する

就職活動の面接では、エピソードトークで面接官たちを惹きつける必要がありますが、ワーホリのユニークな経験は、必ずプラスになります。

しかし、毎日刺激的な経験をしていても忙しかったり、目まぐるしく新しいことが舞い込んでくると、すべてを記憶するのは困難です。

そこで、新しい学びや感じたことを常に日記で記録すると、自身の成長を感じられたり、反省ポイントとして学びにつながります。

さらに「学んでいる言語で日記を書く」を日課にすれば、語学力と継続力が身につきます。

5.まとめ

本記事では、ワーキングホリデーに行った人たちのその後のリアルな就職状況についてお伝えしたうえで、就職活動を失敗しないために知っておくべきことをまとめました。

結論として、ワーホリは目的や明確な計画がなければ就職活動で失敗して、「行かなければよかった…」と後悔する結果になる可能性があるため注意が必要です。

とはいえ、入念に準備をしてワーホリに挑戦すれば、外資系企業に就職したり、現地で雇ってもらったり、ステップアップにつながります。

ワーホリを検討している方は「目標」を明確にして、適切なアプローチで就職活動がうまくいくよう頑張ってください。

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