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【徹底解説】円安に負けないカナダ留学

更新日:2022.10.29

【徹底解説】円安に負けないカナダ留学

ここ最近(2022年10月中旬)、ニュースを見ていると、常に円安、物価高について議論されています。留学しようとしている人にとってはかなりの悩みの種になっているはずです。

米1ドル140円台は1998年以来のこととなっているようです。コロナ前と比較しても30円程度下落しています。

その影響でカナダへの留学費用は2年前の1.5倍ほどになっています。コロナが治まり始め、ようやく留学行けると思っていた方にとっては大誤算だと思います。

それではカナダ留学は諦めた方がいいのでしょうか?

この記事では以下の内容を解説していきます。

・円安が留学に与える影響

・円安に負けない留学方法

・2022年10月時の留学費用

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1.円安がカナダ留学に与える影響

1.為替レート

最近ニュースでよく言われている「円安」。しっかり説明できるでしょうか?

円安と円高の違いは以下の通りです。

・円安: 日本円の価値が下がり、外国の通貨に対する相対価値が少ない状態

・円高: 日本円の価値が上がり、外国の通貨に対する相対価値が多い状態

5カナダドルでコーヒーを買う場合を想像してみましょう。

・円安(1カナダドル105円)の場合は、525円

・円高(1カナダドル85円)の場合は425円

今回は極端な例としましたが、為替によっては100円もの差が出てきます。そして、現在の為替レートは1カナダドル108円となっています。

これは生活費にも授業料にも適用されるので、多くの場合、円安時に留学に行くのは良くないとされています。

特に授業料のような大金を払う際には為替レートによって数万円以上の価格差が起こります。以下で実際に見てみましょう。

入学金160カナダドルと授業料14,620カナダドルの場合で考えていきます。実際に留学するとなるともっと様々な点でお金がかかりますが、一例としてこれらのみでの計算とします。

・円安時(1カナダドル105円):1,551,900円

・円高時(1カナダドル85円):1,256,300円

たった一部でしか計算していないのにもかかわらず、このように数十万円単位での誤差が出てくることになります。そのため、留学しようと思っている方は想像以上に資金を貯めなければなりません。

コロナ前までは1カナダドル85円程度でしたが、今では1カナダドル105円程度までになってしまっています。しかし、円安がいつ終わりを迎えるのかは誰にもわかりません。もしかすると、将来的に見たら今が1番の円高の可能性すらあるのです。

過去から現在の軸で考えた場合、今が円安であるため留学を控えるという考え方は合理的です。しかし円安が回復する目処が経っていない以上、将来も含めて考えると正しい判断かわかりません。

留学を考えているのであれば、円安だからという理由だけで留学をやめることは避けるようにしましょう。留学にかかる資金以上に有益な経験を持ちかえることができれば、払ったお金に対しても何も思うことはなくなるはずです。

2.カナダの物価は高い

カナダに留学した人は口を揃えたように「物価が高かった」と言います。最近は家賃も高くなっているので、より一層お金がかかるようになっています。

また、飲食代も値上がりしているのが現状です。一部例を出すと、コーヒーが$2.75から$3.25、ハンバーガーとポテトのセットが$15から$19といった具合です。

日本では安い場所を選べば安く食事を済ませることができますが、カナダは全体的に高いため、そのような方法も取りにくいでしょう。

日本とは違い、安くて美味しいものがなかなかないので、特に物価が高いと感じやすいのかもしれません。

2.円安にも負けないカナダ留学の方法

ここまで円安時に留学をするのは得策ではないと言われる具体例を示してきました。しかし、円安だけで留学を辞めてしまうのはあまりにももったいないです。

この章では、円安でも留学が可能になる留学方法を説明していきます

1.滞在都市を工夫する

バンクーバーやトロントはたしかに人気な都市ではありますが、そのような大都市であるほど物価や学費などがどんどん上がっています。

一方、それ以外の都市では大都市ほど物価などが上がっていないので、留学費用を抑えることが可能になります。

1.モントリオール

モントリオールは、カナダの中でも英語とフランス語を学べる特徴的な地域です。

バンクーバーやトロントとは異なり、ヨーロッパの雰囲気を持っているのが特徴となります。この地域に住んでいる人たちの約90%がバイリンガルなので、英語だけでも快適に暮らすことが可能です。

物価や家賃が安いだけでなく、街中の語学学校で英語とフランス語を同時に学ぶことができるので、特におすすめな留学先となります。

2.カルガリー

カルガリーは雄大なカナディアン・ロッキー山脈がそびえ立っていることに代表されるようにカナダを代表する自然都市です。

アルバータ州にある最も大きな都市ですが、カナダ国内の住みやすい都市ランキングで10位にランクインする、都会すぎず田舎すぎないちょうどいい留学先といえます。

近年では語学学校が少ないながらも留学先として人気があり、現地の人と英語環境に浸りながら暮らせる街として有名になっています。

3.ビクトリア

ビクトリアはバンクーバーから飛行機で30分ほどで着く英国文化が根強く残る場所です。都市としての知名度が低く、留学生の少ないため、渡航先の穴場としておすすめです。

2.授業料の支払いに柔軟な学校を選ぶ

多くの場合、授業料の支払いは学校申し込み時に行うものです。しかし生徒や情勢の様子を見て、申し込み時とは別のタイミングで支払うことを許可する学校もあります。

支払うタイミングを柔軟に対応してくれる学校の一例は以下の通りです。

・ILAC International College-バンクーバー

・Canadian College-バンクーバー

・Toronto School of Management-トロント

もちろんこの3つの学校以外にも柔軟に対応してくれる学校はあります。自分が留学を希望している学校が柔軟に対応してくれる学校なのかを確認してみましょう。

3.円安が緩んだときに送金できる資金を蓄えておく

日本の口座から現地の口座に送金する方法はいくつかあります。その中でもおすすめなのが、「Wise」というサービスです。

このサービスは操作が簡単で、送金手続きを最短1日で終わらせることができます。また、送金手数料も比較的安いので、かなりおすすめできます。このサービスを使うには事前登録が必要なので、確実に登録するようにしてください。

このサービスでアカウントを作っておけば、円安が緩んだら瞬時にお金を送ることができます。この利点を活用するためにも登録を忘れないようにしてください。

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3.カナダ留学にかかる費用

留学する際のプログラムや学校、期間によって留学費用は異なります。自分が留学する際にかかる費用を早めに把握し、計画的に準備していきましょう。

1.自分の留学プランを知る

留学をするのであれば、それにかかる費用を詳細に知っている必要があります。自分がいくら程必要になるのかしっかり確認しておきましょう。

ここでは、モントリオールにホームステイでの語学留学を48週間留学する場合の一例を上げます。(1カナダドル=105円)

項目

カナダドル

日本円

入学金

$160

16,800円

授業料

$13,668

1,435,140円

教材費

$240

25,200円

手配費

$200

21,000円

滞在費

$15,120

1,587,600円

送迎費

$100

10,500円

銀行手数料

6,500円

合計

$29,488

3,102,740円

2.割引キャンペーンを利用する

カナダの語学学校に留学する場合、年に数回のペースで行われる割引キャンペーンを使うようにしてください。割引情報は学校ウェブサイトや留学エージェントを通して知ることができます。

また、10月期は各学校で料金改定が行われることが多くなっています。毎年留学費用は上がっているので、キャンペーンをうまく活用して余分な資金を使わないように心がけましょう。

3.留学資金やワーホリ資金は資金が多ければ多いだけいい

留学資金やワーホリ資金は多くあればあるだけいいです。多くの留学経験者がもっとお金があれば多くの経験を得られたと言います。

日本である程度留学資金を貯めたとしても円安の影響やカナダの物価高の影響で思った以上にお金が足りなくなってしまいます。お金が足りないことで過剰に働き、経験を得られなかったということが起きないように、留学前までに余分すぎると思うほどお金を貯めておきましょう。語学留学生の場合は、現地でバイトをすることが禁止されているため、特に気をつけてください。

4.無料留学相談を利用する

ここまで読み進めてきたことを理解できた方はあとは自分で進めていくだけとなります。しかし、自分に合ったプランを決めたり、最適な留学方法を見つけるということは留学を初めてする方にとってかなり難しい作業となります。

それはネットにも多くの情報が流れるようになったこの時代でも変わらず難しいことです。ここでおすすめなのが「留学相談を使う」ということです。

留学相談を使うことによって自分が頑張って調べたのに無駄になったという経験をすることなく、自分に最適な留学先を見つけることができます。対面での相談もできますが、リモートでも相談ができるようになっているので、簡単に相談することができます。

留学を考えているのであれば、何から何まで自分でやろうとせず、留学相談を使ってみましょう。

5.まとめ

ここまで円安についてと円安時におけるカナダ留学について説明してきました。円安が理由で留学をやめてしまう方は多いです。

しかし留学できる機会はあまり多くなく、今を逃してしまうと留学をすることがなく生きていくことになってしまうかもしれません。せっかくのいい経験を円安だけの理由で逃してしまうのは、あまりにももったいないです。

自分のキャリアプランまで踏まえて考え、カナダ留学を積極的に考えてください。その際にはこの記事で説明したことをしっかり把握した上で考えるようにしましょう。

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