ニュージーランドは1年中温暖な気候で壮大な自然に囲まれています。日本よりも治安が良いと言われており、安心して生活を送ることができるので、留学におすすめな国の1つです。隣国のオーストラリアは留学先として人気ですが、ニュージーランドは日本人が少ないので、英語を学ぶのに適した環境があると言えるでしょう。
またニュージーランドは留学生を積極的に受け入れており、留学費用を抑えることもできます。とはいえ、円安で留学費用は以前よりも高額になっています。中には留学期間を短くしたり留学事態をやめてしまったりする方もいるほどです。同じように考えている方はこの記事を読んで留学をするかやめるかを考え直してみてください。
この記事では以下の内容を解説します。
・ニュージーランド留学にかかる費用
・お金の価値は常に変わっている
・ニュージーランド留学費用を節約するコツ
1.ニュージーランド留学でかかる費用
留学費用は行く場所や行く期間によって変わってきます。この章では留学費用にはどのようなものがあるのかを解説していきます。
1.航空券の手配
ニュージーランドに行く際の往復航空券は時期や飛行機のクラスによって変わりますが、約8〜20万円程度となっています。12月頃はニュージーランドが夏で人気なシーズンのため航空券が高くなっているので、控えるようにしましょう。2月頃から出発をすると比較的費用を抑えることができます。
2.ビザの申請
ビザは目的や期間によって必要なものが異なるので、自分が取るべきビザを取得するようにしてください。9か月未満の滞在なら「ビジタービザ」、3ヶ月以上週20時間の就学をするのであれば「学生ビザ」、18歳〜30歳で半年の間観光や就労するのであれば「ワーキングホリデービザ」を取得するようにしてください。
3.保険加入
ニュージーランドに留学するには保険加入は必須となります。未加入だと就学できない可能性があるので、注意してください。ニュージーランドの医療費は高額なので、必ず日本で保険に加入しておくようにしてください。
保険を提供している会社や保障内容によって保険料が異なります。留学会社など熟知している方の力を借りて自分に適した保険に加入するようにしましょう。
4.留学会社
ここまでで多くの項目があるということが分かったと思いますが、これでもやるべきことのほんの一部です。留学手続きをすべて自力でやろうとすると、かなり疲弊してしまうことになります。そうならないためにも留学会社を利用するようにしましょう。
留学会社を通すことで留学先の学校とのやり取りや航空券の手配、ビザの取得など様々な手続きを代行してもらうことができます。中には留学までの間学習サポートをしてくれる会社もあるので、有効に利用してください。
2.ニュージーランド留学における期間別の留学費用
前章では留学費用の大まかな項目を解説しました。この章ではニュージーランド留学でどれくらいの資金が必要なのか、期間別に見ていきます。
1.4週間の場合
2.8週間の場合
2.8週間の場合
3.24週間の場合
2.円の価値は常に変わっている
円に関わらず世界のあらゆる通貨の価値は常に変動しています。ニュースの最後に「1ドル○○円」と言っているのを聞いたことがあると思います。これはそのタイミングでの円とドルの基準値を伝えています。
この通貨の価値の変動も留学には大きな影響を与えます。日本円の価値が高い「円高」時に海外へ行くと得をし、日本円の価値が安い「円安」時に海外に行くと損をしてしまいます。
今は少し落ち着いてきましたが、これまでと比較するとまだ円安という見方なので、留学費用が通常時よりも高額になってしまいます。
1.円安が留学に与える影響
先述しましたが、円安が進むと日本円の価値が下がっていることになるので、留学費用が高くなってしまいます。特に大きく関係するのは現地での生活費と留学先の学校に支払う費用です。
現地でアルバイトをして稼いだ費用で生活するのであれば問題ありませんが、日本で貯めたお金で現地で生活しようとしているのであれば、為替の影響を受けてしまうことになります。
2.円安のピークは誰も予測できない
留学は円高時にすると留学費用を抑えることができますが、円安のピークは誰も予測することができません。
「今は円安だから留学を見送る」というのは合理的に見えますが、その金額よりも円高の水準まで戻るかということすらわかりません。将来的に見たらそのタイミングが今後の1番の円高水準という可能性もあります。
円安だからという理由だけで留学を辞めてしまうのは、場合によってはデメリットの方が大きくなってしまうかもしれません。留学エージェントや実際に留学経験のある方に相談してみましょう。
3.円安にも負けないニュージーランド留学費用の節約術
留学に行くとしてもできるだけ費用の負担を減らしたいという方が多いと思います。どのような方法で留学費用を抑えることができるのかを解説していきます。
1.留学サポートを吟味
日本には多くの留学会社があります。中には自分に適している会社もあれば自分には適していない会社もあるはずです。せっかく留学をするのであれば自分に適した会社を選ぶようにしましょう。自分の留学する目的をしっかり理解し、アドバイスをくれる会社に頼ることでより良い留学生活を送ることができます。
また留学会社を探す際には複数の候補を上げるようにしましょう。先述した自分と合っているかという観点や金額の安さという観点で絞っていけばより効率の良い留学会社を選ぶことができます。
2.航空券の手配
航空券は留学する時期や乗り継ぎをするかどうかによって金額が大きく変わります。どうしても行きたい時期や行き方があるのであれば、自分が希望する通り行けばいいですが、特にこだわりがないのであれば、安い時期や行き方を調べてみましょう。深夜、早朝の便は人気がなく、安く購入できる場合があるので、時間をずらして調べてみてもいいかもしれません。
特にニュージーランドの観光シーズンとなる日本の冬に当たる時期や年末年始は旅行者で混み合うことが多く、その影響で航空券の値段が高くなってしまうので、この時期の渡航は出来る限り避けるようにしましょう。
混み合う時期を避けて航空券を手配できれば往復で10万円以下の金額で航空券を手配できる可能性もあります。他にも格安航空会社を利用したり、キャンペーンを利用したりして、航空券代金を減らすこともできるので、自分にできる方法を探してみてください。
3.現地で稼ぐ
現地でアルバイトをし、収入を得ることで留学前に準備しなければならない留学資金を減らすことができます。現地で就労するためには就労が許容されるビザや目的でなければなりません。
現地でアルバイトができるのであれば生活費などは現地で稼げばいいだけでなく換金する際の手数料もかからないので、様々な点でメリットがあります。
今は特に円安の影響があり、換金するとデメリットの方が大きくなっているので、可能なのであれば現地での就労で現地の通貨で給料をもらった方がお得です。現地で使い切らなくても帰国の際にまだ円安の状況であれば、日本円に換金した際にお得になります。
現地で稼ぐことは金銭的なメリットだけでなく、より日常的な英語力を身につけることもできるので、現地での就労は積極的に考えてみてください
4.日本で英語力を向上させる
海外に留学する際に英語力が低ければ就労することも難しく、語学学校でも低いレベルのコースにしか入れないなどデメリットが多くなってしまいます。
留学してから英語の勉強をした方が英語力が向上するという考えのもと、日本では積極的な勉強をしていなかったという方が多いです。しかしそれでは留学先で選択肢を持つことができず、不自由な生活を送ることになってしまいます。
5.学費を抑える
留学先が語学学校の場合には学校やエージェントで割引キャンペーンをしていることがあります。4週分を申し込むと1週分が無料サービスになるようなキャンペーンが頻繁に行われているので、必ずそのような情報を調べてから申し込みをするようにしましょう。
高校や大学に通うのであれば日本と同じように奨学金を使うこともできます。留学時の支出を抑えることができるので、自分が使えるキャンペーンや制度がないのか必ず調べるようにしましょう。
6.居住費を削減
ニュージーランドは日本と同じように都市部よりも郊外の方が居住費が安くなっています。中には農場の仕事を手伝って格安な費用で泊めてもらうことができるファームステイというものもあります。
現地の方と交流することで英語力を向上させられたり、農場のお手伝いで給料をもらえたりメリットが多くあるので、ファームステイをすることを考えてみるといいかもしれません。
4.まとめ
この記事ではニュージーランド留学について円安の影響を中心に解説してきました。
円安が進行している今、海外留学をしようとすると絶対に以前よりも必要資金が多くなってしまいます。しかし円安だけを理由に留学を諦めるべきではありません。
円安でも節約する方法はいくつもあるので、円安で留学費用が高くなってしまっている分は節約することで解決するようにしましょう。
この記事で解説した節約法を実践するだけでかなりの費用を削減することができるはずです。節約で費用を削減しながらより価値のある留学生活を送れるようにしましょう。