「オーストラリアでワーホリをしたいけれど、仕事を見つけられるか不安」
「ワーホリではどのくらい稼げるの?」
「オーストラリアでワーホリするならどんな仕事がある?」
このような悩みを抱えた方に向けて、今回はオーストラリアでの仕事の探し方やお給料、人気の職種をご紹介します。
仕事を探すときのコツも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
オーストラリアでワーホリする際のルール
まずは、オーストラリアでワーホリをするにあたってのルールを2つ確認しておきましょう。
- 就労が主な目的になってはいけない
- 同一雇用主のもとで働けるのは最長6ヵ月間である
さっそく詳しく見ていきましょう。
就労が主な目的になってはいけない
「ワーキング」という名前がつくビザですが、実は自由に働けるわけではありません。
外務省によると、ワーキング・ホリデーとは「休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度」です。
つまり、滞在先で働くことを目的としたビザではありません。あくまでも休暇や観光がメインと定められているということを知っておきましょう。
同一雇用主のもとで働けるのは最長6ヵ月間である
1年間滞在できるオーストラリアのワーホリですが、同じ雇用主のもとでは最長6ヵ月間しか働けません。そのため1年間働こうとする場合は、アルバイト先を変える必要があります。
例えばAのカフェで6ヵ月間、その後Bのファームで6ヵ月間の計12ヵ月働く場合は問題ありません。また同じ会社で別店舗ならOKですが、同じ店舗で他職種はNGとなります。
しかし雇用主がこのようなルールを知らない可能性もあるため、ご自身がしっかりと理解しておくことが大切です。同一の雇用主のもとで6ヵ月を超えて働かないように注意しておきましょう。
オーストラリアでの仕事の探し方
次は、オーストラリアでの仕事の探し方を4つご紹介します。「日本のような求人サイトはあるの?」「具体的にどうやって探せば良いの?」と悩んでいる方は、ぜひ次の方法で探してみてください。
- 直接訪問
- 日本人向けの求人サイト
- 現地の求人サイト
- 友人・知り合いからの紹介
1つずつ詳しく解説していきます。
直接訪問
1つ目の方法は、働きたいお店まで行き、直接尋ねる方法です。いきなり会話をすることになるので心理的ハードルは上がりますが、このやり方で仕事を探している方も少なくありません。
近所であれば求人の貼り紙がある店舗にレジュメ(履歴書)を配り、書類選考に通過した場合は、後日電話で連絡をもらう方法があります。また、採用担当者(マネージャーなど)と直接話ができる場合は、その場で面接のアポイントを取るのも手です。
あらかじめ複数枚のレジュメを印刷しておき、1つの場所にこだわらずいくつも挑戦すると良いでしょう。
オーストラリアでの出稼ぎワーホリ事情を解説!給料や英語力ごとにおすすめの職種もご紹介!
日本人向けの求人サイト
2つ目の方法は、日本人向けの求人サイトから応募する方法です。このようなサイトを利用するメリットは、日本語で検索できるだけでなく、日本人を雇用したい職場が集まっているという点です。
しかし、日本食レストランや日系の仕事に偏っているという注意点もあります。そのため、日本人向け求人サイトと同時に、次に紹介する現地の求人サイトも上手に活用すると良いでしょう。
現地の求人サイト
3つ目は、現地の求人サイトを利用する方法です。有名なサイトはいくつかありますが、その中でも『SEEK』がよく利用されています。
英語での検索となりますが、日系サイトに比べて求人数が圧倒的です。受付や事務、販売など多様な職種の求人が掲載されています。
英語をしっかり使用して働きたいと考えている方は、『SEEK』のような現地の求人サイトを活用してみてください。
また、ファームジョブを探している方は、オーストラリアの大手ファーム『COSTA』やオーストラリア政府が運営している『Harvest Trail』がおすすめです。
友人・知り合いからの紹介
最後は、友人や知り合いに紹介してもらう方法です。特にシェアハウスに住む予定がある場合は、そこで出会ったハウスメイトやオーナーから働き先を紹介してもらえることがあります。
知り合いが働いている場所であれば安心ですし、事前に仕事内容や職場の雰囲気を聞くことができます。また親しい方からの紹介ということで、信頼度が上がり、採用率も高くなります。
既に働いている友だちやもうすぐ帰国予定の知り合いがいれば、声をかけてみると良いでしょう。
夢カナ留学のコンサルタントは全員が留学経験者なので、リアルな体験談を聞くことができます。詳しい話を聞いてみたい方はお気軽にご連絡ください。
オーストラリアのワーホリで人気の職種12選
次は、オーストラリアで人気の職業を12種類ご紹介します。自然豊かなイメージが強いオーストラリアですが、ファーム以外にも人気の職種が多くあります。
- ファームジョブ
- 日本食レストラン
- ローカルレストラン
- カフェ
- ホテルスタッフ
- アシスタントナース
- シッター(オペア)
- イベントスタッフ
- ツアーガイド
- マッサージ師
- ギフトショップ
- オフィスワーク
ファームジョブ
オーストラリアのファームジョブには、野菜や果物の収穫、仕分け、樹木のお手入れなどさまざまな仕事内容があります。
3ヵ月間以上ファームジョブに従事することで、さらに1年間滞在できるセカンドワーホリビザの申請資格を得られることから、長期間オーストラリアに滞在したいと考えている方に人気の職種です。
ただ、季節労働が多く、働ける期間が安定しないことや、歩合制の場合は時給換算すると最低賃金以下になるケースも珍しくありません。
自分に必要な経験なのかを見極め、情報収集もしっかりと行いましょう。
日本食レストラン
シドニーやメルボルンなどの都心部には、日本食レストランが多く見られます。日本食なのでメニューに馴染みがあることから、留学を開始したばかりの方や英語力に不安がある方に人気の職種です。
日本食レストランと聞くとすべて日本語で会話するように感じますが、実はそうとは限りません。韓国人や中国人が経営しているレストランでは、従業員同士も英語で会話します。
ただ、従業員が日本人ばかりのレストランや英語を話す機会がない厨房で働くことになると、英会話スキルの向上が期待できない可能性もあります。
お客さんや他のスタッフと積極的に英語で話すように心掛けると良いでしょう。
ローカルレストラン
オーストラリアのローカルレストランも、人気職種の1つです。日本食レストランに比べると高い英語力が求められますが、接客や従業員との会話を通して英語力を伸ばせます。
日本のレストランでの接客経験がある場合は、即戦力として起用される可能性も高いでしょう。
もちろん接客経験がない方や英語力に不安を感じている方でも、調理担当や食器洗いスタッフとして働けることもあります。しかし、現地で仕事を探す場合は初中級レベル以上の英語力を身につけておくことをおすすめします。
カフェ
また、カフェでバリスタとして働くこともできます。オーストラリアにはカフェ文化が根付いていることから、街中にも多くのカフェが並んでいます。
しかし、注文を正しく聞き取ってドリンクを作る必要があるため、カフェバイトが未経験の方や英語力が低い方は仕事を探すのが難しいかもしれません。
バリスタの資格がある方やカフェでの仕事に挑戦してみたい方は、ぜひ応募してみると良いでしょう。
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ホテルスタッフ
ホテルのスタッフもワーホリで人気の職種です。客室の掃除をするハウスキーパーやレストランでの調理係、受付での接客担当などさまざまな種類があります。
そのため、求められる英語力も多様です。例えば、受付は高い英語力が必要である一方、ハウスキーパーや調理担当はそこまで高い英語力が求められない傾向にあります。
また、シドニーやメルボルンなどの都市部にあるビジネスホテルと、ケアンズやゴールドコーストといった観光地にあるリゾートホテルでは雰囲気が全く異なります。
アシスタントナース
アシスタントナースとは、正看護師や准看護師を補佐する看護助手のことです。病院での勤務とナーシングホームでの勤務の2通りに分かれ、患者さんの血圧や体温の計測、症状の観察、食事や更衣、排せつの補助まで、業務内容は多岐にわたります。
補佐する仕事とご紹介しましたが、患者さんや同僚との英語でのコミュニケーションが必須となるため、アシスタントナースとして働くには高い英語力が必要です。
出発する前に、英語力に磨きをかけておきましょう。ワーホリ特化の事前英語学習には、夢カナEnglishをご活用ください!
シッター(オペア)
シッター(オペア)とは、子どもがいる家庭でお子さんの世話や家事をお手伝いする代わりに無料で家に滞在させてもらえる制度です。
オペアは、家賃や食費がかからず、子どもやファミリーと英語で話す機会が多いため、人気の制度になっています。
またオペアは「ポケットマネー」または「週給」の形で一定の収入を得ることが可能です。具体的な収入や条件は、プログラムにより異なるため、問い合わせてみることをおすすめします。
イベントスタッフ
イベントが開催されるときに雇用されるイベントスタッフは、短期間で高収入のものが多くあります。
例えば、「メルボルンカップ」という競馬の警備スタッフの時給は、60オーストラリアドル(1オーストラリアドル100円の場合、日本円で約6,000円)です。(2024年4月時点)
特に都心部ではさまざまなイベントが開催されるので、求人数も多いのが特徴です。
単発バイトのため安定して稼ぐことは難しいですが、1つの選択肢として知っておくと良いでしょう。
ツアーガイド
ツアーガイドは、日本からの観光客にオーストラリアを案内する仕事です。仕事内容はさまざまで、ツアー行程の管理や観光施設の案内、予約の確認、ホテルのチェックインサポートなど多様です。
日本人観光客への案内は日本語を使用しますが、ホテルやレストラン、施設でお手伝いする場合は英語が必要となります。
観光地に行き、文化や歴史を学べるというメリットもあり、おすすめです。
マッサージ師
オーストラリアでは、日本人が経営するマッサージ店がいくつもあり、非常に人気が高い分野です。実際に先ほど紹介した日本人向け求人サイトにも、マッサージセラピストの求人情報は多くあります。
歩合制のお店がほとんどのため安定した収入を得るのは難しいですが、経験者や資格保持者には有利に働くでしょう。
ギフトショップ
オーストラリアは留学やワーホリ以外にも、観光地として有名な国の1つです。観光客向けのショッピングモールやリゾート地にはギフトショップが多く、旅のお土産を購入しようと多くの方が立ち寄ります。
接客やレジ業務、商品の管理など、さまざまな仕事内容を体験できます。また日本人客も訪れるため、ギフトショップで働きながら日本語を活かせることも。
接客が好きな方や、世界中から来る旅行客と会話したい方におすすめです。
オフィスワーク
語学学校や旅行代理店など、受付や事務手続きの作業をするオフィスワークも人気です。
オーストラリアでは経験値が重視されるため、日本でオフィスワークの経験がある方は有利でしょう。
しかし、相当高い英語力を求められることが多く、英語で会話する能力はもちろん英文資料を理解するスキルも必要となります。
どれくらい稼げるの?時給や月収例を紹介
ここまでは、オーストラリアのワーホリで人気の職業や仕事の探し方をご紹介しました。
「ワーホリでどのくらい稼げるの?」と疑問に思っている方もいると思うので、ここからはオーストラリアの時給や月収の例をご紹介します。
オーストラリア政府によると、2024年4月現在の最低時給は23.23オーストラリアドル(1オーストラリアドル=100円の場合日本円で約2,300円)です。東京の最低賃金が1,113円なので、約2倍と言えます。
次の3つの例で、最低賃金に近い24ドルで働いた場合の月収を比較してみましょう。
【時給24ドルで働いた場合の月収(目安)】
1週間当たりの労働時間 | 15時間(1日5時間×3日) | 25時間(1日5時間×5日) | 35時間(1日7時間×5日) |
---|---|---|---|
月間の労働時間 | 60時間 | 100時間 | 140時間 |
月収 | 1,440ドル(約147,100円) | 2,400ドル(約245,200円) | 3,360ドル(約343,200円) |
※2024年5月時点の為替相場をもとに算出しています。
オーストラリアは日本に比べて物価が高いと言われますが、このように時給も高いため、浪費しなければ十分に貯金が可能です。
参照:Fair Work Ombudsman | Minimum wages
オーストラリアでの出稼ぎワーホリ事情を解説!給料や英語力ごとにおすすめの職種もご紹介!
オーストラリアでの仕事探しのコツ
最後は、オーストラリアでの仕事探しのコツを3つお伝えします。
- 英語力の向上
- 面接対策
- 英文履歴書の事前準備
ワーホリで仕事を探すときには、「どのように探すと良いか?」という実践の場に目を向けがちですが、実は渡航前の準備も非常に大切です。
現地到着後スムーズに仕事探しができるように、事前に次の3つを準備しておきましょう。
英語力の向上
まず大切なことは、英語力の向上です。人気職種を紹介する場面でもお伝えしましたが、英語力に不安があると働ける職種が限られてしまいます。
もちろん英語力を鍛えるために渡航する方もいます。しかし、なかなか仕事が見つからなかったり、希望のポジションで働けなかったりするとモチベーションの維持が難しいでしょう。
夢を叶えるために海外に飛び立つあなたには、輝かしい未来を掴んで欲しいと願っています。日常会話ができるレベルで出発することで、仕事探しに有利になるだけでなく、周囲のネイティブスピーカーや他の国の方との繋がりが広がります。
渡航する前に、十分に英語力を上げておきましょう。
【保存版】オーストラリア語学学校の選び方!費用を安くするコツも伝授します!
面接対策
また、事前に面接対策をしておくことも仕事探しのコツの1つです。日常会話ができても、面接の雰囲気にのまれて上手く自分をアピールできないケースがあります。
言葉が出ずに詰まってしまうと「英語を理解していない」と捉えられる可能性があるので、聞かれたことを瞬時に答えるトレーニングをしておくことが重要です。
夢カナ留学では、渡航前に面接の対策指導を行っています。想定される質問を事前に考え、どのように答えると良いかなど、スタッフが全力でサポートいたします。
英文履歴書の事前準備
最後のコツは、英文履歴書を準備しておくことです。忘れがちですが非常に重要なことで、海外でも仕事に応募するときは履歴書を準備しなければなりません。
英語で自分をどのようにアピールすれば良いのか、迷う方も多いでしょう。書き方がわからず、想定以上に時間がかかってしまうケースも少なくありません。
英文履歴書を事前に用意しておけば、現地到着後すぐに仕事探しに専念できます。配布するだけの状態にしておくことで、貴重な滞在期間を有効活用できる点もメリットです。
自分の魅力や熱意をアピールするために、プロに添削してもらうと良いでしょう。ライバルと差をつけたい方は、ぜひ夢カナ留学へご相談ください。or夢カナ留学でお待ちしております。
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まとめ
今回はオーストラリアでワーホリをする方に向けて、仕事の探しのコツ、人気の職種をご紹介しました。
自然豊かなオーストラリアですが、ファームジョブだけでなくカフェやレストラン、アシスタントナースなど仕事の種類はさまざまです。
その中でも、希望の職に就くためには高い英語力と事前の準備が必要です。出発するまでの時間を有効に使い、英語力の向上と面接、履歴書の準備をしておきましょう。