- 「ワーホリを申請できる年齢は全ての国で18歳以上30歳以下?」
- 「ギリホリしたいけど、31歳でも入国できる?」
- 「ワーホリできる年齢じゃないけど海外で住みたい。」
ワーホリの年齢制限について調べていると、このような疑問や悩みが浮かんでくるでしょう。協定国によってワーホリの年齢制限は異なりますが、2024年時点では31歳以上の日本人が申請できるワーホリビザはありません。
そこで、今回はワーホリの年齢に関する以下の事柄について解説します。
- アイスランドを除いたワーホリ協定国28ヵ国の申請条件年齢は18歳〜30歳
- 申請時の年齢が30歳でも、ワーホリ期間中なら31歳での入国も32歳での滞在も可能
- 31歳以上で海外滞在や就労したいなら、留学やインターンシップ、海外転職がおすすめ
ワーホリを申請できる年齢を過ぎてしまったからと言って、海外で長期滞在すること自体を諦めてしまっては、せっかくのチャンスを逃してしまう原因に。ワーホリ以外にも海外に住んだり、働いたりする方法はあります。
ワーホリの年齢制限やワーホリ以外に長期滞在できる方法を知って、夢の海外生活を目指しましょう。
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ワーホリ各国上限年齢【オーストラリア/カナダ/韓国/台湾/ドイツ……完全網羅!】
ワーホリには年齢制限があります。これは、ワーホリは青少年の交流を目的としているためです。
ほとんどの国が18歳〜30歳を対象としていますが、年齢制限が低い国があるので、注意しましょう。
日本のワーホリ協定国26ヵ国の年齢制限は以下の通りです。
申請条件年齢 | 対象国 |
---|---|
18歳〜30歳 | オーストラリア/カナダ/韓国/ニュージーランド/ドイツ/イギリス/アイルランド/デンマーク/台湾/香港/ノルウェー/ポルトガル/ポーランド/スロバキア/オーストリア/ハンガリー/スペイン/アルゼンチン/チリ/チェコ/リトアニア/スウェーデン/エストニア/オランダ/フランス/ウルグアイ/フィンランド/ラトビア |
18歳〜26歳 | アイスランド |
アイスランドを除いた27ヵ国は18歳以上30歳以下が申請条件です。
アイスランドは26歳以下と他国よりも上限年齢が低くなっています。
年齢制限と合わせて、その他ビザ条件の最新情報もチェックしておいてくださいね。
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ワーホリ先人気ランキングTOP3!初めての人にもおすすめ
「ワーホリに行ってみたい!でも、どこの国がいいんだろう…」と悩んでしまいますよね。
「1人で海外に行くのは初めて!」という方もいると思います。
そこで、観光や治安の面から初めての方にもおすすめしたいワーホリ先人気ランキングTOP3をご紹介致します!
第3位 ニュージーランド
平和で治安が良い国として知られるニュージーランド。各国がどれくらい平和であるかを表す「世界平和度指数ランキング」では、9位の日本を抑えて世界4位にランクインしています。
日本と比べて面積が小さく人口も少ない国ですが、海や山といった大自然だけでなく都会を楽しむこともできるため人気が高まっています。
そんなニュージーランドのワーキングホリデーの年齢制限は、申請時18歳以上30歳以下、ビザ申請料は35ニュージーランドドル(日本円で約3,500円※2024年6月時点)です。詳しいワーキングホリデー条件を知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
参照:Global Peace Index – Institute for Economics & Peace
ニュージーランドワーホリ徹底解説!魅力、ビザ、費用、仕事について
ニュージーランドの首都はオークランドではなくウェリントン!特徴や観光地をご紹介
第2位 カナダ
世界第2位の国土を誇るカナダは、大自然と都会とが融合する多様な魅力を持つ国です。特に首都トロントには、世界各国から様々な人が集まり、活気で溢れています。
1つの国で英語とフランス語が学べたり、ナイアガラの滝やロッキー山脈など広大な自然に囲まれている点も魅力的です。
コロナ禍でもワーキングホリデービザを所有(ワクチン接種が必須)していれば入国が可能だったカナダですが、2022年10月1日より、陰性証明書やワクチン接種証明書の提出、入国後の隔離措置が撤廃されました。
2024年5月現在、有効なビザを保有していれば特別な制限なくカナダへの入国が可能です。
もっと詳しくカナダのことを知りたい方はぜひチェックしてみて下さい。
カナダ料理はあるの?移民大国カナダの食文化についてまとめてみた
カナダは治安が良いって本当!?海外での暮らしで気を付けるべきこと
「自然に囲まれた国に行きたい!」「治安のいい国で過ごしたい」という方におすすめです!
第1位 オーストラリア
英語圏であり、温暖な気候で過ごしやすいオーストラリアは大人気のワーホリ先です。
オーストラリアの主要都市は、世界140都市を対象に行われる「世界で最も住みやすい都市ランキング」で上位10位内にランクインするなど、安心して生活できる国です。
日本でも人気の高いコアラやカンガルーだけでなくポッサムやウォンバットといった珍しい動物、白い砂浜に透き通った海。大自然に囲まれて、心も体もリフレッシュできます。
ワーホリの年齢制限は18~30歳。条件を満たせば最長3年間滞在できる点も、人気の理由の一つです。
詳しいビザの取得方法や人気の都市などが気になる方は是非チェックしてみてください!
オーストラリアワーホリの魅力を解説!申請方法やその後の道も明確に
オーストラリアのワーキングホリデーの年齢は何歳まで?35歳まで可能?
【30歳?35歳?31歳?】気になるギリホリ年齢のあれこれ
20代後半、いわゆるアラサー世代のワーホリはギリギリのワーキングホリデー「ギリホリ」と呼ばれています。
ワーホリは必要書類の準備期間を考慮すると申請に時間がかかるので、ギリホリに挑戦する際には時間との勝負になります。
そこで、30歳以下が申請対象となる国の場合の申請時や入国時、滞在時の年齢について解説します。
申請は30歳までOK【35歳で申請できる国はない】
申請するときは31歳の誕生日前日まで。
つまり、5月5日生まれの場合、30歳の5月4日までに申請すれば、年齢条件はクリアします。
2024年10月現在、30歳以上の日本人が申請できるワーキングホリデーはありません。
一部では「35歳以下なら申請できる」と誤解されています。その理由は、2019年にオーストラリアがカナダ人やアイルランド人、フランス人を限定対象に年齢制限を35歳に引き上げたためです。
この時、日本は対象国には含まれていません。31歳以上の日本国籍の方が申請できるワーキングホリデーはない点にご注意ください。
期限ギリギリに焦ることのないよう、ワーホリの申請は早めに済ませておきましょう。
入国時は31歳になっていても良い
31歳になってもビザ取得後1年以内なら入国は可能です。
これは、ほとんどの国でビザ取得後12ヶ月の入国猶予が設けられているためです。
例えば、2020年の5月5日にビザを取得した場合、2021年の5月4日までに入国(ワーホリスタート)する必要があります。
つまり、誕生日によって申請時に30歳だった方は入国時に31歳になっている可能性がありますが、この場合でも入国可能となっています。
30歳のボーダーラインはあくまでも申請時のみなので、入国時に31歳でも安心して渡航してください。
※入国可能期間は国によって異なります
滞在時に32歳を迎えてもOK
ギリホリなら滞在時に32歳になる可能性がありますが、申請時に30歳だった場合はもちろん32歳を迎えても滞在可能です。
なぜなら、30歳は申請時の条件であり、入国後は滞在期間を超えなければ出国する必要はないためです。
例えば、2020年5月5日に31歳で入国、期間ギリギリまで滞在し、2021年5月4日に32歳で帰国する方もいます。
ギリホリの場合、30歳の申請年齢条件があるためにいろいろ考えてしまいがちですが、ビザを取得した後は年齢に関しては大きな心配はしなくていいでしょう。
ワーキングホリデーの参加資格・条件
「ワーキングホリデーは30歳まで(国によって異なる)」といった話はよく耳にするため、年齢制限があることをご存知の方は多くいらっしゃるでしょう。
しかし、実はワーキングホリデービザの参加条件は年齢だけではありません。外務省の「ワーキング・ホリデー査証発給要件」に記載されている条件を以下にまとめてみました。
- 主に休暇目的であること。
- 子どもや被扶養者を同伴しないこと。
- 有効なパスポートと帰りの航空券(または十分な資金)を所持すること。
- 滞在当初に生活できるだけの資金を所持すること。
- 健康であること。
- 以前その国のワーキングホリデービザを発給していないこと。
特に資金に関しては、それを証明する書類の提出が求められます。ワーキングホリデー人気国であるニュージーランド、カナダ、オーストラリアの3国ともすべてビザ申請時または入国審査時に十分な資金を証明できる残高証明書の提出が必要です。また、人によっては健康診断証明書が求められることもあります。
他にも国によって参加資格や条件が異なるので、ぜひ一度夢カナ留学にご相談ください。最新情報をもとにカウンセリングさせていただきます。
ワーキングホリデーの申請方法
ワーキングホリデービザの申請方法は、国によって異なります。原則、在日外国公館等に対してビザの申請を行いますが、国や地域によっては日本国外の大使館やインターネット等で申請します。人気の国はオンラインで申請できるところが多いですが、国によって必要な書類が異なり手続きが複雑な部分もあります。不安な方はプロにサポートしてもらうことも検討しましょう。
31歳以上でも海外滞在/就労する方法
20代は、やりたいことも、やるべきこともたくさんある時期です。
ワーホリに興味があったけど、申請できる30歳を過ぎてしまった、もしくは過ぎてしまう予定の方もいるでしょう。海外に滞在する方法はワーホリだけではないので、「海外に住みたい」という夢を諦める必要はありません。
そこで、31歳以上でも海外に長期滞在する方法について解説します。
海外留学【働きたいならオーストラリア、ニュージーランドがおすすめ】
海外留学であれば、31歳以上でも長期滞在できます。学生ビザの取得には年齢制限がないためです。
さらに、学生ビザであっても条件付きでの就労が認められている国もあるので、海外で働く夢も叶えられます。
例えば、オーストラリアやニュージーランドでは、学生ビザで滞在中に働くことが可能です。
オーストラリアの学生ビザでは、学期中に2週間あたり48時間以内、長期休暇中に週38時間以内まで働くことが可能です(職場、地域、学校によって条件が異なるケースがあります)。
「海外で働きたい」という夢を叶えられるのはワーホリビザだけではありません。
学生ビザで働ける国もあるので、ビザの就労許可条件を見比べながら、海外の学校に通うことも検討してみましょう。
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有給インターンシップ【非ワーホリ協定国アメリカでも働ける】
31歳以上の方が海外で働くなら、インターンシップの選択もおすすめです。なぜなら、学生ビザよりも長く就労できるためです。
例えば、カナダのCo-opプログラムを利用すれば、学生ビザを使いながら就労できます。Co-opプログラムなら全体の期間の50%就労できるので、ニュージーランドやオーストラリアで留学しながら働くよりも長期間働けるでしょう。
また、アメリカのJ-1ビザを取得すれば、最長18ヶ月間の有給インターンシップも経験できます。インターンシップには飲食や観光業から事務職、営業職、専門職など幅広い業種の選択が可能です。
年齢制限のためにワーホリビザを取得できなくなった場合でも、海外で就労経験を積みたい方は海外の有給インターンシップを賢く利用するといいでしょう。
海外転職【世界各国どこでもチャレンジできる!】
日本でキャリアを積み重ねてきた31歳以上の方であれば、海外への転職も夢ではありません。海外では、年齢よりも即戦力として働けるかどうかを重視される傾向にあるためです。
例えば、東南アジアは物価も安く、日本人労働者の需要も高いので、海外就職先として人気になっています。語学力に自信がなくても、現地に拠点を持つ日本企業なら今までの経験を活かして働けるでしょう。
海外転職ならワーホリのように協定国の中から選ぶのではなく、あなたが本当に住みたい国を選ぶことができます。海外転職に強く、無料で相談できるエージェントもたくさんあるので、海外転職も検討してみてください。
海外に挑戦するのに年齢は重要?
外務省の調査によると、2023年時点の在留邦人数は129万人以上。もちろん31歳以上で海外に住んでいる方もたくさんいます。海外に住みたい、働きたいなら年齢に引け目を感じる必要はありません。
なぜなら、海外では年齢を気にする方は少ないためです。例えば、日本人で海外に留学する方の平均年齢は10代〜20代です。しかし、日本人でも30歳以上でキャリアアップのために留学する方、退職してシニア留学にチャレンジする60代の方もいます。さらに、留学生は日本人だけでなく世界各国から集まるので、教室にいる学生は国籍も年齢もさまざまです。
また、海外では成果・実力主義の国も多く、働くならむしろキャリアを積んでいる30代は有利になります。例えば、アメリカでは年齢を理由に雇用を断ることは法律で禁止されており、履歴書に写真や年齢を載せる必要はありません。何年生きてきたかよりも、何ができるかが重視されていると言えます。
欧米では”Age is just a number.”(年齢はただの数字である。)とも言われ、日本人ほど年齢に振り回されず自由に生きています。海外で活躍したいなら、年齢に捉われた思考は邪魔になるだけです。ワーホリは1つの選択肢ですが、年齢制限を気にし過ぎず、広い視野を持って海外に滞在、働くことを検討してください。
参照:海外在留邦人数調査統計(令和5年10月1日時点)|外務省
ワーキングホリデーの期間中に就労する場合の注意点
最後は、ワーキングホリデーの期間中に就労する場合の注意点を1点ご紹介します。
それは、「帰国後のキャリアに活かせるような経験をすること」です。実際に「ワーキングホリデーで長期間海外に滞在したけれど、帰国後のキャリアに活かせていない」と後悔している方は少なくありません。
重要なことは、渡航前にワーキングホリデーの目的や帰国後のキャリアを明確にしておくことです。「目的を明確にしているか」「キャリアを踏まえたワーキングホリデープランを立てているか」によって、その国に滞在中の過ごし方が異なります。
もちろん、人によってワーキングホリデーをする目的もその後のキャリアも異なり、明確なキャリアプランを持っている方は多くありません。そこで夢カナ留学では、あなたの夢や目的に応じたオーダーメイドプランを用意し、帰国後のキャリアサポートまでを行っています。
ワーキングホリデーで夢を叶えたい方、ぜひ一度夢カナ留学にご相談ください。
オーダーメイドの留学・ワーホリプラン
帰国後の就職・転職支援「夢カナキャリア」
まとめ
協定国全てが18歳からワーホリビザ申請可能。アイスランドは26歳以下、その他は30歳以下。
申請時の年齢が30歳なら入国時に31歳、滞在時に32歳を迎える方も。
留学やインターンシップ、海外転職をすれば、31歳以上でも海外滞在や就労できる。
ワーホリビザ申請に年齢制限はありますが、海外に挑戦したい、長期滞在したい気持ちは年齢では制限できません。31歳以上でも長期滞在できる方法はたくさんあるので、夢を諦めず、どんどんチャレンジしてくださいね。