TOP【徹底解剖】イギリス英語とは?歴史からアメリカ英語との違いまで!

【徹底解剖】イギリス英語とは?歴史からアメリカ英語との違いまで!

2024.04.26

【徹底解剖】イギリス英語とは?歴史からアメリカ英語との違いまで!

世界に英語を話す人がどの程度存在しているか知っていますか?英語は、母国語だけでなく、第二言語としても話されています。その数、推定人口でも20億人以上が英語を話していると言われています(2021年時点)。そして、その英語が始まった国である「イギリス」には、他の英語とは違い「イギリス英語」という特別な名前がついています。

今回は、そんな長い歴史を持つ「イギリス英語」を徹底解剖していきます。

【目次】

1.イギリス英語とは?

2.イギリス英語とアメリカ英語の違い

3.まとめ

 

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1.イギリス英語とは?

イギリス英語(British English)は、イギリスで話される英語のバリエーションを指します。英語は世界中で広く話されており、各地域や国で異なるアクセント、発音、語彙、文法の特徴を持っています。イギリス英語は、イギリス全体で共通の言語でありながら、地域ごとにわずかに異なる要素が存在します。

イギリス英語の特徴

アクセントと発音

  • イギリス英語は、地域ごとに異なるアクセントがあります。有名なアクセントには、コックニー(ロンドン)、スコットランド、ウェールズ、イギリス南部のRP(Received Pronunciation)などがあります。これらのアクセントは発音に影響を与え、同じ単語でも地域によって異なる発音がされることがあります。

語彙

  • イギリス英語とアメリカ英語は、いくつかの語彙の違いがあります。例えば、イギリス英語では「lorry」(トラック)、アメリカ英語では「truck」と言います。また、イギリス英語では「biscuit」(焼き菓子)、アメリカ英語では「cookie」という違いもあります。いくつか有名な語彙の違いについては、記事の後半でご紹介します!

つづり

  • イギリス英語とアメリカ英語の一部の単語のつづりが異なります。例えば、イギリス英語では「colour」、アメリカ英語では「color」とつづります。

文法

  • 基本的な文法ルールは共通ですが、一部の文法規則や慣用句は地域によって異なります。例えば、イギリス英語では「I have just done it(それ今やったよ!)」と言いますが、アメリカ英語では「I just did it(それ今やったよ!)」と言います。

敬称の使用

  • イギリス英語では、人々がよりフォーマルな場面で敬称(Mr.、Mrs.、Miss)を使用する傾向があります。アメリカ英語やイギリス英語以外では、敬称を使うと逆にぎこちなくなってしまったり、ネイティブの要に聞こえなくなってしまいます。

日常会話の表現

  • イギリス英語には、地域特有の表現や俗語が含まれています。例えば、ロンドンでは「cheers」が感謝の意味でよく使われます。

イギリス英語の種類

イギリスは地理的に小さい国ですが、それぞれの地域で独自の言語や方言が存在します。以下に、主要な地域別の言語について説明します。また、これらは英語を派生としたモノもあります。加えて、地域にいるネイティブスピーカーのアクセントにも影響を与えています。

イングランド

  • 「イングリッシュ(英語)」イングランド全体で話されており、ロンドンのクイーンズ・イングリッシュ(標準英語)が標準的な発音と文法を持っています。しかし、イギリス内でも多くの方言があり、地域によって発音や語彙に違いがあります。

スコットランド

  • 「スコティッシュ・ゲール語」スコットランドの一部の地域で話されており、ゲール系の言語です。しかし、スコットランド全体でも話者数は限られており、主要な言語ではありません。
  • 「スコットランド英語」スコットランドの英語には独自のアクセントや語彙があります。特にエディンバラやグラスゴーなどの都市で異なるアクセントが存在します。

ウェールズ

  • 「ウェールズ語(ウェルシュ語、シンガル語)」 ウェールズの公用語で、ウェールズ全土で話されています。ウェールズ語はケルト語派に属し、ウェールズの歴史と文化に深く根ざしています。

北アイルランド

  • 「アイリッシュ(アイルランド語)」アイルランドのゲール系の言語で、アイルランド全土で話されています。北アイルランドでもアイリッシュの話者がいますが、イングリッシュが主要言語です。
  • 「ウルス・スコットランド語」北アイルランドの一部で話されているウルス・スコットランド語は、スコットランド英語と類似していますが、独自のアクセントや語彙があります。

余談ではありますが、昔はこの英語のアクセントで差別が起こっていました。特に、都市部ロンドンにいる人は、北方であるアイリッシュの発音を「田舎者」としていた事から、今でも自虐的に言われることがあります。

イギリス英語の歴史

イギリス英語の歴史は、数世紀にわたる変遷と発展を経て、現代の英語の基盤となっています。以下に、イギリス英語の主要な時代と発展について簡単に説明します。

古英語 (5世紀 – 11世紀)

  • イギリス英語の最初の形態は、古英語と呼ばれました。これは5世紀から11世紀にかけての言語で、主にゲルマン諸語の一部でした。この時期の英語は、ゲルマン諸語の影響を受け、ラテン語からも語彙を取り入れました。

中英語 (11世紀 – 15世紀)

  • ノルマン・コンクエスト(1066年)以降、ノルマンディー公ウィリアムによるイングランド征服があり、フランス語の影響を受けた結果、中英語が発展しました。中英語は、ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー物語』など多くの文学作品に使われました。

新英語 (16世紀 – 18世紀)

  • 16世紀には、イギリス英語が大きく変化しました。ウィリアム・シェイクスピアの時代に、新英語として知られる現代英語の基盤が確立されました。実際の「ロミオとジュリエット」を読むと、この時代の英語に触れることができます。これは、ラテン語や古典ギリシャ語から多くの語彙を借用し、言語標準化のプロセスが進みました。

現代英語 (18世紀 – 現在)

  • 18世紀には、英語の辞書や文法書が発行され、言語の標準化が進みました。また、イギリス帝国の拡大に伴い、英語は世界中に広まりました。主に植民地であったアメリカ、インド、ニュージーランド、オーストラリア等がイギリス英語を話している地域になりました。19世紀には、アメリカ英語との差異が生まれ、アメリカ英語が独自の特徴を持つようになりました。

イギリス英語は、その後も変化を続け、20世紀以降にはアメリカ英語との相互影響が強まりました。現代のイギリス英語は、世界中で使用され、多くの国で第二言語として教えられています。

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2.イギリス英語とアメリカ英語の違い

ここからは、日本人にも一番なじみ深い英語の「アメリカ英語」とイギリス英語の語彙の違いを解説していきます。

イギリス英語の語彙

イギリス英語を語る時に、一番言われるのは「Colour」です。本来の教科書には「Color」で載っていますが、イギリス英語では「u」が入ってきます。実は、これだけではありません。

Lorry (イギリス英語) – Truck (アメリカ英語)

  • イギリスでは、大型の自動車やトラックを「lorry」と呼びますが、アメリカでは「truck」と言います。日本では、アメリカ英語をそのままカタカナでトラックとして使っています。

Lift (イギリス英語) – Elevator (アメリカ英語)

  • イギリスでは、建物内で人を運ぶ装置を「lift」と呼びますが、アメリカでは「elevator」と呼ばれます。日本では、アメリカ英語をそのままカタカナでエレベーターとして使っています。

Flat (イギリス英語) – Apartment (アメリカ英語)

  • イギリスでは、住居を「flat」と呼びますが、アメリカでは「apartment」という表現が一般的です。これは、少し難しいですが、日本でいうアパートではなく、大きなマンションを指します。

Biscuit (イギリス英語) – Cookie (アメリカ英語)

  • イギリスでは、クッキーを「biscuit」と呼びますが、アメリカでは「cookie」と呼ばれます。

Petrol (イギリス英語) – Gasoline/Gas (アメリカ英語)

  • イギリスでは、自動車用の燃料を「petrol」と呼びますが、アメリカでは「gasoline」または単に「gas」と言います。通常は、「gas」としてもイギリスでも伝わります。しかし、理系の文章にはそれぞれ分けて書かれています。

Queue (イギリス英語) – Line (アメリカ英語)

  • イギリスでは、人々が待つ列のことを「queue」と呼びますが、アメリカでは「line」と言います。よく使われるのは、空港なので、イギリスの空港に行くときは注意して見てください。

Nappy (イギリス英語) – Diaper (アメリカ英語)

  • イギリスでは、赤ちゃんのおむつを「nappy」と呼びますが、アメリカでは「diaper」と言います。

Trousers (イギリス英語) – Pants (アメリカ英語)

  • イギリスでは、下半身を覆う衣類を「trousers」と呼びますが、アメリカでは「pants」という言葉が一般的です。

Crisps (イギリス英語) – Chips (アメリカ英語)

  • イギリスでは、薄切りのポテトチップスを「crisps」と呼びますが、アメリカでは「chips」と言います。イギリスで「chips」というと、アメリカのフライドポテトの意味になります。

Torch (イギリス英語) – Flashlight (アメリカ英語)

  • イギリスでは、手持ちの光源を「torch」と呼びますが、アメリカでは「flashlight」と呼ばれます。これは、日本語でいう懐中電灯になります。しかし、手で持てればいいので、時には携帯の光やペンライトも含んだ単語になります。

3.まとめ

いかがだったでしょうか?ここまで読んでいただいた方は、しっかりと今まで知らなかったイギリス英語の点について気づいていただけたと思います。実は、イギリス英語の発音は、日本人にとっては一般的に発音しやすいとされています。これは、イギリス英語の発音が比較的標準的であり、アメリカ英語や一部の他の英語バリエーションと比較して、母音や子音の発音が明確であることが影響しています。ぜひ、アメリカ英語だけでなく、イギリス英語にも触れてみて、英語力を格段に伸ばしてください!

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