「ベトナム留学は物価が安いと聞くけれど、結局いくらかかるの?」——ベトナム留学を考えはじめて最初にぶつかるのが、この費用の問題です。
サイトによって「1ヶ月15万円」「1年300万円」と金額がバラつくのは、住む都市と住まいの選び方で総額が大きく変わるからです。
この記事では、期間別の総額・内訳・都市別の比較に加え、期間別に必要なビザとその費用、費用を抑える方法まで、2026年10月時点の数字で解説します。
こんな悩みがある方に向けた記事です
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目次
ベトナム留学の費用は?期間別の総額目安
ここでは日本人に最も多い「ベトナム語の語学コースに通う語学留学」を前提に、航空券・学費・滞在費・生活費・保険まで含めた総額の目安をまとめました。

住まいのスタイル別に、期間ごとの総額をまとめました。
スタイル別・期間別の総額目安
航空券・学費・滞在費・生活費・保険・ビザ代を含む総額
※1円=約160ドン(2026年10月時点)で換算した目安です。節約はフエ・ダナンなどの地方都市で学生寮、バランスはハノイ・ホーチミンでローカルアパート、安心重視はハノイ・ホーチミンで日本人向けサービスアパートに住む想定です。1ヶ月は短期アパート・ホテルに滞在する想定で、退去時に戻るデポジットは含みません。学校・渡航時期・為替により変動します。
※バランス型(2大都市のローカルアパート・ベトナム語コース)の中間的な想定です。学費月3万円・家賃月5万円・生活費月5万円・保険月1万円で計算しています。
ここで押さえておきたいのは、ベトナムは期間を延ばしても1ヶ月あたりの費用があまり下がらないことです。
航空券が往復4〜10万円と安いため、欧米のように「長くいるほど割安」という効果は小さく、総額はほぼ毎月の家賃と生活費の積み上げで決まります。
そのぶん、住まいと都市の選び方がそのまま総額に響きます。1ヶ月以内の短期は割高な短期アパートやホテルになりやすく、長期でローカルアパートを借りると家賃を抑えられます。
予算から逆算する早見表
「いくら貯めればいいか」ではなく「今ある予算で何ができるか」から考えたい方は、こちらを目安にしてください。
※到達できる語学レベルは、渡航前の学習状況や現地での過ごし方によって個人差があります(2026年10月時点)。
留学費用の全体像や、ほかの国との相場の違いを先に知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
2026年8月27日更新 2026年9月1日
英語スクール・大学・インターンの場合
ベトナム語以外を目的にする場合は、学費の部分が入れ替わります。目的別の学費と総額の目安です。
※英語スクールは節約〜安心重視、大学・インターンは学生寮〜ローカルアパートに住む想定で、上の期間別の表と同じ条件で計算しています。英語で学べる私立の学部は上限帯に近づきます(2026年10月時点)。
英語スクールは、ベトナム語コースより学費が月5〜7万円ほど高くなります。インターンは学費がかからない代わりに、エージェント経由なら手配料(無料〜十数万円)がかかります。
日本の大学を休学して行く場合は、休学中の在籍料や、卒業が延びた場合の学費も別に見込んでおきましょう。
英語圏・フィリピンと比べると?
ベトナムが本当に安いのかは、ほかの国と並べると分かります。語学留学1ヶ月の総額で比べてみましょう。
※ベトナムは本記事の試算、ほかの国は夢カナ留学の「留学費用は平均いくら?」記事の都市別平均です(2026年10月時点)。フィリピンは授業料に寮費・食費が含まれるプランが主流です。学校・滞在方法・為替により変動します。
英語スクールに通う場合でも、学生寮かローカルアパートに住めば英語圏のおよそ3分の1〜半分の費用で1ヶ月滞在できます。
ただし公用語はベトナム語のため、街で英語を使う機会は限られます。英語漬けの環境を重視するならフィリピンや英語圏、費用重視でアジアでの就業も視野に入れるならベトナム、というのが分かれ目です。
ベトナム留学費用の内訳|渡航前と現地でかかるお金
総額だけ見てもピンとこないので、何にいくらかかるのかを分解します。

費用は「渡航前に一度だけ払うもの」と「現地で毎月かかるもの」に分けて考えると、計算がぐっとラクになります。
渡航前にかかる費用
出発までと到着直後に支払う、いわば初期費用です。
ベトナムは航空券が安いため、欧米と比べて初期費用はかなり小さく済みます。45日を超えて滞在するかどうかで、ビザと保険の費用が加わります。
※為替は1円=約160ドン(2026年10月時点)で換算。ビザ代はジェトロ資料にあるベトナム政府の手数料を1ドル=158円前後で換算した目安です。ビザの要件は必ず在日ベトナム大使館の公式情報でご確認ください。
航空券は、ゴールデンウィーク明けからお盆前は下がりやすく、テト前後は上がりやすい傾向です。また学費は数ヶ月分の前払いが多いため、出発前に用意する現金は初期費用より多くなります。
現地で毎月かかる費用
総額を左右するのはここです。
とくに住まいの選択は、1年で100万円近い差になることもあります。学費はベトナム語コースか英語スクールかで大きく変わるため、分けて載せています。
※ホーチミン・ハノイの目安です(2026年10月時点/為替は1円=約160ドンで換算)。都市・物件・契約期間によって変動します。合計は学費・家賃・食費・交通通信費を足した額で、英語スクールに通う場合は月5〜7万円上がります。海外留学保険(月約0.8〜1.5万円)は出発前に一括で払うことが多いため、合計には含めていません。移動はGrabバイクなら10分100円前後、路線バスは1回50円前後です。
※ホーチミン・ハノイの目安です。バーの長さは各方式の上限額の比率です。
留学カウンセラー
りょう
1ヶ月の短期留学そのものに意味があるのか迷っている方は、こちらの記事も参考にしてください。
2026年7月27日更新 2026年9月9日
ベトナム留学の費用を都市別に比較|どこが安い?
ベトナム留学の費用で、住まいの次に差が出るのが都市選びです。
ベトナムは南北に長く、都市によって家賃と物価が変わります。1年では30万円以上の差になることもあります。ここでは日本人に人気の5都市を数値で比較したうえで、代表的な3都市を詳しく紹介します。
※家賃+生活費は学生寮〜ローカルアパートに住み、食費・交通・通信を足した月額の目安です(学費は含みません)。学校数は日本から申し込める主な学校をもとにした相対的な目安です。
人気5都市 費用比較表
詳しく紹介している3都市は、都市名をタップするとジャンプします
※おすすめ度は「費用・学校数・住みやすさ」を総合した編集部の評価です。1年費用はベトナム語コースに1年通い、学生寮〜ローカルアパートに住んだ場合の総額の目安、生活費/月は家賃・食費・交通・通信を合計した月額の目安(学費は含まない)です。日本人向けサービスアパートは月10〜15万円が目安です(2026年10月時点/為替は1円=約160ドンで換算)。
ここからは、この5都市のなかから「費用と暮らしやすさのバランス」「大学で学ぶなら」「学校が最も多い」の3都市を取り上げ、費用の中身を掘り下げます。
フエとホイアンは上の表の数値を目安にしてください。
フエは5都市で最も安く日本人も少ない一方、学校の数は限られます。ホイアンは観光地のため、エリアによって家賃に差があります。
ダナン|費用と暮らしやすさのバランスが一番よい

中部の海沿いにある、ベトナム第3の都市です。
ハノイ・ホーチミンより物価が落ち着いており、街もほどよい大きさで暮らしやすいのが魅力です。ただし学校の数は2大都市より少なめなので、希望のコースがあるかを先に確認しましょう。
ハノイ|大学付属センターで安く学ぶなら

北部にある首都で、国家大学をはじめとする大学が集まる学生の街です。
大学付属のベトナム語センターが多く、寮を使えると2大都市のなかでも費用を抑えられます。標準語とされる北部の発音で学べるのも特徴です。
ホーチミン|学校の選択肢は最多、そのぶん費用は上がる
南部にあるベトナム最大の経済都市です。

語学学校・英語スクール・インターン先が最も多く、日系企業も集まっています。
ただし家賃と物価は5都市で最も高く、地方都市と比べると1年で30万円以上の差がつくことがあります。
費用が安い順ランキング
5都市を1年の総額が安い順に並べ替えたものです。
期間ごとの目安も併記しているので、自分の予定に近いところを見てください。
※金額はいずれもベトナム語コースの学費・学生寮〜ローカルアパートの滞在費・生活費・保険・航空券・ビザ代を含む目安です。学校、住まい、渡航時期、為替により変動します。
同じアジアの留学先で、英語で学べて費用も抑えやすい国を比べたい方は、こちらもどうぞ。
2026年7月31日更新 2026年8月5日
ベトナム留学のビザにかかる費用|期間別の種類と申請の流れ

ベトナム留学のビザ代は、滞在日数で決まります。短期なら費用はかからず、1年の学生ビザでも約2.1万円までです。
金額は小さい一方、学生ビザは学校の手続きを待つ必要があり、準備が遅れると渡航日に響きます。
ここでは、期間ごとに必要なビザと申請費用、取得までの流れをまとめます。
45日を超えるかどうかが最初の分かれ目
日本国籍なら、45日以内の滞在は目的を問わずビザが不要です。パスポートの残存期間6ヶ月以上が条件で、延長はできません。
45日を超える場合は、90日以内なら電子ビザ、それ以上なら学生ビザ(DH)を取るのが基本です。
※ビザ免除は2025年3月15日〜2028年3月14日の措置です。電子ビザを就学目的で使えるかは、学校と大使館に確認してください。手数料はジェトロ資料にあるベトナム政府の手数料を1ドル=158円前後で換算した目安です(2026年10月時点)。
電子ビザは、ベトナム政府の公式サイトからオンラインで申請します。検索すると手数料を上乗せした代行サイトが多く出てくるため、申請先を間違えないよう注意してください。
ビザの種類別の申請費用
電子ビザと学生ビザは、有効期間と入国回数で手数料が変わります。途中で周辺国へ旅行する予定があるなら、数次入国を選びましょう。
※ジェトロ資料にあるベトナム政府の手数料を、1ドル=158円前後で換算した目安です(2026年10月時点)。学校や代行業者を通す場合は、別途手数料がかかることがあります。
学生ビザで押さえておきたい3つのポイント
学生ビザは手数料こそ安いものの、取り方や使い方にベトナムならではのルールがあります。費用計画に影響するのは次の3点です。
※2026年10月時点の内容です。運用が時期や地域で異なる場合があるため、申請前に大使館と学校の双方へ確認しておくと安全です。
学生ビザを取るまでの流れを、渡航日から逆算するとこうなります。
45日以内の短期でまず試してみるのも一つの方法です。短期留学の費用相場をほかの国と比べたい方は、こちらもどうぞ。
2026年7月23日更新 2026年8月5日
ビザ代は小さくても、学費や住まいを含めた総額は国によって大きく変わります。
ベトナムの費用を見て、迷いが出てきませんか?
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ベトナムと英語圏、費用を比べるだけでもOKです。
ベトナム留学の費用を抑える7つの方法
ベトナム留学の費用は、工夫しだいで数十万円単位で変わります。
インパクトの大きい順に7つ並べました。まずは金額の大きい4つを比べてみます。
1年で減らせる金額の目安(主な4つ・インパクト順)
サービスAP→ローカル
ローカル食堂中心へ
ホーチミン→フエ
グループ授業中心へ
上の2つだけで年100万円以上変わることがあります。
物価が安い国だからこそ、日本と同じ暮らし方をすると安さが消えます。住まいと食事の選び方でほぼ決まります。
※1年間の語学留学を想定した試算です。都市の差額には家賃と食費の差も含まれるため、組み合わせた効果は単純な足し算より小さくなります。学校・物件・時期により変動します。
1. 住まいはローカルアパートか学生寮にする
7つのなかで最も効果が大きい方法です。最初の数週間だけ短期アパートに泊まり、現地で内見してからローカルアパートを借りる形にすると、1年通してサービスアパートに住む場合と比べて90万円前後抑えられます。
ずっとサービスアパート(月約12.5万円)
年 約150万円
短期1ヶ月(約7万円)+ローカルアパート(月約5万円)
年 約62万円
最初の2〜4週間
短期アパートやホテルに滞在し、通学路と周辺の物件を実際に見て回る。
2ヶ月目以降
ローカルアパートを長期で契約。デポジットは家賃1ヶ月分が目安。
※家賃の月額は現地で毎月かかる費用↑の表の中間値をもとに試算しています。大学付属の学生寮を使えれば、さらに月1〜2万円下がります。
2. 食事はローカル食堂を中心にする
ベトナムは外食が安く、ローカル食堂や屋台なら1日の食費は600〜1,000円ほどに収まります。自炊にこだわるより、ローカルの店を上手に使うほうが安く済みます。
朝
屋台
フォーやバインミー
昼
大衆食堂
ご飯とおかずを選ぶ定食
夜
ローカル店
日本食は週1回のご褒美に
食費の目安(月額)
日本食が多い
食堂中心
屋台や食堂で注文するのは、そのままベトナム語の実践練習にもなります。
※カフェ・日本食が多い場合は、日本食レストランでの食事を週に数回とる想定の目安です(2026年10月時点)。
3. 物価の落ち着いた都市を選ぶ
家賃を含む生活費は、都市によって月3万円ほど差がつきます。
都市別・生活費の目安(月額/家賃含む・中央値)
ただし学校の数は2大都市に集中しています。学びたいコースが地方都市でも受けられるかを先に確認しましょう。
※人気5都市 費用比較表↑の生活費(月)の中央値です。物件・エリア・為替により変動します。
ベトナム以外にも、費用の安い留学先を比べてから決めたい方はこちらもどうぞ。
2026年7月24日更新 2026年9月4日
4. 学費はグループ授業中心のコースを選ぶ
ベトナム語コースの学費は月1〜5万円と幅があります。差を生むのは、授業の形と学校の種類です。
先に確認:学費は数ヶ月分の前払いが多いため、途中で辞めた場合の返金規定を確認しておきましょう。最初は短い期間で申し込み、合えば延長する形も安全です。
※学費の高低は一般的な傾向です。学校・コース・為替により変動します。英語スクールは月6〜12万円が目安です。
5. 渡航時期をずらして航空券を抑える
ベトナム行きの航空券は、日本の連休とベトナムの旧正月(テト)に高くなります。
時期をずらしてLCCを使えば、同じプランでも往復2〜4万円ほど抑えられます。
※テトの日付は毎年変わり、2027年は2月上旬です。テトの前後は国内の移動や店の営業も止まりやすいため、到着日はずらすのがおすすめです。金額は時期と航空会社により変動します。
6. 奨学金・交換留学の制度を調べる
大学生なら使える支援制度があります。学費が安いベトナムでは、奨学金は渡航費や生活費を補う役割が中心です。
募集時期が限られるので、渡航の1年前を目安に確認を始めてください。
いずれも申請は渡航の半年〜1年前が目安です。
※募集要項は年度ごとに変わります。最新情報は下の公式サイトで確認してください。
奨学金を使えない場合でも、ほかの方法と組み合わせれば自己負担を大きく減らせます。
2026年8月6日更新 2026年8月7日
7. 手配料の安い窓口を選ぶ
インターンや学校の手配をエージェントに頼む場合、手配料は無料から十数万円まで差があります。
同じ受け入れ先でも総額が変わるため、申し込む前に料金体系を比べておきましょう。
手配料無料
有料(手配料あり)
比較するときは「手配料の有無」と「対応してくれる範囲」をセットで確認してください。インターンの場合は、手当の有無やビザの扱いも受け入れ先ごとに異なります。
補足:現地でのアルバイトは「収入のあて」にしない
学生ビザは就労を目的としたビザではなく、ベトナムで働くには原則として就労ビザと労働許可証が必要です。インターンで手当が出る場合も、生活費の一部を補える程度のことが多いため、収入をあてにした資金計画は立てないほうが安全です。
留学カウンセラー
りょう
エージェントの料金体系やサポート範囲を比べたい方は、こちらもどうぞ。
2026年8月27日更新 2026年9月1日
まとめ|ベトナム留学の費用は期間・都市・住まいで決まる
ベトナム留学の費用は、期間・都市・住まいの3つで決まります。
この3つを動かせば、同じ1年の語学留学でも総額を100万円以上調整できます。最後に要点を整理しておきます。
この記事のまとめ
迷ったときは、まず「期間」を決めてください。
45日以内か、それを超えるか。ここが決まればビザの要否が定まり、必要な予算の輪郭が一気にはっきりします。
そのうえで都市と住まいを調整すれば、無理のないプランに落とし込めます。
帰国後に英語力やキャリアを示したいなら、英語圏と並べて比べてから決めるほうが後悔しません。同じ予算でできることは、国によって大きく変わります。
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※本記事は2026年10月時点の情報です。費用は1円=約160ドンで換算した目安であり、為替・制度改定・学校の料金変更により変動します。ビザ手数料はジェトロの資料、ビザ免除の期間は駐日ベトナム大使館の案内、英語圏・フィリピンの費用は夢カナ留学の「留学費用は平均いくら?」記事を参照しています。ビザの要件は、必ず駐日ベトナム大使館および各学校の公式案内でご確認ください。









