TOPドイツで飲酒できる年齢は何歳?未成年の日本人でもお酒を飲める?

ドイツで飲酒できる年齢は何歳?未成年の日本人でもお酒を飲める?

更新日:2024.04.26

ドイツで飲酒できる年齢は何歳?未成年の日本人でもお酒を飲める?

ドイツと言えば、ビールのイメージが強い人も多いでしょう。日本でもドイツの「オクトーバーフェスト」が開催されている地域もあり、ドイツビールやドイツ料理が気軽に楽しめますよね。
そんなビール大国ドイツ。お酒を飲んでも良い年齢は日本とは異なるのでしょうか。特にこれから旅行や留学でドイツに渡る予定がある人は、気になるところですよね。

そこでこの記事では、ドイツの飲酒年齢について詳しくご紹介します。日本人が現地でどう振る舞うべきかも解説するので、ドイツに行く予定がある人はぜひ参考にしてくださいね。

【目次】

1.ドイツで飲酒できる年齢は?

2.20歳未満の日本人でもドイツで飲酒ができる?

3.ドイツでお酒を飲むときの注意点

4.ドイツで楽しめるお酒の種類とその特徴

5.ドイツでは18歳以上なら日本人も飲酒可能!お酒を飲む時は十分注意を……

 

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1.ドイツで飲酒できる年齢は?

2023年現在、ドイツの法律では18歳以上なら飲酒OKとなっています。日本は20歳以上なので、ドイツの飲酒にかかわる法律は日本のものよりも少し緩めですね。

少し面白いのは、ドイツではお酒の種類によって飲酒OKになる年齢が違うということです。
18歳以上ならどんなお酒を飲んでも良いのですが、ビールとワインなら16歳から飲んでも良いことになっているのです。ですからドイツでは、高校生くらいの若い人たちがビールを飲んでいる姿を見かけるのは珍しいことではありません。

さらにドイツでは、14歳以上なら親権者同伴の場合に限り、ビールやワインを飲んでもOKとされています。ですから、中学生くらいの少年少女でも、保護者同伴でお酒を嗜んでいる姿を見ることもあるでしょう。

つまりドイツでは、完全に飲酒を禁止されているのは14歳未満ということになります。そんな状況なので、ドイツでは10代の子たちに大人がビールを勧めるのも珍しくないんですよ。
日本の感覚からすると少し怖い気がしますが、ドイツではそれが普通であることを覚えておきましょう。

2.20歳未満の日本人でもドイツで飲酒ができる?

飲酒の最低年齢が14歳のドイツ。そんなドイツに渡航する20歳未満の人は、自分もドイツでお酒を飲んでもいいのかどうか、気になるところですよね。

法律によっては、海外でも日本の法律が適用されるものもあります。しかし飲酒に関わる法に関しては、現地の法律が適用されることになっています。
つまり、日本ではお酒が飲めない18歳以上20歳未満の人も、ドイツに行けばお酒が飲めることになります。さらに18歳未満であっても、16歳以上ならビールやワインを楽しむことは可能です。
もしも親御さんとドイツへ旅行される、もしくは親御さんの転勤でドイツに行くという場合は、14歳以上の人は親御さん同席ならビール・ワインを飲むことができます。

ただし法律は改正されることもありますから、事前に渡航時の法律を調べておきましょう。

3.ドイツでお酒を飲むときの注意点

ドイツでは、20歳未満であってもお酒を飲むことができますが、通常20歳未満の日本人は、お酒を飲み慣れていないはず。また、20歳以上であっても、日本ではあまりお酒を飲む習慣がなかった人が、ドイツでお酒デビューすることもあるでしょう。
そうしたお酒に慣れていない人がドイツでお酒を飲むときには、楽しみながらも、注意すべき点があります。ここからはドイツでお酒を飲む時の注意点を解説していきます。

必ず現地の法律を守ること

ドイツでお酒を飲む場合は、必ず現地の法律を守るようにしてください。たとえば、周りが飲んでいるからと、18歳未満の人がビールやワイン以外のお酒に手を出してはいけません。
また、親権者の方と一緒ではないのなら、16歳未満の人はお酒を口にするのは厳禁です。
周囲の同年代の人がやっていたとしても、絶対にやめておきましょう。

海外で法律を破ってしまうと、ほんの軽い気持ちだったとしても、とても面倒な結果を受け取ることになります。飲酒の年齢は緩いドイツですから、罰則が緩いというわけではありませんから、くれぐれも気をつけましょう。

初めての飲酒は少量から

ドイツで初めてお酒を飲むという人は、まずは少量から試してみてください。
ドイツ人にはあまりお酒に弱いという人はいないのですが、日本人は遺伝的にお酒が全く分解できない人もいます。そもそもお酒を飲んだことがなければ、自分の体質についても把握ができていないでしょう。
遺伝的にお酒があまり分解できない人の場合、急に大量のアルコールを接種すると、急性アルコール中毒などの危険性もあります。まずはビールを少しだけ飲んでみて、もしも体に変化を感じるようなら、それ以上は控えておいた方が良いでしょう。

ちなみにドイツ人はビールを1杯飲んだくらいでは、なんともない人が多いです。しかし、お酒に弱い日本人の場合は、ビール1杯でも気持ち悪くなる人もいます。
周囲の勢いに流されず、お酒は危険性もあるものだと心得て、少しずつ試しつつ、自分にとっての適量を探してみてくださいね。

飲酒は信頼できる人とのみ楽しもう

ドイツに行ったときに限らず、お酒を飲むときには、信頼できる人とのみ楽しむのがおすすめです。特にお酒に慣れていないうちは、あまり知らない人や親しくない人とお酒を飲むのはやめておきましょう。

これはなぜかというと、酔っているときに周囲の人に何をされるかわからないからです。
酔っているときに財布を盗まれたりすることはよくありますし、その場のお会計をすべて任せられたりすることもあるでしょう。女性の場合だと、身の危険もあります。

ドラッグには絶対に手を出さないこと

ドイツをはじめ、ヨーロッパ諸国では日本よりもマリファナなどのドラッグが手に入りやすいです。特に若い世代だと、お酒ありのパーティーなどで、マリファナが入ったケーキが出てきたり、マリファナを吸ったりすることは珍しくないのが事実です。

ですがもしも、自分が行ったパーティーや飲みの席でマリファナが現れたら、すぐにその場をあとにするようにしてください。間違っても流されてドラッグに手を出してはいけません。

ドイツではマリファナの使用が限定的に解禁されるようです。ですが日本人の場合、海外であってもマリファナを所持したり譲渡したりすると日本の法律で罰されます。
海外でマリファナを吸うことについて罰則はありませんが、吸うということは所持しているということなので、結局ダメなんですね。

他の日本人にお酒を勧めない

特にドイツに留学する人は、周囲に他の日本人がいる環境になることも多いでしょう。しかしそういった場合に、他の日本人にお酒を勧めることはやめておきましょう。何かあっても責任が取れないからです。

前述のとおり、日本人の中にはお酒を全く受け付けない体質の人がいます。もしもそんな人にお酒を勧めて、急性アルコール中毒になってしまった場合、取り返しのつかないことになることもあるのです。

もしもお酒を飲み慣れていない若い日本人が、お酒を飲もうとしているときは、ちょっと量に気をつけてあげられるくらいの余裕があるとベターですね。

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4.ドイツで楽しめるお酒の種類とその特徴

ドイツはビール大国ですが、ビール以外にもさまざまなお酒が楽しめます。ここからはドイツで楽しめるお酒の特徴をご紹介しつつ、初心者向けの楽しみ方にも触れていきます。

ビール

ドイツで楽しめるお酒と言えばビール!ドイツ各地でご当地ビールがあり、本当にさまざまな種類のビールが楽しめます。
ドイツに行ったときには、ドイツ国内の地ビール巡りをするのも楽しそうですね。

ただしドイツビールは、日本の一般的なビールよりもアルコール度数が高いものもあることに注意。また、ドイツで好まれているビールは、苦味が強いものも多いです。

初心者におすすめなのは「ヴァイルビール」と呼ばれる白いビール。ヴァイツェンとも呼ばれます。この白いビールは苦味が少ないものが多く、フルーティーなので初心者でもとっつきやすいです。アルコール度数は5%前後と、日本で広く流通しているビールと同程度なので、その点も安心ですね。

ワイン

ビールのイメージが強いドイツですが、実はワインの産地としても有名です。ドイツワインの特徴は甘いこと。ですから、ワイン初心者でもドイツワインはとっつきやすいでしょう。
ビールは苦味の強いものも多いドイツですが、ワインが甘いのはちょっと予想外かもしれませんね。

甘くて飲みやすいドイツワインですが、アルコール度数は一般的なワインよりやや弱め程度。アルコール度数8%はありますから、飲みやすいからといってジュースのようにぐいぐい行かないように気をつけてくださいね。

ビールカクテル

ビールは苦くて飲めない。ワインはアルコール度数が高すぎる。そんな人は、ドイツのビールカクテルに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ビールカクテルはビールとジュースを半々くらいで割っているため、ビールより飲みやすく、アルコール度数も低め。それでもお酒は入っていますから、初心者がお酒に挑戦するときの入り口として、おすすめです。

有名なのは「ラドラー」というビールとレモネードを半々で割ったビールカクテルですが、ラドラー以外にもさまざまなフルーツジュースとビールをミックスしたカクテルが、ドイツでは楽しめます。
自分の好きなフルーツのものを選べば、美味しくビールを楽しめるかもしれませんね。

スピリッツ

スピリッツとはジンやウォッカ、ラム、テキーラなどの蒸留酒のことを言います。上記のビールやワインは、ドイツ国内なら16歳以上の人から楽しめますが、蒸留酒は18歳以上と定められていますから、18歳未満の人は手を出さないようにしましょう。

スピリッツはアルコール度数が強めのお酒ですが、ドイツではこのスピリッツの生産も盛んです。ジンはもちろん、フルーツやハーブを発酵させたものなどもあり、種類はさまざまです。
ビールやワインに慣れて、お酒に強い人なら、ドイツ産のスピリッツに挑戦してみても良いでしょう。

5.ドイツでは18歳以上なら日本人も飲酒可能!お酒を飲む時は十分注意を……

今回ご紹介したとおり、ドイツでは18歳以上なら日本人でもお酒を飲むことができます。しかし、お酒に飲み慣れていない人にとって、お酒は危険がつきまとうものでもあります。
もしもドイツでお酒に挑戦したい場合は、十分注意をして、ごく少量からはじめるようにしてくださいね。
たくさんのご当地ビール・ワインがあるドイツですから、お酒に慣れれば、さまざまなお酒を楽しめるようになるでしょう。

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