正式名称	Duke University（デューク大学）
住所	2080 Duke University Road Durham NC 27708 United States
創立年	1838年
学生数	学部生：6,543人大学院生：10,612人全体数：17,155人
人気専攻TOP5	コンピューター・サイエンスエコノミックパブリック・ポリシーバイオロジーエレクトリカル&コンピューターエンジニアリング
国内学生の割合	88.5%
出身エリアTOP5	ノースカロライナニューヨークカリフォルニアフロリダテキサス
留学生の割合	11.5%
留学生の出身国TOP5	中国イギリス韓国カナダインド
卒業率	96%

※2022年秋セメスター

２．デューク大学の特徴

デューク大学の特徴は、以下のとおりです。

・キャンパスが大きい
・キャンパスが郊外にある
・産業のアカデミックレベルが高い
・歴史が長い
・バスケットボールが強豪

それぞれの特徴について解説します。

キャンパスが大きい

デューク大学は、「West」「East」「Center」「Medical」の4つのキャンパスに分かれており、非常に敷地面積が大きいです。

アメリカの総合大学は、日本よりもキャンパスが広いことで知られていますが、デューク大学の博さは格別です。

そのため、キャンパス内は、自由に生徒たちが利用できる無料シャトルバスが運行しており、クラスを移動する際に使えます。

キャンパスが郊外にある

デューク大学があるノースカロライナ州ダーラムは、人口22万人ほどの中堅都市であり、キャンパスは中心地とは離れています。

しっかりと勉強したい方や留学先の治安が気になる方でも安心して通える大学です。

キャンパスが広いため、食事などの生活に困ることはまずありません。

アカデミックレベルを維持しつつ、都会過ぎない環境でのびのびと大学生活を送りたい方に向いています。

産業分野のアカデミックレベルが高い

デューク大学は、同じノースカロライナ州にある「ノースカロライナ州立大学」と「ノースカロライナ大学」とともに「リサーチ・トライアングルパーク」を形成しています。

リサーチ・トライアングル・パークとは、自然環境に考慮したうえで、産業界と大学が研究都市を作るために協力しあう目的があります。

具体的には、バイオロジー、テクノロジー、マニファクチャーなどの研究がされており、日本企業の富士フィルムも研究施設を構えているのが魅力です。

すでに世界ナンバーワンの研究所用地の面積、博士号取得者数の割合を誇り、これからも飛躍していくことが予想されます。

2021年には、新しくメディカル部門に参入し、コロナウイルス、インフルエンザ、HIVなどの感染症に関する研究がスタートしました。

将来的に、研究者になりたいと考えている方であれば、申し分ない環境が揃っています。

歴史が長い

デューク大学は、1838年に設立されており、185年以上の歴史のある大学です。

キャンパスをみてわかるとおり、ゴシック様式のチャペルやジョージアン様式の建築物が昔のまま残されています。

デューク・チャペスは、1932年に建てられており、メンテナンスをしながら今まで残され続けています。

とくに窓いっぱいに装飾されたステンドグラスは、神秘的ですので、実際に留学することになれば、一度はみに行くべきエリアです。

バスケットボールが強豪

デューク大学は、文武両道や個性を重視しており、スポーツ活動も盛んです。

数多くのスポーツチームがありますが、中でも男子バスケットボールが強豪として知られています。

過去に5回の全米優勝を達成しており、のちに活躍するNBAプレイヤーも多く輩出しています。

アメリカの大学は、スポーツ観戦も盛んです。

学生であれば無料で観覧できたり、プロスポーツ顔負けの大きなスタジアムで有料チケットを購入して観戦することもできます。

デューク大学は、ノースカロライナ州にあるノースカロライナ大学の男子バスケットボールチームと長年のライバル関係を持っています。

留学する機会があれば、早いうちに観戦をして、気に入ったスポーツがあれば、勉強の息抜きとして、スポーツ観戦を楽しむのも良いでしょう。

３．デューク大学のランキング

デューク大学のランキングについて項目別に見ていきましょう。

・世界ランキング：25位
・アメリカ国内のランキング：5位
・世界評価のランキング：34位
・生物学専攻のランキング：26位
・医療専攻のランキング：23位
・社会科学専攻のランキング：23位
・ビジネス・経済専攻のランキング：17位
・コンピューター・サイエンス専攻のランキング：52位
・心理学専攻のランキング：23位

アメリカ国内のトップ5は、「ハーバード大学」「スタンフォード大学」「マサチューセッツ工科大学」「イェール大学」「デューク大学」です。

デューク大学以外は、世界的に知名度も高く、日本人でも1度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

そんな全米トップクラスであり、世界ランキング25位に入っているデューク大学は、生物、医療、社会科学、ビジネス、心理学のランキングが高いです。

ランキングからもわかるとおり、デューク大学では総合的にハイレベルな教育を受ける環境が整っています。

４．デューク大学の学費

デューク大学の学費について見ていきましょう。

学費と必要な費用	2023〜2024年度	2022年〜2023年度
学費	31,725.00ドル	30,217.50ドル
初期費用（1回生のみ）	170.00ドル	180.00ドル
活動費	149.00ドル	144.65ドル
サービス費	376.00ドル	361.50ドル
受信料	180.00ドル	170.75ドル
健康保険	472.50ドル	449.50ドル
郵便箱レンタル費	38.00ドル	36.50ドル
エンジニアリング政府の会費	30.00ドル	30.00ドル

1ドル141.29円（2023年6月21日時点）のレートで計算すると、2023年〜2024年の学費は、日本円で、448万2483円です。

ちなみに、デューク大学の52%が奨学金等の援助を受けて大学に在籍しています。

４．デューク大学へ留学するために必要な英語力

デューク大学は、2023年秋入学を希望する志願者が41,651名いたのに対して、合格者はたったの3,229名でした。

合格率は7.8%と非常に低く、全米と世界各国からより高い教育を受けたい意欲的な学生が集まっています。

そのため、英語力と学力は、どちらもかなり高いレベルが求められています。

英語力を示すスコアの提出は必須ではありませんが、日本人のように留学生としてデューク大学を志願するのであれば、提出して損することはありません。

ただし、英検やTOEICは対象になっていませんので、英語力を示すスコアを提出する場合は、以下のどれかを受験しましょう。

・CAMBRIDGE C1 ADVANCED
・CAMBRIDGE C2 PROFICIENCY TESTS
・DUOLINGO ENGLISH TEST
・THE IELTS ACADEMIC (INTERNATIONAL ENGLISH LANGUAGE TESTING SYSTEM)
・PTE ACADEMIC (PEARSON TEST OF ENGLISH)
・TOEFL (TEST OF ENGLISH AS A FOREIGN LANGUAGE)

とはいえ、ただ受験すれば良いというわけではありません。

「英語力には問題ない」ことを示す必要があるため、ほぼ満点でハイスコアでなければ、「英語力がない人」と認定されてしまう可能性があります。

入学審査で重視されるポイントは？

アメリカの大学では、学力以外の項目でも審査が行われます。

とくに、デューク大学は、「文武両道」「個性」を重視するため、勉強はもちろん、それ以外の部分でも目立った活動をしたことをアピールする必要があります。

それを踏まえて意識するべきポイントは5つです。

審査項目	特徴
高校の勉強内容	高校でどのような勉強をしたのか、具体的な履修科目や成し遂げた成果をアピールする必要がある。
高校3年間の成績	高校3年間の成績。入学者の95%以上が口内TOP10に入る成績を残しているため、3年間で継続してオール5の成績があると安心。
推薦状	人柄を重視するため、カウンセラー1通、教師2通の推薦状が必要。客観的な生徒への印象を測る。
課外活動	リーダーシップ、社会貢献、協調性などをアピールできる活動を行う。ボランティアや組織運営、クラブ活動などがある。
エッセイ	決められたトピックからまとめる「顧問アプリケーションエッセイ」と、大学が独自に出題する「サプリメントエッセイ」の提出
テストスコア	任意のSATもしくはACTのスコア提出