「就職活動でTOEICのスコアを書く事がある…」「会社で英語のメールを書かないといけない」等、社会全体が英語スキルを求める場面が増えてきました。そこで、せっかくのチャンスを英語が出来ないだけで逃してしまう…そんな経験あると思います。それは絶対にもったいないです!
そんな悩みは、中学英語をやりなおすだけで十分解決できます。今回は、中学英語をやり直したいけど、どうすればいいか分からない人必見で、おすすめの参考書やアプリをご紹介します。
なぜ大人になってから中学英語なのか?
「今更、中学英語?」と思う方もいると思いますが、中学英語にはビジネスでも、カジュアルでも使える大切な内容が、たくさん詰まっているのです。そして、中学生の時には無かった要素が、今の皆さんには沢山あります。
目的がはっきりしている
中学生の時に勉強をしていても、使う目的が無かった英語は興味がなかった。そんな方もいませんか?
しかし、今はビジネスシーンや、海外旅行等使える機会が、しっかりと見えています。そのため、どんな英語を学んでいけばいいのか、明確です。特に、新型コロナが明けてきて、海外旅行を考えている方には、海外で使いそうな、ホテルのチェックイン、レストランのオーダー、タクシーでの道の聞き方等、多様に考えつくと思います。
単純化されている
英語に対して苦手意識をもって、今迄来てしまった日本人は多くいます。1歩下がって考えてみると、中学生が学ぶ内容です。大人になった皆さんが、やるのは簡単です。苦手意識をしっかりと取り除くと、見えてくることがあります。
実は、中学英語は単純化されて、教科書に載っています。言い換えれば、勉強しやすいような内容ダラケということです。
練習しやすい
1つ前でも述べたように、単純化された英語なので、実はとても自分自身で練習がしやすいのです。単純な文章を並べてみて、ひと段落書く事も、すぐにできます。特に、「英語の使用目的」がはっきりしている人は、自分だけが使える文章張を作る事をおすすめします。
例えば、明日英語で話しかける為に、1つか2つ文章を作ってみるのもおすすめです。また、海外旅行に行かれる方は、それぞれのシチュエーションに分けて、「何を言えばいいか」を、英語で前もって練習する事もできます。
やりたい事だけできる
最後に、やりたい事だけ勉強できます。中学生の時に、無理矢理宿題をやらされたり、単語テストがあるから一夜漬けで覚えた…そんな経験ありませんか?英語をやろうと思ったけど、英語のネイティブスピーカーの先生が言ってることがわからず、諦めた…そんな事はもうありません!
今では目的がはっきりしている事もそうですが、中学英語で自分に必要な所を、やりたい量だけ勉強できます。自分のペースで学んでいきましょう。だからこそ、大人になった今が一番の英語学習のタイミングです。
英語学習に必要な事とは?
せっかく、忙しい生活の中で勉強するのです。しっかりと大切なポイントを理解してから、勉強を始める事で、効果がより出てきます。では、英語学習に必要な事とはなんでしょうか?
基礎固め
初めは基礎固めが大切です。英語学習において、基礎固めは文法を理解する事です。特に5文型と言われる文法の形があります。英語は、レゴブロックやパズルと似ており、しっかりと文法という型を覚える事が大切です。
あとは、その覚えた形に沿って、使いたい単語を入れ替えていけばいいだけです。実はこう考えていくと英語は、すごく簡単な言語です。だからこそ、言語の基礎さえマスターしてしまう事で、あとはみるみるうちに成長していきます。
使える英語を学ぶ
英語を勉強していくと「これどこで使うんだ?」と、場面がわからない文法や内容も出てきます。そんな時は、一度飛ばして、次のチャプターや内容を進めましょう。前述したように、目的があり、やりたい事だけやることが、大切です。
勉強しながら使える場面を想像していくことで、日常的に使える英語が学べるようになります。まずは、ご自身で使えそうなところを勉強していきましょう。
反復練習
最後に、大変ですが、反復練習は大切です。1つだけ中学生との差があるとすると、覚える事があまり得意ではないかもしれません。その点は、大人なので諦めて、反復練習を繰り返しましょう。
どんな反復練習がおすすめかというと、アウトプット中心にすることです。ひたすら、新しい内容を頭に詰め込むのではなく、文章を書いたり、短めの小説やニュースを英語で読んでみたり、すでに内容をしっている洋画を見てみたり…と練習しながら、英語を使う機会を増やしてください。
四技能をカバーする
全ての言語は「聞く(リスニング)」「書く(ライティング)」「話す(スピーキング)」「読む(リーディング)」の4つの技能で構成されています。しかし、中学生の英語の授業では、「読んで、問題を解く」だけでした。英語はそれだけでは、成長しません。
皆さんは、日本語を子供のころから、話して、聞いて、手紙を書いたり、本を読んだりする過程でマスターしてきました。なので、英語を勉強する際は、中学生の時とは違い、インプットした内容をしっかりと、「4技能でアウトプットする事」を心がけましょう。
中学英語のやり直しにおすすめの参考書・アプリ
大人になっていけばいくほど、得た経験が新しい知識を学ぶ事をサポートしてくれます。その時に考えるべきなのは、どんな参考書やアプリがあれば、自身の学習を促進してくれるのかです。ここからは、よく使われている参考書やアプリを見ていきましょう。
改訂版中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本
1番人気の参考書は、15万部のロングセラーを出している「中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本」です。チャプター1の「be動詞」から、過去分詞や過去進行形、最後は仮定法と言われる英語の少し応用までカバーしています。
この参考書は、本だけでは終わらず、音声ダウンロードが可能になっています。その音声も英語と日本語訳があるので、急に英語を聞いてもわからない…という不安はありません。しっかりと基礎から、最後のちょっとした応用までサポートしてくれます。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
音声だけでなく、しっかりと動画で学びたい!という方には、「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」がおすすめです。こちらの本は実際に、高校3年生から40代までの方が認めた人気本です。
学生から社会人まで!を目的にしている本書は、中学校1年生から3年生までチャプター分けされており、少しづつ進めていくことができます。特に中学校のどこでつまずいたかを覚えている方には、ページを選んで進める事ができます。
NHKラジオ中学生の基礎英語
この本は、月間でNHKより出版されている雑誌になります。値段は毎月変動しますが、1500円程度で、Amazon Kindleでの購入は、500円程度です。この雑誌は、教科書を使った勉強が苦手な方におすすめです。
特に、雑誌の中で会話ベースで物事が進むので、実際にどういうった場面で使えるかを知る事もできます。また、言葉を仕事にしているNHKが出版している為、信憑性はおりがみつきです。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版
こちらの参考書は、中学校で習う英語を、一通り簡単な文章で解説してくれています。加えて、説明を文章でするだけではなく、多くの人が陥りやすいミスを図形や、絵を使って説明してくれます。
アメリカ出身でバイリンガルとして、たくさんの人に英語を指導してきた著者、山田暢彦さんが書いています。山田さんは、TOEICで連続満点、英検1級、国連英検特A級を取得しており、本書には必ず役に立つ英語があふれています。
マンガでおさらい中学英語 英文法マスター編
文章がたくさんあるよりは、マンガの方が読みやすいという方には、「マンガでおさらい中学英語」が人気です。本書は中学の英語全てではなく、特に中学校2年生から3年生の内容を中心に書かれています。
中学校英語は、2年生から急に難しくなります。理由は、「あたりまえ」が説明されなかったことにあります。本書では、基礎からしっかりと説明してくれます。例えば、「現在完了形と過去形の違いは?」という点などです。基礎を見直しながら、楽しく学べるのが本書です。
英単語アプリ「mikan」
本ではなく、携帯ですき間時間に勉強をしたい方には、英単語アプリ「mikan」をおすすめします。すでに400万人以上にダウンロードされている英単語アプリで、中学生から大学受験、社会人のTOEICまで、幅広い英単語をカバーしています。アプリでは、自分だけの英単語帳も作る事ができます。
中学英語をおさらいしたい方は、アプリの中で英検に挑戦しましょう。特に中学校1年生レベルの英検5級から、3年生レベルの3級までにトライしましょう。アプリ内では、通常の学習と違い、4択クイズを何個も解いていく形になります。
わかりやすい順番で【10日間】学び直し高校英語
中学英語はある程度わかっているという方や、上記の内容を学んだ事がある!という方は、少し応用編である高校英語をおすすめします。この本は、英語教育の専門家が作る人気の「学び直しシリーズ」の第2弾です。
このシリーズの特徴は、教科書と違って、文型や文法ごとにセクションを区切りながらも、どう実際に使うのかに、重点をおいた内容となっています。
まとめ
中学英語は決して難しい内容ではありません。特に、大人になってからやり直したいと思っている方には、絶対に楽しい内容です。今勉強したい!と思っているからこそ、その勢いを利用して、是非中学英語をやり直してみませんか?絶対に、今の生活をより良いモノにしてくれます!