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アメリカ留学中は車の免許があった方が良い?条件・申請方法・注意点を徹底解説

更新日:2022.11.30

アメリカ留学中は車の免許があった方が良い?条件・申請方法・注意点を徹底解説

アメリカは国土が広く、テキサスやカリフォルニアなどに留学する場合、免許が取れる年になると、大半の人たちが免許を取得して運転を始めます。

もちろん、公共交通機関もあるにはありますが、日本ほど充実しておらず、場所によってはバスを使って遠回りする必要があります。

そこで、アメリカ留学をするのであれば、車の免許を申請することをおすすめします。

車の免許を取得して、車生活にしてしまうことで、アメリカ留学でのキャンパスライフもより良いものになること間違いなし。

この記事では、アメリカ留学で車の使用を検討している方に向けて、アメリカの運転免許について、申請方法、車の入手方法、注意点を解説します。

【目次】

1.アメリカの運転免許事情

2.アメリカでの免許取得手順

3.免許を取ったら車はレンタルと購入どちらが良い?

4.アメリカで運転するときの注意点

5.まとめ

 

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1.アメリカの運転免許事情

日本で運転免許証を取得するためには、教習所に通って試験を受けて合格するまで時間とお金がかかります。

忙しくて教習所に通う時間が作れなかったり、金銭的な余裕がなかったりすることを理由に免許取得を諦める方も多いのではないでしょうか。

一方、アメリカでは、日本よりも比較的簡単に免許取得が可能で、次のような特徴があります。

  • 免許取得まで時間がかからない
  • 免許取得の費用が安い
  • 1つの免許でアメリカ全土を運転できるわけではない
  • 免許を取得できる年齢は州によって異なる
  • 簡単に取れる分、運転リスクが高い

それぞれの特徴について解説します。

免許取得までに時間がかからない

アメリカでの免許取得は、非常に簡単なため時間がかかりません。

日本の場合、教習所に数ヶ月間通う必要があったり、免許合宿でも2〜3週間ほど拘束されますが、アメリカの免許事情は異なります。

州によって免許の取得方法は異なるものの、簡単なマルバツ問題で合格して警察官が同乗する車で簡単な運転をするだけで免許がもらえたりします。

数回程度の手続きで免許が取れてしまうので非常に簡単です。

免許取得の費用が安い

免許取得に時間がかからない分、アメリカでの免許取得の費用は1日本円で10,000円〜15,000円ほどと言われています。

州によっては1,000円もかかることなく免許が取得できることもあるようです。

日本国内で免許を取得するには、20万円〜30万円ほどかかる上、交通費が上乗せされると考えると、破格であることがわかります。

1つの免許でアメリカ全土を運転できるわけではない

アメリカの免許を取得しても、アメリカ全土で有効なわけではありません。

日本の場合、東京都で免許を取得して、北海道から沖縄まで全国どこでも運転可能です。

しかし、アメリカの場合は、州によって免許の種類が異なるため、この免許ではこの州の運転ができないなどさまざまな規定が設けられています。

アメリカ留学で運転するのであれば、滞在する地域で免許を取得しましょう。

そして、留学中の休暇で遠くに出かけるのであれば、訪問先の州で運転しても良いかを事前に確認しておく必要があります。

免許を取得できる年齢は州によって異なる

アメリカは州によって免許の種類が異なるため、免許が取得できる年齢も異なります。

アメリカ全土において、基本的には16歳になると免許を取得できますが、州によっては14歳から免許の取得が可能です。

「そんなに小さい子が運転して大丈夫?」と心配になるかもしれませんが、州によっては、18歳未満が運転する場合、保護者の同乗が必要であったり追加の規定があります。

留学するときの年齢が18歳未満で車の運転を検討しているのであれば、年齢によってできること、制限されていることを事前に確認しておきましょう。

簡単に取れる分、運転リスクが高い

ここまでいかにアメリカでは免許の取得が簡単かを説明しましたが、簡単に取得できる分、車による運転事故は日本よりはるかに多いです。

さらに、国民全体の認識として、アメリカでは何か起こった時に「自己責任」「自己解決」が求められるため、トラブルが起きれば、自分で対処する必要があります。

実際に、アメリカ人は車の修理を自分でしたり、タイヤのパンクやエンジントラブルも自分で行います。

アメリカのティーンたちは、10代の頃から、両親にドライブテクニックや車の修理について習うため、日本のように共通した運転ルールは特にありません。

もちろん、運転でのスピード違反や飲酒運転などの規則違反は、厳しい取り締まりを受けて、切符を切られてしまうため、多くの人が気をつけて運転します。

一方で、アメリカは世界有数の車社会でもあるため、車に乗ることが当たり前になると、気が緩んだり、いつも走っている道でスピードを出したりするので事故につながる可能性が高いです。

車の信号無視による裁判もたくさんあるという話がある通り、日本では当たり前に守られているルールは、個人の判断に委ねられている部分がアメリカには多いです。

「アメリカでは信号無視をする車が多いから、周りを見て誰もいなければ信号無視をしていい」というわけではありません。

どんなに運転に注意していても、他のドライバーが突拍子もない運転をして、大きな事故に巻き込まれる可能性が十分にあるということです。

日本と同じ感覚で運転するのではなく、アメリカのドライブ事情に慣れるまでは、特に周りに注意してください。

 

2.アメリカでの免許取得手順

実際にアメリカの運転免許を取得する際は、以下の手順を踏んでください。

  1. 運転免許の申請をする
  2. 筆記試験に合格する
  3. 実技試験に合格する

それぞれの手順について詳しく解説します。

1.運転免許の申請をする

アメリカで運転免許を取得するのであれば、まず始めに運転免許センターに当たる「DMV(Department of Motor Vehicles)」の公式サイトから筆記試験の申し込みをします。

基本的に各州に複数の試験会場が設けられていますので、最寄りの会場を選択するだけでOKです。

DMV(Department of Motor Vehicles)」は、各州ごとに公式サイトが異なりますので、自分の留学先に該当するページからアクセスしてください。

筆記試験に合格する

DMV(Depertment of Motor Vehicle)の公式サイトから筆記試験の申し込みが完了したら、試験当日に会場で筆記試験を受けます。

合格か不合格かの結果は、当日中に出るので、合格すれば、運転免許証用の写真を撮ってその日は終了です。

不合格の場合は、もう一度筆記試験の対策を行なった上で、再申し込みします。

筆記試験の内容は、原則、全て英語で日本語には対応していません。

ただし、一部の試験会場では日本語を含む外国語での筆記試験に対応しているところがあるようですので、英語力に自信がない場合は、日本語対応の会場を選択すると良いです。

なお、筆記試験の学習内容や模擬テストはインターネットで公開されています。「dmv manual」や「dmv practice test」と検索して試験対策に活用しましょう。

実技試験に合格する

筆記試験に合格したら最後に実技試験を受けてください。

アメリカの実技試験は、基本的に日本と同じで、警察官が同乗してあなたのドライブテクニックを確認します。

合格か不合格かはその場で判断されるため、合格すれば、後日運転免許証が自宅宛に郵送されて、運転免許証保持者となれます。

アメリカには教習所がない分、教習者も存在しません。

そのため、アメリカの運転免許の実技試験では自分の車で行う必要があります。

運転免許を取得するタイミングでは車を持っていないと思いますので、ホストファミリーや友人などに事情を説明して、車を借りるようにしてください。

また、実技試験中の会話は原則すべて英語ですので、ある程度のコミュニケーションが取れるように対策しておきましょう。

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3.免許を取ったら車はレンタルと購入どちらが良い?

運転免許が無事に取得できれば、車の運転ができますので、マイカーの用意が必要です。

車の用意は、「購入」もしくは「レンタル」となりますので、それぞれの特徴について見ていきましょう。

アメリカで車の購入する場合

アメリカで車を購入する場合、新車と中古車のどちらかを選ぶことになりますが、アメリカでは中古車の流通が活発で、日本よりもたくさんの選択肢があります。

個人で経営している中古車販売店もあるため、経済的に節約したいのであれば中古をおすすめしますが、安易に安すぎる車を購入するとすぐに壊れたりするため注意が必要です。

可能であれば、実際に中古車を購入したことがある人と一緒に見に行くことをおすすめします。

また、アメリカで車を購入する場合、クレジットカードのクレジットスコア(信用偏差値)がないとローンを組むことができません。

アメリカ留学で初めて渡米する場合、クレジットカードのスコアが足りない可能性がありますので、一括での購入も視野に入れておく必要があります。

アメリカで車をレンタルする場合

アメリカ留学の期間が短いのであれば、購入せずにレンタルした方がコストを抑えられる場合があります。

車を購入するとなると、クレジットスコアのない留学生は一括払いが求められたり、質の悪い中古車を売られたり、トラブルになる可能性も少なくありません。

車のレンタルの場合もクレジットスコアは確認されますが、レンタル期間を短くして何度も契約するなどすれば、一括で高額支払いを求められることはありません。

ただし、日本ほどレンタカーが盛んではない分、融通が効かないことがあるので、契約をする前に熟慮することが重要です。

4.アメリカで運転するときの注意点

アメリカと日本では、ドライブルールに大きな違いがありますので、次の3点に注意して運転してください。

  • 右側走行をする
  • 赤信号でも右折できる場合がある
  • 前向き駐車が一般的

それぞれの注意点について詳しく解説します。

右側走行をする

基本的にアメリカの車は「左ハンドル」ですので、右車線走行となります。

日本では、基本が左側車線での走行ですので、慣れないうちは違和感を感じることもあるでしょう。

特に左折時には、間違って左車線に入り込んでしまわないように慣れるまでは緊張感を持っておく必要があります。

赤信号でも右折できる場合がある

アメリカでは赤信号でも右折可能な場合があります。

日本では、信号で右折・左折をする場合、緑色の矢印マークが表示されていない限り、直線同様に止まらなくてはなりません。

一方で、アメリカの一部の州では赤信号でも右折可能です。

ただし、右折可能なエリアでも「NO TURN CNRED(赤信号で曲がるな)」の標識がある場合は、右折できませんので注意してください。

前向き駐車が一般的

アメリカの駐車場では日本と異なり、前向き駐車をすることが一般的です。

一番わかりやすい理由としては、アメリカでは車を運転して買い物に行くことが多いということが挙げられます。

荷物を車のトランクに入れるとき、後向き駐車だと狭くて不便ですが、前向き駐車なら通路から直接積み込むことができます。

5.まとめ

この記事では、アメリカ留学中の免許事情について解説しました。

結論として、アメリカは日本よりも時間と費用をかけることなく運転免許が取得できる分、事故やトラブルのリスクが大きいため、慣れるまでは注意が必要です。

ただし、アメリカの多くは車社会ですので、車を持っておくことで、留学中の生活が一気に充実します。

長期留学をするのであれば、免許取得を前向きに検討してみてください。

 

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