TOPオーストラリアの高校の特徴は?日本との違いも解説

オーストラリアの高校の特徴は?日本との違いも解説

更新日:2022.10.03

オーストラリアの高校の特徴は?日本との違いも解説

オーストラリアの高校へ留学を検討している人は多いのではないでしょうか。

オーストラリアの高校は教育水準が高いだけでなく、高校生活を送りやすく、卒業後の進路も広がりやすいことが特徴です。また、時差が少ないため離れていても家族間のコミュニケーションが取りやすいことも魅力でしょう。

この記事では、オーストラリアの高校に関する特徴や日本の高校との違いなどについて解説します。

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オーストラリアの高校留学が人気の理由

はじめに、オーストラリアの高校が留学先として人気の理由についてご紹介します。

住みやすい

オーストラリアの高校が人気の理由の1つ目は住みやすさです。

イギリスのエコノミスト誌The Economist Intelligence Unitの調査結果によると、オーストラリアのメルボルンは「世界で最も住みやすい都市ランキング」で1位を獲得しています。同都市は2022年版の結果においてもトップ10に入っており、物価、交通、治安、教育などはお墨付きです。

また、アメリカの経済誌ForbesはReputation Instituteの調査結果として、オーストラリアのシドニーが2015年から3年連続で「世界で最も評判が良い都市ランキング」の1位を獲得したと紹介しています。

オーストラリアは治安の面でも優れています。The Economist Intelligence Unitによる2022年の調査結果では、オーストラリアのシドニーが「世界で最も安全な都市ランキング」で東京の5位を上回って4位になったと紹介しています。

このようにオーストラリアの主要都市は世界トップクラスの住みやすさと治安の良さを誇ります。子供たちが安心して高校に通える環境が整っていることから、オーストラリアは留学先として人気があるのです。

時差が少ない

オーストラリアの高校が留学先として人気の理由2つ目は時差が少ないことです。

オーストラリアと日本の時差は、オーストラリアのタイムゾーンや季節によって異なるものの、1~2時間です。

例えば、メルボルンやシドニーは日本よりも1時間進んでおり、10月上旬から4月上旬のサマータイム時は2時間進むことになります。

ブリスベンの場合、サマータイムを導入していないため、通年で1時間進んだ状態です。一方、パースは通年で1時間遅れた状態になります。

オーストラリアでは都市やエリアで多少の差があるものの、日本時間とほとんど変わらないため、家族間での連絡が取りやすいことが特徴です。

緊急時の連絡や、子供の不安を取り除くためにも「連絡が取りやすい環境」は大きなメリットになります。この点においてオーストラリアが留学先として人気があるのです。

①語学研修制度が充実している

オーストラリアの高校は入学前の語学研修制度を設けています。

オーストラリアの高校で授業を受けるためには、高校ごとに異なる一定基準の英語力(Australian Education Assessment ServicesやIELTS、英検など)が必要です。

この基準を満たしていない場合、英語が母国語ではない留学生を対象にしたESLやESOLのクラスに通うことになります。このクラスで一定の成績を収めることで入学要件を満たしたとみなされ、高校へ通えるようになります。

オーストラリアの高校ではこのような語学研修制度が充実しているため、英語力に不安がある場合でも門前払いされるようなことはありません。この点もオーストラリアが留学先として人気がある理由です。

サポート体制が充実している

オーストラリアの高校が人気の理由として、現地サポートが充実していることも挙げられます。

オーストラリアはアメリカに次いで日本人留学生が多い国のため、他国と比較して日本人をサポートする体制が充実しています。

具体的には、主要都市ごとの総領事館や留学エージェント、そして日本人コミュニティも多く、現地で日本人と繋がりやすいことも魅力です。

また、高校内には留学生コーディネーターやキャリアカウンセラー、さらには日系の職員も在籍しています。日本人をサポートしてくれる環境が整っていることもオーストラリアが留学先として人気の理由です。

卒業後の進路が広がる

オーストラリアの高校では高校3年生に相当するYear12の後半に州の統一試験を受け、高校教育修了資格(HSC:High School Certificate)を得ます。

この資格はオーストラリア内だけでなく、日本やアメリカ、イギリス、カナダといった諸外国でも有効のため、大学進学時の選択肢が世界中に広がります。

例えば、日本で大学へ進学する場合、一般受験やAO入試以外にも「帰国子女枠入試」が利用可能です。さらに、アメリカやイギリスの大学へ進む場合、必要な英語力が証明されているため、進学がスムーズになる利点もあります。

オーストラリアの高校を修了することで、卒業後の進路の選択肢が大きく広がることも魅力のひとつと言えるでしょう。

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オーストラリアの高校の特徴や日本の高校との違い

次に、オーストラリアの高校の特徴や日本との違いについて解説します。

学年と年齢

オーストラリアの高校に通う場合、学年と年齢は以下のようになります。日本は6:3:3の12年制ですが、オーストラリアは6:4:2の12年制という点が違います。

高校1年生(16歳):Year10
高校2年生(17歳):Year11
高校3年生(18歳):Year12

オーストラリアの教育制度ではYear1 からYear10までが義務教育で、Year11以降は選択科目制です。つまり、Year10(16歳)の時点で将来の方向性や学びたい分野を決めることになります。

オーストラリアの高校ではYear10の時点で将来に繋がる決断を迫られることが特徴です。

学期制と入学時期

オーストラリアの高校は、毎年1月・4月・7月・10月に始まる4学期制です。

各学期間に2週間の休みがあり、クリスマス前から1ヶ月程度の夏休みになることは日本と大きく異なります。(オーストラリアは南半球のため12月から2月が夏)

オーストラリアの高校で単位を取得する場合、新学期となる1月に入学するのが良いでしょう。一方で、短期留学や語学留学が目的の場合は、どの学期からスタートしても問題ありません。

偏差値

オーストラリアの高校では日本と違って偏差値の概念がありません。従って、日本の偏差値を元にして学校を選ぶことは現実的ではないので注意しましょう。

オーストラリアでは偏差値の代わりとしてATAR(Australian Tertiary Admission Rank)があります。(ATARと偏差値の互換性はない)

ATARはYear10以降で受けることになるVCE(The Victorian Certificate of Education)の成績結果に相当します。

ATARのスコアによって、希望する大学や専門学校(TAFE:Technical and Further Education)に進めるかどうかが決まります。

授業や履修科目

オーストラリアの高校では以下の授業科目があります。

英語、数学、科学、歴史、地理、外国語、音楽、コンピューター、保健体育、技術、家庭科、音楽、芸術、ドラマ、ビジネス、グラフィックデザインなど

日本と違い、商業科や工業科といった専門科目なども含まれていることが特徴です。Year11以降、各自が進みたい進路に合わせて必要とされる科目を選択します。

授業は1クラス60分程度、月曜日から金曜日まで1日5クラス分です。多くの場合、午前8:40頃から午後3時までになります。

ちなみに、午前中にResessと呼ばれる30分程度の休憩と、午後にLunch休憩30分があります。

高校生活

オーストラリアの高校生活は日本と大きく異なります。

例えば、日本と違ってオーストラリアの高校では放課後の部活がないため、午後3時過ぎには生徒も先生も学校からいなくなります。また、放課後に図書館で勉強することや、学校内で友達同士のお喋りということもありません。(セキュリティの都合が大きい)

オーストラリアの高校生活は日本と違い、学校で過ごす時間が限られているため、友人関係の構築や熱中出来るものを探すのに苦労するかもしれません。

英語力

オーストラリアの高校では入学基準として一定の英語力を求めています。

一部の学校では「英検準2級以上」でYear10に入学可能と、日本の英検を公式に認めています。英語力の基準については州や学校によって異なるため注意が必要です。(TOEICやTOEFLは認めていない場合が多い)

オーストラリアの高校ではAustralian Education Assessment Services (AEAS)による評価が一般的です。

AEASは英語力、数学能力、そして一般能力の総合力を測るもので、結果に基づいてどの高校に入学出来るのか、語学研修にどの程度の期間通うべきかを評価してもらえます。

授業料や諸経費

オーストラリアの高校の授業料および諸経費は以下の通りです。(州や高校で異なる)

年間授業料:12,000~13,500豪ドル
入学申込金:250豪ドル
制服:150~200豪ドル
滞在費(寮やホームステイ):12,500~20,000豪ドル

オーストラリアの私立高校に通う場合、上記金額の2倍程度かかると考えると良いでしょう。

卒業後の進路や資格

オーストラリアの高校を卒業した後は、オーストラリア国内の大学や専門学校、さらには日本を含む他国の大学に進めます。

オーストラリアで高校教育修了資格(HSC:High School Certificate)を得れば、世界中で通用するため、進路の幅は非常に広いと言えます。

さらに、他国で進学する場合、必要とされる英語力が備わっているとみなされるため、大学進学前の語学研修を省略することも可能になります。

ガーディアン制度

オーストラリアの高校に通う際にはガーディアン制度を利用することになります。

ガーディアン制度とは、オーストラリア政府によって義務付けられている保護責任者制度(後見人)で、現地のホストファミリーなどがその役割を担います。

ごく簡単に言えば「親代わり」で、本人が18歳未満の場合、政府の認定を受けた人物が保護者の代わりとして、学校との連絡や緊急時の対応、身の回りの世話全般を請け負います。

まとめ

オーストラリアの高校は留学するための様々な環境が整っています。英語力に不安があっても語学研修制度を利用した後、入学することも可能です。また、高校卒業後の進路が広がることも魅力でしょう。

まずは、オーストラリアの高校や教育制度は日本とどのように違うかを理解することから始めることをおすすめします。
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