自然豊かでのんびりとした時間の流れが魅力のオーストラリアは、ワーホリ先でも人気で、毎年多くの日本人が渡航しています。
実際にオーストラリアへのワーホリが決まったら本格的に準備がはじまりますが、海外に長期間済んだことがない人は、何を持っていくべきか悩んでしまうでしょう。
最近では円安の影響もあり、日本で調達できるものは日本から持ち込んだ方が良いこともありますが、そもそも日本製品がオーストラリアで購入できるとは限りません。
日本とオーストラリアでは気候も異なるので、健康でワーホリ生活を送るために持っていくべきアイテムが何かも知っておくべきです。
本記事では、オーストラリアワーホリが決まった女性に向けて、渡航前に準備しておくべき持ち物を徹底解説します。
1.【全員】オーストラリアワーホリの持ち物
男女関わらず、オーストラリアワーホリで欠かせない持ち物は、以下のとおりです。
- アダプター
- スマホ・PC・タブレット
- 常備薬
- メガネ
- コンタクトレンズ
- 爪切り
- 洋服
- カーディガン
- ヒートテック
- ウィンドブレーカー
- 折り畳み傘
- たこあし延長コード
- 電子辞書
- 日本の文房具
洋服や常備薬など、基本的にはオーストラリアの現地ですべて揃えることができます。
円安とオーストラリアの物価高があるので、すべての生活必需品を現地調達しようとすると日本から持っていくよりも高額になります。
できるだけ出費を抑えたいのであれば、キャリーケースで持ち運びができる範囲で準備をしておくのがおすすめです。
2.【女性特有】オーストラリアワーホリの持ち物
オーストラリアワーホリにいく女性が用意するべき持ち物は、以下のとおりです。
- メイクアイテム
- スキンケアアイテム
- 生理用品
- 下着(アンダーウェア)
- ドライヤー・ヘアアイロン
- 日焼け止め
- 水着
- ハンディ扇風機
- 洗濯ネット
それぞれの持ち物について解説します。
メイクアイテム
普段から日本やアジア系のメイクアイテムを使用しているのであれば、オーストラリアでは購入できない可能性があるので持っていきましょう。
「オーストラリアに来たからには現地のメイクアイテムでおしゃれを楽しみたい!」と考えているのであれば、持っていく必要はありません。
最近ではK-POPなどの影響で、オーストラリアでも日本やアジアのメイクアイテムが購入できるショッピングモールも増えていますが、日本で買うより高いです。
輸入品+円安の影響があるので、普段から使っているメイクアイテムやよく使うものはストックを含めて用意するのがおすすめです。
スキンケアアイテム
オーストラリアは、日本以上に乾燥した気候なのでドライスキンになりやすいです。
ドライスキンは、肌のターンオーバーの促進を阻害することによってシミやシワができやすい肌質に変わってしまうので注意が必要です。
オーストラリアでは保湿系のスキンケアアイテムは充実していますが、化粧水やパックなどの水分保持を目的としたアイテムはあまり売られていません。
日本では「化粧水→パック→美容液→保湿」という流れでスキンケアをしている人が多いので、現地で化粧水が手に入らないと困惑してしまうのではないでしょうか。
荷物を最小限に抑えたいのであればオールインワンのアイテムをストック含めて用意するのもおすすめです。
どうしても現地でスキンケアアイテムを調達したいのであれば、オーストラリアのものを使用するか、アジアンマーケットにいくようにしてください。
生理用品
日本でお気に入りの生理用品があるのであれば、ストックを含めて持っていきましょう。
ナプキン、タンポン、ショーツ、月経カップなどさまざまな種類がありますが、現地ではすべて英語で記載されているので英語力がなければ内容を理解するのが難しいです。
必要ないものを間違って購入してしまう可能性もあるので、数ヶ月分の生理用品を用意しておくと、急な生理にも安心です。
ただし生理用品は荷物の場所を多く占有してしまうので、ほかに必要なものを入れたいのであれば邪魔になるかもしれません。
下着(アンダーウェア)
日本の衣類は高品質・低価格のものが多いので、直接肌に身につける下着はまとまった数を日本で用意しておくのがおすすめです。
現地で調達しようとして自分の気に入ったサイズを見つけられない可能性もあります。
ドライヤー・ヘアアイロン
毎日ドライヤーやヘアアイロンを使っているのであれば、日本製のものを用意しても良いでしょう。
とくに髪への刺激が少ないもの、髪質改善の効果があるものなど多機能付きの製品を使っているのであれば、オーストラリアで同じクオリティのものを見つけるのは困難です。
日本製と比べるとオーストラリア製の品質は期待できないので、髪を痛めたくない、髪をきれいに保ちたいのであればお気に入りの製品を持っていってください。
最近では世界中で使えるように変圧設定されていますが、アダプターを使用しなければ差し込み口が使えないので注意が必要です。
ドライヤー・ヘアアイロンを使うときは、オーストラリアの変圧に対応しているかを確認して、アダプターを使用したうえで使いましょう。
日焼け止め
オーストラリアは、日本と比べて紫外線の量が多いので日焼け止めが必須です。
日本製の日焼け止めは、保湿効果、美肌効果、トーンアップなどさまざまな機能性がついているので、こだわりがあるのであれば日本から持っていくと良いです。
ただし、オーストラリアと日本の紫外線量はまったく違うので、オーストラリアの紫外線をブロックしたいのであれば、現地調達した方がよい可能性があります。
現地の人たちが使っている日焼け止めを使用した方が日焼け対策になるともいわれているので、比較して使い分けてみるとよいでしょう。
水着
オーストラリアは、きれいなビーチがたくさんあるので水着を持っていきましょう。
現地でも調達できますが、オーストラリアスタイルと日本スタイルは大きく異なります。
「露出が多すぎないものがいい」「かわいいものがほしい」など、いくつかのこだわりがあれば日本から持っていくとよいです。
日本で購入すればサイズが合わない心配もありません。
洗濯ネット
オーストラリアの洗濯機は、日本のものと比べて強力なパワーで洗浄されます。
日本で洗濯する感覚で服を洗浄すると、自分の服がヨレヨレになったり、穴が空いたりするなどのトラブルにつながりかねないので注意が必要です。
そこで日本から洗濯ネットをいくつかまとめて持っていくと安心です。
もちろん、現地調達もできますが、日本であれば多種多様なサイズのものを100均などで安価に購入できます。
洗濯ネットはかさばらないので、たくさん持ち込んでも邪魔にならないのも魅力です。
3.よくある失敗例
オーストラリアワーホリの持ち物でよくある失敗は、以下のとおりです。
- 靴を持っていきすぎた
- 服の量が多い
- 古いドライヤー・ヘアアイロン
それぞれの失敗例について解説します。
靴を持っていきすぎた
日本と比べてオーストラリアでは、都心部でもカジュアルな格好をしている人たちが多いので、靴を持っていきすぎても荷物になるだけという声が多く寄せられています。
歩きやすいスニーカーと暑い日でも使いやすいビーチサンダルがあれば十分です。
フォーマルなレストランに行くときは、ヒールの靴が必要になるシチュエーションもありますが、同じようなスニーカーを何足も持っていくことはないようにしましょう。
服の量が多い
靴と同様に、たくさんの服を持ってきすぎたことを後悔する声も多く寄せられています。
オーストラリアは常夏のイメージを抱く方も多いですが、ダウンが必要なほど寒い時期もあるので、ヒートテックやウィンドブレーカーは必須です。
暑い日と寒い日を想定して、約1週間分ほどの洋服を揃えるのがおすすめです。
ちなみに、オーストラリアでも「ユニクロ」「H&M」「ZARA」などリーズナブルで購入できるブランドがたくさんあります。
どうしても服が必要になれば、現地で購入できるプチプラブランドに頼りましょう。
古いドライヤー・ヘアアイロン
日本製のドライヤー・ヘアアイロンの電圧が調整できずに壊れてしまったとの声がたびたび寄せられています。
最近の家電製品は、世界中の電圧に対応しているものが増えていますが、古いものだと壊れてしまう可能性があるので注意が必要です。
ドライヤーやヘアアイロンが壊れるのみであれば、新しいものを買い直すことで対処できますが、稀に火事などの原因になることもあることを知っておきましょう。
このようなトラブルを未然に防ぎたいのであれば、現地の家電販売店で購入することをおすすめします。
4.オーストラリアワーホリの荷物が増えすぎた場合の対処法
オーストラリアワーホリの荷物が増えすぎて、3、4個ほどに増えてしまった場合、追加料金が数万円発生するので注意が必要です。
少しでも初期費用を抑えたいのであれば、キャリーケースで一緒に持っていくのではなく、国際配達サービスを有効的に利用しましょう。
おすすめの宅配サービスは、以下のとおりです。
- 空輸便
- 船便
それぞれの宅配サービスについて解説します。
空輸便
空輸便には複数の種類があり、それぞれ金額が異なります。
日本からオーストラリアであれば最短2〜3日で運んでもらえるので、できるだけ早く受け取りたい荷物を宅配するときにおすすめの方法です。
短期間で運んでもらえるうえ、温度調整を含めて丁寧に運んでもらえるのが魅力ですが、その分、費用が高くなります。
たとえば、5kgの荷物を運ぶだけで5万円ほどかかることもあるほどです。
キャリーケースで自分で運んだほうが安く済む可能性もあるので、費用面と相談しながら利用を検討しましょう。
船便
船便は、空輸便の送料の半額ほどで荷物を運んでもらえる安価さが魅力です。
空輸便は重さによって送料が変動しますが、船便は重くなっても送料が大きく変動することはないので、費用をできるだけ抑えたいのであれば船便がおすすめです。
ただし、船の場合は2〜3ヶ月ほどかけて運ばれるので、到着までに時間がかかります。
宅配中に船が揺れて箱が汚れたり、中身が大きく揺れて壊れてしまう可能性があるので、基本的に割れ物や濡れたら困るものは入れることができません。
またごく稀に、箱が紛失したり、宛先がなくなって正しく届けてもらえないトラブルも起きていることも知ったうえで、船便を検討しましょう。
5.まとめ
この記事では、オーストラリアワーホリにいく女性に向けて、渡航前に準備しておくべき持ち物について解説しました。
オーストラリアは、日本と比べて気候や電化製品の品質が異なるので、それに応じて日本から持っていくべきものがあることがわかりました。
とはいえ、ほとんどのものは現地調達もできるので、荷物が多くなりすぎてしまうのであれば、本当に必要なものを取捨選択するようにしてください。
円安の影響もあるので現地調達するものが多くなりすぎると初期費用が高くつくことを理解したうえで、計画的に準備を進めましょう。