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【徹底解説】急成長中の東南アジア筆頭国「フィリピンを知る」完全版!

更新日:2023.04.28

【徹底解説】急成長中の東南アジア筆頭国「フィリピンを知る」完全版!

現代社会で急成長しているASEAN(Association of Southeast Asian Nations)の筆頭国であるフィリピンは、観光地としてだけでなく、東南アジアの第2のシンガポールになる勢いで成長しています。その背景には、悲しい歴史から心が温まるようなフィリピンの人々の影響があります。今回は、絶対に見逃すことが出来ない国、フィリピンを徹底解説していきます。

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フィリピンとは?

フィリピンは、東南アジアに位置する国で、約7,000の島々からできています。首都はマニラで、フィリピンは非常に多様な文化を持っています。フィリピンの人口は約1億人で、80以上の民族集団が住んでいます。多くのフィリピン人は、フィリピン共和国の公用語であるフィリピノ語や英語を話します。フィリピンは、美しい白砂のビーチ、トロピカルな気候、豊かな自然、美しい景色、美味しい料理で知られています。

フィリピンの歴史

フィリピンは、先史時代からスペイン植民地時代、アメリカ植民地時代、日本占領、そして現代に至るまで様々な歴史を経験してきました。

スペイン植民地時代

フィリピンは約333年間にわたってスペインの植民地でした。1521年、スペインの探検家フェルディナンド・マゼランがフィリピン諸島に到着し、スペイン人として初めてこの地を記録しました。しかし、マゼランは現地の有力者ラプ・ラプとの戦いで命を落とし、その後、スペインの征服者は現地の王国に対する征服を試みました。
スペイン人は、フィリピンの主要都市にスペイン文化を持ち込むことに成功し、カトリック教会も広められました。植民地支配期間中、フィリピンの社会構造はスペインの支配下で形成され、スペイン語が公用語として用いられるようになりました。
スペインの統治期間中、フィリピンは経済的発展を遂げました。植民地支配の中で、現地の人々はスペイン人と交流し、新しい文化や技術を学び、社会的発展も遂げました。しかし、同時に、スペインの植民地支配は、フィリピン人の自己決定権を奪い、多くの人々が苦しみを強いられました。

アメリカ植民地時代

フィリピンのアメリカ植民地時代は、1898年から1946年にかけて続きました。この時期、フィリピンはアメリカの植民地となり、アメリカ人は政治、経済、教育、文化などの領域で大きな影響を与えました。
アメリカ人は、フィリピンの近代化を促進するために、道路、鉄道、橋、港湾施設などのインフラを整備しました。また、近代的な教育制度を導入し、英語を公用語として採用しました。これにより、フィリピン人は英語を流暢に話せるようになり、英語教育が国内で広く普及するきっかけとなりました。
アメリカの統治下で、フィリピン人は政治参加の権利を得ました。彼らは、1916年に制定されたフィリピン独立法案を通じて、フィリピン人による自治政府の設立を求めました。しかし、第二次世界大戦の勃発により、フィリピンは日本軍の占領下に置かれ、独立は一時的に遅れました。
戦後、フィリピンはアメリカの指導の下で復興を果たし、1946年にアメリカから独立を宣言しました。しかし、アメリカの影響は依然として残り、フィリピンの政治、経済、文化に大きな影響を与え続けました。

日本占領の時代

実は1942年から1945年にかけて、日本も占領していました。この期間、多くのフィリピン人が殺害されたり、拷問されたり、強制労働をさせられたりしました。
1941年12月に日本が真珠湾攻撃を行った後、日本軍は南東アジアへの進出を進め、フィリピンにも攻撃を仕掛けました。フィリピンはアジア太平洋地域で最初のアメリカ植民地であったため、多くのアメリカ人がフィリピンに居住しており、彼らは日本軍によって捕虜とされました。

独立宣言

1898年、フィリピン革命が起こり、フィリピンはスペインから独立を宣言しました。しかし、同年にアメリカ合衆国がフィリピンを併合し、独立は阻止されました。アメリカ統治下で、フィリピンはアメリカ合衆国領となり、教育やインフラの整備などが進められました。
1916年には、フィリピン自治法が制定され、フィリピン人は議会を通じて政治参加が認められました。1941年には、日本軍によってフィリピンが占領されました。日本軍による支配は非常に過酷で、多くのフィリピン人が犠牲になりました。
世界第二次大戦が終了した翌年、1946年にフィリピンはアメリカから独立宣言をしました。その後は、政治的混乱や経済的困難をアメリカの協力の元、、今ではASEAN、東南アジア経済の中心になっています。

フィリピンの文化

フィリピンは、スペイン、日本、アメリカと3つの国の文化が入り乱れる中で、成長してきた国です。現在は、経済発展を遂げる途中で更なるグローバル企業やグローバル人材が多く住んでいます。

フィリピンの伝統舞踊

フィリピンには、多くの民族舞踊があります。これらの舞踊は、民族衣装を着用し、生演奏に合わせて踊ることが特徴です。有名な舞踊には、タンゴン舞踊、カリノ舞踊、シンカラン舞踊などがあります。

  • タンゴン舞踊

タンゴンは、フィリピン南部のマインドーロ島の伝統舞踊です。この舞踊は、ラテン系のリズムに乗って踊られ、結婚式や宗教的な祭典で踊られます。

  • カリノ舞踊

カリノは、フィリピン北部のイロコス地方の伝統舞踊です。2人の恋人が離れ離れになった悲しみを表現するために踊ります。特徴は、美しい衣装や詩集の入った布を身につけ、優雅に踊るところにあります。

  • シンカラン舞踊

南部のスールー諸島の伝統舞踊です。この舞踊は、戦士たちが戦いに備えて祈りを捧げる儀式の一環として踊られます。特徴は、素足で踊る事が有名で、踊り手たちは、剣や盾を持って踊ります。

フィリピン料理

フィリピン料理は、スペインや中国、マレーシアなど、多様な文化の影響を受けています。豚肉や鶏肉を使った料理が多く、甘味と塩味のバランスが良いのが特徴です。有名な料理には、アドボ、シニガン、シシグなどがあります。

  • アドボ

肉や鶏肉を醤油、酢、ニンニク、胡椒で煮込んだ料理で、フィリピンの代表的な家庭料理の1つです。

  • シニガン

酸味のあるスープで、タマリンド、トマト、玉ねぎ、魚やエビなどが入っています。

  • レチョン

全体にスパイスを効かせた豚の丸焼きで、特にフィリピンのお祭りなどのイベントで食べられます。

  • シスィグ

豚肉や鶏肉、牛肉などを炭火で焼いた料理で、醤油やライム汁、玉ねぎ、唐辛子などで味付けされます。

フィリピンの言語

フィリピンには、約180以上の言語がありますが、公用語は英語とフィリピノ語です。フィリピノ語は、タガログ語を基にした言語で、フィリピン国内で最も広く使われている言語です。

フィリピンの宗教

フィリピンは、カトリックが多数派の国です。他にも、イスラム教やプロテスタント、バプテストなどの宗教があります。また、先住民族の信仰や、中国や日本の宗教の影響も受けています。

フィリピンの音楽

フィリピンの音楽には多様なジャンルがあり、地域によっても異なる傾向があります。ここでは代表的なジャンルをいくつか紹介します。

  • オパム

フィリピンの伝統的な音楽ジャンルで、歌とギター、マンドリン、ウクレレなどの楽器が使われます。ロマンチックなラブソングやスローなバラードが多く、特に田舎の地域で人気があります。

  • カンタ・プロップ

フィリピンの伝統的な音楽ジャンルの1つで、イスラム教徒のマラヤ人コミュニティで演奏されることが多く、モスクでの礼拝や祭典での演奏などに使われます。打楽器や木管楽器、弦楽器などが使われ、リズミカルな音楽が特徴です。

  • オープム・ロック

フィリピンのポピュラー音楽ジャンルで、アメリカのロックやポップスの影響を受けた音楽です。代表的なアーティストには、エリーゼ、パラシュート・アドベンチャー、リヴァー・メイヤーなどがいます。

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フィリピンの国民性

フィリピンの国民性は、非常に多様であり、地域によって異なる場合があります。ただし、いくつかの共通点があります。

関係性が大切

まず、フィリピン人は非常に親密な関係を大切にします。家族や友人との絆を重視し、一緒に過ごす時間を楽しむことが多いです。また、温かくフレンドリーな性格が特徴で、初対面の人でも積極的に接してくれることがあります。

さらに、フィリピン人は信仰心が深く、カトリックが主流の宗教です。敬虔な信仰心から、宗教行事や祭りを大切にし、それに関連する文化や伝統を尊重しています。

柔軟性が高い

一方で、フィリピンは長い間、外国に支配されていた歴史を持ち、その影響からか対外的な開放性や柔軟性を持つ人も多いです。外国文化に対しても関心が高く、多様性を受け入れる柔軟性があります。

フィリピン人は非常に楽観的で、困難な状況でも前向きな姿勢で立ち向かいます。生活の中での苦労や試練を経験してきたことが、強さやしなやかさを生み出し、ポジティブな考え方を持つことができるといわれています。

フィリピンの社会課題

フィリピンは東南アジアの島国で、人口約1億人が暮らしています。フィリピン社会は多民族・多文化の特徴を持ち、また歴史的に植民地支配や政治的混乱を経験してきたことから、現在でも様々な社会問題が存在しています。

貧富の差

1つの特徴として、フィリピンは貧富の格差が大きいということが挙げられます。首都マニラを中心に、富裕層と貧困層の差が大きく、貧困層の人々が生活に苦しんでいる現状があります。また、フィリピンは自然災害が多い地域であり、台風や洪水、地震などが頻発しています。これらの災害により、多くの人々が家を失ったり、生活が壊れたりしています。

治安が悪い

さらに、フィリピン社会には治安の問題もあります。特に首都マニラを中心に、強盗や窃盗、詐欺などの犯罪が多発しています。治安の悪さは観光客にとっても大きな問題となっており、観光地でも注意が必要です。
特にフィリピンは、英語が公用語の1つでもあるので、観光客にとても人気の国です。フィリピンの経済そのものが、観光業によって支えられています。その為、観光客の安全を保証する事は、社会全体の課題でもあります。

まとめ

フィリピンは、東南アジアの中でも最大の経済成長国で、ASEANの中でもシンガポールの次に続いて大きな国になってきています。色々な国の文化が混ざっており、言語、宗教等全てがフィリピンならではの特別な文化を持っています。また、アジアっぽさもありながら、スペインのラテン系の舞踊や、言語は英語を使うなど、歴史が色濃く出ているのも、フィリピン人の寛容な心の影響でしょう。ぜひ、現地のフィリピンを楽しんでください!

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