これから留学を予定している人のほとんどが、最初の滞在先としてホームステイを考えているのではないでしょうか。
ホームステイは初めて生活する国で、現地の文化や習慣を肌で感じることができるとてもいい機会になります。
ですが、一部ではトラブルもあり、そのほとんどが誤った認識や、コミニュケーション不足によるお互いの誤解によるものです。
そうならないためにも、「事前に知っておこう!オーストラリアのホームステイで注意すること」を読んで、学んでおきましょう。
オーストラリアのホームステイで注意すること
オーストラリアは、先住民族アボリジニとヨーロッパから来たイギリス人によって築かれ、設立して100年余りの、まだまだ新しい国です。
人口を増やす目的で、世界からの移民を多く受け入れてきたこともあって、オーストラリアにはいろんなバックグランドを持った人が住んでいます。
そのため、他者を受け入れるという文化が根付いています。
ですが、オーストラリア独自の習慣もありますので、理解して事前にトラブルを回避しましょう。
挨拶はしっかりする
当たり前のことだと思いますが、とても大切なことです。
「初めまして」の挨拶から、日常の「Good Morning」「Hello」「How are you」「Good Night」などの挨拶はきちんとするようにしましょう。
1Pointアドバイス!
「お帰り」や「ただいま」の英語はありませんので、全て「Hello」もしくは「Hi」で問題ありません。
コミニュケーションを取ることが何よりホームステイでは大切になります。
食べれないものは事前に伝えておく
ホームステイを申し込むときに事前にリクエストがあると思いますが、100%伝わっていない可能性もあるので、到着してから自分でも伝えるようにしてください。
ここで伝えないと、食卓に出てくる毎に無理をしないといけないですし、嫌そうに食べていると料理が口に合わないのかな?など他の誤解を招くことにもなります。
ホストファミリーの人種や宗教
オーストラリアは移民大国です。
そのため、オーストラリア生まれオーストラリア育ちでもいろんな人種の人がいます。
日本では、あまり気にしたことがありませんが、宗教によっては食べれないものがあったり、タブーとされる言動もあります。
ホームステイエージェントでは、なるべく宗教色のないファミリーを選んでいるとは思いますが、念のため事前に確認しておくほうがいいです。
節水を心がける
オーストラリアは慢性的な水不足の国なので、水の無駄使いを不満に思う人が多いです。
いくつかのシーンに分けてみていきます。
・食後の食器洗い
食後の食器を洗う際、シンクに水と洗剤を入れてじゃぶじゃぶとその中でお皿などを洗い、そのまま乾かすことがあります。
私も最初はびっくりしましたが、ヨーロッパやオーストラリアでは一般的なようです。
どうしても気になる場合は、自分のコップだけ隠れてすすいだことがあります。(笑)
・シャワーの時間
オーストラリアのほとんどの家にはバスタブがなく、シャワーで簡単に済ませることが多いのですが、その時間も厳しく制限する家もあります。
事前にそのようなルールがないか確認した方がいいです。
もし、決まっていなくてもオーストラリアでは平均10分前後なので、それぐらいに抑えられるようにしましょう。
1Pointアドバイス!
いろいろ試した結果、リンス入りシャンプーにするとかなり時短になります!
・洗濯の回数
日本では、毎日洗濯をしているという人も少なくないと思いますが、オーストラリアでは、週に2回くらいが一般的です。
ホストファミリーがまとめて洗濯してくれる場合もありますが、自分で洗濯する場合は、週2回くらいに留めておきましょう。
外出時は行き先を伝える
ホテルとは違い、ホームステイは家族の一員のように接してくれます。
そのため、学校以外の外出をする時には、誰とどこに行くのかを事前に伝えるようにしましょう。
また、帰りが遅くなる場合や晩ごはんがいらない場合にも、事前に伝えるようにしてください。
ホストファミリー側も預かっている身として、責任がありますので理解してください。
門限を守る
これも、最低限のマナーになります。
小さな子供がいる家もありますし、仕事をしている夫婦もいます。
オーストラリアでは遅くても夜8時〜9時くらいを門限にすることが多いので、友達と食事をした場合でも、この時間くらいには帰るようにした方が無難です。
ホストファミリーをあまり心配させないように気を付けてください。
部屋に引きこもらないようにする
滞在中は、学校と課題で勉強に集中したいこともあると思います。
ですが、一歩部屋を出ると勉強したことを実践できる素晴らしい環境がありますので、毎日1時間でもリビングに行ってファミリーたちと会話するようにしましょう。
1Pointアドバイス!
オーストラリアでは、部屋のドアは開けたままにしておく習慣がありますので、着替えや寝る時、勉強している時以外は開けておきましょう。
週末に一人で引きこもって、コミニュケーションを避けるようなことはしないでください。
シェアメイトが居る場合もある
家には、自分と同じようにホームステイをしている、シェアメイトがいる可能性もあります。
年齢も国籍も様々でいろんな人がいますので、冷蔵庫の中の自分の物には名前を書いたり、日用品や貴重品の保管は部屋でするなど気をつけましょう。
同じ屋根の下で暮らす仲間なので、より良い関係が築ければ、お互い母国に帰ってからも、国を行き来するような友人関係を続けることもできます。
オーストラリアの生活で注意すること
他にも、オーストラリアで生活する上での注意しておきたい点もありますので、事前に知っておきましょう。
オーストラリア国内で時差がある
日本とオーストラリアには時差があります。
また、オーストラリアは日本の約21倍と広大な国土を持つため、オーストラリア国内でも時差があります。
オーストラリア国内では、3つの時間帯に分かれています。
東部
主な都市:キャンベラ、シドニー、ゴールドコースト、ブリスベン、ケアンズ、メルボルンなど
東部は日本より1時間早い
中部
主な都市:エアーズロック、アリススプリングス、ダーウィンなど
中部は日本よりも30分早い
西部
主な都市:パースなど
西部では日本より1時間遅い
滞在する州によって変わりますので、家族に時差を伝える時には気をつけてください。
デイライトセービングがある
日本語でいうと、サマータイムのことになります。
デイライトセービングとは、夏季における日照時間を有効活用するために導入された制度で、毎年10月第1日曜日から翌年4月の第1日曜日まで、時計の針を1時間早めます。
そのため、ある日突然1時間早く起きないといけなくなりますので、寝坊しないように気を付けてください。
逆に1時間戻るときは、一人だけ早く学校につかないように気を付けてください。(笑)
私もそうでしたが、日本にずっと住んでいると気にしたことがなかったので、初めての人は混乱すると思います。
そして、更にややこしいのが、州によっては導入していない場合もあります。
導入している主な都市
シドニー、メルボルン、アデレード、タスマニアなど
導入していない主な都市
ゴールドコースト、ブリスベン、ケアンズ、エアーズロック、アリススプリングス、ダーウィン、パースなど
キャッシュレス化が進んでいる
日本でもPayPayやドコモdポイント、クレジットカードなど利用できるお店やレストランは増えましたが、オーストラリアでは更に先を進んでいます。
今やどのお店やレストラン、デパートでも現金を使っている人を見かけません。
オーストラリアでは、「Tap and Go(タップ・アンド・ゴー)」という非接触型決済を積極的に普及させていますので、今クレジットカードを持っていない人は、渡航前に非接触型決済(タッチ決済)ができるものを準備しておきましょう。
また、Apple PayやGoogle Payなどのスマホ決済もおすすめです。
財布を持っていると、現金を持っていると思われて、盗難目的で事件に巻き込まれる可能性もありますので、外出する際はできるだけカードケースだけにするようにしましょう。
医療システムが日本と異なる
日本では、眼科・皮膚科・内科・耳鼻科など専門医のいる病院に直接行きますが、オーストラリアではまず、一般診療所(General Practitioner)に行きます。
風邪や簡単な処置であれば一般診療所で行い、処方箋をもらって、薬局で薬を買います。
専門的な治療が必要な場合は、病院を紹介してもらって行くシステムです。
なので、どの科のどの病院に行ったらいいのか迷って放置せず、とりあえず海外保険適用の一般診療所(General Practitioner)に行くようにしましょう。
電車やバスで車内アナウンスはない
日本では、丁寧に次の駅を教えてくれ「お忘れ物の無いようにご注意ください〜」と車内アナウンスがありますが、オーストラリアの電車やバスの公共交通機関では、一切ありません。
そのため、景色に夢中になっていたり、スマホに夢中になっていると、すぐに乗り過ごしてしまいますので、気を付けてください。
自分が降りたい駅の手前になると集中して見ておいた方がいいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「事前に知っておこう!オーストラリアのホームステイで注意すること」では、ホームステイする際や、オーストラリアに住む際の注意点をいくつかあげてみましたが、日本に住んでいる時には意識していなかったことも多くあったと思います。
国籍も育ってきた環境も違う人同士が、同じ屋根の下で暮らすのですから、違って当たり前です。この違いを知っておくことで、事前にトラブルを回避できると思いますので、参考になれば嬉しいです。
あなたのオーストラリアでのホームステイが、より良いものとなりますよう祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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