TOPMBA留学に必須!GMATの対策法からおすすめの勉強法まですべて徹底解説!

MBA留学に必須!GMATの対策法からおすすめの勉強法まですべて徹底解説!

更新日:2022.05.08

MBA留学に必須!GMATの対策法からおすすめの勉強法まですべて徹底解説!

MBA留学をしたい!と思い、いろいろ調べてみるとGMATというテストを受験しなければいけないことを知るはずです。

経営学に興味があれば、MBAという言葉は当然知っていても、GMATは聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか。

本記事ではGMATという言葉をはじめて聞いた人でもわかるGMATについて、必要なスコア、そしてGMATの対策方法からおすすめの勉強法まで、余すことなく徹底解説します。

MBA留学に興味のある人は必見の内容になっていますので、ぜひ本記事でGMATを完全攻略し、MBA留学を目指しましょう!

MBA留学希望者が受検するGMATとは何?

GMAT(ジーマット)は一般的にTOEFL(IELTS)などの英語資格試験の後に受験するテストで、「Graduate Management Admission Test」の略称になります。

MBA留学には欠かせないテストになっており、問われる能力は以下の3つです。

≪GMATで問われる能力≫

  1. 英語力
  2. 数学的能力
  3. 分析的思考力

GMATの試験内容の詳細については以下の通りです。

試験名GMAT(Graduate Management Admission Test)
運営団体Graduate Management Admission Council
試験内容および試験時間英語(Verbal)65分数学(Math)62分ライティング(Analytical Writing)30分総合分析能力(Integrated Reasoning)30分合計:3時間7分
スコア最高800点(最低200点)
有効期限5年
試験場所東京・名古屋・大阪・福岡
受験回数上限生涯で8回まで(年間最大5回)
受験資格13歳以上前回の受検から31日以上経過生涯で8回以内かつ年間5回以内であること
受験日土日祝を除く平日
受験料250USドル(約30,000円)※1USドル=120円の場合
注意点筆記用具の持ち込み不可(試験会場のパソコンのみ使用)
申し込み方法オンライン
公式サイト(英語)https://www.mba.com/

試験科目4つの詳細は以下の通りです。

英語(Verbal)数学(Math)ライティング(Analytical Writing)総合分析能力(Integrated Reasoning)
出題数31問36問1問12問
スコア6~51点6~51点0~6点1~8点
回答時間65分62分30分30分
出題分野・論理的分析・長文読解・文章訂正・条件選択・計算問題(確率、不等式、二次関数、指数関数、整数、文章問題など)・論文に対して自身の意見をエッセイで伝える・図表解析問題・二項目分析問題・表分析問題・複数資料推論問題
必要スキルの目安TOEFLリーディング26点以上(TOEFL iBTスコア90以上、IELTS リーディング7.0以上)中学校から高校の数I・数ATOEFLライティング25点以上(TOEFL iBTスコア80以上、IELTSライティング6.5以上)英語と数学の基礎力に加え、ライティングの分析力
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TOEICやTOEFLとは何が違うのか?

GMATはTOEICやTOEFLと同じく英語で行われる試験ですが、いわゆる英語検定であるTOEICやTOEFLとは決定的な違いがあります。

≪TOEICやTOEFLとGMATの違い≫

  • TOEICやTOEFL

留学生の英語力を表すスコア

  • GMAT

数学や分析能力などMBAに必要な能力を示すためのスコア

TOEFLなどのスコアがない=英語力の不足で授業についていくことはできないと見なされ、希望の留学先には入学できません。

MBA留学の場合は英語力もさることながら、MBAの基礎となるGMATのスコア=スキルがないと入学ができないということです。

このスキルは留学生だけでなく、ネイティブの学生であっても求められるスキルになりますので、ネイティブといえどもGMAT試験を避けて通ることはできません。

MBA留学に必要なGMATスコアは?

GMATのスコアは最低200点〜最高は800点満点です。

平均スコアは400〜600点。

MBA留学で求められるスコアは入学希望のビジネススクールによって大幅に異なります。どのスクールを狙うとしても最低600点以上、ハーバード・スタンフォード、コロンビアなどの世界の有名校は最低700点以上は必要です。

以下、グレード別ビジネススクールの合格スコア目安です。

  • アジアトップクラス 約600~680点
  • ヨーロッパトップクラス 約650~710点
  • 世界ランキングトップ 約730点

ちなみに世界ランキングはアメリカのビジネススクールが名を連ねており、アメリカのMBAスクールを狙うのであれば、730点を目指す必要があると思っておきましょう。

GMAT対策とおすすめの勉強方法

GMATについて一通り理解できたと思いますが、次は肝心の試験対策と勉強方法について触れていきたいと思います。

GMAT試験対策はがむしゃらに勉強するのではなく、しっかり流れを作り、対策を練ったうえで勉強を行う必要があります。

まずは、GMAT対策の要になる勉強の流れについてお伝えします。

【GMAT対策】勉強の流れを作る

勉強の流れについては以下の通りです。

  1. 希望校のGMAT合格ラインのスコアを調べる
  2. 目標スコアに向けて受験時期の決定
  3. 逆算して勉強時間設定

まずは希望校の合格に必要なスコアを調べましょう。希望校に合格した人のスコアはネット検索すればいくらでも調べられます。

目標スコアが決まったら、次は受験時期の設定。

何となく力がついたら試験を受けようという気持ちでは、途中でだらけてしまう可能性が非常に高く、おすすめできません。3〜6ヶ月後くらいを目安に受験時期を設定し、決めてしまいましょう。

受験時期が決定したら、現在の状況から一日何時間勉強できるのかを冷静に計算してください。学生、社会人、それぞれの立場があると思いますが、平日何時間、週末何時間勉強ができ、1週間で何時間、1ヶ月では何時間勉強ができるか掘り下げて計画を立てましょう。

参考書を1冊購入し、それを最低3〜5周できる時期+1ヶ月くらいを目安とするとよいでしょう。

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【GMAT対策】3つのポイントをおさえる

GMAT対策には3つのポイントがあります。対策を実行する際には、以下のポイントをおさえておきましょう。

対策ポイント①:テキストは最新のものを使用する

GMATの傾向は、日々変動しています。数ヶ月で傾向がガラッと変わることは考えづらいですが、1〜2年も経つと試験の傾向自体が変わっていることはよくあることです。

そのため、テキストを選ぶ時は、テキストの読みやすさや自分との相性はもちろん大事なのですが、いつ発行されたものなのかも必ずチェックしておいてください。

1年以上経過しているものはおすすめできません。

対策ポイント②:テキストは何冊も購入しない

試験対策の勉強をしはじめた時にテキストを何冊も買ってしまい、中途半端にいろいろと手をつけてしまうというのは、最初の段階で陥りがちです。

勉強をはじめた当初は「やってやるぞ。」という気持ちが先立ち、いろんなテキストに手を出したくなると思いますが、その気持ちをおさえてテキストは最高の1冊を選びましょう。そして、そのテキストを何度も繰り返し解き続けることが正解です。

そのほうが記憶が定着しやすくなるだけではなく、基礎的な部分が身につき、合格ラインをクリアしやすくなるからです。

対策ポイント③:慣れるためのテスト受験は最小限にする

GMATには年間最大5回まで。生涯で8回までと受験回数の制限があります。TOEICなどの試験では試験慣れのために何度も受験する人も多いですが、GMATは回数制限がありますので、受験回数は最小限におさえましょう。

試験対策をして1回で目標スコアをクリアできればよいですが、そうとは限らず、もしかしたら何回も受験する必要がでてくるかもしれません。

GMATに関しては、感覚をつかむテスト的な受験は多くても1回程度と考えて、基本はすべて本番のつもりで臨むようにしてください。

【GMAT対策:番外編】対策のために留学する

GMAT対策のために思い切って留学してしまうという手もあります。日本でMBA留学を目指してGMAT対策で勉強をしても、周りに同じ仲間がいないということは多いと思います。

しかし、世界に目を向けてみると、MBA留学を目指してGMATを勉強している人はたくさんいます。

一定の英語力は必要ですが、GMATを学べる学校もあり、授業の内容はすべてGMAT対策です。授業はもちろん、生活もすべて英語になりますので、GMATの対策と同時に英語力をつけることもできます。

そして何よりも同じ目的、目標を持つ世界中の留学生と同じ空間で勉強し、切磋琢磨できます。同じ目標を持つ留学生同士、時には勉強やプライベートの悩みも話すこともあり、自然と人脈も築けますので、GMAT対策という枠を超えて、得られるものが大きい時間になります。

まとめ

MBA留学に必須なGMATについて詳しくお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

GMATの内容を知り、勉強法を知ることで、MBA留学に向けた試験対策もしっかり練ることができます。

GMAT対策は、まず勉強の流れを作り、希望するビジネススクールを決め、合格スコアの目安を知ることからはじめてください。目標スコアが決まったら、自分の立ち位置から受験日を決め、勉強時間の設定です。

テキストに関しては何冊も手を出したくなると思いますが、そこはぐっとおさえて1冊を厳選し、その1冊をしっかり使い込んでください。

最終手段としては思い切ってMBA対策のために留学してしまうのもありだと思います。

MBA留学は簡単ではないからこそ得られるものも大きく、今の頑張りが将来の夢や目標につながります。本記事を参考に、ぜひGMAT対策をたてて、MBA留学の夢を叶えましょう!

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