コロナ禍中、ワーキングホリデーに行くのを断念した人もいることでしょう。また、コロナ禍による行動制限などが解除されたあとも、海外に行くのは無理かも……なんて、ワーホリを諦めている人もいるかもしれませんね。
では、一体いつになったらコロナを気にせずワーホリができるのでしょうか。
この記事では、ワーホリ協定国のコロナにまつわる入国事情やワーホリ情報をお伝えしつつ、現地での注意点も解説していきます。
これからワーホリを考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
【目次】
1.アフターコロナ!ワーホリにはいつ行ける?
コロナでワーホリを諦めている人に朗報ですが、2023年11月現在、ワーホリにはいつでも行ける状況です。もちろん、各国のワーホリビザ発給条件を満たす必要はありますが、少なくともコロナが原因でワーホリができないということはないのです。
コロナ禍中は、確かにワーホリビザの発給を停止している国も多く、ワーホリには行けなかったのが事実。ワーホリを計画していたのに行けなくて、悔しい思いをした人もいるでしょう。
ですが、ワーホリビザの発給を停止していた国も、2021年の初夏頃から、続々とワーホリビザの発給を開始しており、2022年の秋ごろには、ワーホリには行ける状況になっていました。
ちなみに、各国の入国制限も2022年の秋ごろにはほとんど解除されており、ワクチン証明なしで渡航ができるようになりました。ただ、日本は世界的に見て、入国制限を解除するのがやや遅めだったため、日本人は日本入国時にワクチン証明が必要でした。
ですが、今やそれも撤廃され、日本入国時にもコロナ関連で提出する書類はありません。
ですから、アフターコロナの現在、ワーホリを諦める必要はないのです。また、コロナ禍でワーホリに行けなかった人も、まだ年齢が30歳を超えていないなら、ワーホリに行くことが可能ですから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
2.ワーホリ国でコロナに関する制限はある?
2023年11月現在、ワーキングホリデービザは通常どおり発給されているというのは、前述のとおりです。入国時にコロナに関する書類などを準備する必要もなくなっています。
しかし、現地渡航後の制限についても気になるでしょう。
日本とワーホリ協定を結んでいる国に限って言えば、日本と同様に、日常生活の範囲でコロナに関する制限は敷かれていません。日本にいるときと同様に過ごしても、コロナのことで問題になることはないでしょう。
ただし、コロナ禍の影響で閉店してしまった日本食レストランやショップなどはあります。つまり、英語をはじめとした現地の言葉が流暢ではない日本人が仕事ができる場所が、以前よりも限られている可能性はあります。
コロナに関して行動制限はありませんが、そういったアフターコロナだからこその影響は未だ残っていますので、資金準備や計画はしっかりとして渡航することをおすすめします。
3.アフターコロナのワーホリで気をつけること
日本とのワーホリ協定国では、2023年11月現在、コロナに関する行動制限は定められていません。しかし、アフターコロナだからこそ気をつけておかなければならないことはあります。
ここからは、アフターコロナだからこそ、現地で注意すべきことを解説していきます。
常に最新情報をチェック
2023年11月現在、ワーホリで行ける国々ではコロナに関する行動制限は定められてはいないとは言え、今後の状況では、また行動制限が敷かれる可能性はあります。
ですから、渡航前はもちろん、渡航後も常に現地での最新情報をチェックしておきましょう。
コロナではなくても、別の何かで行動制限が敷かれる可能性もあります。そうした行動制限を知らないでいると、大きなトラブルに発展するおそれもあります。現地でトラブルにならないようにするためには、現地での情報を常に入手できる状態にしておいてくださいね。
医療機関では念の為マスク着用がおすすめ
日本でもマスクをつけずに生活できるようになっているため、もうマスクを持っていない人もいるかもしれませんね。しかし日本でも、医療機関ではマスクの着用がお願いされていたり、義務付けられていたりすることが多いです。
海外でも同様に、医療機関ではマスク着用が望ましいとされていたり、義務付けられていたりします。
急に医療機関にお世話になるのに備えて、マスクは一応数枚程度は用意しておくと良いでしょう。現地の医療機関でマスクが必要かどうかわからない場合は、念の為マスクを着用することをおすすめします。周囲の人が誰もマスクをつけていなければ外すことは簡単ですが、マスクが義務だった場合、医療機関で入手できるかどうかはわかりません。
マスク着用は日本ほど普通ではない
日本では、そもそもコロナ禍以前でも、マスクをしている人はそれほど珍しくありませんでした。冬場や花粉症の季節になると、マスクを着用している人も増えますよね。
ですからアフターコロナの今も、マスクを着用している人を見て、不自然だと感じる人はあまりいないでしょう。
しかし海外では、日本ほどマスク着用が普通のことではありません。コロナ禍以前にマスクをしている人を見たら、奇妙だと思われるくらいには、マスクは普通のことではありませんでした。
コロナ禍を経験した今、以前に比べれば世界中の誰もがマスクをつけている姿を見慣れているはずです。しかしそれでも、マスクをして歩いていると、ちょっと奇妙に見えてしまったり、最悪の場合は、何か隠し事をしているのではないかと怪しまれたりすることもあります。
アフターコロナの今も、感染を警戒してマスクをつけている人もいるかもしれませんが、ワーホリに行くなら、マスクをつけている理由を現地の言葉でしっかり説明できるように準備をしておくと良いでしょう。
また、現地でマスクをつけるなら、怪しまれることがないように常に堂々と行動することをおすすめします。マスクをつけたままビクビクしていたり、キョロキョロしていたりすると、怪しく思う人もいるかもしれません。
2023年時点ではコロナの影響はほとんどない
2023年11月現在、ワーホリで行ける国々では、コロナによる日常への影響はほとんどありません。ほぼコロナ前と同じように行動することが可能です。
コロナ禍中に聞こえてきていたアジア人への差別も、少なくとも都市部やアジア人が一定数いる国では、ほとんど感じずに過ごせるでしょう。
そんな状況ですから、逆にあまりコロナに対して神経質になって行動していると、周囲から敬遠されてしまうこともあるかもしれません。日本はコロナ禍の行動制限が比較的緩めだったのですが、コロナを怖がる人は海外よりも多い傾向にあります。
また、ワクチン反対だとかコロナは陰謀説などを表現するのは自由ですが、少なくともワーホリ中現地で主張するのはやめておきましょう。
海外にいるときは、日本にいるときよりも、守られていない状況です。不用意な発言はトラブルの元になりかねませんから、平和に過ごしたいなら、コロナに関する主張は心にしまっておくことをおすすめします。
アフターコロナのアジア人差別
前述のとおり、2023年11月現在は、アジア人だからと言ってあからさまにコロナのことで差別されることはほとんどないでしょう。
しかし、中にはコロナ禍に関連するアジア人への差別感情を、未だに引きずっている人がいます。
直接危害を加えられることはなくても、心無い言葉をかけられたり、敬遠されたりすることはあるかもしれません。
しかしそういう目に遭っても過剰に反応するのはやめておきましょう。日本にだって、外国人を差別して、心無い言葉をぶつける人はいます。それと同じことが起きているだけなのです。
もしもコロナの影響でアジア人差別を受けた!と感じても、そっと忘れて、平和な日常を過ごすことをおすすめします。
4.コロナを気にせずワーホリに行くべき?
コロナを気にしてワーホリに行くのを躊躇している人もいるかもしれませんが、2023年11月時点の情勢を考えれば、別にコロナを理由にワーホリを諦める必要はありません。またいつワーホリができなくなるかわかりませんし、行ける間に行っておいた方が良いでしょう。
ですから、特に年齢制限が迫っている人や、将来的にワーホリをするのが難しそうな人は、今のうちにワーホリをしておきましょう。協定国も増えていますから、可能ならワーホリはしごをしてもいいですね。
コロナよりも気になる為替レート
コロナに関しては、ほとんど気にしなくてもワーホリに行けるようになっていますが、2023年11月現在の為替レートを見てみると、歴史的な円安傾向にあると言っても過言ではありません。
そのため、ワーホリにかかる費用が以前よりも高額になっています。
とは言え、円安だということは、現地で働いてお金を貯めることができるなら、帰ってくるときにちょっとお金持ちになった気分になれるかもしれません。初期費用をまかなって、さらに貯金が残る人もいるでしょう。
比較的仕事が見つかりやすい国に行くのなら、為替レートについてそこまで心配する必要はないでしょう。
5.ワーホリにはもういつでも行ける!
コロナ禍に関して、ワーホリにいつ行けるのだろう?と心配する時期は過ぎました!ワーホリをしたいと思っているなら、早速準備に取り掛かりましょう。
ただし、コロナ関連に限らず、現地の最新情報は常にチェックし、万が一に備えておいてくださいね。