アメリカへの留学や滞在を考えている人は、アメリカでの食生活のことも気になるのではないでしょうか。アメリカの食べ物というとハンバーガーしか思い浮かばず、食生活に不安を感じる人もいるでしょう。
そこでこの記事では、アメリカにおいしい食べ物があるかどうか、そしてアメリカならではの食べ物についてご紹介していきます。
これからアメリカに留学する人も、旅行や長期滞在でアメリカに向かう人も、ぜひ参考にしてくださいね。
アメリカではおいしい食べ物がたくさん食べられる!
アメリカにはおいしい食べ物はないかも……と不安に思っている人に朗報なのですが、アメリカでもおいしい食べ物を食べることはできます。
アメリカは多民族国家なので、アメリカにいながらにして色々な国の料理が食べれるのです。日本食をはじめとしたアジア料理はもちろんありますし、メキシコ料理をはじめとしたラテンアメリカの料理、そしてヨーロッパの料理だって見ることがあるでしょう。
多少地域差はありますし、ちょっとアメリカナイズされたものもあるのですが、きっと口に合うものに出会えるはずです。
一つ難点があるとすれば、アメリカでの外食は日本よりもずっと高いということです。日本での外食は、世界的に見ても意外と安価なんですね。
ですが、自炊やテイクアウトをする場合も同様に、さまざまな国の料理が集まっていますから、心配はいりません。アジア系の多いエリアなら、和食や中華などを作るのに必要な調味料がたくさん売っているんですよ。
アメリカならではのおいしい食べ物10選
前述で、アメリカではおいしいものが食べられると述べましたが、これだけだと、アメリカで食べられるおいしい食べ物は、他国の料理だと思ってしまいますよね。
特に旅行でアメリカに行く人は、現地のおいしい食べ物も食べてみたいと思うでしょう。
もちろん、アメリカにはアメリカならではのおいしい食べ物もちゃんとあります。ここからは、日本人におすすめしたいアメリカならではのおいしい食べ物をご紹介します。
1.ハンバーガー
「やっぱりハンバーガーか…」とがっくりすることなかれ。アメリカのハンバーガーは、パティが日本のものとは違い、とても肉肉しく、しっかりお肉を食べている気分になれるんです。ベーコンを入れたり、野菜を抜いたり、マッシュルームを入れたりといったカスタマイズも可能な店も多く、自分好みのバーガーが作れることも。
ハンバーガーひとつで炭水化物も、タンパク質も、そして野菜も取れてしまうので、実は栄養価が高い食べ物かもしれません。ただ、あまり大き過ぎたりチーズを入れたりするとカロリーがすごいことになるので、食べ過ぎには注意しましょう。
2.ステーキ
アメリカのステーキは日本で見るものよりも厚みがあることが多く、食べ応えたっぷり!部位にもよりますが、肉質も柔らかめで食べやすいことが多いです。
Tボーンステーキのような大きなステーキを頼めば、目でも楽しめるでしょう。ただし量が多いので、複数人でシェアがおすすめです。
3.バッファローウィング
バッファローウィングを好きな日本人はきっと多いはず。素揚げにした鶏肉の手羽を、ちょっと辛いソースで絡めたものです。
おつまみに最適なので、アメリカのビールと合わせてみてはどうでしょうか。ごはんにも合うので、ご飯派の人にはご飯のお供におすすめします。
4.バーベキュー
バーベキューもアメリカ料理のひとつとして数えて良いでしょう。家でやるおうちも多いですが、バーベキューレストランもたくさんあります。
アメリカ人は燻製っぽい味がお好きなのか、スモークバーベキューがレストランでは人気。もちろんローストもありますよ。
日本よりもかなり凝っているので、一度はバーベキューレストランに行って見ても良いでしょう。
5.ホットドッグ
あまり特別感は感じないかもしれませんが、アメリカの国民食とも言える存在です。日本では豚のソーセージが使われていますが、アメリカのものは牛なので、日本のものとは味も食感も異なります。
刻んだ野菜や薬味が入っていたりして、味も豊か。本場のホットドッグがどんなものか、アメリカで体験してみてはいかがでしょうか。
6.エッグベネディクト
最近日本でも人気のエッグベネディクトは、アメリカ発祥の食べ物です。イングリッシュマフィンの上にベーコンとポーチドエッグを乗せて、オランデーズソースをかけていただきます。
アメリカの朝食の定番の1つですが、朝食にするには重いと感じる人もいるかもしれませんね。ランチとしても好まれているので、お昼時に食べてみましょう。
7.カリフォルニアロール
カリフォルニアロールは、アボカドとかにかまが巻かれた巻き寿司のこと。具は若干違う場合もありますが「カリフォルニアロール」と言う場合は、アボカドは確実に入っています。
日本の巻き寿司から発展したアメリカン・ジャパニーズとでも言いましょうか。
カリフォルニアロール以外にも、ソフトシェルクラブを使った「スパイダーロール」、サーモンとアボカドが入った鮮やかな裏巻きの「ドラゴンロール」など、さまざまな名称のものが手に入ります。
日本人の口にも合いやすいので、アメリカにいる間にさまざまなアメリカンロールを試してみてくださいね。
8.チリコンカン
アメリカには、アメリカ版メキシコ料理「テクス・メクス」というものもあるのですが、そのテクス・メクスのひとつがチリコンカンです。
ひき肉と色んな豆のトマト煮といった感じの食べ物で、チリコンカンだけで食べるのも、パンやライスと一緒に食べるのもおいしいですよ。
ちなみにスーパーで缶詰も売っているので、手軽に食べられます。
9.ブリトー
アメリカのブリトーは、メキシコのブリトーとは少し異なるテクス・メクスのひとつです。小麦粉でできたトルティーヤという生地に色んな具材を乗せて巻いたもので、前述のチリコンカンを入れることもあります。
また、肉や野菜のほかに、ライスを入れることもあるんですよ。日本人の感覚では不思議な感じがするかもしれませんね。
10.アメリカンピザ
最後にご紹介するアメリカンピザは、イタリアの薄い生地でできたピザとはちょっと趣が異なるものです。具材も結構違います。
アメリカのピザは生地が厚めで、具材もヘビー寄り。サラミなどの肉類にチーズがたっぷり……なんていうのが、アメリカのピザの代表格です。
日本でもアメリカスタイルのピザは手に入りますが、ぜひ本場でも食べてみてくださいね。
アメリカで食を楽しむときの注意点
アメリカにもさまざまなおいしい食べ物があることがわかったでしょう。しかし、アメリカならではの料理を楽しむ場合には、ちょっと注意した方が良いポイントもあります。
ここからはアメリカで食を楽しむときの注意点を解説していきます。
カロリーに注意!
アメリカの食べ物はおいしいものもたくさんありますが、結構ハイカロリーです。全体的に肉類が多いため、脂質も高め。また、油やバター、マヨネーズなどといったカロリーの高いものも多く使われているため、日本の食べ物よりもカロリーがかなり高いのです。
そんなアメリカで、現地のアメリカ人のようにアメリカの食べ物ばかり食べていると、あっという間に太ってしまうかもしれません。
急激に太るのを防ぐには、アメリカっぽいハイカロリーな食べ物は1日1食に抑えておき、ほかは控えめにするなど、ちょっとした工夫をすることをおすすめします。
量が多すぎる場合も……
日本人のイメージほどアメリカの食べ物はビッグサイズではありませんが、日本で外食をするのと比べると、量が多いのは確かです。小食の人だと、一人分を食べきれないかもしれません。
また、食べきれたとしてもその分カロリーをとってしまうので、肥満にもつながります。
ただ、アメリカではレストランで食べ残しをしてしまった場合、高確率で持ち帰りが可能です。食べきれないものは持ち帰り用に包んでもらうようにお願いし、あとから食べるようにすれば、量が多くて苦しむことはないでしょう。
味が濃いめの食べ物が多い
アメリカで食べる日本食など、外国の食べ物はそうでもありませんが、アメリカならではの食べ物はやや味が濃いめです。塩味がキツいというよりは、ガツンとハッキリと重い味がするので、食べ疲れてしまう人もいるかもしれません。
アメリカで照り焼き味が好まれるのは、照り焼き味が彼らの口に合うからでしょう。照り焼きのようにハッキリとしていて少し重めの濃い味の食べ物が多いので、あっさりしたものが好きな人には、ちょっとキツく感じることもあるかもしれません。
食べ続けていると胃もたれを起こしてしまうかもしれませんから、適度にあっさりした食べ物も挟みながら、アメリカならではの食事を楽しんでくださいね。
アメリカ留学や滞在では食も楽しもう!
あまり食のイメージがないかもしれませんが、アメリカにもおいしい食べ物はたくさんあります。しかも、アメリカならではの食べ物だけではなく、世界中の食べ物が楽しめますから、食べるのが好きな人にとってはきっと楽しい環境でしょう。
留学や旅行、長期滞在などでアメリカに行く人は、ぜひアメリカならではの食事も楽しんでみてくださいね。