オーストラリアへの留学やワーホリ、旅行を検討中の方は、オーストラリアがどのような国なのか気になっているのではないでしょうか。
日本とオーストラリアの文化や習慣は異なる点が多いため、事前に予習をしておくとよいでしょう。今回は、オーストラリアと日本の違いを、気候や文化、生活習慣に分けてご紹介します。
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オーストラリアと日本の気候の違い
オーストラリアで快適に過ごすために、気候について理解を深めておきましょう。オーストラリアの気候の特徴を、日本と比較しながら解説します。
日本との時差は1~2時間
オーストラリアは東西南北に広がる大陸であるため、タイムゾーンが3つに分かれています。日本との時差は、-1時間から+1時間です。
日本との時差(4月上旬から10月下旬)
- シドニー、ブリスベン、メルボルン:+1時間
- アデレード、ダーウィン:+30分
- パース:-1時間
また、シドニーやメルボルン、アデレードなど、地域によってはサマータイム※が導入されており、さらに+1時間の時差が生じます。
※オーストラリアは南半球にあるため、日本の季節と真逆です
日本との時差(10月下旬から4月上旬)
- シドニー、メルボルン:+2時間
- アデレード:+1時間30分
他の英語圏と比べて、日本との時差はほとんどありません。オーストラリア滞在中に日本の家族や友人と気軽に連絡を取ることができます。
紫外線がとても強い
オーストラリアは、紫外線がとても強いことで知られています。紫外線量は日本の5倍以上と言われるほどです。日焼け止めクリームだけではなく、帽子やサングラスも準備して、紫外線対策を徹底しましょう。炎天下の中、サングラスをかけずに長時間外にいると、目が真っ赤になってしまうこともあります。
オーストラリア全域で紫外線が強い傾向にありますが、特にケアンズやダーウィンは注意が必要です。このエリアに渡航される際は、紫外線対策を徹底しましょう。
乾燥しやすい
日本は湿度が高いことで知られていますが、オーストラリアは時期や地域によっては日本よりも乾燥しています。特に西海岸に位置するパースでは、夏にほとんど雨が降りません。パースの夏の降水量(平均)は、東京都のわずか7%です。敏感肌の方は肌の保湿対策をしっかりとしましょう。
パースと東京の夏の降水量(平均)
- パース:11.3mm
- 東京:159.5mm
※パースは12月~2月、東京は6月から8月の平均値です
また、喉が弱い人も要注意。のど飴は英語で「cough drops」「throat lozenges」と言います。現地でも売っているので、気になる方は薬局やスーパーマーケットで探してみてください。
地域によってかなり気候が違う
南北に細長い日本では、東北や北海道の冬は寒さが厳しく、沖縄は年間を通して温暖な気候など地域によって異なる特徴があります。オーストラリアも日本と同様です。 例えば、内陸部は砂漠気候(乾燥帯)であるため、深刻な水不足に陥ることも少なくありません。年間を通して温暖なブリスベンやゴールドコースト、東京と同じくらい冬の寒さが厳しいシドニーやメルボルン、年間を通して気温が高いケアンズなど、地域によって特徴が異なります。滞在先の特徴をしっかりと把握しておきましょう。
オーストラリアと日本の文化の違い
現地の生活に馴染むために、文化の違いを知っておくことも大切です。常識を知らずに渡航すると、現地の人にとって非常識な行動を取ってしまうかもしれません。オーストラリアの文化について理解を深めて、余計なトラブルを回避しましょう。
オーストラリアは移民が多い多文化な国
オーストラリアと日本は同じ島国ですが、移民に対する考え方が大きく異なります。日本の在留外国人は増加傾向にあるものの、日本の総人口に対する割合は約2.6%ほど。一方、オーストラリアは移民大国と呼ばれており、多くの民族が共存する社会です。え
「オーストラリアには欧米人が多く住んでいる」というイメージを抱く方が多いでしょう。郊外では比較的その傾向にありますが、都市部はアジア人、インド人をはじめとした多様な民族で構成されています。
さまざまな国の料理を楽しんだり、世界各国の言語に触れたり、一つの国にいながら世界旅行の気分を味わえます。移民国家でのコミュニケーションで注意が必要なのは、人種や宗教といった話題にデリケートな方もいらっしゃる点です。親しくなる前にそういった話題を持ち出すのは避けた方が無難でしょう。
割と誰にでも話しかける
日本では防犯上の観点から「知らない人と話してはいけない」と教わった方も多いのではないでしょうか。道端ですれ違った人に挨拶する習慣がある方は、少数派でしょう。オーストラリアでは、面識がない人同士で挨拶や天気の話をすることが珍しくありません(もちろん、トラブルに巻き込まれないように警戒心を持つことも大切です)。日本とオーストラリアでは、コミュニケーションの取り方に違いがあることを知っておきましょう。
年齢差はあまり気にしない
日本には年齢差による上下関係を重んじる文化があるため、自分よりも年上の人に敬語を使って敬意を払います。一方、オーストラリアでは基本的に対等です。歳の差を気にしないため、年齢を聞かれることはあまりありません。年齢差が大きければ気を遣うこともありますが、日本よりもフランクに接する方が多いでしょう。
日本人に比べると時間に少しルーズ
日本人は「時間厳守」の意識が強く、決められた時刻を守るケースがほとんどでしょう。特に、日本の鉄道は時間に正確なことで知られています。
日本と比べると、オーストラリアの人や交通機関は時間にルーズと感じることもあるでしょう。特に、公共交通機関は時間通りに来ないことも多いです。日本とのギャップにイライラせず、おおらかな国民性を受けれましょう。
残業はしないのが当たり前
日本人で驚く方が多いのは、オーストラリアでは残業をしない方が多いこと。日本では残業するのが当たり前の企業もありますから、カルチャーショックを受ける方もいるでしょう。定時になったら帰宅を促されることもあります。仕事とプライベートのメリハリをつけられるのは、とても良いことですね。
チップは基本的に必要ない
オーストラリアには原則チップの習慣がないため、日本と同じと考えて構いません。ただし、一部のレストランではチップを払うケースもあります。目安は、合計金額の10~15%程度です。チップは、良いサービスを受けた対価となりますので、サービスに満足したら快く対応しましょう。
オーストラリアと日本の生活習慣の違い
最後に、日本とオーストラリアの生活習慣の違いをご紹介します。知らないと周囲に迷惑をかけてしまったり、不快感を抱かせてしまったりすることもあるので、チェックしておきましょう。
人前でゲップはタブー
日本でも人前でのゲップを嫌がられることが多いですが、オーストラリアでも同様です。特に口を開いて大きな音を立てるのは、本当にタブー。人前でのゲップはマナー違反となるため、ご注意ください。 また、ゲップの他、食事中のタブーとして「そしゃく音(くちゃくちゃと音を立てて食べること)」が挙げられます。「レストランでそしゃく音を聞いたら、席を移動したくなる」と感じるオーストラリア人もいるため、食事中の音には気をつけましょう。
シャワーはささっと浴びることが多い
乾燥地帯が多いオーストラリアにおいて、水は貴重な資源です。シャワーをゆっくりと浴びて一日の疲れを癒したいと感じる日本人は多いでしょう。オーストラリアではバスタブがないところも多く、シャワーを短時間で済ませる方が少なくありません。
シェアハウスによっては、入浴時間が制限されるところもあるほどです。入浴好きな方にとってはストレスになるかもしれませんが、「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、現地の習慣を受け入れましょう。
現金よりもカード払いの方が主流
最近では、日本でもキャッシュレス決済が普及してきましたが、対応していないところも少なくありません。また、キャッシュレス決済ができたとしても、現金払いを選択する日本人も多いでしょう。
オーストラリアでは、日本よりもキャッシュレス決済が普及しています。お店によっては現金払いをすると嫌な顔をされてしまうところもあるため、クレジットカードやデビットカードを持って行くとよいでしょう。お店によって対応している国際ブランドが異なるため、異なる銘柄を持っていると便利です。
BYOという持ち込みOKのレストランがある
日本では、持ち込みOKのレストランや居酒屋はそれほど多くはありません。一方、オーストラリアには、ワインやビールを持ち込めるレストランがたくさんあります。持ち込みができるシステムは「BYO(Bring Your Own)」と呼ばれており、このシステムを採用しているレストランには、持ち込み可能です。
オーストラリアと日本には違いが多い!渡航前にはあらかじめ心の準備を
オーストラリアと日本では、気候や文化、生活習慣において異なる点がたくさんあります。住み慣れた日本とのギャップにストレスを感じることもあるかもしれません。しかし、日本とは異なる文化や慣習に触れて、今まで知らなかった世界を経験できることが、海外生活の醍醐味です。オーストラリアの文化をしっかりと理解して、思う存分、現地生活を楽しみましょう。
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