日本人ならLINEを使っている人はとても多いでしょう。これからアメリカに留学などで滞在をするという人は、日本で使っているLINEをアメリカでも使いたいと思うはず。しかし、LINEは海外でも使えるのか、アメリカでは禁止されているのではないかと疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事ではアメリカでLINEを使う方法や、アメリカで主流のメッセージアプリについて解説します。こちらを参考にすれば、アメリカでどのようにテキストでのコミュニケーションを取れば良いのかがわかるはずですよ。
【目次】
1.LINEはアメリカでは禁止されていない
LINEが禁止されている国もあるなんて話を聞いたことがあるかも知れませんが、アメリカではLINEは禁止されていませんから、ご安心ください。アメリカに滞在する場合も、日本と同じようにLINEの使用が可能です。
ちなみにLINEのアクセス制限が設けられており、LINEが使えない国には中国、北朝鮮、イラン、アラブ首長国連邦などがあります。これらの国々ではLINEを使うのがちょっと難しいですが、アメリカではそうした制限は設けられていません。
2.アメリカのメッセージアプリ事情
アメリカではLINEは禁止も制限もされていません。しかしなんとなく、アメリカではそれほどLINEが普及していない感じがしますよね。使っている人があまりいないため、アメリカではLINEが使えないのでは?と思ってしまう人がいるのかもしれません。
実際、アメリカではそれほどLINEは使われておらず、LINE以外のメッセージアプリが人気を集めています。ここからは、そんなアメリカのメッセージアプリ事情についてご紹介します。
主流はWhatsAppやFacebookメッセンジャー
アメリカで多くの人が使っているメッセージアプリは、WhatsAppやFacebookメッセンジャーです。Facebookは日本でも普及していますから、メッセンジャーも使ったことがあるという人も多いでしょう。
Facebookも以前に比べるとやや廃れてきている感じはあるものの、特にメッセンジャーはアメリカではかなり幅広く使われており、仕事の連絡に使う人もいるほどです。
WhatsAppは世界的に人気のメッセージアプリ。アメリカだけではなく、アジア圏、ヨーロッパ、中南米などでも根強い人気を誇っています。
LINEと同じような設計ではありますが、スタンプの数が少なかったりなど、もっとシンプルな感じです。
SnapchatやDiscordも人気
FacebookメッセンジャーやWhatsAppなどは日本でもそこそこ名が知られていますが、アメリカではほかにもSnapchatやDiscordなど、日本ではまだ知らない人もいるアプリも人気です。
Discordは日本でもゲーマーたちの間で人気なので、使っている人もいるでしょう。アメリカでもゲーマーたちの支持が厚いのはDiscordです。特にオンラインゲームをする人にとっては非常に使いやすいアプリですが、その他の用途にももちろん使えます。
Snapchatは特にアメリカの若者に大人気。こちらは特定の人と長々と話すというよりは、もっとインスタントなやりとりを楽しむアプリです。送り合った写真や動画は閲覧後数秒で消えてしまうので、本当にその瞬間その瞬間のやりとりをメインとしています。
LINEを使うのはアジアと関連がある人たち
アメリカでもLINEを使っている人がいないわけではありません。では具体的にどんな人がアメリカでLINEを使っているのでしょうか。
LINEは日本や韓国をはじめとしたアジア圏の人に大人気のメッセージアプリ。ですから、そんなアジア圏の人たちと関連がある場合は、アメリカ人でもLINEを使っています。
日本との関連性でいうなら、日本語を勉強しているアメリカ人や日本人の友達がいるアメリカ人は、LINEを使っていることが多いでしょう。
ここまでにご紹介した他のメッセージアプリに比べると、普及率は低いものの、普通に使っている人はいますし、アメリカ地域向けのスタンプなどもあります。
ですから日本人がアメリカに滞在しているときに、LINEを使うことで困ることはないでしょう。
3.アメリカ留学・滞在中にLINEを使う方法
アメリカではLINEが普通に使えるというのは、前述のとおり。ここからは、具体的にどのようにすればアメリカでもLINEが使えるのか、その方法を解説していきます。
日本のLINEアカウントはそのまま使える
現在日本でLINEアカウントをお持ちで、日本で使っているスマホをそのままアメリカに持ち込んで使おうとしている人は、何の問題もなくそのまま同じアカウントが使えます。
同じスマホに別の電話番号の入ったSIMを入れようとしている人の場合は別ですが、そうではなくSIMも同じものを使う予定なら、何の準備もいりません。
アメリカの電話番号から新規登録も可能
また、アメリカで新たに電話番号を入手した場合は、その電話番号に紐づく新アカウントを作ることができます。
日本用のスマホとアメリカ用のスマホを分けたいという場合は、この方法がおすすめ。日本とのやりとり用のスマホでは、日本のLINEアカウントを使い、アメリカで購入したスマホから、新たにLINEをダウンロードしてアカウント登録をしましょう。
自分のLINEアカウントが2つという形にはなりますが、この方法が適した人もいるでしょう。
日本のLINEアカウントをアメリカの番号に引き継ぐ
現在使っている日本のLINEアカウントを、アメリカで入手した電話番号に引き継ぐことも可能です。
まずは、日本で使っていた電話番号+スマホでLINEを立ち上げ、設定→アカウントから、電話番号・メールアドレス・パスワードを設定しておきます。このメールアドレスとパスワードがなければ引き継ぎは行えませんので、注意しましょう。
次にアカウント引き継ぎを開き、「アカウントを引き継ぐ」をONにします。これをONにしてから36時間以内に引き継ぎを行わなければならないため、ここをONにしたらすぐに引き継ぎ作業を始めてください。
ちなみに引き継ぎ先のアカウントが、同じOSを使っている場合は、トーク履歴のバックアプも引き継げます。
次に新しいスマホでLINEアカウントの引き継ぎ作業をします。新しいスマホでLINEを立ち上げ、指定される手順に沿ってログインをしましょう。
ログイン後に前述で出てきたものと同じメールアドレスとパスワードを入力します。すると、日本で使っていたLINEのアカウント情報が読み込まれます。
意外と面倒な手順はありませんから、この方法でアメリカでLINEを使っても良いですね。
4.アメリカでLINEを使うときの注意点
アメリカでLINEを快適に使うには、いくつか注意すべきこともあります。ここからは、アメリカでLINEを使うときに気をつけておきたいことについてご説明していきます。
ローミングはOFFに!Wi-Fiのある場所で使おう
日本の電話番号とスマホをそのままにしてLINEを使う場合、モバイルデータ通信の国際ローミングはオフにしておくことをおすすめします。これをオフにしておかなければ、外でLINEを使う度に、通信料金がかかってしまいます。
携帯会社によっては、この通信料金が日本とそれほど変わらない会社もあるのですが、国際ローミングでのモバイルデータ通信は高額になる場合もあります。
ですから、日本のLINEアカウントをそのまま使うなら、ローミングは切っておき、Wi-Fiのある場所に限定して使うようにしてください。
通話の質はあまり良くない
LINEをWi-Fiで使う場合、あまり通話の質がよくないように感じるでしょう。また、アメリカの電話番号でモバイルデータ通信をした場合も、通話の質はあまり良くないと感じる人が多いようです。
LINEはテキストのやりとりには向いていますが、通話をするならFacebookメッセンジャーやWhatsAppなどの方が安定しています。またビデオ通話をするならSkypeを使うのも良いですね。
日本やアメリカの友達と通話がしたいという人は、LINE以外の他のアプリで通話をすることをおすすめします。
現地の友達とは別のアプリを使うことが多い
LINEがあれば、日本にいたときと同じように、日本の家族や友達といつでもコミュニケーションが可能です。
ですがアメリカでできた友達とは、LINEではコミュニケーションが取りづらいかもしれません。これはアメリカではLINEがそれほど普及していないからですね。
ですから、現地で友達ができた場合は、FacebookメッセンジャーかWhatsAppを手に入れるのがおすすめ。コミュニティによっても、どのアプリが普及しているかが異なりますから、友達が使っているものに合わせるのが無難でしょう。
5.アメリカ滞在中もLINEを使えば日本の家族や友人と連絡しやすい!
LINEはアメリカでの普及率が低いものの、普通に使うことはできます。
日本でも使っていたLINEをアメリカでも使えるようにすれば、日本にいる家族や友人と連絡が取りやすくなりますよね。LINEがあればアメリカ滞在中にホームシックになることも、防げるでしょう。