TOP英検準1級の勉強方法は? 合格を目指すための勉強時間やおすすめ教材

英検準1級の勉強方法は? 合格を目指すための勉強時間やおすすめ教材

更新日:2023.02.28

英検準1級の勉強方法は? 合格を目指すための勉強時間やおすすめ教材

英検という言葉は誰しもが聞いたことがあるのではないでしょうか?正式名称は実用英語技能検定。公益財団法人日本英語検定協会が主催する英語の資格試験で、TOEICと並んで人気のある検定になっています。

英検準1級は、1級に次ぐレベルなので難易度は高いといえますが、履歴書などに記入すると就職活動においても大いに有利になるでしょう。

では、その英検準1級、どのように勉強したら合格を目指せるのでしょうか。

今回は英検準1級合格を目指すための具体的な勉強方法や勉強時間、そしておすすめの教材についてもお伝えします。

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英検準1級のレベルは?

英検は、5〜3級、準2級、2級、準1級、1級とレベルごとに分けられています。5〜3級が中学レベル、準2級、2級が高校レベル、準1級と1級が大学レベルといわれています。

準1級は大学中級程度レベルで、難易度は高いですが、そのかわり合格すれば実用的な英語力を身に付けている証明になるでしょう。英検準1級の試験の内容ですが、筆記試験90分の他にリスニング30分、面接が8分程度に設定されており、2級以下のレベルよりも試験時間が長くなっています。

合格率は、過去のデータを見ると約15%ほど。2級が約25%といわれています。2級にパスした人の15%程度しか準1級に上がれないと考えると、その難易度がぐっと上がっているのが分かると思います。

英検準1級に合格するために必要な時間 :一日1~2時間×3~6ヶ月

英検準1級にチャレンジしたいけど、合格するためにはどれくらい勉強したら良いのか、その目安がわからないという方も多いのではないでしょうか。

もちろん、それまで培ってきた英語能力はそれぞれ違うので一概にはいえませんが、英検2級の英語力がある人なら3ヶ月ほどといわれています。ただ、もっと基礎の段階から学習を始める場合は、6ヶ月以上かかることも考えられます。

おすすめは、何時間もまとめて学習するのではなく、1日1時間で良いので毎日続けること。その中で、語彙を重視するなら、単語帳や単語カードを使った学習に20分をあて、残りの時間で過去問の長文を解いたり、リスニングにあてます。長文読解を重視する場合は、長文問題に20分をあて、単語は10分程度という具合にします。

英検準1級に合格するためには、日常生活レベルの英語力が備わっている上に、大学の授業が理解できたり、専門ジャンルのレポートを読むことができるほどの英語力が必要です。ビジネスシーンというよりは、文化や科学などの分野の内容を理解できることが求められます。

英検準1級に合格するために有効な勉強法

英検の合否の判定ですが、2016年からは「CSEスコア」という統計的手法で行われています。これは、国際規格基準に対応した方法で、スコアは各科目ごとに算出されます。合格するためには、技能ごとに得意・不得意があるのではなく、すべての技能でバランスよく点数を取る必要があるのです。

英検準1級に合格するのに必要な語彙数は7,500〜9,000語といわれています。2級が4,000〜5,000語といわれているので、準1級では語彙力の強化に力を入れることが必要不可欠です。

語彙力を上げるためには、毎日の積み重ねが大切になります。数が多いので、単語のすべての意味を理解しようとすると相当の時間を要します。

語彙力を上げるコツとしては、ひとつの単語の意味は、代表的なものから覚えるようにしましょう。そのうえで、毎日いくつの単語を覚えるかノルマを決めるのも効果的な勉強法といえます。

そして、語彙を増やしていったら、ただ頭で覚えるだけでなく、使いこなせるようにしておきましょう。そうすれば、単語を知っているのに、いざ書こう、話そうという時に思い浮かばないなんていう事態を回避することができます。

せっかく単語を覚えても、スピーキングやライティングで活用できなければ、無駄になってしまうので、単語を覚えたら、それをアウトプットして、しっかり身に付けましょう。

英検準1級に合格するための勉強法は、以下の4点が基本です。それぞれのポイントをおさえて効率的に勉強しましょう。

・リスニング

・リーディング

・ライティング

・スピーキング 

リスニング
リスニングでは、実生活で使用される会話文がポイントになります。試験では、音声の冒頭部分をしっかり聞き取りましょう。冒頭を理解しておくと、その後の会話文のおおよそのイメージがつかめます。

また、単語1語1語を理解しようとすると、わからない単語が出てきた時につまずいて、そこから先へ進めなくなってしまいます。単語すべてがわからなくても、その前後の単語などから全体的に何を伝えようとしているのか推測することも大事です。

音声を聞くだけでなく、時間的に余裕がある場合は、次の問題の前に選択肢や文章を読んでおき、できるだけ情報を得るようにしましょう。

リーディング

リーディングの問題数は41問で、4つの選択肢の中から選択するという形式になっています。

リスニングと同じように、ひとつひとつの文章を理解しながら読み進めるのではなく、全体的な把握が必要です。いかに文章を速く読むか、その中から要点を読み取る力もポイントになります。

とにかく、長文読解できることが大切なので、過去問や問題集を解き、数をこなすことで長文に慣れておきましょう。

ライティング

ライティングは記述式の試験で、実際に受験者がエッセイを書きます。指定されたトピックに対して自分の意見や考えを述べられなければならないのです。

問題数は1問ですが、当然課題に合った内容を書かなければなりません。従って、問題文をきちんと理解しておくことが重要になります。どんなに正しく英文が書けたとしても、課題から逸れた内容では、減点となってしまうので注意が必要です。読み取る力、書く力の双方が求められます。

スピーキング

スピーキングは、面接委員と英語でコミュニケーションをとる試験方法です。試験時間は8分ほど。スピーキングも、2級より準1級の方が受験者の話す時間が長くなっています。コミュニケーション方法ですが、イラストが描かれたカードが利用されたり、時事に関する質問に答えるというものです。

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英検準1級合格を目指すためにおすすめの教材

英検準1級合格を目指す学習のための強い見方が教材です。でも、教材といっても数多くの種類が販売されていて、どれを選んだら良いのか迷うこともあるのではないでしょうか。そこで、その中でも特におすすめの英検準1級対策教材をご紹介します。

「英検準1級 でる順パス単」(旺文社英検書)

語彙力を高めたい、あるいは何から手をつけて良いかわからない、という場合はでる順パス単がおすすめです。

英検準1級では、膨大な数の単語を覚えなければなりませんが、でる順パス単なら、効率よく覚えることができるでしょう。

単語が、英検準1級で出題される頻度の高い順に分けられており、レイアウトも見やすいので、重要な単語がひと目で確認できます。音声アプリにも対応しています。過去に出題された問題を分析して掲載しているので、信頼度も高いといえるでしょう。

「DAILY25日間 英検準1級集中ゼミ 新試験対応版」(旺文社英検書)

25日間1日30分の学習で総仕上げまでを目指します。学習プランの立て方がわからない、学習に使える時間が少ないという場合におすすめです。模擬テストは、実際の試験と同じ形式と分量で、本番の得点につなげることができます。

「英検分野別ターゲット 英検準1級リーディング問題 改訂版」(旺文社英検書

長文対策に重点を置きたいならこちらがおすすめ。リーディングを基礎から学び、練習問題から模擬テストに進んでいくので、長文読解を苦手とする人でも力をつけることが可能です。問題の解き方や学習方法の解説もあります。

「英検Ⓡ準1級 ライティング大特訓」(アスク出版)

ライティング対策ならこちらがおすすめです。英検準1級では、エッセイ問題が出題されますがエッセイを書くためには英語が理解できているだけでは不十分。文章を組み立てる力が求められるのです。エッセイの構成からつなぎ表現、結論までを攻略することができます。

英検準1級合格を目指すためにおすすめのアプリ

教材学習だけでは、リーディングやライティングには対応できても、会話力にはつながりません。そこでおすすめなのが、アプリを使って耳を英語に慣らせること。聴き取る力が身に付きます。
アプリなら、隙間時間にも英検対策学習ができます。気軽なアプリとはいえ、学習することで、英検準1級レベルの英語力を習得できるようになるのです。

〇アルク英単語パス

英検準1級合格に必要な語彙力を高めたいなら、約20冊の単語帳を収録したアプリ、アルク英単語パスがおすすめです。音声や例文を聞くだけなら、ちょっとした隙間時間も英検対策の学習にあてることができます。なかなかまとまった学習時間を確保できないときにもおすすめです。

〇スタディサプリENGLISH日常英会話コース

英検準1級のリスニング対策としておすすめなのがスタディサプリENGLISHです。アプリを使って学習することで、英検準1級レベルのリスニング力が身に付きます。

まとめ

英検準1級について詳しくお伝えしましたがいかがでしたでしたでしょうか。

英検準1級合格を目指すための教材は、試験日までに終えられる分量を選ぶのがおすすめです。試験当日までの決められた期間で、フル活用し、内容をしっかり身に付けて試験に臨みましょう。

また、英語力を上げるために、留学という方法もあります。留学というと、時間と費用がかかるというイメージがありますが、1週間ほどの短期から可能なのです。会話がすべて英語という環境に身を置くことで、短期的に英語力をレベルアップすることができるでしょう。

英検準1級は、合格率15%程度の難易度の高い試験です。しかし、これを取得できれば、就職活動も有利になり、仕事の幅が広がることも事実です。

ぜひ本記事を参考にしていただき、英検準1級合格を目指しましょう!

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