留学に行くのであれば、語学や異文化体験のほかに、憧れの国際恋愛を期待する方もいるのではないでしょうか。。実際に、留学をして恋人ができたという人は多くいます。しかし、留学期間を終えれば、日本に帰国しなければならない「期限付きの恋愛」のその後も気になるものです。この記事では、留学中の恋愛に関して興味のある方に向けて、留学先での恋愛事情、カップルのその後について徹底解説します。
留学中は恋愛感情が芽生えやすい?
留学は、基本的に見知らぬ地にひとりで渡航して、ゼロから人間関係を構築する必要があるため、次のようなシチュエーションで恋愛に発展しやすくなります。
- 人恋しい気持ちになりやすい
- 憧れのシチュエーションに気持ちが盛り上がる
- アジア人に親近感が湧きやすい
- 日本語を話せる安心感がある
それぞれのシチュエーションについて見ていきましょう。
人恋しい気持ちになりやすい
留学は、新しい環境に馴染むまでに時間がかかると、徐々に人恋しい気持ちが芽生え始めます。
そのため、孤独を感じているときに、優しくしてもらったり、共通点が見つかるだけで相手に好意を抱きやすくなるでしょう。
日本にいるときは、恋愛に無縁だったのに、海外に来た途端、恋愛センサーが発動することは珍しくないようです。
憧れのシチュエーションに気持ちが盛り上がる
海外では、洋画や海外ドラマで出てくるような外国人と出会う機会があるため、国際恋愛に憧れを抱いている方は、恋が芽生えやすいでしょう。
「語学を伸ばすためには恋人を作るのが1番!」というジョークがあるように、恋人と過ごす時間が多ければ、語学力も伸びやすいことは確かです。
せっかく留学するなら、外国人の恋人を作りたいなと色々な想像を膨らませている方は、積極的に出会いを求めて、気の合う人と出会える機会を作っていきましょう。
アジア人に親近感が湧きやすい
アメリカやヨーロッパに行くと、アジア人がマイノリティの立場になるため、現地で出会ったアジア人に対して、親近感が湧きやすい傾向にあります。
比較的、アジア人は欧米人よりも謙虚でシャイで相手への敬意を示す共通の国民性を持っているため、波長が合いやすいです。
英語のアクセントも日本と中国と韓国は、ヨーロッパのアクセントと比べて似ているため、コミュニケーションが取りやすいとも言われています。
いくつかの理由から、現地で出会ったアジア人と恋愛に発展するチャンスがあります。
日本語を話せる安心感がある
意外かもしれませんが、留学中に日本人同士でカップルになるケースが非常に多いです。
先述したとおり、留学に行くとなると、ひとりで渡航して新しい人間関係をゼロから構築する必要があるため、馴染むまでに時間がかかると孤独を感じやすくなります。
日本人であれば、同じ言語を話すため、何かトラブルが起きたときに助け合えたり、うまくいかない悩みを打ち明けて共感し合えたりするため、自然と距離が近くなります。
日本人であれば、留学を終えても恋人関係を継続できる点においても、将来性を感じられるため、恋人になる人が多いようです。
留学先で恋人を作る方法
留学するなら、勉強だけでなく恋愛も楽しみたいという方は、次の方法を試して恋人づくりに励んでください。
- クラスメイトと仲良くなる
- 学校が主催するイベントに参加する
- 現地のバーやクラブに行く
- 日本人、日本文化、アニメが好きなコミュニティに入る
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
クラスメイトと仲良くなる
言語学校、大学、大学院、専門学校など、在籍している学校のクラスメイトと食事をしたり、一緒に課題をしたりして仲良くなりましょう。
一緒に過ごす時間が長くなれば、互いのことを知れて恋愛感情が芽生えるかもしれません。
また、日本では滅多にないですが、海外では、友達の友達を誘って遊びに行くケースが多く見られます。
クラスメイトとは友情関係が確立されたとしても、クラスメイトから紹介してもらった友達といい関係になるチャンスもあります。
留学先では、日本にいるとき以上に出会いのチャンスが多いため、積極的に友達と交流することをおすすめします。
学校が主催するイベントに参加する
クラスメイトとはうまく関係を築けなかったという方や、さらにコミュニティを広げたいという方は、学校が主催するイベントに参加してみてください。
学生団体が主催するイベントや、語学学校が主催するBBQなど、学生が集う場に行けば、自分と同じ立場の人たちと出会えるチャンスが生まれます。
年齢が近かったり、同じような将来を考えていたり、趣味が似ていたりなど共通点を見つけやすいため、仲良くなりやすいです。
また、学校が主催しているという点から、安全性も確保されていて、怪しい人と出会うリスクを最小限に抑えられます。
現地のバーやクラブに行く
学校関連で恋愛するのが難しいと感じたら、現地のバーやクラブなど街中で恋人作りをする方法もあります。
授業が終わった放課後に、街のお店に行って気になる人に自分から声をかけてみましょう。
ただし、学校外での出会いは、相手のバックグラウンドが不透明であることから危険も伴うことを把握しておくことが重要です。
基本的に、日本よりも治安がいい国はほとんどないため、泥酔しすぎないようお酒を飲む量をセーブしたり、日中にデートを重ねるなどして、相手との信頼関係を築いてから関係性を発展させていきましょう。
日本人、日本文化、アニメ好きなコミュニティに入る
最後に紹介するのは、やや無理矢理なものになりますが、どうしても海外で恋愛をしてみたいという方は、「日本人が好き」「日本文化に憧れている」「アニメオタク」が集う場所に行ってみてください。
日本人である、日本出身であるというだけで周りからは、注目されて、好意を寄せてもらいやすくなります。
また、日本語が話せる外国人と出会うチャンスも作りやすいです。
留学中に付き合ったら帰国後どうなる?
留学中の恋愛で気になることは、帰国後の関係性です。
実際に、留学を終えて遠距離になったカップルがたどる先はふたつに別れます。
遠距離が続かず別れる
留学先での国際恋愛は、遠距離になったことをきっかけに、お別れするケースがほとんどです。
留学中は、毎日一緒に過ごせていたからこそ互いへの好意が確認できていたものの、遠距離になるとそれぞれの生活に忙しくなり、疎遠になってしまいがちです。
日本との距離が遠ければ簡単に会うことも難しく、会えない時間が長くなると、自然と恋愛感情も薄れていくこともあります。
どちらかが移住するなどの予定がない限り、恋愛関係を継続することは難しいでしょう。
結婚する
留学先で恋愛に発展した結果、お互いがずっと一緒にいたいという思いが一致していれば、結婚するケースも見られます。
帰国してから、相手が日本に来たり、留学した経験を生かして留学先での就職を検討するなど、具体的に将来計画が進めば、結婚も現実的です。
国際恋愛は、お互いの文化や生活様式の違いを受け入れつつ、ふたりにとって最適な選択をするために話し合いができる関係であれば、良い関係を築き続けることができるでしょう。
留学中に恋愛ができないとの声も多数ある
留学中に出会いがあればいいなと期待する人がいる一方で、実際に留学をした人たちからは「出会えない」「恋人ができなかった」との声も寄せられています。
日本では高校を卒業してすぐに大学進学をするケースが多いですが、海外では30代以上になって大学に行ったり、語学学校に行くケースも少なくありません。
そのため、クラスメイトの多くが既婚者や将来を見据えて付き合っている恋人がいる人で占めているなんてこともあります。
出会いに期待しすぎてしまうと何もなかった時に落胆してしまうため、しっかりと留学そのものに目標を持って、出会いはプラスアルファで考えるようにすることが賢明です。
国際恋愛は危険もあるため注意が必要
国際恋愛は、良いことばかりではなく時には危険も伴うため、次のようなシチュエーションには要注意です。
- 意思疎通ができない
- 違法薬物の誘い
- 束縛・執着される
それぞれの危険性について詳しく見ていきましょう。
意思疎通ができない
語学力が足りていないと、まともに話し合いができなかったり、誤解が重なったりして、ヘルシーな恋愛関係を築くことが難しいです。
日本人同士の恋愛でも、多くの問題が起こるため、そこに言葉の壁があれば、さらに良い関係を継続し続けることは容易ではないことが分かります。
自分の思いをしっかりと伝えられないと、不満が蓄積されていき、爆発した時には手遅れになるケースも少なくないため、常に意思疎通が取れているかの確認が大切です。
大前提として、お互いの間で言葉の壁があることを理解しあったうえで、尊重し合う気持ちを忘れずに持ち、必要に応じて直接ではなくメッセージで気持ちを伝え合うなど、工夫をしましょう。
今までの恋愛の常識に囚われることなく、どうすれば良い関係を築けるかしっかりと話し合って意思疎通ができない問題を解決してください。
違法薬物の誘い
日本ではあまりないケースですが、海外では日本以上に違法薬物が流通していて、学生や社会人の間でも使われています。
もちろん、違法薬物に無縁で生活している外国人はたくさんいますが、その一方で、手に入れようと思えば簡単に手に入るものです。
好きな人、恋人が違法薬物をしていると分かった際は、どんな理由があっても距離を置き、薬物を受け取ったり使用したりすることがないように徹底してください。
海外では違法薬物が手に入りやすいものの、警察に見つかると禁固刑、罰金など大きな問題に発展します。
スチューデントビザや就労ビザが一発で取り消しになり、日本に強制送還されるリスクも十分あるため、「海外だから大丈夫」などと気を緩めることがないようにしてください。
束縛・執着される
外国人は、日本人以上に恋愛に情熱的なイメージを持っている方がいるかもしれませんが、それは裏を返すと束縛や執着心が強いとも取れます。
一方的に好意を寄せられて、お断りしても諦めることなくアプローチをしてきたり、一度恋愛関係になったものの、別れを切り出したら逆上されるケースもあるようです。
日本人は、はっきりとYESとNOを言わない習慣があることから、相手に思わせぶりな態度をとってしまうことが原因でトラブルに発展することもあります。
相手が傷つくかもしれないからという気持ちで、やんわりとした態度を取るのではなく、必要に応じて、はっきりとNOを言えるようにすることが大切です。
また、相手がしつこくて留学生活に支障が出ているのであれば、アカデミックオフィスや語学学校、現地の友人などに相談してみることをおすすめします。
まとめ
この記事では、留学の出会いについて解説しました。
留学は、日本にいるときとは全く異なる環境で新しい人間関係を築けるため、気持ちもオープンになりやすく、恋愛に積極的になれる人が多いです。
日本にいるとき以上に、海外では積極的な姿勢が求められますので、常にオープンマインドを持ち、新しい人と出会いながら気の合う人を探してみてください。
国際恋愛に限らず、日本人同士との恋愛に期待してみるのも良いでしょう。