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最近では、留学に行く人たちが増えているため、SNSでも「留学あるある」が反響を集めています。
この記事では、留学したことがある人なら「分かる〜!」とにやけてしまうようなあるあるネタをまとめました。
これから留学に行くという方は、留学あるあるを見て、イメージを膨らませてみてください。
勉強あるある
まず初めに留学中の勉強あるあるを見ていきましょう。
「時間通りに始まらない」
海外の学校は、日本ほど時間に厳しくありませんので、授業も時間通りに始まらないことが多いです。
授業が始まる時間であっても先生が来なかったり、生徒たちが飲食をしながら自由にしゃべっていたりします。
はじめは、違和感を感じるかもしれませんが「文化の違い」として、クラスメイトとの雑談を楽しみましょう。
「ディスカッションが多い」
海外の授業では、日本の授業と比べてディスカッションの時間が多く設けられています。
2人組になってトピックについて話し合いをしたり、自分の考えをみんなの前で話をします。
「発表(スピーチ)」とは異なり、その場の問いに対してすぐに自分の考えを述べることが求められるため、初めのうちはドキドキするかもしれません。
日本の授業では、先生が黒板に書いたものを写して、発言したい人だけが挙手制で何かを話すことが多いです。
しかし、海外の授業では、何かの設問に対して、基本的にはグループディスカッションをすることになります。
他国出身のクラスメイトが堂々と間違ったことを話している姿を見ていると、「学びの場で間違ったことを言っても恥ずかしくないんだ」と気付ける瞬間が出てきます。
そこに気付ければ、恥ずかしさがなくなり、堂々と自分の考えを発して、間違っていればその場で新しいことを学べるようになるでしょう。
「鉛筆を使わない」
留学をすると、周りの人たちが鉛筆を使っていないことに驚くかもしれません。
海外では、日本のように「きれいな授業ノート」を作る必要がありません。
そのため、消えない黒のボールペンやPC、タブレットなどを使ってノートを取る人が多いです。
中には、ほとんどノートを取ることなく、授業を聞きながら、自由に発言をして、必要な部分のみ、教科書やプリントに書き込みする程度の学生もいます。
もちろん、授業スタイルによって、きれいにノートを取るようレクチャーする先生もいますが、基本的には自由です。
留学期間が長くなると、ほとんどノートを取らなくなり、気づいたら、トートバックの中にペンをそのまま放り込んで、筆箱を持ち歩くこともなくなるかもしれません。
「答えが正しいのにバツがつく」
留学後、初めてのペーパーテストで意外なカルチャーショックを受けた日本人がいます。
それは、ペーパーテストが返却される際のことです。
特に欧米の習慣になりますが、海外の学校では、正解にバツをつけて、間違った回答にマルをつけることがあります。
「ここが間違っていたよ」という印なのですが、日本では、たくさんのマルがあればあるほど正解が多いと言うことになりますので、意味が真逆です。
自信のあったテストを返却されて、バツだらけだとショックを受けてしまいますよね。
しばらくして、日本と海外でマルとバツの意味に気付いてホッとするかもしれません。
「日本の文房具が重宝する」
日本といえばハイテクというイメージを抱いている外国人は多いですが、日本人が海外に行くと、海外の文房具にショックを受けるかもしれません。
色の出ないボールペン、全然消えない消しゴム、ガタガタする定規など…日本の文房具と比較すると、どの国も文房具のクオリティが低いです。
日本では、サラサラときれいに書ける技術が備わったボールペンや、まとまる消しゴム、永遠に書き続けられるシャープペンシルなどが当たり前に購入できます。
それも安価なものばかりで、小学生の頃から当然のように使っている文房具のクオリティは世界基準を見るとどれもトップクラス並みです。
「スピーキングが多くて緊張する」
海外の学校では、日本よりもディスカッションが多いという話をしましたが、ディスカッションやディベートの他にスピーキングが多いです。
ストーリーを作ってスピーチをしたり、グループプレゼンテーションをしたり、一つの単元ごとに何かしらのスピーキングがあり、多くの日本人が苦労します。
しかし、このスピーキングの機会もまた、場数を踏むことで、だんだんと楽しくなってくるので、初めのうちはがんばってください。
緊張することなく、みんなの前で注目されながら自分の話をすることに慣れれば、日本に帰ってからも自信につながるでしょう。
「ノートはあまり重要ではない」
日本の学校では、授業をしっかりと聞いていたかどうかを判断する材料として「ノート提出」があります。
しかし、海外の授業では、先生と生徒が会話のキャッチボールをしながら進んでいくため、ノートを丁寧に取るように指示されることはほとんどありません。
むしろ、授業で発言をせず黙々とノートを取っている方が悪い印象を与えるかもしれませんので要注意です。
ノートを取ることで復習しやすくなるため、必要な部分はノートに残しておくと良いかもしれませんが、基本的には、授業に参加して発言をして、知識を身につけるようにしましょう。
「テストは終わった人から退出」
日本のテストは、時間制限があり、その時間が過ぎるまでは、見直しなどをして、全員が着席している必要があります。
しかし、海外の授業では、よほど正式なテストでない限り、テストの回答が終わった人から退出できます。
早くテストが終わった人は、休憩やランチタイムのために時間を使えるので、効率的です。
一方、いつまでもテストが終わらなければ、多くの人たちが退出する中で、黙々とテストを受けなければならないので、不安を煽られることになります。
早く終われば退出して、他のことに時間を使えば良いですが、テストの回答に時間がかかっても周りのスピードに惑わされることなく、自分のペースで回答していきましょう。
「授業でネイティブの友達ができない」
語学留学であっても正規留学であっても、なかなかネイティブの友達ができないのは、留学あるあるとしてよく言われています。
留学生は、留学生で固まりやすい傾向にあるため、留学生側からアプローチをかけない限り、現地の友達を作ることは難しいと考えた方が良いです。
特に、現地の学校に留学生として在籍する場合、1回生から在籍している現地学生たちは、友達のグループができているため、留学生ほど友達探しに困っていないのです。
ネイティブの友達ができれば、そこから友達の輪がグッと広がっていきますので、まずは1人の現地学生と仲良くなることから始めてみてください。
「先生を呼び捨てする」
海外の学校では、先生自身が「Call me Kevin!(僕のことはケヴィンと呼んでね)」など「〜先生」ではなく、呼び捨てで良いということが多いです。
ただし、これに関しては先生によって異なりますので、初対面では「Mr. White」「Mrs./Ms. Brown」など敬称をつけることはマナーです。
その後、先生側から呼び捨てでいいよと言われたら、その通りに呼ぶようにしましょう。
語学学校では、多くの場合で先生を呼び捨てで呼びますが、先生側から指示があった場合、失礼に当たりませんので安心してください。
日常あるある
続いては日常についてみていきましょう。
「ファッションに疎くなる」
洋画では、おしゃれな登場人物が多くいますが、海外の田舎の学校に行くと、とんでもなくファッションへの関心度が低い傾向にあります。
日本では、コンビニに行くだけでも服を着替えることがありますが、海外では、まるで部屋着のような格好で街を歩いている人も見かけるかもしれません。
性別、体型、年齢にとらわれることなく、短パンやタンクトップなど「心地よさ」を重視したファッションを楽しんでいる方が多いです。
ただ、現地の当たり前に慣れてしまうと、日本に戻った時、自分のファッションへの関心度の低さに逆カルチャーショックを受ける可能性があります。
「体重が増える」
日本と比べると海外には、ふくよかな人が多くいるため、大体の日本人留学生が太って帰国します。
1回の食事の量が多かったり、車やバスの移動が多かったり、太っても気にしない人たちに囲まれるとだんだんと生活習慣も変わってくるからです。
海外では「ボディポジティブ」というどんな体型でも美しいという価値観があるため、太っていることが悪いとは感じなくなることも挙げられます。
日本は、体型へのジャッジメントが厳しいため、いい意味で価値観が変われば、生きやすくなるかもしれません。
「街中でニーハオと言われる」
欧米の地域に留学すると、「ニーハオ」と声をかけられることがあります。
私たちが、「アメリカ人とイギリス人とフランス人」を見極めることが難しいのと同じで、欧米の人たちは、アジア人の違いがほとんどわかりません。
また、海外移住している中国出身の方が多いことからも、「アジア人=中国人」と認識されがちです。
気にする必要はないのですが、訂正したいのであれば、「I am not Chinese. I am a Japanese」「We say Konnichiwa」などと返しましょう。
「日本好きの外国人はアニメ好きがほとんど」
最近では、空前の日本ブームにより、日本に興味関心のある外国人が多いですが、留学をするとその大半が「アニメオタク」であることに気づきます。
日本でもアニメは人気ですが、全くみない人も多いため、もしもあなたがアニメ好きでなければ、ほとんど話についていけない可能性があります。
アニメ好きの方は、日本文化に興味があることも多いため、あなたの知ってる日本をたくさん教えてあげると仲良くなれます。
「LINEを使っている人がいない」
スマホを持っている日本人でLINEを持っていない人はほとんどいませんが、欧米ではWhatappというアプリが主流です。
韓国ではKAKAO TALK、中国ではWeChatが使われています。
国によって、現地の人たちが利用しているメッセージアプリは異なる点が興味深いですよね。
「トイレが綺麗ではない」
日本は、自動洗浄やウォシュレットが当たり前だったり、水が流れる音で使用中の音を消すことができたり、衛生面・エチケット面で優れています。
多くの日本人が海外生活で苦労するのが「トイレ」です。
ヨーロッパでは、公共のトイレを使用する際に200円ほどの使用料が発生したり、水浸しで汚れていたり、ウォシュレットがついていなかったりするのが当たり前です。
また、アメリカでは「防犯目的」という名目で、個室トイレのドアの隙間が広くて、中の様子が見えそうなトイレが多くあります。
日本とは大きく異なる海外のトイレ事情は、たくさんの日本人を困惑させています。
「お風呂が恋しくなる」
海外では、日本ほどお風呂に入る習慣がありません。
特に、ヨーロッパでは水代が高騰していたり、オーストラリアでは水不足解消のため国全体で節水の意識が高いです。
日本人は、毎日お風呂に入り、1日2回シャワーを浴びることも驚くことではありませんが、留学をするとその当たり前が叶わなくなります。
基本的に、バスタブがついていなかったり、シャワー時間が10分など制限付きだったりすることも多いです。
冬の時期に留学をすると、芯まで温まることができる日本のお風呂が恋しくなるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
留学経験者なら、思わずほとんどの項目で「分かる!」と声をあげてしまったのではないでしょうか。
これから、留学をする予定の方も、留学あるあるをみて、これからの留学生活のイメージを膨らませてみてください。