ワーホリには、就労期間といって、現地の国で働く事ができます。その際に、英語の履歴書が必ず必要になります。しかし、日本で書いている履歴書とは、全く違うものを書くことになります。書いたことが無い人は、ぜひこの記事を使って準備してください。
今回は、ワーホリに必要な英語の履歴書の書き方を徹底解説していきます!
ワーホリには、就労期間といって、現地の国で働く事ができます。その際に、英語の履歴書が必ず必要になります。しかし、日本で書いている履歴書とは、全く違うものを書くことになります。書いたことが無い人は、ぜひこの記事を使って準備してください。
今回は、ワーホリに必要な英語の履歴書の書き方を徹底解説していきます!
1.ワーホリの履歴書の目的とは?
初めに、ワーホリで使う履歴書の目的を理解しましょう。
自己紹介とプロフィールの提供
ワーホリの履歴書は、応募者自身を簡潔に紹介する手段です。基本的な個人情報や連絡先、学歴、職歴、スキル等の基本的なプロフィールを提供し、自分の強みや特徴をアピールします。
適性と関連スキルの強調
ワーホリを通じて仕事を希望している場合、その国や地域での仕事に必要なスキルや経験を強調します。過去の職歴や取得したスキルが、ワーホリでの仕事にどのように貢献できるかを示すことが重要です。
法的要件の遵守と信頼性の確認
ワーホリのプログラムへの参加には、一定の法的要件があります。履歴書には正確な個人情報や過去の経歴を提供し、信頼性や誠実さをアピールすることが求められます。また、ビザ申請や雇用契約の際にも提出が求められることがあります。
2.ワーホリの履歴書の注意点とは?
英語で履歴書を書く際には、特に文化やフォーマットの違いに気を付ける必要があります。以下は、英語での履歴書作成時に注意したいポイントです。注意点に留意することで、英語での履歴書がより効果的になります。
フォーマットの遵守
英語圏では一般的に、履歴書はクロノロジカル(時系列)な形式が好まれます。過去から現在までの経歴を時間軸に沿って整理しましょう。また、一般的な履歴書フォーマットに則って記述することが重要です。
明確かつ簡潔な表現
文書の内容は明確で、冗長でなく簡潔にまとめましょう。具体的で効果的な表現を心がけ、文章を無駄に多く書きすぎる事は避けてください。最大でも、1文30単語に収めてください。
キーワードの活用
求人の要件に合ったキーワードやフレーズを取り入れることで、履歴書を読む人に強い印象を与えることができます。仕事のスキルや資格、業界特有の言葉を適切に活用しましょう。特に自信に満ちた文章を作る為に、形容詞を効果的に使いましょう。
成果や実績の強調
仕事の経験やプロジェクトにおいて、達成した成果や具体的な実績を強調することが重要です。数値や具体的な事例を挙げ、自己アピールにつなげましょう。また、自身がどのような行動をチーム内でしていたかを書くことで、チームプレイヤーであることをアピールしましょう。
教育とスキルの明示
学歴や資格、職務経歴だけでなく、自身のスキルセットも明示的に記述しましょう。特に求人に求められているスキルに焦点を当て、言語スキルやコンピュータースキル等をアピールポイントとして示すことが重要です。
個人情報を載せすぎない
海外では個人情報の取り扱いが、日本より圧倒的に厳しいです。そのため、必要最低限の情報だけにしてください。それでも難しい人は、性別、年齢、家族構成、住所、誕生日、身体に関する情報に関しては書かないでください。
動詞で文章を始める
気を付ける事は、必ず動詞の過去形で始めることです。もし、現職の場合は動詞ing系で書いてください。例文としては、以下になります。
- 現在、地元のコミュニティでイベント運営をしており、そこでリスク管理をしています。(Organizing the events at my local community and managing the risks.)
- 120名が参加するフォーラムを、3週間運営していました。(Organized the forum for 120 people for three weeks. )
カバーレターを書く
カバーレターは、毎回変えて書いてください。特に、同じ会社の違うポジションに応募する際は、手抜きと思われないように、文章を大きく変える事をおすすめします。
3.ワーホリに必要な英語の履歴書とは?
日本語で履歴書というと、新卒就職や転職時に使うものです。そして、そのフォーマットはコンビニで変える履歴書のテンプレートを使います。基本的に、見開き1枚です。英語で履歴書というと、日本とは全く違います。以下に、英語の履歴書に必要な2つのドキュメントを説明します。
カバーレター
初めにカバーレターですが、これを聞くのも初めての人はいると思います。英語の履歴書にはカバーレターと言われるドキュメントがあります。日本人には馴染みが無いですが、このドキュメントが1番重要になります。
①宛名と挨拶
カバーレターは具体的なポジションに向けて書かれる為、宛名や挨拶は具体的な相手に向けて行います。相手の名前がわからない場合は、丁寧な一般的な挨拶を使用します。大切なのは、「特定の相手に送る」という点にあります。そのため、しっかりと下準備をして望みましょう。
②どのポジションに応募するか
1段落目は、「どのポジション(職種)に応募するのか」を書きます。主に何故そのポジションに応募するのか、自分の背景やモチベーションについて簡潔に書いていきます。基本的には短く3文程度で書きます。
- 私は御社のサイトで見つけたOOというポジションに応募する為に、カバーレターを書いています。(I am writing this cover letter to apply OO at your company.)
- 私は過去の経験からこのポジションに最適です。(I believe the position is perfectly fitting to my past experiences.)
- 現在は、OOという領域で仕事を探しています。(Currently, I am looking for a job in OO.)
3文目では、現在どのような事をしているのかを書いてください。転職の場合は、現在の職種を書いたり、学生であればその旨を書きます。
③企業理解
ここでは、企業宛に書く文章になります。書きたい内容は、3つです。
- 企業全体への理解を示す事
- 部署やチーム、細かい事業理解を示す事
- 自分がその特定の部署で活躍したい理由
これらを例文で書くと、以下のようになります。
- 御社では、私はOOで働きたいと考えています。なぜなら、御社は世界中でオペレーションマネジメントを幅広い範囲で行っているからです。(COMPANY is where I would like to work because your company is widely working on Operation Management around the world.)
- 特に御社のOO部というチームは、社内で成長ができ、クライアントのビジネスを理解、リスクマネジメントを通したサービスを提供できるからです。(Your company’s OO team is where I can grow more, plus the team can understand the clients’ business and offer a service of risk management.)
- 私は、入社後、そのチームで自身の強みを活かして成長する事が、キャリア形成につながると考えています。(I, after joining the company, can contribute to the team with my own strengths, which will support my own career paths.)
④自身の経験
「自身の経験」の部分で、自己アピールを書きます。主に過去の職務履歴を書くので、最も最近の仕事か、1番長い期間働いていた経歴を書いてください。長さは、1段落で100語程度書いてください。
⑤締めくくりと情報
カバーレターの締めくくりでは、次なるステップに進むことを期待し、自身の連絡先情報を記載します。ここでは、なるべく簡潔に収めてください。
レジュメ(履歴書)
①イントロダクション
名前、電話番号、メールアドレス等、連絡先情報を明確に記載します。加えて、大学や最後に卒業してから、5年以内であれば、その内容を書いてください。以下に、例文のスクリーンショットを載せておきます。
②スキルと強み
ここからが少し本格的になってきます。ここでは、自身が持っている強みを書いてください。約8個を、以下のカテゴリー別に書いてください。
- 何をしたいのか(2個)
- ハードスキル(3個)
- ソフトスキル(3個
③仕事の経験
過去の職歴を逆順にリストアップし、各職歴において担当した仕事内容や取り組んだプロジェクト、成果を要約して書きます。仕事だけでなく、ボランティアの経歴を書くこともできます。
- ポジション名・職種名
- 企業名・場所
- 仕事の内容・プロジェクト
- 行ったプロジェクト
以下に、例文を書いておきます。このブロックを、仕事別やボランティア別に書いてください。
④表彰や検定
受賞歴や専門的な認定、資格等を挙げ、自身の専門性を強調します。この表彰や検定に関しては、英語の表記が無い場合は、意味を伝えるだけでオーケーです。主に使える英語は、以下になります。
- Qualification (資格)
- Certification(検定)
- Expert(専門)
4.終わりに
ワーホリでは、就労期間があり、海外で仕事をできる経験はとても価値の高いモノになります。その良さを求めて、海外に行く際に、しっかりとした仕事に就く為には、質の高い履歴書が必要です。質の高い履歴書を書くことで、ワーホリが終わる頃には帰国後に即戦力となれるスキルを身に着ける事ができます。ぜひ、この記事を保存して、ワーホリで成功してきてください!