これからワーホリをしようと思っている人や、現在ワーホリ中の人は、ワーホリ帰国後の生活について考えることもあるでしょう。
特にお仕事を辞めて渡航をする人は、再就職がちゃんとできるのか、ワーホリによるギャップがデメリットにならないかなど、不安になってしまうかもしれません。
そこでこの記事では、ワーホリ帰国後の生活について、実際の経験者たちの実体験も参考にしつつご紹介していきます。
ワーホリから帰国したあとの生活に不安がある人は、ぜひ参考にしてくださいね。
1.ワーホリメーカーたちは帰国後に何をしている?
まずは実際にワーホリで海外長期滞在をしたワーホリメーカーたちが、帰国後に何をしているのか代表的な進路をご紹介します。
日本で再就職
ワーホリメーカーたちの帰国後の進路で一番多いのが、日本での再就職です。ワーホリは30歳までと年齢制限があること、そして昔に比べるとワーホリや留学が一般的になっていることから、ワーホリをしたことがデメリットで再就職が難しいというケースは少ない様子。
ただし、せっかくワーホリをしてきたにもかかわらず、英語を全く使わない仕事についていたり、ワーホリ経験を活かせない仕事についていたりする人も少なくありません。
その一方で、しっかりワーホリで磨いた英語を使う仕事についたり、ワーホリで学んだことや経験したことに関連する仕事についている人ももちろんいます。
別の国にワーホリする
1つの国でのワーホリが終わった後に、別の国へワーホリするパターンも少なくない様子。特にオーストラリアとニュージーランド間は距離が近く、両国ともワーホリビザが取りやすいことから、ワーホリはしごをする人が結構いるようです。
ワーホリ中に貯めたお金を資金源にすぐに別の国にワーホリをする人もいれば、日本に一度帰国し、一定期間アルバイトや派遣・契約社員などとして働いてから、旅立つ人もいます。
ワーホリは30歳までという国がほとんどですから、そのリミットまでできる限りさまざまな国に暮らす経験がしたいと思う人がいても不思議ではありません。
大学に戻る
大学を休学してワーホリをする人もいますが、その場合は、ワーホリが終わったら復学して大学卒業を目指すことがほとんどでしょう。
この場合、英語力を就職活動に活かせますし、仕事と仕事の間のギャップができたわけでもないので、就活時にもデメリットにはなりません。
むしろ、大学生の間に海外で経験を積んだことを、メリットだと取ってこらえることもあるでしょう。
現地もしくは海外で就職
非常に狭き門ではありますが、ワーホリ後にそのまま現地で就職する人もいないわけではありません。ただ、このパターンは非常に稀な出来事なので、現地就職を狙って行動することは問題ありませんが、最初から現地で就職できる予定で行動するのはやめておきましょう。
そのほかには、ワーホリ後に別の国で仕事が見つかる場合もあります。特にアジアの英語圏では、他の国よりもこのチャンスに恵まれていますから、海外で就職したいなら狙い目ですよ。
2.帰国後の生活のためにワーホリ中にするべきこと
ワーホリ経験者の多くが、上記でご紹介した進路へと進んでいます。これを参考にすれば、自分がワーホリ後にどうなりたいかもイメージできたのではないでしょうか。
しかし、どの進路を選んだとしても、自分が希望するような道を歩むためには、ワーホリ中の準備も重要です。
ここからは、帰国後の生活を踏まえて、ワーホリ中にしておくべきことをご紹介しましょう。
英語のスキルアップ
ワーホリをするなら、現地で英語のスキルアップをすることは必須です。もしも非英語圏にワーホリをする場合は、現地語を習得できるように頑張りましょう。
現地語がフランス語やスペイン語など、需要の高い言語ならその言語だけを習得しても問題ありませんが、デンマークなどの北欧や東欧に行く人は、現地で英語もスキルアップしておけると良いかもしれません。
ワーホリに行ったにもかかわらず、英語やその他の言語が全くスキルアップできていなかったり、仕事で使えるレベルになっていなかったりすると、そのワーホリをネガティブに評価されてしまうかもしれません。
せっかくその国言語が使える環境にあるのですから、そんな環境を最大限に生かしましょう。
有意義な日々を過ごす
ワーホリの期間を無駄にだらだらと過ごさず、有意義に過ごすことも非常に重要です。現地の学校に通ったり、アルバイトをしたりするほかにも、旅行をしたり、現地でしかできないことをしたりなど、生活を充実させましょう。
生活を充実させていれば、ワーホリが終わったときに、ワーホリで何をしていたかを説明することができます。たとえば、就活中の面接でも自己アピールのネタになるかもしれません。
もしもだらだら、ただなんとなく過ごしていると、ワーホリについて話すことがなくなってしまい「この人は何をしてきたんだろう?」と思われてしまう可能性もあります。
現地企業で働く
ワーホリをする人は、現地でアルバイトをする人が多いはず。ですが、日本食レストランや日系ショップなどでしか働かず、結局日本にいるのとそこまで変わらなかった……なんて感じる人も少なくありません。
どうしても仕事が見つからなくて、最初だけ日系のお店で働くことになるのは仕方ありません。しかしできれば、飲食店やショップなどでも良いので、現地企業で働けるようにがんばってみましょう。
日系のお店で働きながら、仕事探しを継続することはできますから、資金面に不安がある人は働きながら仕事を探しましょう。
もしも自分の前の職業や、専攻、または将来やりたい職業に関係するお仕事に就ければ、帰国後の生活に大きなメリットをもたらします。
また自分の周囲が日本人以外という環境で働くことは、あらゆる意味で良い経験になるはずです。
何らかの専門スキルをつける
もしも時間や費用が許すなら、ワーホリ中に何らかの専門スキルを習得してみましょう。これは例えば、IT関連の資格などでも良いですし、別に英語で学習しなくても、日本のオンラインコースを取るのでも問題ありません。
英語にプラスアルファで何かスキルがあれば、就職時にかなり有利にはたらきます。
もし現地で習得したいスキルがあるなら、挑戦してみると良いでしょう。もし、学校に通う場合は、国によってワーホリビザで学校に通える期間が異なるため、事前に期間を確認しておいてくださいね。
TOEICなどを受験する
TOEICなどの語学能力に関する検定は、現地でも受験可能なことが多いです。ワーホリ中の期間を使って、語学の検定を受験してハイスコアを獲得したり、合格したりしておけば、ワーホリ後に就活をするときにアピール要素として使えます。
検定によっては年に数回しか行われていないものもありますが、TOEICのように頻繁に受けられるものなら、自分の上達度をはかるために、数ヶ月ごとに受験してみても良いかもしれませんね。
また、検定を受験することを目標にしていれば、語学習得に対するモチベーションも保ちやすいです。
ワーホリ中から就職活動
帰国後は就職することが決まっている人の場合は、できればワーホリ中から就職活動することをおすすめします。特に帰国が1〜2ヶ月後に迫ってきたら、インターネットを活用して自分が働きたい場所での就職活動をはじめてみましょう。
日本で就職するなら、履歴書を用意しておきましょう。海外就職を目指すなら、英文の職務経歴書を作っておいてください。
本格的に就職活動を始めなくても、どんな職業があるのか、どんな可能性があるのかをリサーチしておけば、帰国後にすぐに行動に移せます。
帰国後にブランクを開けるよりは、すぐに就職活動を始めた方が印象も良いですから、できるかぎりの準備はしておきましょう。
3.ワーホリ帰国後の就職は大変?
今まで一度も仕事を辞めたことがない社会人の人だと、ワーホリ帰国後に本当に就職ができるのか不安に思うこともあるでしょう。その不安が原因でワーホリを断念してしまう人もいるかもしれません。
しかし、ワーホリから帰国したあとに、英語やその他の語学を活かす仕事に就職している人は大勢います。語学スキルが足りなければ、外国語とは無縁の職業に就くこともあるかもしれませんが、それでも就職自体はほとんどの人が叶えています。
そのことからも、ワーホリ帰国後は就職できないなんてことはありません。
ただし、ワーホリ経験をネガティブなものと捉えられてしまわないような努力と話術は必要です。
また、どうしても英語を使う仕事につきたいなら、英語をビジネスレベルにしておくべきでしょう。
多くの人が、前職と同等、もしくはそれ以上の職業につけてはいますから、それほど心配はありません。ワーホリビザには年齢制限があるので、これを逃すと一生ワーホリビザでできるような経験はできないと思えば、ワーホリに行く勇気が出てくるのではないでしょうか。
4.帰国後の生活も考えたワーホリ生活を送ろう
ワーホリメーカーのほとんどが、帰国後に無事就職を叶えています。ですが、ワーホリ中にだらだらと過ごしていた人は、やはり少し就職に苦労することもあるかもしれません。
ワーホリ中は帰国後のことも意識しながら、余暇を楽しみつつ、有意義な生活ができるように意識してみてくださいね。