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【カナダの中のフランス語圏】北米のパリ!ケベック州モントリオールへフランス語留学

2022.05.08

【カナダの中のフランス語圏】北米のパリ!ケベック州モントリオールへフランス語留学

留学を考えたことがあれば、カナダの第2言語はフランス語ということを知っている人も多いかもしれません。

そのカナダの中でもケベック州ではフランス語は第2言語ではなく、第1言語に指定されているため、街中ありとあらゆるところでフランス語やフランス文化に触れることができます。

ケベック州でフランス語が第1言語になったその理由と、モントリオールへのフランス語留学をおすすめしたいその理由などをまとめてご紹介していきますので、良かったら最後まで読んでみてください!

ケベック州ってこういうところ

ケベック州とは

カナダにはトロントのあるオンタリオ州やバンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州など10の州があります。その中でも一番広い土地がケベック州です。その首都のモントリオールはトロントに次ぐ第2の都市でケベック州に住む半分の人口が首都のモントリオールに集中しています。

フランスからの移民が街を作り上げたので建物や石畳などパリを思わせる雰囲気が街に漂っていて、ケベック州は北米のパリと呼ばれています。

公用語(条例)

ケベック州に住む80%の人がフランス語を母国語としていて、英語を母国語とする人は10%もいません。カナダ全土の総人口のうちの4分の1がフランス系カナダ人で、そのうちの80%がケベック在住です。

モントリオールから離れた郊外にいくとフランス語しか通じないこともあるので、留学の際にホームステイ先を決める際には注意が必要です。

街中の表記や商品のパッケージはフランス語表記が義務付けられ、英語はフランス語表記より小さくなくてはいけません。中規模以上の企業はフランス語での業務を厳しく義務付けられています。

従業員が50人以上の企業はケベック州フランス語オフィスに登録する必要があり、従業員をフランス語スクールに通わせフランス語環境を整えていることが認められれば「フランス語使用許可証」が発行されます。

弁護士や医者もフランス語が出来なくてはならないし、レストランなどの接客もフランス語でしないといけません。

気候

冬は-30℃にもなることもあり、一年を通しての気温差は60度近くにもなります。ケベック州には一年の半分が雪に覆われる極寒地域もあり、カナダ南西部にあるバンクーバーに比べるとかなり寒いエリアですが、夏は30度を越えることなく、とても過ごしやすいです。

真夏でも朝晩は肌寒く、羽織るものがあると安心。9月頃からは長袖で、10月にはコートが必須になります。

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なぜフランス語?

17〜18世紀にかけてイギリスとフランスによる植民地時代がありました。17世紀初頭にフランスが勝利してケベックシティを植民地化し、その後イギリスが勝利しました。植民地から解放されてからも当時の移民を尊重したため、そのままフランスとカナダの文化や言語がつかわれる世界最大のバイリンガル国家になりました。

しかし実は当初は現在のようにフランス語が公用語というわけではありませんでした。

1977年に「フランス語憲章」という言語法が制定されてフランス語が公用語となり、移民の子供はフランス語を教育言語とする学校へ通うことが義務づけられたのをきっかけにフランス語を公用語とした文化ができあがっていきました。

引用:カナダのフランス語圏ーケベック州の社会と文化 ドゥニーズ・ダウ(執筆/矢頭典江)

そんな複雑で悲しい歴史を忘れないという想いから『ジュ・ム・スヴィアン Je me souviens「私は忘れない」』という言葉が車のナンバープレートなど街や物の色んな所に刻まれています。

引用:&Travel あの街の素顔

ケベック州モントリオールに留学するメリット

2言語学べる

これまでご紹介したように、ケベック州では第1言語をフランス語としているので街中にフランス語が溢れかえっています。とはいえ、カナダのひとつの都市です。首都のモントリオールではほとんどの人が英語を話すことが出来ます。

英語の留学先としても人気のケベック州ですが、第1言語がフランス語の都市のためフランス語習得を目的として行く人も多く、フランス語の語学学校の種類も私立、大学付属、公立とたくさんあります。

英語だけでなく、フランス語も身に付くなんて一石二鳥でラッキーですよね。

ここでひとつ注意が必要です。

カナダで使用されているフランス語はカナディアンフレンチと言われ、本場のフランス語を話す人には通じないことがあります。なかでもケベック州で使われるフランス語を「ケベコワ」といい、本土のフランス語とは少し違いがあります。

使われる語彙や表現方法に違いがあり、ケベックで学んだフランス語がフランス本土でフランスを学んだ人には伝わらないことも。

しかし、それは日本でいう方言のようなもので、ケベックでも語学学校ではフランスで使われるフランス語を教えています。移住の為に必要なフランス語の試験などもフランス語公式のものが基準となっていて、それにクリアする必要があるためです。

生活費がトロントやバンクーバーに比べるとかなり安い

家賃はトロントやバンクーバーに比べて30%程度安く、交通費も安いです。

地下鉄の1ヶ月パスを基準に比べてみると、

モントリオールCND86.5
トロントCND100.25(1ステージ)
バンクーバーCND100.25(1ステージ)

(1CND=約102円) ※2022.4.22時点レート

尚、トロントやバンクーバーは区間(ステージ)によって料金が違い、1番長い区間の3ステージではCND181.05もします。

※モントリオールは毎月1日〜月最終日までのパスで、たとえ月中旬で購入しても月末で期限が切れてしまうので注意が必要です。

他の街より治安が良い

トロントやバンクーバーに比べて治安が良いと人気の街がモントリオールやケベックシティ。

その理由として厳しい銃規制があります。そのため他の街に比べて発砲事件も少ないです。

治安が良いといえど、日本よりは犯罪発生率は高く、とくに街の中心地や地下鉄の出入口、脇道などは注意が必要です。そして、モントリオールでは語学によるトラブルが多く報告されています。フランス語が分からないアジア人など外国人留学生をねらった犯罪が目立ちます。あやしいと感じたり、危険を感じたりした際にはあいまいに終わらせず、領事館や留学エージェントのサポートセンターなどにすぐに助けを求めてください。

ルームシェアが楽しい

カナダには200以上の民族が住み、多様性が認められている国です。

なかでもフランス系カナダ人が多く住むケベックはルームシェアした相手がフランス系カナダ人になることも多くあり、語学力アップには良い環境と言えるでしょう。

フランス系カナダ人に限らずルームメイトが多国籍になるのは、カナダの中でもより多くの他民族が住むケベックならではの楽しみです。

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ケベック州に住んだら行っておきたい観光地

ナイアガラの滝

言わずと知れたイグアスの滝、ヴィクトリアの滝とならんで世界三大瀑布のひとつです。

カナダ滝、アメリカ滝、ブライダルベール滝の3つからなるナイアガラの滝は実は世界遺産に登録はされていません。その理由はいくつかありますが、そのひとつにナイアガラの滝はカナダとアメリカの両国にまたがっていて、世界遺産への申請が複雑になっているからです。

ナイアガラという名前の由来は所説あり、ネイティブアメリカンが「ニアガル」と呼んだのが語源とされています。ニアガルとはネイティブアメリカンの言葉で「雷轟く滝」という意味です。

そんな勢いのあるナイアガラの滝のなかでも特に凄いのがカナダ滝で、幅675m・落差56m・滝つぼの深さ55mと、アメリカ滝の幅330m・落差58mやブライダルベール滝の落差55m・幅15mとくらべても息をするのを忘れてしまうほどの轟々しさ。まさに雷が轟いている様のようです。

オンタリオ州にあるナイアガラの滝はケベック州からの観光としても人気のスポットで、車で6時間、電車で8時間ほどで行くことができます。

ケベックシティ

ケベック州の州都ケベックシティには植民地時代の「ヌーベルフランス」の色が色濃く残り旧市街は「ケベック旧市街の歴史地区」としてユネスコ世界遺産に登録されています。

韓国の大人気ドラマ『トッケビ』のロケ地でもあり、ほかにもノートルダム寺院やフレンチクラシック様式で建てられたケベック州議事堂もとても有名です。それ以外にもお城のような建物がたくさんあり、冬になりクリスマスイルミネーションが施された「プチシャンプラン通り」はまるで夢の国に入り込んでしまったかのような気持ちにさせてくれます。

首都モントリオールから電車やバスで約3時間と少し長旅ですが、せっかくモントリオールにいるならば、脚をのばして歴史文化に触れる旅をしてみましょう!

ローレンシャン高原

メープルの森、メープル海道屈指の紅葉の名所で標高が高く、紅葉のピークは9月下旬頃です。メープルの森に浮かぶいくつもの湖と、緑や赤、オレンジ、黄色とカラフルな色に色づいた楓(メープル)のコントラストにウットリしてしまいます。

最北にあるモン・トレンブランは他の山より標高が高く彩りがより鮮やかです。ロープウェイに乗って山頂に登り、広大なローレンシャン高原を上から望むこともできます。

まとめ

今回はフランス語が公用語になっているケベックをご紹介しました。

英語だけでなく、フランス語も学べて、物価も安いケベックは、自然もいっぱいです。

都会よりのんびりとした田舎街や自然が好きな方にもおすすめの留学先といえるでしょう。

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