「オーストラリアのワーホリでパースに行く人ってあまりいないけど、実際どうなの?」と疑問に思っていませんか?確かにパースは日本人の留学生が少なめの都市ですが、実は気候が穏やかで「世界一美しい都市」とも言われています。
そこで今回は、パースでワーキングホリデーをする魅力と体験できる仕事、楽しみ方をご紹介します。
そもそもパースとはどういう都市?
パースは「世界一美しい都市」とも言われる、オーストラリアの主要都市の1つです。西オーストラリア州の州都で、シドニーやメルボルン、ブリスベンとは反対側の海岸に位置しています。
東海岸の大きい都市に比べ、パースはゆったりと落ち着いた雰囲気。オーストラリアの約3分の1を占める西オーストラリア州の州都ですが、人口は国内の約10%に過ぎません。
日本との時差は1時間です。パースはサマータイムを導入していないため、1年を通して日本より1時間遅いことになります。また日本からの直行便はありません。パースに行く場合はアジアの主要都市、もしくはオーストラリア国内での乗り換えが必要です。
パースの特徴
パースは暖かく過ごしやすい気候が特徴です。夏は乾燥した暑さで、雨はほとんど降りません。また、日照時間が長いため、日差しが強く紫外線対策が必要な地域でもあります。冬は日本ほど冷え込むことはなく、雪が降ることもありませんが、降水量が増えます。日本とは異なる気候なので、出発前にしっかりと準備をしておきましょう。
パースで体験できること
日本人が少ない環境で語学を学ぶ
パースはオーストラリアの中でも日本人が少ない都市で、語学学習には適した環境です。「日本人が少ないところがよいけど、田舎や郊外は避けたい」という方におすすめします。生活に困らない環境でありながら、東海岸のシドニーやブリスベンほど日本人が多くいない地域、それがパースです。
芸術に触れる
美しい自然が多いビーチのイメージが強いパースですが、実は大きい都市で、芸術に触れる機会もたくさんあります。特に、パースの中心部に「西オーストラリア美術館」では、オーストラリアの先住民のアートから現代美術まで、さまざまな作品を鑑賞できます。他にも「西オーストラリア州立博物館」や「パース現代美術館(PICA)」が有名です。ゆったりとした生活の中で芸術を楽しみましょう。
観光スポットを訪れる
歴史的な観光スポットも多いパース。パースから行ける観光スポットをご紹介します。
- ベルタワー:オーストラリアの建国200年を記念に建てられたパースのランドマーク
- パース造幣局:オーストラリアで現在操業している最古の造幣局
- キングスパーク:パース市街にある広大な公園
- ロンドンコート:イギリスの古い建物をモデルに建てられたショッピングアーケード
どれも圧巻の見た目で、一度は行ってみたい観光スポットです。パースでワーホリを考えている方は、ぜひ訪れてみてください。
パースの魅力
続いては、パースの魅力に迫っていきましょう。
- 自然やビーチが美しい
- 気候が温暖である
- 時給は高いが家賃や生活費は安い
自然やビーチが美しい
1つ目の魅力は、自然やビーチが美しい点です。西オーストラリアの大都市でありながら、自然やビーチが数多くあるパース。くつろげる広大な公園が街中にあったり、透き通った海水と白い砂浜が映えるビーチがあったり。ゆったりとした生活を送ることができます。
気候が温暖である
2つ目の魅力は、気候が温暖であることです。オーストラリアは気候が安定していますが、シドニーと比べても、パースは冬の冷え込みが穏やかです。日差しが強く紫外線対策は欠かせませんが、冬は雪が降ることがなく過ごしやすいでしょう。
時給は高いが家賃や生活費は安い
3つ目の特徴は、時給は高い一方で、家賃や生活費は安い点です。ワーキングホリデーで働けるといっても、近年の物価上昇や円安の影響で、生活費は可能な限り抑えたいと考えている方も多いでしょう。そのような方にパースは最適です。
しかし同時に、求められる英語力が高くなることや、日本人が少ないため、仕事探しや家探しの情報収集に苦労する懸念。英語の学習と情報収集をしっかりとしておきましょう。
ワーキングホリデーでパースに行く際の準備
次は、ワーキングホリデーでパースに行く際の準備を解説します。
- ワーホリの目的を明確にする
- 英語の勉強をする
- ビザ申請に必要な書類を準備する
- ビザを申請する
- 持ち物の準備をする
1. ワーホリの目的を明確にする
ワーキングホリデーの目的を明確にしましょう。パースに行って何をするのか。どのようなことをしたいのか。明確な目的や目標を持って出発することが、将来につながる、有意義なワーホリ生活を送るための最初の一歩になります。パースに行くことが目的にならないように、ワーホリをした先の未来から逆算して計画を立てるようにしましょう。
2. 英語の勉強をする
目的を明確にした後は、英語の勉強をすることをおすすめします。現在の語学力やワーホリの目的、滞在中に語学学校へ通うかによってどれくらいの語学力が必要かは異なりますが、日常会話レベル程度の英語力は身につけておくとよいでしょう。
また現地で仕事をしようと考えている方は、中級以上の英語力が必須です。最近はオーストラリアでワーホリをする日本人が増加していますが、よい条件の仕事に就くにはある程度の英語力が必要です。出発まで語学力を上げるために勉強しておきましょう。
3. ビザ申請に必要な書類を準備する
ビザの申請にはパスポートが必須であるため、あらかじめパスポートを取得しておきましょう。また既に持っている方も、有効期限が帰国後まで十分に残っているか確認しておきましょう。
さらに銀行の残高証明書(生活費5,000オーストラリアドル(約54万円。2024年7月1日時点)+帰国時の航空券の費用以上の残高が記載されたもの)も、ビザ申請に必要な書類です。申請はオンラインで可能ですが、ビザ申請費用の650オーストラリアドルはクレジットカードでの決済ため、用意しておきましょう。。
4. ビザを申請する
必要な書類とパスポートの準備が済んだら、次はビザの申請です。オーストラリアのワーキングホリデービザはオンラインで申請できるため、大使館や領事館まで足を運ぶ必要がありません。「Immi Account」に登録し、必要事項を記入し、申請料を支払えば申請できます。
このときにパスポート、クレジットカード、残高証明書の3点が必要であるため、あらかじめ準備しておきましょう。詳しい申請方法で解説していますので、あわせてご覧ください。
参照:Immi Account
【2024】オーストラリアのワーキングホリデービザの申請条件、方法、費用など解説
5. 持ち物の準備をする
ワーキングホリデーでパースに滞在中に必要なものを準備しましょう。パスポートや現金、クレジットカードなどの貴重品はもちろん、衣服や日用品、電子機器、薬など、準備すべきものは意外とたくさんあります。
またオーストラリアの夏は紫外線が強いため、日焼け止めや帽子、サングラスも必須です。とはいえ、現地でも調達できるため、すべてを持参する必要はありません。肌トラブルや自分に合ったサイズが見つかるか心配なアイテムに限って持参するなど、工夫するとよいでしょう。
ワーホリの必需品をおさらい!持ち物リストや便利品、女性におすすめの物も紹介
パースでのワーキングホリデーでできる仕事
パースでできる仕事は、レストラン、カフェ、リゾートホテルなど、職種は多岐に渡ります。他の都市に比べて時給が高い傾向にあるのが特徴です。さらに英語中級者以上であれば、ツアーガイドやオーペア、語学学校のスタッフ、一般企業の事務スタッフなど選択肢が広がります。
しかし渡航先としてパースを選択する日本人が多くないため、事前の情報収集が重要です。現地で困らないように、出発前はリサーチと英語力の向上をしておきましょう。「JAMES.TV」や「日豪プレス」といった求人サイトを活用すると、日本人向けの仕事を探すことができます。現地の求人サイト「SEEK」にも多様な求人が掲載されているので、仕事を探す際にはぜひご活用ください。
パースでのワーキングホリデーの楽しみ方は?
- 現地の人と関わる
- ビーチでリラックスする
- 観光スポットを巡る
- カフェ巡りをする
- 東海岸に旅行する
現地の人と関わる
パースでのワーホリを楽しむためには、現地の人や他の国の人々と積極的に関わることが重要です。もともと日本人の留学生が少ない地域であるため英語の学習にはおすすめの場所ですが、地元の人々との交流を通して英語力を向上させることができます。
また語学の面だけでなく、オーストラリアの文化を知ることができるというメリットもあります。積極的にコミュニケーションを取りましょう。現地の知人ができると、より深く現地の人の考え方や人柄に触れることができ、英語も上達します。きっと有意義なワーホリ生活になるでしょう。。
ビーチでリラックスする
パースは中心地からすぐのところにあるビーチでゆったりリラックスすることができます。パースがある西海岸は、特に「コステロ―ビーチ」や「スカボロービーチ」「シティビーチ」が有名です。ビーチによっても特徴が異なるので、お気に入りのビーチを探してみてはいかがでしょうか。。
また、ビーチで開催されるイベントもあります。仕事で疲れたときに癒しを求めに行くのもよし。友だちとイベントに参加して全力で楽しむのもよし。さまざまな楽しみ方があります。ちなみに、サーフィンに興味がある方は「コステロービーチ」に行ってみるとよいでしょう。
観光スポットを巡る
パースには魅力的な観光スポットがたくさんあります。
- ベルタワー:オーストラリアの建国200年を記念に建てられたパースのランドマーク
- パース造幣局:オーストラリアで現在操業している最古の造幣局
- キングスパーク:パース市街にある広大な公園
- ロンドンコート:イギリスの古い建物をモデルに建てられたショッピングアーケード
パースでまず見たいのは、オーストラリアの建国200年を記念して建てられた「ベルタワー」です。360度見渡せる展望台からはパース市内を一望できます。また、パースはイギリスの植民地だった歴史があることから、その名残でイギリス風の建物も多く残っています。このような歴史を感じながら観光スポットを巡ることで、より深くパースを楽しめるでしょう。
カフェ巡りをする
コーヒー文化が強いオーストラリアでは、パースにもおしゃれなカフェが集まっています。自然やビーチでゆったりとした時間を過ごすのもよいですが、たまには個性豊かなカフェを巡ってみるのもよいでしょう。
パースから電車で約30分のところに位置する「フリーマントル」には、カフェが多く並ぶ「カプチーノ通り」と呼ばれるストリートがあります。レトロな建物で雰囲気もよくおすすめです。また、フリーマントルは観光地としても人気の街で、散策しながら街の雰囲気を味わうだけでも楽しめます。パースの文化を堪能しながら、日常の安らぎを見つけてみてください。
東海岸に旅行する
まとまった休みがある場合は、オーストラリアの東海岸への旅行もおすすめです。パースは西海岸にある唯一の大都市で、留学先として人気のシドニーやブリスベン、メルボルンは東海岸に位置しています。同じように大きい都市ですが、それぞれ独自の魅力があるため異なった体験ができるでしょう。
ただ、シドニーやブリスベンまでは飛行機で片道約4時間かかります。頻繁に旅行するのは難しいですが、せっかくの機会に東海岸まで旅行することをおすすめします。オーストラリアの多様な風景や文化、雰囲気を体験しましょう。
パースでのワーキングホリデーにかかる費用
下記に1年間パースでワーキングホリデーにかかる費用の一例を記載します。この場合、費用は、270万円程度となります。この金額は、最初の4ヵ月は語学学校に通い、その後仕事をしながら生活するケースで想定しています。
- ビザ申請費用:約7万円
- 航空券(往復):約10万円
- 語学学校(4ヵ月間):約45万円
- 生活費(1年間):約180万
- 海外保険料(1年間):約25万円
ただし、語学学校に通うかどうか、いつ頃から仕事を始めるかによっても個人差が出てきます。自分のワーホリプランをしっかりと立てながら予算を見ていきましょう。
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また、オーストラリア人の英語講師も在籍しています。渡航前から現地の生の情報をネイティブから得られるだけでなく、英語レッスンの受講も可能。完全オーダーメイドのプランで、あなたの「やりたい!」を実現します。まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、パースでワーキングホリデーをする魅力や体験できる仕事、楽しみ方をご紹介しました。東海岸の大都市シドニーやメルボルン、ブリスベンに比べ日本人の留学生が少ない都市であるパース。英語を学べる適切な環境で、生活費や家賃も抑えられるというメリットがあります。また暖かい気候で住みやすいため、長期間の滞在にも適しています。
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