「オーストラリアのワーホリに興味がある」
「ワーキングホリデービザってどのように取得できるの?」
「申請の条件や費用を知りたい」
このような方に、今回はオーストラリアのワーホリビザの申請条件、方法、費用などを解説します。
この記事を読めばオーストラリアのワーホリビザを申請するのに必要な書類や手順が理解できます。ぜひ最後までご覧ください。
そもそもワーキングホリデービザとは?
ワーキングホリデー制度とは、一般的には18歳から30歳までの協定を結んだ国の国民が対象で、現地での滞在中にあたり必要な資金を補うための、一時的な就労の機会を受けられる制度です。2024年6月現在、30の国と地域で協定が結ばれています。
滞在できる期間は基本的に1年間ですが、オーストラリアはある一定の条件をクリアすれば滞在期間延長の申請を行えます。
申請時に対象となる年齢であること、必要な資金を所持することが主な条件で、詳細は国によって異なります。詳しい情報は各国の大使館ホームページよりご確認ください。
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請対象
オーストラリアではファースト、セカンド、サードと、一定の条件を満たすことで3回までワーキングホリデービザを申請できます。これにより、最長3年間滞在することができます。具体的な申請対象を見ていきましょう。
1回目の場合
1回目のビザ申請条件は以下の通りです。
- 申請時18歳以上30歳以下である(出発時に31歳でも可)
- 有効なパスポートを所持している
- オーストラリア国外から申請する
- 子どもや家族を同伴しない
- 以前ワーキングホリデービザで入国したことがない
- 十分な資金があることを証明できる(生活費として5,000オーストラリアドル(約54万円。2024年7月1日時点)+帰国時の航空券を購入する費用)
申請はオンラインで行え、申請費用として650オーストラリアドル(約7万円。2024年7月1日時点)がかかります。(クレジットカード手数料が別途必要)
また滞在期間は12ヵ月間で、同一雇用主のもとでは最大6ヵ月間の就労制限(後述の条件を満たせば6ヵ月以上でも可)で、就学できるのは最大4ヵ月間です。
2024年1月1日以降は、特定の条件を満たした場合に限り、同一雇用主のもとで6ヵ月以上働くことが認められています。詳細は以下の記事を参考にしてください。
オーストラリアのワーキングホリデーの情報【2024年最新版】
2回目の場合(セカンドワーキングホリデービザ)
2回目のワーキングホリデービザは、年齢や申請費用、滞在期間に関する条件は1年目のビザとほとんど変わりありません。1つ重要な点は、1年目の滞在時に政府指定の職種に3ヵ月以上従事していた方のみ申請可能ということです。
これまではファームジョブが政府指定の職種として主な仕事でしたが、2021年6月22日より観光業などが追加されました。さらに増える可能性もあるため、気になる方は最新情報を政府公式サイトでご確認ください。
3回目の場合(サードワーキングホリデービザ)
3回目のワーキングホリデービザに関しても、年齢や申請費用、滞在期間に関する条件は1、2年目同様です。しかし、政府指定の職種に従事すべき期間が6ヵ月以上に延長されます。
セカンドワーホリを取得するときは、1年目のビザ有効期間中に指定の職種に3ヵ月以上従事することが条件でしたが、サードワーホリを取得するためには2年目のビザ有効期間中に6ヵ月以上指定の職種に従事する必要があります。サードワーホリの取得を考えている方は、この点に留意しておきましょう。
参照:Australian Government | First Working Holiday visa
※2024年6月時点
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請方法
続いて、オーストラリアのワーキングホリデービザの申請方法について以下4点解説します。
- 申請費用
- 申請方法
- 必要なもの
- 連絡方法
申請費用
先ほどもお伝えしましたが、申請にかかる費用は650オーストラリアドル(約7万円。2024年7月1日時点)です。1、2、3年目にどのビザを申請するときも同じ申請費用がかかります。またオンラインでクレジットカード決済となるため、別途クレジットカード手数料が必要です。さらに健康診断が必要な場合は、追加で診察料もかかってきます。
申請方法
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請方法は簡単です。必要な書類を準備し、オーストラリア政府移民局公式サイト「Immi Account」からオンラインで手続きをします。
- 必要書類を準備
- Immi Accountに登録
- 指示に沿って必要事項を記入、必要書類をアップロード
- 申請料の支払い
- ビザ発給状況の確認
必要事項を記入する場面では、主に個人情報や健康状態の入力を促されます。また一部健康診断書を追加で求められるケースもあるため、その場合は指定の病院で健康診断を受診する必要があることを念頭に置いておきましょう。
参照:Immi Account
必要なもの
ビザの申請で必要なものは以下の通りです。
- パスポート
- クレジットカード
- 残高証明書
まずはパスポートです。パスポート番号や有効期限など、パスポート情報の入力を求められるためビザの申請前に必ずパスポートを取得しておきましょう。また、既にパスポートをお持ちの方は、有効期限まで十分に余裕があるかを確かめておくことをおすすめします。パスポートのコピーも申請時に必要になります。
また、銀行の残高証明書も申請時に添付が必要です。生活費5,000オーストラリアドル(約54万円。2024年7月1日時点)+帰国時の航空券の費用以上の残高が記載されたものを準備しましょう。英文の残高証明書を用意します。
クレジットカードが必要な理由は、申請料を支払うためです。ビザ申請の最後に申請費用のお支払いがあります。クレジットカード情報の入力が必要なため、あらかじめクレジットカードを用意しておきましょう。
発行の連絡方法
オーストラリアのワーキングホリデービザに関する連絡は、申請時に登録したメールアドレス宛に届きます。ビザが下りた場合も登録したアドレス宛にメールが届き、そこからビザの確認、発行が可能です。また、代理人として第3者を立てた場合は、その方へ通知が届きます。
ビザ発給までのステータスは、Immi Accountから確認することができます。
参照:Immi Account
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請手続きにかかる期間は?
では、ビザの申請手続きにかかる期間はどのくらいでしょうか。結論、数週間から数ヵ月以内で、これは個人の状況や提出書類の内容、申請するタイミングにより変動します。時間がかかる場合もあるため、申請の3ヵ月前までには準備を開始することが重要です。
オーストラリアへのワーホリビザの申請にはどれくらいの期間かかる?【申請方法の解説あり】
オーストラリアのワーキングホリデービザは延長できる?
オーストラリアのワーキングホリデービザは、最長3年間です。1年目のビザは1年間という期限付きですが、条件を満たすことで2年間、3年間と延長が認められています。
条件 | 2年目のセカンドワーホリを取得するためには、1年目のビザ有効期間中に指定の職種(一部のファームジョブなど)に3ヵ月以上従事することが条件。3年目のサードワーホリは、2年目のビザ有効期間中に指定の職種に6ヵ月以上従事することが条件。 |
方法 | Immi Accountからオンラインで申請 |
参照:Australian Government | Working Holiday visa
※2024年6月時点
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まとめ
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請条件、方法、費用などを解説しました。オーストラリアは条件を満たせば最長3年間ワーキングホリデービザで滞在できる唯一の国です。過ごしやすい国として、年々人気が高まってきています。
そんな治安がよくフレンドリーな国民性で留学生からの人気が高いオーストラリアで、ぜひワーキングホリデー生活を送りましょう。