オーストラリアワーホリが決まり、オーストラリアに長期滞在する場合に必ず解決しないといけない問題があります。それは携帯電話をどうするかです。
日本の携帯電話を持っていくべきなのか?それとも現地で携帯を購入し、現地で契約すべきなのか?携帯電話は解約すべきなのか?休止することはできるのか?など考えてみると疑問はたくさん浮かびます。
本記事ではオーストラリアワーホリ中の携帯電話事情について徹底解説。日本の携帯をどうするべきか、ワーホリで携帯を利用する際のおすすめの方法などについてお伝えします。
オーストラリアでは日本の携帯は使えるの?
オーストラリアでも日本の携帯電話は使うことができます。フリーWifiスポットさえあれば、日本と同じ様に動画を見たり、ネット検索をしたり、LINEで日本と連絡をとり、ビデオ通話も可能です。
しかし、携帯電話に必ず入っているSIMカードを抜かないと、国際ローミングというものがかかり、フリーWifiがつながらないところでデータ通信をたくさん使う動画を見ると、後々の高額請求につながりかねません。
そのため、日本の携帯電話を持っていく際に知っておきたいのがSIMカードについての情報です。
知っておくべきSIMカードについ
携帯電話には必ずSIMカードが入っていて、そのSIMカードがなければ通話はもちろんネット検索や動画を視聴することはできません。※フリーWifiスポットでWifiをつなげればSIMカードなしでもデータ通信を使用することはできます。
このSIMカードですが、現地のプリペイドSIMや現地の携帯会社と契約してSIMに入れ替えるにはSIMカードにロックがかかっていない「SIMフリー」という状態にしておく必要があります。
ちなみに、2021年10月以降に販売される通信キャリアの販売する端末はSIMロックは原則として廃止になりました。
そのため、それ以降に販売された携帯電話を使っている人は基本的にSIMフリーのはずですが、契約したタイミングではなく、販売されたタイミングですので注意が必要です。念のため自分の携帯電話のキャリアに確認した方が良いでしょう。
また、SIMがロックされている「SIMロック」という状態の場合、携帯電話本体を「SIMフリー」の状態にする必要があります。店舗に持っていけばロックを解除し、SIMフリーの状態にしてもらえますが、3,000円程度の手数料がかかります。
一定の条件を満たすと、パソコンやスマホで公式サイトから無料でSIMロックを解除できます。詳しくは各キャリアの公式ホームページをご覧ください。以下参考までに、日本の3大キャリアのSIMロック解除手続きのページになります。
携帯会社 | SIMロック解除手続きのページ |
NTT docomo | SIMロック解除 |
au | SIMロック解除のお手続き |
ソフトバンク | ソフトバンクの携帯を他社で利用する/SIMロック解除 |
日本の携帯は休止できるの?
日本の携帯電話を休止して海外留学へ行くことは可能です。
数週間程度の留学であれば特に必要ないと思いますが、1ヶ月を超える留学であれば休止することで月額基本料をおさえることができます。特にワーホリで、帰国後に電話番号は変えたくないという人は、休止しないと長期間にわたって月額基本料金がかかってしまいます。
休止には手数料と月額保管料がかかりますが、それでも月額基本料金よりは安くなります。休止に必要な手数料はキャリアにより、1,000〜3,000円程度。電話番号保管は月額400円程度です。
帰国後も同じ電話番号を使いたい人は、オーストラリア留学に行く前にキャリアに問い合わせて休止手続きする様にしましょう。
オーストラリアでは現地で携帯電話を購入した方がいいの?
結論からお伝えすると、オーストラリア現地で携帯電話を購入する必要はありません。理由としては現地での携帯電話購入は基本的に2年契約が多く、そもそも契約自体できない場合が多いからです。
では、オーストラリアワーホリではどの様な方法で携帯を使用すれば良いのでしょうか。
オーストラリアでおすすめの携帯の使い方:プリペイドSIM契約
オーストラリアでおすすめな携帯電話の使い方は日本の携帯電話を解約もしくは休止。SIMフリーの状態にしてオーストラリアに携帯を持参し、現地のSIMカードを契約する方法です。
Wifiのフリースポットのみ使用する様にしたり、日本でポケットWifiをレンタルして持ってくるという方法もありますが、ワーホリの様な長期滞在になると、都度Wifiのフリースポットを探して使用するのは大変です。
また、ポケットWifiを使ったとしても、現地でできた友人と通話できるわけではありません。ポケットWifiは月額使用料も発生するため、それであれば現地のSIMカードを契約してしまった方が長期的に使用することができます。
では、オーストラリアでSIMカードを契約するにはどの様な携帯会社があるのでしょうか。
オーストラリア携帯電話事情
オーストラリアは日本で言うdocomo、au、ソフトバンクにあたる3大キャリアがあります。それは、Telstra(テルストラ)、Optus(オプタス)、Vodafone(ボーダフォン)です。さらに格安SIMまで存在しますので、日本と事情が似ています。
違う点で言えば各携帯会社が幅広くプリペイドプランを提供している点です。長期契約は不要で、SIMカードを購入後に設定を完了すればすぐに利用できます。
この様なプリペイド式の携帯電話やSIMはオーストラリアでは大変ポピュラーな存在です。また、メールに関してはEメールよりもSMS(ショートメッセージ)が主流です。
オーストラリア携帯会社比較
ではオーストラリアの3大キャリアTelstra(テルストラ)、Optus(オプタス)、Vodafone(ボーダフォン)のSIMプリペイドプランを比較してみましょう。
キャリア |
10ドル |
30ドル |
40ドル |
50ドル |
60ドル |
150ドル |
180ドル |
250ドル |
300ドル |
Telstra |
2GB (7日) |
32GB (28日) |
42GB (28日) |
65GB (28日) |
90GB (180日) |
225GB (365日) |
|||
Optus |
40GB (28日) |
50GB (28日) |
60GB (365日) |
||||||
Vodafone |
40GB (28日) |
50GB (28日) |
60GB (28日) |
80GB (180日) |
150GB (365日) |
※()内は使用日数の期限
※料金は変動の可能性があります。
ワーホリ購入でおすすめは使用日数の期限が180日以上あるプリペイドプランです。
1年滞在が決まっているのであればおすすめはOptusの365日期限のSIMプランです。GBは少ないですが、フリーWifiスポットをできるだけ使用し、GBを節約すれば最も安く済みます。無料通話もあり、コスパが良いためワーホリメーカーの一番人気キャリアです。
英語に不安がある人は日系の携帯会社
携帯についてはやっぱり日本語で相談したい、という人は日本人が勤務している日系の携帯会社もあります。日系の携帯会社であれば日本語で対応してもらえるだけでなく、対応も日本クオリティです。(オーストラリアの会社は人によりますが適当な人が多いです。)
安心した留学生活を送りたいという人は日系の携帯会社も検討してみましょう。
ニッテルコミュニケーションズのプラン
料金(6ヶ月契約の場合) | 32ドル | 42ドル | 52ドル |
データ量 | 20GB | 25GB | 35GB |
国内通話 | 100分 | 1000分 | 無制限 |
Optusへの無料SMS | 200通 | 1000通 | 無制限 |
※データ量は+10GBキャンペーンを適用
※料金、キャンペーン等は変動する可能性があります。
詳細はニッテルホームページをご覧ください。
携帯レンタルやGBシェア、長期プラン、短期プランなど様々なプランがあり、自分に合ったプランを日本語で相談できるのはうれしいポイントです。
とにかく安ければいい!という人は格安SIM
実店舗もなく、何かあった際はすべて英語で対応しなければいけませんが、オーストラリアにも日本と同様に格安SIMの会社が存在します。
日本語のフォローや実店舗がなくても大丈夫という人は、格安SIMという選択肢もありです。
国内通話もテキストも無制限、30日契約の4GBは10ドル、90日契約20GBが21ドルという安さは大手では真似できないCatch Connect(キャッチコネクト)は費用重視の人にはおすすめです。
Catch Connect(キャッチコネクト)のSIM契約プラン
料金 | 10ドル(30日) | 15ドル(30日) | 21ドル(90日) | 89ドル(365日) | 150ドル(365日) |
データ量 | 4GB | 18GB | 20GB | 60GB | 120GB |
国内通話 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
Optusへの無料SMS | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
参照:Catch Connect(キャッチコネクト)ホームページ
格安SIMの会社はほかにもYomojo(ヨモジョ)やAmaysim(アメイシム)という会社もあります。自分の使用頻度や滞在日数などにより検討してみても良いでしょう。
まとめ
オーストラリアワーホリ中の携帯電話事情についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
日本の携帯は現地でも使用ができますので、まずはSIMロックとSIMフリーの違いを理解し、SIMフリーであるかどうかの確認と設定が必要です。また、日本の携帯は休止できますので、自分のキャリアへ確認し、休止をするかどうかを検討すると良いでしょう。
オーストラリアではプリペイドSIMの使用が一般的です。いつの間にか使いすぎないという利点があり、上手に使いこなせば携帯電話料金を日本よりも節約できます。
大手携帯会社、日系会社、格安SIM会社があり、自分の使用のニーズに合わせ選択する様にしましょう。
また、プランも様々ありますので、使用容量を考えながら契約すると良いですが、ワーホリ中は日本よりも節約思考になる傾向がありますので、日本で使用していた容量よりも少な目で済むことが多いです。
快適なオーストラリア携帯ライフを過ごしましょう!