海外では、ほぼノーマスクで生活できるようになってきています。特にカナダでは、すでに普通の生活に戻り、多くの留学生が国をにぎわせています。そんな留学ができるようになった今、せっかくなら「行ける」ところではなく、「最高な留学地」に行きたくないですか?
ビクトリアの魅力
そもそもビクトリアとはどんなところなの?
そもそもビクトリアとはどんなところなの?
カナダで西側に位置しているブリティッシュコロンビア州と聞くと、2010年に冬季オリンピックが開催されたバンクーバーや、スキーやスノボーをする方はウィスラーを思い浮かべると思います。
しかし、ブリティッシュコロンビア州の首都はビクトリアになります。地図で見ていただくと分かる通り、ビクトリアはバンクーバー島といわれる島の最南端にあります。
行き方は大きく分けて2つになります。1つは、バンクーバー空港から飛行機でいきます。飛行機も、日本とバンクーバー間のような長時間ではなく、乗り継ぎ含め約1時間です。
お勧めは、2つ目のフェリーで行くことです。
バンクーバーとビクトリアの間は、一応海と繋がってはいますが、とても穏やかで落ち着いていおり、カナダならではの景色を見ながらフェリーニ揺られる事も魅力の1つです。
日本人が留学生活を送るにはピッタリな街
ビクトリアの人口は約8000万人で、実はほとんどが現地のカナダ人です。移民が多く、ダイバーシティといわれているカナダでも、ビクトリアはとても移民の方が少ない地域です。
夏には、旅行者が多くきますが、カナダ国内では誰もが一度は住んでみたいといわれる程人気の町です。
ビクトリア内での交通手段は、日本とは違い、電車が通っていない為、ブリティッシュコロンビア州政府が運営するBCトランジットと呼ばれるバスを使って行動します。
日本人になじみのある、バンクーバー、トロント、モントリオール、カルガリーは都市部になるので、治安は日本ほど良いモノではありません。
実際に、日々おびえながら過ごす留学生の話は都市部に留学すると、よく聞く話です。
その点、ビクトリアは、あの旅行サイト、トリップアドバイザーでも、「安全な街」として紹介されています。旅行者が安全に過ごせる場所は、現地で住んでいる方が安心安全に過ごせているという証拠ではないでしょうか。
とても過ごしやすい気候地域
「カナダ」と聞くと、「雪国」「寒い」等、言葉が連想される通り、北海道の人でも驚く、国全体が豪雪地帯です。地域によっては、冬場にマイナス30度を体感できる地域もあります。また、雪の量でも、腰まで埋まっても学校に行かないと行けない事が起こります。
それに比べ、ビクトリアはとても過ごしやすいです。
1つ目の理由は、ビクトリアは西岸部に位置しており、あたたかな海風が吹きます。この海風が、雪を降らせる雲をより温めてくれるので、積雪量はバンクーバーと比べて、とても少ないです。
2つ目の理由は、ビクトリアはバンクーバー島の最南端に位置する街です。実はアメリカに、とても近く、ワシントン州の有名な都市シアトルにもフェリーで行けるほどです。地形的に南側に位置している為、1年を通して温度差も夏と冬でも10度程度です。
そして、冬であっても0度を下回る事がほとんどありません。なので、カナダについてから余分にウィンタージャケットを買わないといけない!なんて事は起こりません。
ビクトリア留学の良さ
英語力の成長が早い
英語力の成長が早い
前述したとおり、ビクトリアには、多国籍国家であるカナダでも、移民がとても少ない地域です。留学すると、多様なバックグランドを持つ外国人と会います。彼らと話して、自分の視野を広げたり、新しい価値観に触れる事は留学の醍醐味の1つでもあります。
しかし、英語が成熟してない段階で、彼らの訛りの入った英語を聞いてしまうと、本来の純粋な英語を話すのは難しくなります。
加えて、英語はイギリス英語やインド英語、シンガポール英語等複数派生があり、言い回しの仕方、単語のイントネーション、英語のアクセンと等にばらつきがあります。
その点ビクトリアは、移民の方が少なく、カナダの本来の英語が話されている場面が日常です。そんな日常にいるからこそ、英語の上達もとても早いです。
留学中の息抜きには最高の観光場所がたくさん!
ビクトリアは観光名所としても知られており、夏にはカナダ国内はもちろんの事、国外からも多くの観光客が訪れます。特に留学は旅行とは違い、十分時間を取って、その地域を思いっきり楽しむことができます。
また、留学で英語だけを勉強している事は本当に疲れてしまいます。せっかくの留学なのですから、現地でしかできない体験をするのも留学の魅力の1つです。絶対に留学したら行くべき場所、留学すれば行きたくなる場所を挙げるので、ぜひ訪れてみてください。
最も美しいインナーハーバーと州議事堂
ビクトリアは何と言っても西海岸でも有数の港町です。1つ目は、「インナーハーバー」です。インナーは、日本語で「内側の」、ハーバーは「港」という意味があり、島と大陸に囲まれている、日本で言う瀬戸内海のような穏やかさがあります。
特に、沈んでいく夕日と港へ帰ってきて揺れている船とのセットで見る事は、息をのむこと間違いなしです。
そして、インナーハーバーへ行くついでにおすすめの場所は、「ブリティッシュコロンビア州議事堂」です。緑色の半円上の屋根で、荘厳な見た目をしています。港に面しているので、港に行く途中に絶対に目を引く建物です。
ここは州立の建物なので、州議会が開かれている間や、来賓が来る際など、不定期に休館日があります。また、州が休日の時も閉まっているので、ウェブサイトなどで空いている時間を調べてから行きましょう。
お散歩は美しい庭園で!
3つ目は、「ブチャット・ガーデン」です。1年を通してあたたかな気候を持つビクトリアでは、カナダでは生粋の花の聖地として知られています。
この庭園は、ダウンタウンからバスで1時間程度なので、1日予定を取って行くことをお勧めします。特に、春、夏、秋と3つのシーズンで見れる風景が全く事なり、日本庭園やイタリア庭園等、カナダにいながら、アジアとヨーロッパを同時に感じることも出来ます。そして、冬になるとイルミネーションがあるので、夜行くことをお勧めします。
外は寒いという方には博物館で歴史を!
外は寒いからあんまり行きたくない…という方には、「ロイヤル・ブリティッシュコロンビア州博物館」です。カナダの歴史は、日本とは全く違い、驚きの連続です。イギリス人がアメリカに移住し、フランス人がカナダに移住しましたが、ブリティッシュコロンビアは実は英国領でした。
そこにある歴史は、綺麗なものではありません。近年取り上げられたニュースでは、キリスト教を教える為に、政府が原住民の子供達を拉致して、キリスト教と英語を教えている学校がありました。しかし、そこでは児童虐待が日常的に行われていたりと、戦争と同じくらいの悲惨な現状がありました。
留学でその地の歴史の暗いところも、英語と一緒に勉強する事でより留学を濃密に過ごせること間違いなしです。ただ、暗い歴史だけではなく、建物の歴史や、アートと芸術でも有名な都市なので、その点も注目してみてください。
アメリカにも行きやすい!
ご存知の通り、カナダはアメリカの北側に位置しています。日本からだと20時間くらいかかるアメリカにも、4時間程度の飛行機で行けますし、時差も全く同じなので、旅行がしやすいです。
日本人にも人気なロサンゼルスは、バンクーバー空港から飛行機で3時間です。ビクトリアからバンクーバー空港経由でいくので、合計乗り換え含め5時間でいけます。
ニューヨークやボストンは、東海岸になるので6時間程度かかりますが、日本から旅行するよりは、この留学の機会を使って息抜きに行ってみるのも楽しみですね。
イベントが多い!
カナダはイベントやお祭りが大好きな国民性を持っています。なので、毎週どこかしらでイベントが行われているので、勉強の合間に少しだけ行ってみたり、大きなイベントの際は予定を立てていってみるのも留学の醍醐味ですね。
イベントTOP3の1つである、「カナダ建国記念日(英:Canada Day)」は7月1日にある国内最大級のイベントです。各地でバンドやケータリングカーがイベントを盛り上げています。
忘れてはいけないのはクリスマスのイベントです。クリスマス当日は、家族ごとで過ごす事で知られていますが、その前後はもちろんイベントだらけです。ビクトリアがある、バンクーバー島全体で11月から12月の年末にかけて、「ライトアップ・ザ・シティ」と呼ばれるイルミネーションイベントがあります。
イベントでは、日頃見ている留学風景がより一層キラキラ見えます。ぜひ、イベントカレンダーを調べて行ってみてください。
ビクトリア留学の注意点
日本とアクセスは少し難しい
日本とアクセスは少し難しい
ビクトリアへの行き方はバンクーバー空港から飛行機と前述した通り、日本との直行便はありません。もう1つの交通手段フェリーは冬になると、寒すぎたりと少し交通の面ではアドバンテージを失います。
日本にどうしても帰らないといけない…となった場合には飛行機を2つ予約するか、フェリーと飛行機を予約するといったように、しなければいけないタスクが1つ増えます。加えて、国内線から国際線への乗り換えが不安な方には、心配な点です。
バンクーバー空港から飛行機で1時間なので、そこの手間をどうとるかは人次第ですが、トロントやモントリオールから日本へ帰国する直行便にかかる時間よりは、ビクトリアから帰国する方が短い時間ではあります。
日本人が少ない
留学をする際に、なるべく日本人が少ない場所へ行き、英語しか話さない環境を作る事は英語を勉強の上ではとても役に立ちます。しかし、日本人が少ないという事は、日本語でのサポートを
受ける事はできません。
留学で大変な病院の対応や、緊急時の対応は全て英語を使わないといけません。都市部であれば、多くの日本人がいるので、友達も見つけやすいですし、迷った時に日本語で相談もできます。
留学には最適な場所ですが、緊急の時に日本語が話せないと不安だなという方は、現地の言語学校等にいくと日本人の講師の方がいるので、そこで繋がりを作ってみるのも可能です。
まとめ
ここまでビクトリア留学について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。ビクトリアはカナダ国内でも、住みたい場所に選ばれていたり、カナダ人の割合が多かったりと、留学には最適の場所です。
英語だけでなく、観光やイベントなど、留学の大きな魅力もたくさん詰まっている街です。ぜひ、留学を検討されている方は、一度考えてみる事をお勧めします。