ワーキングホリデーは、仕事をすることで滞在資金を補いながら、最長1年間(イギリスは2年間)の海外生活を体験できる制度です。ここではワーキングホリデーを決断された方が、具体的にどのように海外で仕事を探せばよいか解説をしていきます。関連記事:ワーキングホリデーについての基礎知識はこちら
ワーキングホリデービザには同一雇用主の元で6ヶ月間しか就労ができないというルールがあります。6か月の期間の中で自分にあった仕事を見つけて就業することを考えなくてはいけません。
何より大切な語学力
まず、前提として何よりも大切なのは語学力です。外国語を使う雇用主やお客様に対して、お金をいただいて就業するわけですから、その仕事で求められるレベルの語学力が必要になります。もちろん職場によっては、例えば日本人向けレストランや日本人の観光ガイドなど、日本語を使う仕事もありますが、せっかく海外で仕事をするのであれば、実践の場で語学を磨くことにチャレンジしたい方が多いと思います。就業のためには、その職場にエントリーし、少なくとも採用面接で合格する必要がありますので、日本にいる方もワーキングホリデーに参加するまえにしっかりと力をつけておきましょう。
すぐに仕事が決まらなくても、あきらめない
ワーキングホリデーで仕事を探すのは語学のハンディキャップがある分、そう簡単には見つかりません。就業先の雇用主も自分のビジネスに求職者がどのように貢献してくれるかを考えますので、語学力や経験、即戦力を重視する傾向があります。ただ、いくつもの選考や面接を繰り返すことで慣れてきますし、自己アピールもうまくなってくるでしょう。最初からうまくいかなくても、とにかくたくさんの応募をして、仕事が決まるまであきらめない姿勢が大切になります。
仕事の探し方
一般的なワーキングホリデーの仕事の探し方をご紹介します。
現地の求人サイトや掲示板を使って仕事を探す
ワーキングホリデーでは、求人サイトや掲示板を使うのが一般的です。日本人向けの求人サイトもあります。日本人向けのサイトであれば、日本人が応募することを前提にした募集がほとんどです。日本食レストランなど日本人のスキルを活かせる仕事だけでなく、現地の企業の応募も載っています。ただ、やはり現地の求人サイトのほうが求職案件も多いし、何より現地ならではの仕事も多く載っています。例えば英語しか通じないようなハードな環境でチャレンジしたい方はぜひ現地の求人サイトで仕事を探してみてください。
現地の新聞で求人を探す
地元の新聞でも仕事を探すことができます。まれにですが、日本語が話せる人の求人が載っていることも。もちろん、現地ならではの仕事が見つかりやすいのが特徴です。
現地の知り合いに紹介してもらう
ワーキングホリデーで働くきっかけになることが多いのは、知り合いの紹介です。紹介からの応募になるので、通常の応募よりも受かりやすく、その職場にいる方の紹介であれば、職場環境は働き方などの情報も事前に教えていただけるので安心でしょう。知り合いのいない環境にいきなり飛び込むのは勇気がいるもの。まずは知り合いのつてをたどって仕事を探すのは賢い方法といえるでしょう。