台湾人の性格や特徴11選！交流する際の注意点も解説します

日本との距離が近い台湾は、日本人にとってもなじみがある国のひとつでしょう。近年、中国語習得の人気や需要が高まっていることもあり、台湾に留学する人もいるはずです。また、仕事や学校で台湾人と接することがある人もいるでしょう。

距離的にはとても近い場所にある台湾ですが、その性質は日本人とは異なります。ですから日本の常識で考えていると、彼らとのコミュニケーションがうまくいかないかもしれません。

そこでこの記事では台湾人の性格や特徴をご紹介しつつ、台湾人と接する際に気をつけるべきことについても解説していきます。
台湾に行く予定がある人や、台湾人と交流することが多い人は、ぜひ参考にしてくださいね。

台湾人の性格・特徴11選

台湾人は日本人と見た目が似ていますし、距離も近いこともあり、文化が似ていると思っている人もいるかもしれませんね。ですが、台湾人はむしろ日本人と異なる部分の方が多いかもしれません。
そんな彼らの性格的特徴を知っておけば、きっと交流をもっと楽しめるはず。そこで、ここでは台湾人の性格・特徴をまとめてみました。
もちろん台湾人にも色々な人がいますから、ここで紹介する性格や特徴に当てはまらない人もいます。こういう傾向があるよという程度に参考にしてくださいね。

明るくおおらか

台湾は沖縄よりもさらに南にあり、夏は暑く1年を通して温暖な気候です。そのためなのか、台湾人は南国らしい明るくおおらかな人が多いです。
沖縄も明るくておおらかなイメージがあるかと思いますが、それは気候によるものなのかもしれませんね。

ぱっと見は日本人に似ているため、台湾人におとなしそうなイメージを持ってしまうかもしれませんが、実際に会話をしてみると彼らの明るさやおおらかさにビックリするでしょう。

フレンドリーで面倒見が良い

明るくておおらかな性質がそうさせるのか、台湾人はフレンドリーで面倒見が良い人が多いです。外国人に対してもオープンで、積極的に道を教えてくれようとしたり、話しかけてくれたりします。

特に台湾に留学などで長期滞在をすると、現地の人が生活のことで色々教えてくれたりするでしょう。食事に招待されたりすることも少なくありません。

台湾旅行をしていると、道で話しかけてくる人も多いです。中には悪い人もいますから、知らない人との会話には少し慎重になった方が良いかもしれませんが、ほとんどの人は「どこから来たの？」「日本大好き」と言いたいだけなので、少しくらいなら応じてもトラブルにならないでしょう。

親日家が多い

ご存知の人も多いでしょうけれど、台湾は親日家が多い国です。台湾に行って、日本人であることを告げれば、とてもフレンドリーに接してくれますし、知っている日本語で話してくれたりもします。
親日家が本当に多いので、台湾での滞在中は差別などの心配がなく、快適に過ごせるでしょう。

家族が大切

台湾人は家族をとても大切にします。家族内のイベントを欠かすことはありませんし、一緒に住んでいる場合は家族で食事をするのが当たり前です。
友達とのつきあいよりも家族を優先することも珍しくなく、家族で行動することが自然なのです。
そんな台湾人の人がもしも家族の用事で予定をキャンセルしてきても、決して怒らないように。彼らにとっては家族を優先させることは普通のことなのです。

家族ぐるみの付き合いをする

家族が中心というのは、ひと昔前の日本もそうでしたから、想像しやすいでしょう。ですが、台湾人はそれに加えて、友人や恋人と家族ぐるみの付き合いをする人が多いんです。
台湾で台湾人の友達ができれば、家族との食事に招待されることは普通です。恋人同士なら、お相手の家族に会うのを避けることはできないでしょう。

ジェントルマンが多く女性が強い

台湾人は男性が優しく、女性が強い傾向にあります。
男性は本当に女性に優しく接してくれますし、恋人ではなかったとしても奢ったり、家まで送ったりということをする人もいます。
一方女性は気が強い人が多い傾向にあり、男性に対しても一歩も引かずにはっきりと意見します。むしろ男性の方がたじたじしているかもしれません。

日本はまだまだ男性の方がやや強い感じのイメージがありますし、台湾人ほどのジェントルマンは少ないですから、この違いには驚くかもしれませんね。

物事をハッキリと言う

台湾人は日本人に比べると物事をハッキリ言う人が多いです。遠回しで言うと伝わりませんし、察してくれるだろうと何も言わないでいると、意見がないと思われてしまうでしょう。
結構ズバッと発言するので、ビックリしてしまうかもしれませんが、彼らにとってはそれが普通。

人当たりが良い台湾人ですが、自分の意見はハッキリと伝える文化ですので、彼らと交流する際には、同じようにハッキリと自分の意見を言えた方がうまくつきあえます。

感情表現がわかりやすい

台湾人は、意見だけではなく感情もストレートに表現する人が多いです。
怒りや悲しみだけではなく、喜びや愛情などのプラスの感情も積極的に表現します。感情を抑えがちな日本人とはとても異なる点ですね。

愛情表現も豊かなため、台湾人と恋愛関係になると、たくさん愛情表現をしてもらえます。ただし、同じように愛情表現をできないと、彼らを怒らせたり悲しませたりしてしまうかもしれません。

ちょっとルーズなところも

台湾人は真面目な国民性なのですが、日本人に比べるとルーズなところが多いです。そこまで時間に厳しくありませんし、あまり報告や連絡もしません。この点は、特に台湾人と一緒に働いたときに感じることになるでしょう。

そういえば日本でも、沖縄の人は本土の人よりもちょっとルーズなイメージがありますよね。暑い気候の土地にいると、人はおおらかになりやすいのかもしれませんね。

自己主張が強め

台湾人は自己主張が強く、日本人のような控えめさは期待できません。これは物事をハッキリ言う点にも通じるところがありますね。
ただし、ただハッキリ言うだけではなく、結構自分の意見を押し通そうとする激しい人もいるので、台湾人と接するときには、そんな自己主張の強さについても覚えておきましょう。
反論するときには、言い方に気をつけなければ、彼らの自己主張の強さに辟易してしまうこともあります。

日本人に比べると気性が激しい

台湾人は日本人に比べると気性が激しい傾向にあります。特に女性はこの傾向が強いので、台湾人女性とは口論をしたくないですね。
普段は優しくて穏やかな台湾人ですが、一度イラッと来ると止まらなくなってしまうので、くれぐれも火種は作りたくないものです。

また、車やバイクの運転が荒く、その点にも気性の激しさが表れています。タクシードライバーさんなどだとそれほどでもありませんが、一般の人が運転する車やバイクには、ひやっとさせられることもあるでしょう。

台湾人と接するときの注意点

素敵な面も、ちょっと困る面も持ち合わせている台湾人。普通に接していれば、日本人にとっては付き合いやすい人たちです。
しかし、円滑な人間関係を保つためには、気をつけなければならない点もあります。ここからは、台湾人と接するときの注意点について解説していきます。

日本の時間感覚などを押し付けない

台湾人は日本人よりもルーズなところがあると割り切りましょう。それをストレスに感じていると、なかなか彼らとスムーズな交流が難しくなってしまいます。
時間や連絡などについて、あまり厳しくなりすぎないように。もちろん大遅刻が何回も続くようなら、少し困ることを伝えても良いですが、数分の遅刻くらいは気にしないのが一番です。

気が強めの台湾人ですから、あまり日本の感覚を押し付けると、喧嘩になってしまうおそれもあります。特に台湾にいるときには、台湾の感覚を理解するように心がけましょう。

言わない限りは伝わらない

台湾人に「言わなくても察する」という習慣はありません。日本人同士のように、言わなくても察してもらえることはないと諦め、必要なことはしっかり伝えるようにしてください。

日本人としか交流をしたことがない人だと、この点に困ることもあるかもしれません。日本では当たり前に察してもらえることも、台湾人には察してもらえないからです。

ですから、欲しいものがあるときや、気持ちをわかってほしいときには、しっかりそれを言葉にして伝えましょう。日本人相手のように遠慮していると、いつまで経ってもわかってもらえないままで、お互いストレスが溜まってしまいます。

歴史の問題がないわけではないことを忘れずに

台湾人は親日家が多いというのは事実です。ですが、だからといって、過去に日本人が台湾で行っていたことについて、肯定的というわけではありません。
その歴史を支持しているというよりは、過去のことだからと割り切っている感じです。ですから、歴史のことで日本人に対してわだかまりを抱いている人は本当に極少数ではありますが、支持されているわけではないことを忘れないようにしてください。

もしも日本人が台湾の人に対して良いことをしていたような発言をしてしまうと、気まずい雰囲気が流れてしまうかもしれません。安全に台湾人と人付き合いをするためには、歴史のことには触れないのが一番ですね。

「中国人」と言ってしまわないようにする

日本人はあまり中国人と台湾人を混同しないため、心配はいらないかもしれませんが、相手が台湾人と知っているにもかかわらず、その人のことを中国人と言うのはやめておきましょう。
台湾人は中国人かと聞かれると「台湾人」と答えますし、中国人に間違われると少し気まずそうな顔をする人も多いです。
一方、中国人は台湾は中国の一部だと思っているので、台湾人のことを中国人だという人もいたりします。ですが、私たち日本人は、台湾人のことは台湾人と言うようにした方が、台湾人と良好な関係を築けるでしょう。

台湾人は日本人にとって付き合いやすい！

台湾人は親日家なうえにフレンドリーな人が多いです。日本文化について詳しい人も結構いるので、日本人にとっては付き合いやすいはず。
日本人との違いを理解し、注意点に気をつけながら付き合っていれば、仲良くなれるでしょう。