ニュージーランドに留学する時に、これからお世話になるホストファミリーに日本のお土産を持って行こうと考える人も多いでしょう。
そこで悩むのが「何を持って行けば喜ばれる?」「持って行ったらダメなものはあるの?」という点です。
せっかく渡すなら、相手に喜んでもらえるお土産を渡したいですよね。
そこで今回は、ニュージーランドの人に人気の日本のお土産10選をご紹介します。
さらに、ニュージーランドへの持ち込み禁止物についても解説するので参考にしてくださいね。
ニュージーランドで喜ばれる日本のお土産
ニュージーランドの人たちは日本のどんなお土産を気に入ってくれるのでしょうか。
日本から遠く離れた異国の地であるニュージーランドは、日本とは文化も風習も異なります。
日本人の感覚で「これは絶対喜んでもらえる」と考えるお土産も、ニュージーランドの人たちからは人気がないものもあります。
ぜひ、喜ばれるお土産をみつけましょう。
①お菓子
日本のお菓子は海外の人から大変人気です。
美味しさはもちろんですが、日本人が作り出す繊細なパッケージも外国にはない美しさがあり、プレゼントすれば喜んでもらえます。
特に人気なのが日本らしさが味わえる抹茶味のチョコレートで、海外の人から大人気です。
高いお菓子ではなく、スーパーやコンビニで売っているものでOK!
ポッキーやキットカットなどは特に人気があります。
②漢字がプリントされたTシャツ
漢字がプリントされたTシャツも日本らしさがあるので喜ばれます。
日本人から見ると、特に何も感じないデザインのTシャツでも、海外の人から見るとイケてるデザインに見えちゃいます。
また、スーツケースがパンパンで荷物が多い人でも、Tシャツならスーツケースの隙間に収納して運べるので持ち運びは困りませんよ。
Tシャツの色は白や黒が無難ですが、ニュージーランドと言えば強豪ラグビーチーム「オールブラックス」の人気は絶大で、彼らのユニフォームの色と同じ「黒」なら間違いなく喜んでもらえるでしょう。
③折りたたみ傘
日本人は少しの雨でも傘を差す習慣があります。
しかし、海外では少々の雨ぐらいなら傘を差さない人が多く、日本人のように折りたたみ傘を持っている人は多くないのです。
日本には美しいイラストの入った折りたたみ傘がたくさん販売されています。
ニュージーランドには、このような美しい柄の傘は少ないので、きっと喜んでもらえるでしょう。
④アニメのキャラクターグッズ
日本は海外から「アニメの聖地」と呼ばれるほど、漫画やアニメのイメージが強い国です。
近年は「オタク」という言葉が世界共通語になりつつありますが、そんな日本のアニメが大好きな外国人は増加しています。
「ポケモン」「ドラゴンボール」「鬼滅の刃」「ジブリ」などのキャラクターグッズなら知名度が高く、特に子供には人気があります。
ホストファミリーにお子さんがいる場合は、100均で売られているようなちょっとしたキャラクターグッズを持って行ってみるのも良いですね。
⑤和柄の小物
日本らしさが感じられる和柄の小物は海外の人には大変人気です。
小さな巾着袋やポーチなどであれば、相手の年齢にかかわらず使い道はたくさんあります。
ホストファミリーが老夫婦なら薬を入れたりもできますし、ちょっとした小物を入れて持ち運んだりもできます。
カバンの中にさっと入れられるようなポーチはいくつあっても困りませんよね。
⑥文房具
日本製の文房具は世界から見てもかなりのクオリティです。
ボールペン1つとっても大変優れており、日本製は大変書きやすくスラスラと文字が書けますが、外国製のボールペンは途中でインクが途切れたり滑らかに書けるものが少なかったりします。
そのため、日本製の文房具は大変喜ばれるので、お子さんがいる家庭ならぜひプレゼントしたいところです。
特に人気なのは、ボールペンなのに書いた文字を消せる「フリクション」や、芯のないホッチキス、動物や食べ物の形をしたユニークな消しゴムが人気です。
⑦絵葉書
日本の美しい風景がプリントされた絵葉書も海外では人気です。
四季がある日本は、春夏秋冬それぞれの季節だけ見られる景色がありますよね。
外国では、四季がない国に住む人も多く、日本のそんな景色は憧れなんです。
絵葉書なら、大切な人へ手紙を書いて送ることもできますし、インテリアとして飾っても絵になります。
プリントされている日本の名所について説明できれば、日本の紹介にもなり会話のきっかけにもなりますね。
⑧うちわ・扇子
うちわや扇子も日本ならではのお土産です。
日本の夏の風物詩である「うちわ・扇子」は日本らしさを感じられるアイテムですよね。
扇子なら使う時だけ広げ、その他は小さく収まるので持ち運びやすくおすすめです。
日本には多種多様なデザインが販売されていますが、やはり美しい和柄が人気です。
扇子自体はそれほど高くないので、ホストファミリーの人数分を用意してあげるといいでしょう。
⑨おちょこ・グラス
ニュージーランドでは日本酒を飲む文化はありませんが、リキュールなどのちょっとしたお酒を飲む時には小さなグラスを使います。
そんな時に、日本の「おちょこ」や小さなグラスを使ってもらえれば嬉しいですよね。
江戸切子や琉球グラスのような繊細で美しいデザインは海外の人にも大変人気ですよ。
ただ、ガラスや陶器は割れやすいため、持ち運ぶ際には割れないように厳重に包装してスーツケースに詰めるようにしましょう。
⑩手ぬぐい
日本の手ぬぐいは訪日外国人に人気のお土産です。
さらしに染料を染み込ませて絵柄を表現する日本の伝統的な技は日本ならでは。
手ぬぐいには様々な柄がありますが、日本の四季や歌舞伎などの伝統的な柄が特に人気です。
また手ぬぐいは1枚40g前後と大変軽く、スーツケースの中でも場所を取りません。
さらに、持ち運び時の破損の心配もないので安心ですね。
お土産選びはホストファミリーの家族構成を考える
どんなお土産を選ぶかどうかは、ホストファミリーの家族構成が大きくかかわってきます。
小さな子供がいる家庭もあれば、自分と同年代の子供がいる家庭、老夫婦2人だけの家庭など、留学生を受け入れてくれる家庭は様々です。
年代によって喜ばれるお土産も異なるので、ぜひその年代に合った物を選ぶようにしましょう。
子供がいる家庭
自分と同じくらいの子供がいる家庭なら、上記のどのお土産でも喜んでもらえるでしょう。
ただし、日本のアニメに興味がない人もいるので、アニメのキャラクターグッズは要注意です。
日本のお菓子や、勉強や仕事で使える文房具、珍しい折りたたみ傘などを渡せばきっと喜んでもらえますよ。
また、小学生ぐらいのお子さんがいる家庭なら、絵葉書・扇子・グラスなどの大人が喜びそうなものよりも、日本のお菓子やアニメのキャラクターグッズ・文房具などがおすすめです。
ポケモンやドラえもん、キティちゃんなどは世界的にも有名なので子供も喜んでくれるでしょう。
そして、万国共通で子供はお菓子好きなので、日本のハイクオリティのお菓子を味わってもらうのも良いですね。
老夫婦の家庭
ホストファミリーが老夫婦の家庭なら漢字が書かれたTシャツやアニメグッズ・文房具は控えて、和柄の小物や手ぬぐい・扇子・絵葉書などが良いでしょう。
また、チョコレートやクッキーなどのお菓子はニュージーランドの年配の方たちも大好きなので、ティータイムのお供にと渡してみると良いでしょう。
注意点としては、硬いお煎餅やあんこ・羊羹などの和菓子は避けるようにしましょう。
食べ慣れていないお菓子には抵抗がある人も多いので、ニュージーランドでもよく目にするチョコレートやクッキーが無難です。
高価なお土産を用意する必要はない
ホームステイ先へのお土産は「必須」ではありません。
あくまでも本人の「気持ち」なのですが、お土産によって会話のきっかけになったり、ホストファミリーとの関係が良くなるならぜひ渡しておきたいですよね。
お土産を選ぶ際には、あまり高価なものは選ばず、相手も負担に感じない程度のものを用意するということを覚えておいてください。
高価なものをもらって喜ぶ人もいますが、大半の人は負担に感じてしまいます。
100均やちょっとしたものでも十分ですからね。
過去に日本人留学生を受け入れているかに注意
ホストファミリーが何度も日本人留学生を受け入れている場合、上記のお土産はすでに受け取っている可能性があります。
そのような場合は、お菓子などの食べたらなくなるものの方が受け取る方も負担がないかもしれません。
日本を発つ前に、留学エージェントなどにホストファミリーの家族構成、過去に日本人留学生を受け入れた経験があるのかを確認しておくといいでしょう。
ニュージーランドの持ち込み禁止物について
せっかくお土産を選んで持って行ったのに、ニュージーランドの入国審査で没収されてしまっては意味がありませんよね。
国によって持ち込み禁止物が異なるため、ニュージーランドへの持ち込みが禁止されているのもをしっかりと把握しておく必要があります。
ニュージーランドは農業と酪農が盛んな国で、外国からの病害虫の侵入を防ぐために厳しい動植物検疫が行われています。
基本的には食べ物1つでも申告が必要で、もし申告漏れが見つかった場合はその場で400NZドルの罰金が科せられるので注意が必要です。
持ち込みが禁止・制限されている物
ニュージーランドへの持ち込みが禁止・制限されている食品については以下の通りです。
【持ち込み禁止】
・生の肉、生の魚、生の野菜、生の果物、はちみつなど
基本的に「生」の未加工食品は持ち込み禁止となっています。
【申告すれば持ち込み可能】
・未開封の食品、常温で保存できる食品、パッケージに原材料名が記載されている食品
入国審査の際、税関で申告すれば持ち込み可能な食品は未開封で原材料の確認が取れる食品です。
つまり、お菓子などは少しでも開封されていると持ち込めません。
また、生の食品が含まれていないことが大前提です。
缶詰やビーフジャーキーは未開封であり、常温保存可能、パッケージに原材料が記載されているなら持ち込みOKということです。
手作りのお菓子や食品の持ち込みに関しては、パッケージへの原材料表記がなく、何が入っているか確認できないため持ち込みは不可です。
「そんなに厳しいの?!」と驚くかもしれませんが、自国の農畜産業を海外の病害虫から守るためなので、理解しておきましょう。
食品は必ず申告してから持ち込む
生の食品は持ち込み禁止のため、万が一持ってきた場合は税関で没収されてしまいます。
しかし、持ち込み可能の食品であれば、きちんと申告さえすれば問題ないので、忘れずに申告してくださいね。
申告は簡単で、機内で渡される入国審査カードの「食品の持ち込み」の部分で「Yes」にチェックして、税関で職員に見せればOKです。
その際、持っている全ての食品を見せるようにしましょう。
申告するのが面倒だと感じるかもしれませんが、私たちがお土産にと考える一般的なお菓子は大体が持ち込みOK ですよ。
まとめ
ニュージーランドでホームステイする際のおすすめのお土産をご紹介しました。
ニュージーランドでは「日本」を感じられるお土産が人気です。
日本には定番のお菓子や、日本伝統の物など、世界に誇れるものがたくさんあるので、ぜひホストファミリーが喜んでくれる物をプレゼントしてくださいね。
日本からのお土産はホストファミリーとの会話のきっかけにもなり、素敵な思い出が増えることでしょう。