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オーストラリアのワーホリ費用はどのくらい?【2024年最新版】

オーストラリアのワーホリ費用はどのくらい?【2024年最新版】

オーストラリアは近年物価が高め!十分な費用の準備を

一昔前まではオーストラリアは英語圏の国々の中で、比較的物価が安い国と知られていました。しかし現在は、オーストラリアが好景気であることと円安が進んでいることから、オーストラリアの物価は高めになっています。

英語圏の中でも、アメリカ・イギリスに次ぐ物価の高さなんですよ。

その分賃金も上がってはいるのですが、日本の感覚で行くと、意外と物価が高くて資金難に陥る場合もあるので、オーストラリアにワーホリするなら十分費用を準備しておきましょう。

オーストラリアの最新ワーホリ情報は、以下の記事をご覧ください。ビザの基本情報から最低賃金、費用の目安を解説しています。

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オーストラリアのワーホリに必要な費用

では一体、オーストラリアのワーホリではどのくらいの費用を用意しておけばよいのでしょうか。ここからは、用意しておくべき費用やオーストラリアでの生活費について解説します。

最低限必要な費用が気になっている人、実際にどのくらい稼げるのかを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

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最低費用はどれくらい?

オーストラリアへのワーキングホリデーを考えるなら、まず65万円を目安に費用を用意しておきましょう。これには、ビザの申請料金や海外旅行保険料、航空券代といった費用に加え、オーストラリアに着いてから3ヶ月は仕事をしなくても生活ができる費用も含んでいます。最初に語学学校へ通う人は、学費も考えて100万円ほど貯めておけるとさらに安心です。

しかし、65万円も貯めなくてもオーストラリアへ渡航している人はたくさんいます。最低限必要な費用は、約35万円です。これは語学学校に通わず、到着後すぐに働く場合を想定しています。数ヶ月分の生活費を準備してから出発するのではなく、現地ですぐに仕事を始め、生活費をまかなうための収入を得るイメージです。

とはいえ必ずしもすぐに仕事を見つけられるわけではないので、即戦力となる英語力や実務経験がない人、初めて海外に行く人は、やはり65万円は準備しておくとよいでしょう。

オーストラリアのワーホリ初期費用例

オーストラリアのワーホリの初期費用例を下記に表にしてみました。

ワーホリビザ費用約7万円
航空券(片道)約5万円〜
語学学校(3ヶ月)約30万円〜
生活費(4ヶ月分)約45万円
海外保険(1年間)約15万円〜
合計約100万円〜

語学学校に通う期間は、仕事よりも語学学校が中心になると考え、生活費を語学学校の3ヶ月+1ヶ月で出しています。

こうしてみると、100万円でも少々タイトに見えますね。

こちらの初期費用は都市部の場合ですので、滞在する街によってはもう少し安くなる場合もあります。また、語学学校によってはここで提示している費用より安くなる場合もありますが、ひとまずこのくらいは必要とみておきましょう。

オーストラリアでの1ヶ月の生活費例

物価が高めなオーストラリア。1ヶ月の生活費は大体どのくらいなのでしょうか。こちらについても、下記の表にまとめてみました。

家賃・光熱費(フラットシェア)約6万円〜
食費約2万円〜
その他(交際費・通信費・交通費など)約2万円〜
合計約10万円〜

こちらは飽くまで最低限必要な費用なので、過ごし方によってはこれ以上かかる場合もあるでしょう。特に自炊をしない人やよく友達と遊びに出る人だと、この例よりもずっと費用がかかります。

オーストラリアでは1つの物件をシェアするのが主流なので、家賃は日本にいる時よりも安くなる傾向にありますが、その他は日本にいる時と同様かそれ以上になると心得ておきましょう。

ただし、自炊メインの人だとかなり節約できる可能性もあります。

オーストラリアのワーホリの収入例

オーストラリアではどのような仕事に就き、いくら稼げるのでしょうか。ここからは、ワーホリで挑戦できる仕事の収入の目安を、職種別にご紹介します。

まず、2024年8月現在のオーストラリアの最低賃金は24.10オーストラリアドル(約2,500円※)です。これは東京の最低時給の2倍以上で、英語力が求められるような職種になるとさらに時給が高くなります。※1AUD=105円の場合

職種時給の目安(シドニーの場合)
一般事務時給2,900円~
ショップ店員時給3,000円~
ホテルスタッフ時給2,800円~
カフェ店員時給2,500円~
ツアーガイド時給2,900円~
レストラン時給2,500円~

収入の例を1週間当たりの労働時間別に計算してみましょう。わかりやすいように、時給を25オーストラリアドルで比較してみます。

1週間当たりの労働時間15時間(1日5時間×3日)25時間(1日5時間×5日)35時間(1日7時間×5日)
月間の労働時間60時間100時間140時間
月収1,500ドル(約158,000円)2,500ドル(約263,000円)3,500ドル(約370,000円)

※1AUD=105円の場合

冒頭で、近年オーストラリアの物価が上昇しているというお話をしましたが、このように時給も高いのが特徴です。極端に贅沢な暮らしをしなければ、貯金をしながらの生活も難しくありません。

オーストラリアのワーホリの費用見積もり

次は、ワーホリでオーストラリアに滞在する場合の費用の見積もりを見ていきましょう。具体的なプランを例に費用の相場をご紹介します。

  • 語学学校に3ヶ月通う場合
  • 語学学校に通わない場合

語学学校に3ヶ月通う場合

まずは、語学学校に3ヶ月通うことを想定した費用の見積もりです。語学学校に通っている期間はホームステイで、その後シェアハウスに移って仕事を開始するケースを想定しました。

  • 語学学校:3ヶ月
  • 滞在方法:ホームステイ3ヶ月+シェアハウス9ヶ月
  • 就労期間:8ヶ月(1日5時間、週5日、時給25オーストラリアドル ※1AUD=105円の場合で計算)

項目支出
ビザ申請料約7万円
航空券代約5万円
海外旅行保険料約15万円
学費約34万円(約11万3,000円×3ヶ月)
ホームステイ費約45万円(約15万円×3ヶ月)※食事付き
食費約45万円(約5万円×9ヶ月)
家賃(シェアハウス)約72万円(約8万円×9ヶ月)
交通費約18万円(1万5,000円×12ヶ月)
交際費約48万円(4万円×12ヶ月)
合計約289万円

項目収入
現地でのアルバイト収入約210万円

支出が約289万円、収入が約210万円ということで、合計すると約79万円のマイナスとなります。語学学校が1ヶ月約11万3,000円なので、学校に通う期間によっても費用が大きく左右されるでしょう。ご自身の予算や英語力に合わせて、適切な選択をすることをおすすめします。

語学学校に通わない場合

次は、語学学校に通わず仕事をするケースです。滞在期間は1年ですが、最初の2ヶ月は仕事を探す期間、そして残りの10ヶ月を就労期間と設定しました。

  • 語学学校:なし 
  • 滞在方法:シェアハウス12ヶ月
  • 就労期間:10ヶ月(1日7時間、週5日、時給25オーストラリアドル ※1AUD=105円の場合で計算)

項目支出
ビザ申請料約7万円
航空券代約10万円
海外旅行保険料約25万円
食費約60万円(約5万円×12ヶ月)
家賃(シェアハウス)約96万円(約8万円×12ヶ月)
交通費約18万円(1万5,000円×12ヶ月)
交際費約48万円(4万円×12ヶ月)
合計約264万円

項目収入
現地でのアルバイト収入約368万円

支出が約264万円、収入が約368万円ということで、約104万円のプラスです。

今回は就労期間を10ヶ月で見積もりましたが、より長い期間働くことで収入額が増え、生活に余裕を持てるようになるでしょう。

しかし、語学学校に通わなければ語学力が上がらない可能性もあります。英語を使わず、日本語のみで会話する職場では、英語力の向上は見込めないでしょう。仕事を得ることも重要ですが、せっかくの機会なので英語力を伸ばせるような仕事に就けるとよいですね。

オーストラリアのワーホリ費用を抑える方法とは?

意外と費用のかかるオーストラリアのワーキングホリデー。費用を抑える方法はあるのでしょうか。

ここからは、オーストラリアのワーホリ費用をできるだけ抑える方法をご紹介していきます。

エージェントを使わず全部自分で手配する

初めての海外だったり、英語が話せなかったりする人は、ワーキングホリデー斡旋企業(エージェント)を利用してワーホリをしようとしているかもしれませんね。

確かにエージェントにたのめば、ビザの申し込みから語学学校の選定まで徹底サポートしてもらえるのでとても便利です。

しかしエージェントを使うとサポート料金が必要です。費用を抑えることを考えるなら、エージェントは使わず全部自分で手配するのがおすすめ。あまり英語が得意でなかったとしても、翻訳サイトやワーホリ情報サイトなどを使いながら解読すれば、なんとかなります。

都市部を避けて地方に住む

オーストラリアの都市部は物価が高いですが、地方に行けば家賃などが安くなります。ですから、費用を抑えるためには都市部を避けて田舎の方に行くのも手。

田舎町に住めば、娯楽施設も少なく普段使うお金もぐっと抑えることができるでしょう。

英語は渡航前に十分なレベルにしておく

渡航前に英語力を底上げしておければ、オーストラリアのワーホリ費用を抑えることができます。これはなぜかというと、語学学校に通う期間を短縮できたり、仕事が見つかりやすかったりするからです。

語学学校に入っておくと、現地の情報や暮らし方のノウハウを手に入れやすくなるので、1ヶ月くらいは通うとよいかもしれません。しかし、英語力が十分なら1ヶ月以上は必要ないと感じるでしょう。

リーズナブルな語学学校を選ぶ

語学学校に通うなら、なるべくリーズナブルな語学学校を選ぶのも費用を抑える方法の1つ。あまりにも安すぎると、大人数学級だったり、教材が充実していなかったりするなどの問題があるかもしれません。しかし相場よりもやや安めくらいなら、授業の質の心配はあまりないでしょう。

語学学校は渡航後に申し込むこともできるので、気になるリーズナブルな語学学校があれば、自分の足で出向いて見学してみるのもいいですね。

現地でなるべくたくさん働く

ワーキングホリデーのビザは、就労が許可されている特別なビザです。それを生かして現地でたくさん働けば、結果的にワーホリの費用を抑えることができます。

オーストラリアは街中でのお仕事のほか、農場などでのファームジョブもいっぱいあります。選ばなければ仕事は見つかる環境ですから、お仕事に力を入れるのもよいでしょう。

なるべく自炊をする

物価の高いオーストラリアですが、加工されていない食料品は日本よりも安いものも多いです。逆に加工されているものや、人の手が加わっているものは、日本よりも高くなります。

ですから、野菜や肉類などを購入して自炊すれば、それだけ費用を抑えられるのです。

日本では自炊派ではない人も、オーストラリアではなるべく自炊ができるように、日本にいる時から簡単な料理を練習しておいてはいかがでしょうか。

お金をあまり使わない遊びを覚える

オーストラリアにもバーやクラブ、劇場などさまざまなエンターテイメント施設があります。しかし、そういった施設で遊んでいるとすぐにお金が底をついてしまうでしょう。

ワーホリ費用を抑えるなら、お金をあまり使わない遊びを覚えるのも重要です。友達と公園でピクニックしたり、自然の中で散歩をしてみたり、ビーチで盛り上がってみたり、お金を使わない過ごし方はたくさんありますよ。

ワーホリ中にお金に困らないために

もしもワーホリ中に資金難に陥ったら、最悪の場合ワーホリを切り上げて日本に帰国となるかもしれません。そんな事態にならないようにするために気をつけておくことについても、解説します。

事前にしっかり貯金をしておく

ワーホリ中にお金に困らないようにするためには、事前にしっかり貯金をしておきましょう。冒頭でご提案した100万円を貯めておければ、ひとまずは大丈夫なはずです。

「どうせ働くから」と少なめの資金でオーストラリアに渡ってしまうと、いざという時に困ってしまうかもしれません。

ワーホリビザの期間中、オーストラリアで快適な生活をするためにも、事前に余裕をもってお金を貯めておきましょう。

観光や遊びは収入が落ち着いてから

オーストラリアに渡ると、すぐに観光や遊びを始めてしまいたくなるかもしれませんが、観光や遊びに力を入れるのは、仕事が見つかって収入の目処が立ってからにしましょう。それまでは貯金を切り崩して生活しているわけですから、予定外の出費は控えておいた方がよいでしょう。

1ヶ月の予算を決めてそれ以上は使わない

お金に困らないようにするためには、予算立てをしっかりすることも重要です。

オーストラリアに渡って大体の物価を掴んだら、1ヶ月の予算を決めてそれ以上は使わないなど工夫をして節約をしましょう。

節約と言っても、厳しくする必要はありません。無駄に使わないという程度でよいでしょう。もちろん、収入に余裕ができてくれば、それほど節約に力を入れる必要はありません。

オーストラリアのワーホリ費用は余裕をもって準備しておこう

オーストラリアに渡ると、現地の物価の高さにビックリしてしまう人もいるでしょう。また、海外では何故か日本にいる時よりもお金を使ってしまいがちな人も多いです。

どんな状況にも対応できるようにするためには、余裕をもった予算立てが肝心です。オーストラリアにワーホリに行くなら、余裕をもった費用の準備をしてくださいね。

 

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