アメリカのボストンは留学生に人気の都市なのですが、ロサンゼルスやニューヨークなどと比べると「あまり詳しい情報は知らない」という人も多いかもしれませんね。
日本人留学生が少ない、世界トップクラスの超有名大学がたくさんある、アメリカの歴史を感じられるなど、ボストン留学には魅力がたくさんあります。
そこで今回はボストン留学の基本情報や、おすすめの語学学校をご紹介します!
ボストン基本情報
ボストンはアメリカの東海岸北東部に位置する都市でマサチューセッツ州に属します。アメリカ最古の大学であるハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など、世界トップクラスの大学が集まる学術都市で、世界各国からたくさんの留学生が訪れます。
一年を通して四季があり、新緑や紅葉、積雪などの美しい自然がとっても魅力です。また、ボストンにはボストン美術館やボストン交響楽団といった芸術に触れられる場所が多く、芸術・アートの街とも言われています。
人口 |
約66万人 |
面積 |
232.1㎢ |
日本との時差 |
-14時間(サマータイム時は-13時間) |
東京からの直行便 |
約13時間 |
アメリカの歴史・文化を身近に感じられる都市
ボストンはアメリカの独立戦争の舞台となった「アメリカ発祥の地」で、街の至るところでその歴史を感じられます。ボストン中心地に描かれたフリーダムトレイムの赤いレンガの線を辿って行けば、イギリスから独立したアメリカの歩みや歴史に触れられ、独立戦争に携わった方々の墓地や建物、船などの名所を巡れます。
アメリカの歴史を知る上で、絶対に外せない街・ボストン。
大都市ニューヨークにも近い場所ですが、伝統と歴史を色濃く残した魅力的な街です。
有名大学が集まる学生の街
ボストンは有名大学や語学学校が集まった街で、人口約66万人のうち25万人ほどが学生と言われています。つまり人口の40%近くが学生というから驚きですよね。
タイムズ・ハイヤー・エデュケーションが発表した世界大学ランキングではハーバード大学が堂々の2位、マサチューセッツ工科大学が5位にランクインしました。このように世界トップクラスの大学がボストンには集まっているんです。
語学留学でも憧れの大学のキャンパス内で学ぶ機会があるので、現地の学生と共にキャンパスライフを送ってみるのも良いですね。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学では定期的に無料のイベントが開催されていて、通っている学生でなくても自由に参加できます。
世界中から集まったトップレベルの学生と友達になるチャンスですね!
参照:Times Higher Education
全米トップクラスのスポーツチームが集結
アメリカのボストンと言えばメジャーリーグをはじめ、バスケットボール、フットボール、アイスホッケーなど、トップクラスの実力を誇るスポーツチームがたくさんあります。
メジャーリーグでボストンのチームと言えば「レッドソックス」が有名で、以前は松坂大輔さんや野茂英雄さんが活躍していました。ボストンのファンは熱狂的なことで有名なので、現地の人たちと人気のスポーツを観戦してお祭り騒ぎを経験してみるのも楽しいですよ。
ボストン留学のメリット
ボストンへ留学するメリットはたくさんありますが、その中から厳選した4つの魅力をご紹介します。
日本人が少ないため英語が上達しやすい
ボストンはアメリカの中でも比較的日本人が少ない都市です。日本人留学生に人気の都市であるロサンゼルスやニューヨークは、大学や語学学校以外でも日本人とすれ違うことが多々あります。留学生も気軽に話せる日本人と固まりやすく、英語上達の障害となりやすいのです。
しかしボストンなら、キャンパス内の日本人の割合が10%以下というところが多く、また街に住む日本人も少ないため、24時間英語漬けの環境に身を置きやすいのはかなり魅力的です。日本語を話さない英語オンリーの生活は英語上達には欠かせませんからね!
公共交通機関が充実
アメリカは車社会のため、日本のように公共交通機関が発達していないところが多いのですが、ボストンは地下鉄やバスなどの交通網がかなり充実しています。車を持っていなくても通学や遊びで困らないボストンは留学生にとってとても生活しやすい場所でしょう。
地下鉄やバスを利用するならチャージして使えるICカ―ドのような「チャーリーカード」を購入すると便利です。地下鉄の駅で購入できるのですが、どの駅でも購入できるわけではないのでご注意ください。もし、最寄りの駅で購入できない場合は、一次的に「チャーリーチケット」という切符を購入すれば乗車できます。
比較的治安が良い
ボストンのあるマサチューセッツ州はアメリカ内でも比較的治安が良い場所です。犯罪率は年々減少傾向のため留学生も安心して留学生活を送れるでしょう。
ただし、治安が良いと言ってもスリや置き引きなどの犯罪は日本よりも多く、夜1人で外出しても安全というわけではないので、外国で生活しているという意識は常に持っておきましょう。日本のように電車やバスでうたた寝をするなんてもってのほかですよ!
世界トップクラスの学生と交流が持てる
世界を代表する名門大学がひしめき合うボストンには世界中から優秀な学生が集まります。そんな世界トップレベルの学生たちと同じ街で生活するので、交流を持つチャンスがたくさんありますよ。
世界各国の友達がほしい、素晴らしい友達の姿を見て自分を奮い立たせたいという人は、ボストンという街で暮らすことでたくさんの刺激をもらえることでしょう。
ボストン留学のデメリット
メリットがある一方で、「ここは残念」というデメリットもあります。
デメリットとしては気候の問題や費用などが挙げられますが、これは外国へ留学する場合は避けては通れない問題なので、ぜひ前向きに検討してみましょう。
冬の寒さが厳しい
ボストンは日本と同じように四季がある街です。四季折々の景色を楽しめるというメリットがある一方で、冬の寒さは大変厳しいものがあります。
ボストンは緯度で言うと北海道の札幌・旭川・釧路などと同じため、冬には雪が降って気温は氷点下にまで下がる日が続きます。東北や北海道出身の人なら問題ないかもしれませんが、暖かい地方出身の人であれば慣れるまでは冬の寒さが身に堪えるでしょう。
また、冬の寒さだけが厳しいのではなく夏には30℃を超える暑い日が続きます。ただし、日本のように湿気は多くないので、カラッとした暑い日が続くとお考えください。そのため、日本の夏よりは過ごしやすいと言えます。
学費が高い
アメリカは日本よりもはるかに物価が高く、ボストンはアメリカの中でも学費が高い地域です。しかも2022年6月時点では、近年まれに見る円安ということもあり、さらに高く感じるはずです。
ボストンへの留学費用は1ヶ月で40~90万円、6ヶ月で150~250万円、1年間なら450~950万円程必要です。日本の大学に進学する場合と比べると、かなり高く感じますよね。
もちろん、滞在先をルームシェアにしたり外食を控えて自炊メインにしたりすれば、現地での生活費は大幅に節約できます。ただ、学費に関しては日本よりはるかに高いということは覚悟しておきましょう。
日本語でのサポート体制が少ない
日本人留学生が少ないボストンへの留学は語学を伸ばすという点ではメリットになります。しかし一方で、日本語ができるスタッフが少ないことから、日本語のサポート体制が不十分という点ではデメリットにもなります。
日本人に人気の都市にある大学なら日本語ができるスタッフが常勤していることもありますが、ボストンの大学では日本語可能スタッフが1人もいないということもよくあります。困ったことがあっても自分1人で乗り越えないといけないので、緊急時に英語初心者は少し困るかもしれません。
ボストンおすすめの語学学校
最後にボストンにあるおすすめの語学学校を3つご紹介します。
ボストンには大学付属や私立など、数多くの語学学校があります。その中から自分の希望の学校を探すのは大変ですが、ぜひその学校の特徴やアピールポイントを比較して自分の理想の学校を見つけてくださいね!
FLSインターナショナル/ボストンコモンズ校
【特徴】
・全米100以上の大学と提携していて入学サポートあり
・日本人留学生が少ない
・ボストン中心地のど真ん中という便利な立地
・留学生の主な国籍例:ロシア/中国/サウジアラビア
・クラスの平均人数10人、最高15人まで
FLSインターナショナルは全米5ヶ所に展開している私立の語学学校です。最寄駅から徒歩1分という驚異の近さなので通学には全く困らず、近くのショッピングモールまでも徒歩10分という立地の良さが魅力です。
受講できるコースはマイペースに勉強できる1日3時間(週15時間)のバケーションイングリッシュコースや1日5時間(週25時間)の集中イングリッシュコース、将来英語を使った仕事につきたいという人のためのビジネスイングリッシュプログラムもあります。
TALKイングリッシュ・スクールズ/TALKボストン校
【特徴】
・全米50以上の大学と提携していて入学サポート体制あり
・少人数制でアットホームな雰囲気が魅力
・中南米・ヨーロッパなど様々な国の留学生が集まる
・留学生の主な国籍例:ブラジル/コロンビア/台湾
・クラスの平均人数15人、最大20人まで
TALKイングリッシュ・スクールズは様々な国の留学生が集まる活気あふれる語学学校です。最寄駅からは5分という場所にあり、大型ショッピングモールまで徒歩10分、美しいビーチまでは約15㎞なので、授業終わりに遊びに行けますよ。
受講コースは一般英語コース・インテンシブコースは10段階のレベルに分かれているので、自分のレベルに合ったクラスで無理なく勉強ができます。「話す・聞く・読む・書く」といった基本以外にもディスカッションやロールプレイングを用いて実践しながら勉強できるので上達も期待できます。
EC/ボストン校
【特徴】
・アメリカ人学生とのカンバセーションパートナー制度あり
・会話クラブや発音クリニックなどのアクティビティが豊富
・ボストン中心地で駅から徒歩3分の立地
・留学生の主な国籍例:サウジアラビア/韓国/日本
・クラスの平均人数12人、最大15人まで
EC/ボストン校はボストンの象徴でもあるファニエルホールやクィンシーマーケットのすぐ近くにあり、設立から約15年と比較的新しい学校です。そのため、校舎も大変キレイで勉強しやすい環境が整っています。
ECの最大の魅力は現地のアメリカ人学生とのパートナー制度があること!パートナーのアメリカ人と交流を深めながらアメリカの文化を学べ、もし困ったことがあっても助けてくれるのは心強いですよね。
受講コースも1日4時間(週20時間)の一般英語コースや1日6時間(週30時間)のインテンシブ英語コース、ビジネスコースなどがあります。
まとめ
ボストンは日本人留学生が少ないので「日本人と固まりたくない!」「とにかく英語漬けの環境に身を置きたい!」という人にはピッタリの場所です。
世界各国からたくさんの留学生が集まる学生の街で、あなたも勉強に集中してみませんか?
美しく歴史情緒あるボストンで、最高の体験をしてくださいね。