ニューヨークは、温暖湿潤気候。四季がみられて日本と似たような気候です。夏や冬の気温や、気候の特徴を紹介します。現地で快適に過ごすためにどんな服装や持ち物が必要なのかを知っておきましょう。
目次ニューヨーク州(ニューヨーク)の気候
ニューヨーク州は扇形の形で、北はカナダと国境を接しています。
アメリカの中でも北のほうに位置する州です。ナイアガラの滝もニューヨーク州に含まれています。
最南端にある扇形の先端の部分が、ニューヨーク。
ケッペンの気候区分によると、ニューヨーク市の気候は、温暖湿潤気候(Cfa)です。
温暖湿潤気候は、四季の変化が見られる気候で、夏期は高温多湿、冬期は比較的気温が低く乾燥するという特徴があります。日本も温暖湿潤気候なので、日本と似たような気候です。
ほとんどは、西の大陸からの風ですが、大西洋からの海風が吹き込むこともあります。
一年間の気温と降水量
ニューヨークの年間の気温と降水量は下記のようになっています。
夏は気温も高く、降水量も多くなっています。一方、冬の気温は低く、降水量も少なめです。
月平均最高気温(℃) | 月平均最低気温(℃) | 月平均気温平年値(℃) | 月平均降水量平年値(mm) | |
1月 | 6.9 | 1.7 | 1 | 82.5 |
2月 | 10 | 2 | 2 | 67.8 |
3月 | 8.9 | 1.1 | 5.9 | 105.1 |
4月 | 18.5 | 9.9 | 11.6 | 102.1 |
5月 | 21.3 | 13.4 | 17.1 | 97.3 |
6月 | 27.3 | 18.9 | 22.4 | 101.8 |
7月 | 29.6 | 21.7 | 5.3 | 111.4 |
8月 | 27.7 | 20.5 | 24.8 | 107.9 |
9月 | 25.6 | 18.2 | 20.8 | 94.5 |
10月 | 22.4 | 4.8 | 14.7 | 96.9 |
11月 | 12.8 | 5 | 9.2 | 87.8 |
12月 | 5.1 | -0.3 | 3.7 | 90.3 |
ベストシーズンはいつ?
ニューヨークは、日本と同様に春は3月~6月、夏は6月~9月、秋は9月~12月、冬は12月~3月です。
四季が感じられるニューヨーク。春から冬までの魅力や注意点を紹介します。
春のニューヨーク
春といっても、冬の寒さがずれこむような年もあります。
歴上では3月20日ごろから春ですが、3月~4月の中旬ごろは冬並みの寒さ。
桜の開花は、平年だと4月の半ばから後半です。ニューヨークで桜を楽しみたいのであれば、4月後半がおすすめです。桜だけでなく、並木の緑も多くみられます。セントラルパークで、色とりどりの花や、元気に活動するリスなどみながら芝生でのんびりするのもいいですね。
日本にはこの季節、梅雨がありますが、ニューヨークでは梅雨前線があがってこないために降水量は多くありません。ただし、不安定な天気の日は多いので、外出前に天気予報は必ずチェックです。
夏のニューヨーク
ニューヨークの夏は日本と同様暑いです。30℃を超える日が続くことも。
そんな暑い夏ですが、イベントは夏が最も充実していると言えるでしょう。
夏限定で営業時間が延長するスポットがあったり、無料の野外イベントが行われたり、海水浴を楽しめたりと楽しめるスポットはもりだくさん。いろんなイベントに行ってみたい!という人には夏がおすすめですよ。
そんな夏のニューヨークで楽しむためのポイントは、暑さ対策と寒さ対策をしっかり行うことです。
観光スポットでは長蛇の列で炎天下の中で長時間並ぶことや、地下鉄駅構内などで熱がこもってしまうため、水分補給をしっかりと行いましょう。
「夏なのに寒さ対策?」と思うかもしれません。夏の室内は冷房がかなりきいています。そんな中に長時間いると体が冷えてしまいますので、カーディガンなどを備えておくと良いでしょう。
秋のニューヨーク
夏が過ぎると、日没も早くなり、風も冷たくなってきます。
秋といえば紅葉。ニューヨークでも紅葉を楽しむことができます。年によって前後しますが、10月下旬から11月初旬がピーク。セントラルパークでも紅葉した木々の光景を楽しむことができます。
暑さがやわらぎ、景色が色づく秋は、のんびりと街歩きを楽しみたいという人におすすめの季節です。
冬のニューヨーク
ニューヨークは、12月から冬がはじまります。日の出は遅く、日の入りも早いので日照時間も短くなります。
気温も氷点下になることもあり、雪も降ることもあり、とても寒くなります。
そんな寒いニューヨークですが、クリスマス前まではクリスマスのショッピングで大賑わいになります。
セントラルパークにはアイススケートリンクもありますので、冬ならではの体験をしてみてはいかがでしょうか。
服装準備
留学の準備として服装をどうしようか?と悩む人も多くいるでしょう。
季節ごと、どのような服装の準備が必要かを紹介していきます。
春の服装と持ち物
春でも初旬はまだまだ気温は低く、厚手のコートが必要な日も。上着を着たりしてうまく調整が必要です。
3月中は冬用のコートやマフラー、4月は薄手のコート、5月は薄手のジャケットは持っておくと良いでしょう。
気温がよみにくい季節なので、なるべく重ね着で暑さにも寒さにも対応できるようにしておくようにしましょう。
夏の服装と持ち物
夏は、とても暑く、日によっては30℃をこえる熱帯並みの猛暑になる日もあります。
そんなニューヨークの夏ですが、「夏だから薄い服だけで大丈夫!」というのは大きな間違いです。 屋外が暑い分、屋内の冷房はしっかりきいています。長袖やカーディガンなどを持っておくと安心です。
また、7月~8月は雨が多くサンダーストームという雷雨になることも。雨具も用意しておきましょう。
秋の服装と持ち物
秋は、夏の暑さが残り暖かめではありますが、夜間は涼しくなります。一日の中でも気温差が大きくなる季節なので、重ね着で対応できるようにしておくと良いでしょう。羽織れるようなパーカーや、薄手のコートなどを準備しておくと安心です。
ハロウィーンを過ぎたあたりからは一気に寒くなるので、冬用の服装も準備しておきましょう。
冬の服装と持ち物
冬は、12月半ばから始まります。1月2月は本格的な寒さになります。風が吹き荒れることもあり、実際の温度よりも体感温度はかなり低くなります。雪が降ることも多くなってきますので、とにかく防寒対策が必要です。セーター、マフラー、耳当て、帽子、手袋、厚手のコートは必須です。
屋外が寒い分、屋内では暖房ががんがんにきいています。屋内でうまく調節できるように、コートの下は重ね着でうまく調節できるようにすると良いでしょう。
また、ニューヨークの冬はとても乾燥します。リップクリームやハンドクリーム、静電気防止アイテムなどがあると重宝するでしょう。
まとめ
ニューヨークは、四季があるので、いつ訪れても楽しめる街です。 夏は暑くて湿気が多く、冬が寒くて乾いているというのが特徴。日本の気候と似ているので、留学先としてはないみやすいのではないでしょうか。 夏は日焼け対策、冬は防寒対策が必要なので、出発前にはきちんとその季節の気温を確認して、服装や準備をしっかりと行いましょう。