サンディエゴはカリフォルニア州南部に位置する街。特に沿岸部は一年中穏やかな気候でとても過ごしやすいエリアです。真っ青な空とまぶしい陽光が広がる、自然と都会が融合した都市で人気を集めています。ここではサンディエゴの気候の特徴や、季節ごとに適した服装を紹介します。現地で快適に過ごすためにどんな服装や持ち物を準備すべきか知っておきましょう。
目次
サンディエゴ(カリフォルニア州)の気候
サンディエゴは、アメリカの西海岸カリフォルニア州に位置する海沿いの都市です。
カリフォルニア州には、ロサンゼルスやサンフランシスコなどの代表都市がありますが、その中でもサンディエゴはロサンゼルスに次ぐ第二の規模です。
ロサンゼルスよりも南に位置していて、メキシコと国境を接しています。
サンディエゴの気候は大きく4つに分かれます。
沿岸部は、夏は涼しく冬は暖かい、一年を通して過ごしやすい地域。
内陸部は、過ごしやすいですが、夏は冷房が必要なほど暑くなる地域。
山岳部は、スキーやスノーボードも楽しめるほどの涼しい地域。
砂漠は、冬の避寒地、リゾートとして人気が高い地域。
サンディエゴの天気予報をみるときにはたいていこの4つに分けられています。
1つの都市といっても、4つの顔を持つサンディエゴですが最も栄えているのは沿岸部です。
サンディエゴの沿岸部の気候はアメリカ国内でも最も気候が良いとも言われています。
ケッペンの気候区分では、ステップ気候(BSk)に属します。
雨が少なく、年間を通して穏やかな気候に恵まれています。気温が21℃以上の日は年間で201日間です。
一年間の気温と降水量
サンディエゴ(沿岸部)の年間の気温と降水量はこのようになっています。
月平均最高気温(℃) | 月平均最低気温(℃) | 月平均気温平年値(℃) | 月平均降水量平年値(mm) | |
1月 | 18.5 | 8.4 | 13.4 | 58 |
2月 | 19 | 9.2 | 14.1 | 47 |
3月 | 18.9 | 10.1 | 14.5 | 55 |
4月 | 20 | 11.7 | 15.8 | 20 |
5月 | 20.6 | 13.8 | 17.2 | 5 |
6月 | 22.1 | 15.5 | 18.8 | 2 |
7月 | 24.4 | 17.5 | 20.9 | 1 |
8月 | 25.4 | 18.4 | 21.9 | 1 |
9月 | 25.2 | 17.4 | 21.3 | 5 |
10月 | 23.6 | 14.6 | 19.1 | 9 |
11月 | 21.2 | 11 | 16.1 | 29 |
12月 | 19 | 8.5 | 13.7 | 34 |
上の表を見て分かる通りですが、サンディエゴは一年を通して温暖な気候です。
月平均の最低気温で、最も低くても1月で8℃前後。ただし、日中は18℃ほどまであがります。
また、7月8月であっても最高気温は25℃前後です。
日本のように四季ははっきりとしていません。街や自然の雰囲気が大きく変わることもなく、季節感を感じにくいのもサンディエゴの一つの特徴と言えます。
ベストシーズンはいつ?
留学期間が短期であれば、どの季節が良いのか迷うところですよね。
天気や温度などの過ごしやすさや各季節で楽しめるイベントなどで、行くタイミングを決めてみてはいかがでしょうか。
天気や温度などの過ごしやすさは?
一年の気温の推移をみてわかるとおり、サンディエゴは年中温暖な気候で、どのタイミングでも快適に過ごしやすいエリアです。その中でも、雨が少ないのは4月から10月ごろです。雨の季節を避けたいというのであればこの季節がおすすめ。
自然を楽しみたいという人は?
サンディエゴといえば、思い浮かぶのは美しいビーチという人も多いのではないでしょうか。
サンディエゴ市内には、ミッションビーチ、パシフィックビーチ、オーシャンビーチなどがあり、コロナド半島にはコロナドビーチ、シルバー・ストランド・ステートビーチ、インペリアル・ビーチなど多くのビーチがあります。
ビーチの多いサンディエゴですが、海水温度は夏は17~20℃、冬は12~16℃程度です。年中温暖な気候であっても海水は冷たいので、海でサーフィンなどを楽しみたいという人はやはり夏がおすすめです。
また、自然を楽しみたいという人は、カールスバッド・フラワーフィールドにも注目です。
カールスバッド・フラワーフィールドは南サンディエゴにある巨大な花畑です。ラナンキュラスで彩られた花畑や、スイートピーの迷路、バラ園などを楽しめます。歩いて回ることもできますし、ワゴンに乗って鑑賞することもできます。その年の咲き具合にもよりますが、4月中旬くらいがベストシーズンです。
グルメを楽しみたいという人は?
毎年1月と9月にはサンディエゴレストランウィークというイベントが開催されます。 これは、サンディエゴにある180以上のレストランが8日間にわたって特別メニューを格安で提供するというイベント。普段は行きづらい高級店に行くチャンスなので、留学中にグルメも楽しみたいという人には1月と9月がおすすめです。
※サンディエゴレストランウィークについて詳細はこちら
⇒ https://www.sandiegorestaurantweek.com/
また、サンディエゴでは11月に10日間に渡ってサンディエゴビールウィークというイベントが開催されます。
サンディエゴには、100箇所以上の地ビールの工場があり、賞を受賞しているビールも数多くあります。ビールを楽しみたいという人にはおすすめのイベントです。
イベントを楽しみたいという人は?
6月~7月には、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーの人々の権利を主張するために、LGBTプライドパレードフェスティバルが開催されます。色とりどりの衣装のパレードも見ものですよ。
また、毎年12月には「サンディエゴベイパレードオブライツ」というイベントがあります。イルミネーションで飾られた80以上の船が海上を彩る、冬の風物詩です。
服装準備
一年中温暖なサンディエゴですが、季節によって少しずつ温度は変わります。
暑い、寒い、なんてことがないように、季節に合わせた服装を準備して出発しましょう。
春の服装と持ち物
サンディエゴの春は3月~6月
最低気温は10~13℃、最高気温は20℃前後です。
日本はこの季節、梅雨でじめじめしていますが、サンディエゴは日本ほど湿度が高くありません。
4月になってくると、平均最高気温が20℃を超えてくるので、春の温かさを感じながら過ごすことができます。
日中は半そで短パンでも快適に過ごすことができますが、夜は10~15℃と涼しくなります。 外出時には、長袖の羽織るものを忘れないようにしましょう。
夏の服装と持ち物
サンディエゴの夏は、7月~10月です。
平均の最高気温は25℃前後で、日本の夏と比べてもあまり上がりません。
また、日本はとても蒸し暑いですが、サンディエゴの夏はとにかく降水量がすくないため、カラッとしています。
温度も上がりすぎず、カラッとしているのでとても快適に過ごすことができるのです。
夜になると、15~17℃と、日によっては昼と夜の気温差が5℃以上になります。
昼は半そでが良いですが、夜にはカーディガンなど羽織るものがあると安心です。
なお、夏は日差しが強い日が続きます。外出時には、サングラスや帽子などの日差し対策も忘れずに。
秋の服装と持ち物
サンディエゴの秋は短く11月と短めです。
11月になると、最高気温も少し下がります。最低気温も11℃程度まで下がるので、ジャケットやパーカーが必要になります。特に朝晩に外出するときには、上から羽織るものを忘れないようにしましょう。
冬の服装と持ち物
サンディエゴの冬は12月~2月。
一年中暖かいサンディエゴですが、冬も存在します。
といっても、日本ほど寒くなることはありません。
サンディエゴの冬は、12月ごろから始まります。平均最高気温は20℃を下回り、平均最低気温も10℃を下回ります。日中も半袖で過ごしていると肌寒く感じるので、長袖を用意しておくと安心。
また、1日の寒暖差が大きくなるので、重ね着などで調節できるようにしましょう。
セーター、カーディガンなどは重宝しますよ。外出時には、コートも持って出かけたいものです。
また、年間の降水量が少ないサンディエゴですが、冬は雨が降る日が増えます。
この季節は、外出時には傘を持っていくと安心ですよ。
まとめ
どの季節でも過ごしやすいサンディエゴですが、温度や降水量は季節によって少しずつ変わります。 快適に過ごすことができるように、季節の温度変化を知って、それに合わせた服装を準備していくようにしましょう。