インターネット上でテキストでのやり取りをする人は、「y」というアルファベットだけのレスポンスをもらったことがあるかもしれませんね。また、yだけのコメントを見たことがある人もいるでしょう。
では、その「y」の意味はご存知でしょうか。もしかすると、意味がわからずにスルーしている人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、yとはどういう意味なのか、何の略なのかを詳しく解説していきます。自分で使うときの注意点なども解説するので、こちらを参考にすればyに関する疑問が晴れるはずですよ。

1.Yってどういう意味?
インターネット上でのテキストによるやりとりで「y」もしくは「Y」と入力する場合、実は3通りの意味があります。
まずはその3つの意味をご紹介します。
y?はWhy?の短縮
もしもそのyが、クエスチョンマーク付きの「y?」だった場合、それは「Why?(なぜ?)」を短縮したものです。Why?だけでも短く感じますが、y?の方がより短いですし、入力も早いですよね。
クエスチョンマークがついていることが多いですが、あまりにも急いでいたり、入力した人が面倒くさがりだったりすると、クエスチョンマークがないこともあります。
クエスチョンマークがない場合は、文脈で「why?」を意味しているとわかるため、それほど問題はないでしょう。
(例)
A: I can’t go to your party. (君のパーティーには行けないんだ)
B: y? (なんで?)
yだとyesの場合も
クエスチョンマーク抜きの「y」は「yes」を意味する場合もあります。「y」が「yes」なので、「n」なら「no」ですね。
こちらはwhy?を意味するyよりは使用頻度は低めですが、yes/noで答えられる質問を投げかけたときにyと返ってくれば、yesの意味であることが多いでしょう。
ただし、以下の会話の場合はyesなのかwhyなのか読み取りづらいかもしれません。
(例)
A: Do u like pizza?(ピザは好き?)
B: y(「うん。」若しくは「なんで?」)
これは、「何でそんなこと聞くの?」という意味で「y?」と聞くこともあるからですね。しかし、こうした会話でwhy?と言いたい場合は普通に「why?」と打つか、もしくはクエスチョンマーク付きでy?としてくれる人が多いです。
また、yea, y? (うん、でもなんで?)のような回答になることもありますね。
(y)はサムズアップ
最後にご紹介するyは、( )の中にyが入る形となります。表記は (y) でも (Y) でもOK。そして、意味は「いいね!」となります。
(y)は何かの短縮系というわけではなく、( )の中にyを入れることで、親指を立てるジェスチャー、つまりサムズアップを表しているのです。
ですから「いいね!」「わかった!」「賛成!」と言いたいときには(y)を使ってみましょう。
ちなみになぜ(y)がサムズアップの意味になるのかというと、欧米製のメッセンジャーでは、(y)とすると、サムズアップの絵文字が出てくるからです。
(例)
A: Why don’t we go to the party?(パーティーに行かない?)
B: (y) (いいね)
2.Why?がy?と表記される理由とは?
ここでご紹介している3種類の中でも、使用頻度が断然高いのはWhy?を意味するy?です。しかしなぜWhy?(ホワイ)がy?(ワイ)になるのか不思議に思っている人もいるかもしれませんね。
実はWhy?とアルファベットのYは発音が全く同じなのです。
日本人はWhy?をカタカナで「ホワイ」と覚えてしまいますが、実はWhyに「ホ」のような音は含まれていません。
唇をすぼめるように前に突き出して、「ワイ」と言ってみましょう。それがほぼ正しいWhyの発音となります。そしてアルファベットのYも、同じように発音します。
発音記号で言えば、whyもyも/waɪ/となっています。発音記号の読み方を知らない人でも、なんとなく「ホ」に近い音が含まれておらず、どちらかというと「ワイ」っぽいことがわかるでしょう。
ただしwhyおよびyは日本語の「ワイ」とは発音が異なります。特に出だしの音の出し方が違うため、その点に気をつけて発音したいですね。
というわけで、Whyがyと表記されるのは、yの方が短く、双方の発音が同じだからなのです。

3.yを使うときの注意点
yはどの意味であっても、短縮系だったり特殊な意味を持つ記号だったりと、使いどころを選ぶ表現です。ですから、使うときには少し注意も必要なことを覚えておきましょう。
ここからはyを使うときに注意すべきことも解説します。
テキストでのやりとりのみに用いる
yも(y)も、インターネット上のテキストでのやりとりのみに用いられる表現です。SNSでのやりとりや投稿のほか、LINEやメッセンジャーなどでのテキストチャットでも使えます。また、ネットゲームの中のチャットでも、もちろん使ってOKです。
話し言葉の場合、Why?に関しては、y?と発音が同じですから問題ないでしょう。しかし、Yesのことをy(ワイ)と言ったりはしません。(y)に関しても、いいね!の意味で話し言葉で使うと相手を混乱させてしまうので、注意してくださいね。
ビジネスメールでは使用厳禁
yおよび(y)は、インターネットを介したテキストでのやり取りで使える表現です。ですが、どれもネットスラングにあたるため、ビジネスメールやフォーマルなメールなどを出すときには使えません。
また、特にビジネス・フォーマルメールではなかったとしても、目上の人やあまり親しくない人相手に使うのは避けましょう。
それに加えて、あまりネットスラングを知らなそうな相手には、使わない方が良いかもしれません。これは失礼にあたるというよりは、使っても理解してもらえないこともあるからです。
文脈で意味を察すること
今回ご紹介しているとおり、yには3種類の意味があります。
(y)に関しては括弧が必要になるため、自分で打ちこむ場合も、相手が使ってきた場合も、問題はないでしょう。
しかしWhyの意味のyとYesの意味のyは、よく文脈を理解していないと、相手がどっちの意味で使っているか判断するのが難しくなります。ですから、いつでもスッと理解できるように、文脈を察することを意識しましょう。
また、自分で使う場合にも、紛らわしい使い方をしていないかチェックしてみましょう。Why?と言いたいときには、クエスチョンマークをつければ正しく通じるはずですよ。
ちなみにWhyを意味するyは下記のような文章でも使うことができます。こういう使い方もすることも覚えておけば、判断に迷わなくなるでしょう。
(例)
Y did u leave? = Why did you leave?
(なんでいなくなっちゃったの?)
4.アルファベット1文字で表せる言葉
yは3通りの意味を持つ表現です。yのように、1文字で3つの意味を持つ言葉はほとんどありませんが、実はy以外にもアルファベット1文字で表せる言葉はまだまだあります。
ここからは、そんなアルファベット1文字で表せる言葉をご紹介します。
n = no
文中でも少し触れていますが、「y」が「yes」なら、「n」は「no」となります。こちらはyesを意味するyとセットで覚えておきたいですね。
(例)
A: Have a time to chat?(話す時間ある?)
B: n (ううん。)
u = you
文中で使った例文でも出てきていますが、「u」は「you」を意味します。こちらもwhyと同様に、発音が共通しているため覚えやすいはず。また、かなり多用されているので、テキストでのやりとりをする相手がいる人は、積極的に使ってみましょう。
(例)
A: U wanna play the game?(あのゲームやりたい?)
B: Yea, but not with u. lol(うん、でも君以外とね。笑。)
r = are
「r」で「are」を表すパターンも、テキストのやりとりでは非常によく見られます。areはyouのbe動詞であるため、uとセットで使われることも多いですよ。
(例)
A: r u crazy?(頭おかしいんじゃない?)
B: No, u r crazy.(いや、君がおかしいんだよ。)
「You are」や「Are you」としたいときには、rとuの間にスペースを入れるのが一般的です。もしも「ur」とくっついていたら「your」の意味になるため、you are としたい場合は、スペースを入れることを忘れずに。
k = OK
最後にご紹介する「k」は「ok」の短縮系。こちらも非常によく使いますから、覚えておきましょう。ちなみに「kk」は「ok ok」ではなく、「ok, cool」の意味なんだそうですよ。
(例)
A: let me check.(ちょっとチェックさせて)
B: k(わかった)
5.yは使いやすいネットスラング!
今回メインにご紹介したyは、とても使いやすいネットスラングです。また、スラングとは言え罵倒をする言葉ではないですから、ネイティブではない日本人にとっても使いやすい表現ですよ。
英語でテキストでのやり取りをするチャンスがある人は、ぜひ使ってみてくださいね。
