英語のコミュニケーションをするうえで、一番大切なのは挨拶です。人の印象が決まる初めの30秒の挨拶は、英語を話す人達、特に英語のネイティブスピーカーには重要です。その為、英語の挨拶表現は多岐に渡ります。そして、その場にあった挨拶をしっかりと使うことで、英語上級者になっていきます。
今回は、英語の挨拶フレーズと有名な「Wassup」を紹介していきます!
1.英語での挨拶は大切?
英語圏において、挨拶は非常に重要な社会的な慣習であり、ビジネスや日常生活の様々な場面で重要な役割を果たします。初めに、英語のネイティブスピーカーが挨拶をどう考えているかを理解しておきましょう。
印象形成
適切な挨拶は、初対面の相手に対して良い印象を与える手段です。丁寧で好意的な挨拶は、相手に親しみや信頼感を与え、コミュニケーションを円滑に進める事に役立ちます。特にローカルな挨拶の仕方や、伝え方等でバックグラウンドを明確にする事もできます。
社交性
挨拶は社交性を表現する手段としても重要です。社交的な挨拶は、新しい人々との出会いや友人との再会において、友好的で快適な雰囲気を作り出します。コミュニケーションの基礎レベルが高い海外では、この社交性が本当に大切になってきます。それが理由で、社会性の高い人が好かれていきます。
ビジネスの環境での重要性
ビジネスの環境では、適切な挨拶がビジネスパートナーや同僚との関係を築くために不可欠です。初対面のクライアントやビジネスミーティングでの挨拶は、信頼感や尊重を示す重要なステップです。ビジネスの場面では、カジュアルな挨拶を避ける事が望ましいですが、実際に関係が築けている場合はカジュアルの方が気に入られます。
コミュニケーションの円滑化
適切な挨拶は、コミュニケーションの円滑化を促します。相手との最初のコンタクトが良好であれば、その後の会話や交流もスムーズに進むでしょう。会話の入りを円滑にする挨拶で、その後の会話もいい流れで進める事ができます。
社会規範の尊重
挨拶は社会規範の一環として捉えられる事があります。各文化や地域において、適切な挨拶は相手を尊重し、礼儀正しい態度を示す手段となります。印象形成もありますが、ローカルな挨拶をすることで、その地域に敬意を表せる事も含みます。特に、近年海外では先住民族の挨拶を覚えて覚えておく事も大切です。
好感度の向上
良い挨拶は、相手との関係を良好に保つだけでなく、自身の好感度も向上させます。親しみやすい挨拶は、人々との関係を深める助けになります。また、敬意を表して、ローカルな挨拶が出来ることで、よりコミュニティに入っていきやすく、良好な関係を築きやすいです。
2.Wassupとは?
「Wassup」は、口語的な英語表現で、「What’s up」または「What is up」と同じ意味です。これは日常的な挨拶や友好的な会話でよく使用されます。下記に、この表現の意味、使い道、および注意点を詳しく説明します。
意味と使い道
挨拶
「Wassup」は、相手に対して「こんにちは」や「最近どう?」といった意味で使われます。
「What’s up」と同じように、相手の近況や機嫌を尋ねる際によく使用されます。
友好的な会話
カジュアルでリラックスした雰囲気の会話でよく使われます。友達や仲間との会話で頻繁に聞かれる表現です。
リラックスした雰囲気
「Wassup」は、リラックスしている状況やカジュアルな集まりでよく使われます。気軽な雰囲気を作り出すために利用されます。よくある場面では、チルな状況で「最近どう?」や「やっほー」という挨拶でも使われます。
注意点
カジュアルなコンテキストでの使用
「Wassup」は非常にカジュアルな表現です。ビジネス環境や堅苦しい場面では避けた方が良いです。この挨拶はカジュアルなフレーズの為、フォーマルな場面は避けてください。
相手との関係による適切な使用
これは主に友達や同僚、リラックスした関係にある人たちとのコミュニケーションに適しています。初対面やフォーマルな状況では控えた方が良いでしょう。
文脈による意味の把握
この表現は主に親しい関係者とのコミュニケーションで使われるため、相手との関係や状況によってニュアンスが変わります。文脈を考慮して使用する事が重要です。友人同士であれば大丈夫ですが、使いすぎるとチャラい印象を与えます。
地域や文化の影響
一部の地域や文化では、「Wassup」の使用が一般的でない事もあります。言葉の使用には地域差があるため、相手の文化や言語環境に注意を払う事が重要です。
返答の解答例
「Wassup」と言われる事もあります。その際に、ナチュラルに返答できることが望ましいです。また、自然な会話を続ける事も会話の流れ的には大切です。
- Nothing too much.(大したことないよ)
- Nah, you?(特に。そっちは?)
- Well, my life is hard now.(最近、大変だよ)
- Super!(めっちゃいい感じ!)
3.英語の挨拶フレーズ集
挨拶は異なる文化や状況によって異なることがありますが、一般的な挨拶の場面と例文を紹介していきます。
フォーマルなビジネス環境
朝、オフィスに到着した際や会議の始まりには、上司や同僚に対して「Good morning(おはようございます)」などの挨拶が一般的です。また、クライアントには以下の挨拶が友好的です。
- Hello, how do you do?(お元気ですか?)
- Good morning/afternoon/evening, sir/ma’am(男性ならsir、女性ならma’am)
- It’s a pleasure to meet you.(お会いできて光栄です)
カジュアルなビジネス環境
カジュアルな環境では、簡単な「Hello」や「Hi」が使われることがあります。同僚や部下に対してもリラックスした挨拶が一般的です。
- Nice to see you again.(また会えて、嬉しいよ!)
- How is the progression of the project?(プロジェクトの進捗具合はどう?)
- How did the project go?(プロジェクト進んでますか?)
- What brought you here today?(今日は、どうしました?)
友人や家族
親しい人との環境では、「Hello」や「Hi」の他に、友好的な「Hey」や「What’s up?」も使われます。
- Hey! What’s up?(最近どう?)
- Hi there!(やっほ!)
- How have you been?(元気にしてた?)
- Long time no see my mate!(久しぶりじゃん!)
- What’s going on?(何してる?)
- Hi, how’s life treating you?(最近、元気にしてる?)
手紙やメールでの挨拶
フォーマルな手紙やメールでは、「Dear [相手の名前」で始めることが一般的です。終わりには、「Sincerely」や「Best regards」などのフォーマルな表現が使われます。手紙は、基本的に「Dear」で始める以外はありません。
電話での挨拶
電話の挨拶では、カジュアルとフォーマルで大きく異なってきます。それぞれ、分けて書いていきます。
- カジュアルな挨拶
- Hi, this is [自分の名前]. How are you doing?(OOです。どうされました?)
- Hey!! What’s up?(元気にしてる?)
- What are you doing now?(今、何してる?)
- フォーマルな挨拶(以下、意味は「どうされました?」や「何かできる事ありますか?」です)
- Hello, this is [自分の名前] from [会社の名前]. How can I help you today?
- Hello, this is [自分の名前] from [会社の名前]. Who do you wish to talk to?
- Hello, this is [自分の名前] from [会社の名前]. What is this call meant?
特別な場面や祝い事
誕生日やクリスマスなどの特別な場面では、「Happy Birthday」や「Merry Christmas」など、その場面に合った挨拶があります。
- Congratulations on your wedding!(結婚おめでとう!)
- Cheers to the happy couple!(最高の夫婦に乾杯!)
- Wishing you a lifetime of love and happiness.(お幸せにね!)
- Happy Birthday! I hope you have a fantastic day.(誕生日おめでとう!最高の日を!)
- Wishing you a year ahead filled with joy and accomplishments.(最高の1年を過ごしてね!)
- Happy New Year!(明けましておめでとう!)
- Wishing you a prosperous New Year!(明けましておめでとうございます)
- May this year bring you joy and success.(よいお年をお迎えください)
お見舞いの挨拶
友人や同僚など、風邪になったり、体調不良の時は、相手を気遣う挨拶が必要です。
- I heard you weren’t feeling well. I hope you get better soon.(体調悪いって聞いたけど、すぐによくなるといいね!)
- Wishing you a speedy recovery.(すぐによくなるといいね!)
- Take care and get well soon.(ちゃんと体調気遣ってね!)
4.まとめ
英語での挨拶はとても種類が多く、多くの場合によって細かな使い分けが必要です。その中でも「Wassup」はネイティブスピーカーが一番よく使う用語です。それを使いこなすことが英語上級者への第1歩となります。また、自分から聞く事も場面で大切ですが、しっかりと返答する事も英語で自然な会話をする秘訣です。この記事では、様々な場面で使える英語の挨拶フレーズを紹介しています。しっかりと保存して、実生活で役立ててください!