ネットオンラインゲームの略語(Online Gaming Slang)は、オンラインゲーム内でプレイヤー同士のコミュニケーションを効率的に行うために使用される言葉やフレーズの省略形です。これらの略語はゲーム内チャット、フォーラム、ソーシャルメディア、またはボイスチャットで広く使用されており、ゲーム内でのコミュニケーションを迅速化しています。
今回は、オンラインゲームのスラング「tttt」と、多くのネットスラングを解説していきます!
1.スラングとは?
スラング(Slang)は、非公式でカジュアルなコミュニケーションや特定の社会集団、サブカルチャー、世代などに固有の言葉や表現の形態です。スラングは、一般的な言葉や表現とは異なり、特定の文脈でのみ理解され、特定の意味を持つことがあります。主に口語やネットで使用され、書き言葉や公式な文書では避けられることが多いです。
スラングの特徴
- 非公式性
スラングは非公式なコミュニケーションで使用されることが多く、フォーマルな状況や文章では適切でないことが多いです。
- 特定の社会集団やサブカルチャーに関連
スラングは特定の社会集団、世代、地域、職業などに固有のものがあり、その文脈で使用されます。
- 表現の新しさ
スラングはしばしば新しい言葉や表現の創造に関連しており、若者文化や特定のサブカルチャーによって生まれることがあります。
- 転換性
スラングは時とともに変化することがあり、一部の表現は時代とともに廃れ、新しい表現が生まれてきます。
- 遊び心やユーモア
スラングはしばしば遊び心やユーモアの要素を含み、表現をより興味深いものにします。
2.英語のスラング
英語のスラングは、非公式な言葉や表現の形態で、特定の社会集団、年齢層、地域、サブカルチャーなどに固有の意味を持つ言葉やフレーズのことを指します。
スラングは通常、非公式な会話、友達とのコミュニケーション、ポップカルチャー、ソーシャルメディアなどのカジュアルなコミュニケーションで使用され、正式な文書や場面では適切ではありません。
英語スラングの特徴
- 特定の文脈に依存
スラングの理解は特定の文脈に依存することが多く、その意味は広く一般的な英語とは異なることがあります。
- 新語の創造
スラングは新しい言葉、フレーズ、略語を創造することがあり、若者のクリエイティビティに影響を与えることがあります。特に英語は、長くなる為、略称がスラングとして総称されます。
- 表現の多様性
スラングは同じ意味を持つ異なる言葉やフレーズのバリエーションが存在し、地域や文化によって異なります。
3.ネットスラング
ネットスラングは、ゲーム登場の初期から、プレイヤーはキーボードやコントローラーの入力によってコミュニケーションを行ってきました。初期のオンラインゲームでは、文字数制限があることが一般的で、簡略な会話がありました。これにより、略語や短縮形のスラングが広まりました。
歴史
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、多くのオンラインゲームが普及し、略語とスラングの使用がさらに一般的になりました。「LOL」(Laugh Out Loud)、「BRB」(Be Right Back)、「GG」(Good Game)などが一般的に使われるようになりました。
有名なゲーム「World of Warcraft」では、「AFK」(Away From Keyboard)や「NPC」(Non-Player Character)など、ゲーム内で使用される専門用語が一般的になりました。
有名なスラング「tttt」
「tttt」は「To tell the truth」の略です。意味は「実を言うと」や「実際のところ」などの意味です。このフレーズは、話し手が正直であることを強調したり、正直な考えや意見を表明する際に使用されます。
- 「To tell the truth, I didn’t really enjoy the movie.」
(実を言うと、その映画はあまり楽しめませんでした。)
- 「To tell the truth, I’ve never been a fan of spicy food.」
(実を言うと、私は辛い食べ物のファンではありません。)
特に、「tttt」はネットの中でも、色々な情報があふれているため、「実際のところ」という本当の気持ちなどを表す際に、前置きとして使われてます。
「tttt」に似たスラング
「実際のところ」と同じ意味を持つ英語フレーズとしては、以下のようなものがあります。
- In reality
- In fact
- Actually
- As a matter of fact
- The truth is
話し手が真実や実際の状況を強調するために使用できます。例えば、「実際のところ、私はその計画に賛成です」と言う場合、「In fact, I’m in favor of the plan」ということができます。
他のネットスラング
いくつかの一般的なネットで、オンラインゲームの略語の例を以下に示します。
- GG
「Good Game (良い試合、よくやったの意味)」
- AFK
「Away From Keyboard (キーボードから離れていることの意味)」
- BRB
「Be Right Back (すぐに戻る)」
- OP
「Overpowered (バランスを崩して強力すぎる)」
- Nerf
「弱体化(ゲーム内のアイテムやキャラクターが強すぎるとバランスを取るために弱くすること)」
- Buff
「強化(ゲーム内のアイテムやキャラクターが弱いと感じられる場合、強化されること)」
- NPC
「Non-Player Character (プレイヤー以外が制御するキャラクター)」
- PvP
「Player vs. Player (プレイヤー同士の対戦)」
- PvE
「Player vs. Environment (プレイヤー対環境、コンピュータ制御の敵と戦う)」
- MMO
「 Massively Multiplayer Online (多人数参加型オンラインゲーム)」
- DPS
「Damage Per Second (1秒間のダメージ量)」
- CC
「Crowd Control (敵の行動を制限するスキルやアビリティ)」
- LFG
「Looking for Group (グループを探している)」
- AoE
「Area of Effect (効果範囲内、広範囲攻撃のスキル)」
- RNG
「Random Number Generator (ランダムな要素を含むゲーム内の事象)」
- Mob
「Mobile Object (敵キャラクター、モンスター)」
- NPC
「Non-Playable Character (プレイヤーが操作できないキャラクター)」
- PUG
「Pick-Up Group (ランダムなプレイヤーで構成されたグループ)」
- Respawn
キャラクターや敵が復活すること
- Tank
ダメージを受ける役割のプレイヤー
4.ネットスラングがよく使われる大会は?
ネットオンラインゲームの世界大会は、プレイヤー同士が競い合う舞台で、賞金や栄誉を賭けて行われる重要なイベントです。
League of Legends World Championship
- 開催:毎年
- ゲーム:League of Legends
- 概要:LoLワールド選手権は、世界中から選ばれたトップのチームが競い合うもので、プロゲーマーにとって最も権威ある大会の一つです。賞金も高額で、数百万ドルに上ります。
The International
- 開催:毎年
- ゲーム:Dota 2
- 概要:The InternationalはDota 2の世界大会で、賞金が特に高いことで知られています。優勝チームは莫大な賞金を手にします。
Fortnite World Cup
- 開催:不定期
- ゲーム:Fortnite
- 概要:Fortnite World Cupは、エピックゲームズの人気バトルロイヤルゲーム「Fortnite」の大会です。プレイヤーはソロやデュオで競い、多額の賞金が用意されています。
Counter-Strike: Global Offensive (CS:GO) Major Championships
- 開催:不定期
- ゲーム:Counter-Strike: Global Offensive
- 概要:CS:GOのメジャー大会は、プロプレイヤーによるチーム競技で、CS:GOコミュニティの重要なイベントとなっています。多くの賞金が支給されます。
Overwatch League Grand Finals
- 開催:毎年
- ゲーム:Overwatch
- 概要:Overwatch Leagueは、プロゲーマーによるオーバーウォッチのリーグで、シーズン終了後にグランドファイナルが行われます。世界中から優れたプレイヤーが参加し、リーグ優勝を争います。
これらの世界大会は、ゲームのプレイヤーやファンにとって大きな関心を集め、プロゲーマーたちにとっては実力を証明し、参加者含めた、世界中の視聴者がネットスラングを使いあって、大会が盛り上がります。
他のネットスラングがあるゲーム
Minecraft
- クリエイティブな世界を構築できるサンドボックスゲームで、クリエイティブモードやサバイバルモードがあります。
Apex Legends
- バトルロイヤルゲームで、特徴的なキャラクターが力を合わせて戦うスタイルが人気です。
Hearthstone
- 「Blizzard Entertainment」によるトレーディングカードゲームで、戦略的なカードバトルが楽しめます。
World of Warcraft
- マルチプレイヤーオンラインロールプレイングゲーム(MMORPG)で、ファンタジーの世界で冒険を楽しむゲームです。
5.まとめ
英語のネットスラングは言語の進化の一部であり、若者文化のインターネットの普及などが新しいスラングを生み出す源となっています。スラングは言語の魅力の一部であり、カジュアルなコミュニケーションで楽しみながら使うことができますが、ネットの言葉なので注意して使わなければならない場面もあります。