日本でいう俗語を海外ではネットスラングと呼び、若者のを中心に多くの用語がSNS上で流通しています。
その意味は様々で否定的用語や肯定的な用語から、言葉では表すのが難しい感情や状態も絶妙なニュアンスで伝えることができる用語など種類が豊富です。
今回はネットスラング用語「pic」についてご紹介します。
「pic」は割と簡単で日本でも馴染みのある俗語で見かけたことが多い人もいるでしょう。
picは何を略した言葉なのか、表記方法や意味を含め徹底解説していきます。
picがもつ意味と読み方
picは「picture」をシンプルに短縮しただけの略語です。
- picture:画像、絵
という意味があります。見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
読み方は「ピク」です。短縮して使うことが多い単語は「picture」の他にも
- thx(thanks):ありがとう
- bro(brother):兄弟
- yrs(year):年
などがあります。いずれもSNSで頻繁に使われています。
日本でも元々の単語を短縮して表記するスラングはたくさん存在し、
- きまZ
- おK
- うp
などがあります。
きまZ(きまぜっと)は気まずいという意味があり、10代の若者を中心に流行しています。このスラングにはオリジナルのポーズまであり、自撮り写真や記念の写真を撮るときなど気まずくない時も定番ポーズとして話題になりました。
気になる人は「#きまZ」で調べてみて下さいね。
また、「おk」はOKの略語としての意味をもつ用語です。日本の掲示板「2ちゃんねる」が発祥元と言われています。
パソコンで文字を打つ際に日本語入力のままできる単語として、文化庁からも注目されました。早く打つことができるので掲示板が発祥元なのが分かります。
掲示板では感情的になっている人や興奮している人に対して落ち着いて欲しい時などや小馬鹿にするニュアンスも含まれています。
一方でおkは最近では使われなくなっているのも事実で、最近はOKを「おけ」と表記するのがスラングとして定番化しています。
picの使い方
picの使い方は割と単純で、写真を撮りたいときやその写真についての感想など、画像や写真に関する会話の中で使います。
ネットスラングならではの早く打ちたいがためにpicと省略しただけで、picutureを使うときとの差はありません。
また他のスラングよりも日常会話の中で使われることも多いです。
日本での「pic」の使用方法
Instagramでは写真の説明などを表すのに「#(ハッシュタグ)」を付けて投稿する人が大半です。
検索機能から全国、全世界の人が「#〇〇」でその用語に関する投稿が見れます。国内では「#過去pic」と付けて投稿する人もいます。SNSではリアルタイムで今起こっていることや、状況、感想などを投稿することが多いですが、過去に遡って投稿する人も。
そのため過去に撮った写真や画像を載せる際に「#過去pic」と付けることで今起きている事ではないと表すことができます。
〈例〉
- 一年前の子どもの写真を載せることで成長したことを示したい
- 以前旅行に行った時の楽しかったことや旅先のおすすめポイントを伝えたい
英語と日本語が混ざっていますので海外の人の使用頻度はほとんどないでしょう。#過去picに似ている意味で、海外で使われているネットスラング「tbt」があります。
「#tbt」の意味と使い方
2020年あたりに流行したネットスラング「tbt」は「ThrowBack Thursday」を略した用語で、海外のInstagramやTwitterなどのハッシュタグを付けて投稿する際に使われています。
単語自体を直訳すると
- ThrowBack:投げ返し、あともどり
- Thursday:木曜日
訳すと「木曜日を振り返る」という意味になります。
tbtが流行し始めた時は「木曜日に思い出の写真を振り返ろう」とのことで使われていましたが、最近では木曜日に限らず過去を振り返る投稿に#tbtを付けるように変化していきました。
木曜に限らず好きな時に振り返る投稿もするようになったため木曜の「thursday」を省いて「#tb」とスラング化したり、「#throwback」や「throwbackthursday」と表記する場合もあります。
いずれも決まりは無く自分の好きな表記方法で大丈夫です。
picのその他の意味
画像や写真以外の意味をもつ用語picがありましたのでご紹介します。
短縮して使う際は注意してみて下さい。
担当者
ビジネス用語でも使われる「pic」が存在します。
ビジネスにおいての場で使われるpicは「Person in charge」の略語で読み方は「ピーアイシー」です。
- person:人
- charge:責任、任務
上記の意味があります。
意味は会話中に出てくることもありますが、発音する長さは変わらないため分かりやすく「person in challenge」と使っている人も多いです。意味は担当者の他にも責任者、担当、係という意味を持ちます。
メールや文書などに記載する際に略してPICと使用するのが一般的と言えるでしょう。
しかし日常での会話中の文章の形としては「in charge of~」で「〜の担当」として使います。
担当者を聞きたい際や訪ねたい場合は「May I~」や「I would」を使います。
日本で使っている担当者や係の意味ではなく、海外で使う「PIC」には「ある程度職場での権利をもつ者」としての意味があります。
in chargeは責任者の意味があるのを頭に入れておくのが重要です。
PICは会話中の中でも他のスラングに比べて出てくることもあるので、文脈や場面によってビジネス用語である「担当者」としての意味なのか、画像としての意味なのかを理解する必要があります。
そのため、会話やメールなどの際に(気軽な感じで)担当者に繋いでもらいたいことを伝えたい時に、PICのみを使うと威圧的な意味に取られてしまう場合もあるでしょう。
避けるにはPICの前に部署や部門を入れることで回避できます。
海外で使えるPIC以外の役職なども含めご紹介します。
PIC以外の役職ビジネス用語と部門・部署を表す単語
役職・階級を示す用語は
- representative:代表者
- officer:管理担当者
- person・personnel・staff:係、スタッフ
上記の様に分けられます。
用語の前に部署や部門を付けることで詳しく表記できます。
下記は部門などを表す用語です。
〈例〉
- sales:営業部門
- recruitment:採用部門
- personnel:人事部門
- press・publicity:広報部門
ビジネスの場で使う際の参考になれば幸いです。
ウォーターパークリゾート
グアムのウォーターパークリゾート「PIC」はグアム最大級のリゾート施設と言われています。
ここでのPICは「Pacific Islands Club Guam」を省略した言語です。
様々なアクティビティが体験でき、レストランや宿泊もできます。
宿泊者すべてのアクティビティが、無料で体験できるので人気がありますよ。
グアムPIC概要
- 住所:210 Pale San Vitores Road, Tumon Bay, Guam 96913
- 電話番号:1-671-646-9171
用語「pic」まとめ
ネットスラング「pic」についてご紹介しました。
picture(画像、写真)の略語として使われるpicの他にもbroやthxなど本来の単語を略して使っている用語がネットスラングには多く存在します。
日本でいうと、「おkや」や「きまz」などがあります。パソコンで打つ際に日本語入力のまま表記できるとして、掲示板から発祥したと言われています。
まさにネットスラングならではの用語と言えますね。
picの使い方として会話中では、話題になっている写真についての感想や写真を取りたい時に使います。方法としてはpictureを使う際と変わりありません。
また、Instagramなどの投稿の際にハッシュタグを付けて投稿する人がほとんどであることが分かりました。
InstagramやTwitterはリアルタイムで起きていることや思ったことなどを投稿する目的がありますが、最近は過去に遡った写真や画像を投稿する人も増えています。
日本では「#過去pic」で、子どもの成長や楽しかった思い出などを振り返って再度投稿する人も多いです。
その理由としてはSNSでは「〇年前の今日の投稿をチェックしよう」と促す機能が出てきたからと言えるでしょう。
投稿する日にちと画像の写真の日付に時差が生じている投稿は「時差スタグラム」と呼ばれています。
更に過去を振り返る投稿をする際に、海外で使われている「#tbt」または「#tb」があります。
tbtはThroughBack Thursdayの略語で「木曜日に過去を振り返ろう」の意味でSNSで流行し始めましたが、現在は木曜日に限らなく投稿する人も増えたため「#tb」のみで使う場合もあります。
picが持つ意味は画像や写真以外にも海外のビジネス用語「Person in charge」の略語としても使われていることが分かりました。
ここでのPICの意味は担当者を意味しますが、ある程度の職権や権限をもった人のことを表すため、使う際には注意が必要と言えるでしょう。
例えば担当者に繋いでもらいたい場合はPIC(Person in charge)の後に担当の部署や部門を付けることで威圧的な言い方が避けられますし、「May I~」や「I would~」のような丁寧な言い方は必須でしょう。
またPICで検索するとグアム最大級のウォーターリゾートパークとして「Pacific Islands Club Guam」が出てきます。
この施設は、水陸とも楽しめるアクティビティーが豊富でレストランだけでなく宿泊もできるファミリーには最高の施設です。
しかも宿泊者はすべてのアクティビティーが無料なんだとか。
気になった人は調べてみて下さいね。
以上、用語「pic」について解説致しました。参考になれば幸いです。