オンラインゲームの世界には、プレイヤー同士がコミュニケーションを取るためのスラングが多数存在します。その中でもnfという言葉は、特に注目される存在となっています。初めてこの言葉を聞いた人は、「nfって何だろう?」と疑問に感じるかもしれません。
そこで、この記事ではnfとは何か、どのような時に使われるのかについて詳しく解説します。初めてこの言葉を知った人も、オンラインゲームに詳しい人も、この記事を読むことでnfについてより深く理解できるようになります。
nfとは
nfとは、オンライン対戦ゲームで良く使われるスラングの1つで、nice fightの略です。このスラングは、ゲーム内で活躍したプレイヤーを称えるときに、使うのが一般的な使い方となります。
また、良いプレイをしたけど、結果やられてしまった時にそれをたたえてnfと使うこともあります。
nfの意味
nfの意味はいくつかあります。ここでは、nfの意味を一つずつ説明していきます。
まず、一つ目の意味として、FPSなどのオンラインゲームやチャットなどで使われる「ナイスファイト」(nice fight)を略したゲーム用語があります。これを直訳すると「良い闘い」「良い勝負」となります。大抵の場合は、オンラインゲームに勝った人に対して、nfというチャットを送ることで、相手を称賛するといった使い方をします。
二つ目の意味は、一つ目と同じく、オンラインの対戦ゲームで特に使われるゲーム用語やネットスラングです。二つ目の意味では、先ほどと違い、勝者を称賛する意味で使うのではなく、勝負に勝った人と負けた人が互いに健闘を称え合う際に使います。
nfはどちらもゲーム終了後に送るメッセージですが、意味合いは少しだけ異なります。nfを使う際には、どちらの意味で相手にメッセージを送りたいのかをはっきりさせて送るようにしましょう。
nfの由来
nfというスラングの由来は、2013年頃から流行り始めたFPSにおいて使われるようになったことにあります。当時、オンライン対戦が主流となり、見知らぬ相手との対戦が一般的になっていました。このような状況下で、相手とオンラインゲームで対戦し終わった際に、ゲームでの対戦をねぎらうために、nfという言葉が使われるようになりました。
nfというスラングは、当初はオンラインゲーム内で使用される言葉でしたが、その後はボイスチャットやテキストメッセージなどでも使用されるようになりました。そして、現在では、オンラインゲームに限らず、様々なコミュニケーションの場で使用されるようになっています。
nfの使い方
前章では、nfがどのようなスラングなのかについての説明をしてきました。この章では、実際に使用する際にどのような使い方をするのかを解説していきます。
nfを使った例文
例文1
A: I’m sorry I killed you, man.(ごめん、お前を倒してしまって悪かったよ)
B: No worries, nf. That’s what the game is all about.(全然大丈夫、いい戦いだったから)
A: Thanks for being a good sport.(いい相手だった、ありがとう)
B: Anytime, let’s play again soon.(いつでもどうぞ、また近いうちに遊ぼう)
例文2
A: Whoa, that was close!(ほら、危なかったね)
B: Yeah, I thought you had me for sure.(そうだね、もう勝ちかと思ったよ)
A: You’re too good, man. How long have you been playing?(お前って上手すぎるよ、どのくらいやってるの?)
B: Haha, thanks! I’ve been playing for a couple of years now. nf(笑、ありがとう!もう2年くらいやってるよ。いい戦いだったね)
A: Wow, I’m impressed. Teach me some tips!(すごいな、教えてくれよ!)
B: Sure thing, let’s talk strategy after this game.(いいよ、今の試合が終わったら話そう)
例文3
A: That was a sick shot, man!(すごいショットだったね!)
B: Thanks, I’ve been practicing a lot lately. nf(ありがとう、最近練習してるんだ。いい戦いだったね)
A: Well, it shows. You’re unstoppable!(そうだね、すごい調子だよ)
B: Haha, I wish! You’re putting up a good fight, though.(笑、そんなことないよ!でもお前も上手いから、楽しいやり取りだね)
A: Yeah, this is what gaming is all about!(そうだよね、これがゲームの醍醐味だよね!)
例文4
A: That was such a close match, my heart is racing!(とても接戦だったね、心臓がバクバクしてるよ!)
B: Haha, I know what you mean. I was on the edge of my seat too.(笑、わかるわかる。俺もドキドキしっぱなしだったよ)
A: I think that was the best game I’ve ever played!(俺にとって、これが今までで一番の試合だったよ!)
B: Same here! We need to play more often, nf.(俺もそうだよ!また遊ぼうよ、良い戦いをありがとう)
nfを使う際の注意点
nfを使う際には、以下のような注意点があります。
まず、nfはフレンドリーなコミュニケーションの一環として使われるスラングですが、場合によっては使用を避けた方がいいことを知っておきましょう。例えば、知らない人とのオンライン対戦でnfを連呼することは相手に不快感を与えてしまう場合があります。
また、nfを使う相手がどのような人かによっても適切な使用方法は変わってきます。友達同士でプレイしている場合は、比較的カジュアルな雰囲気でnfを使っても問題はありませんが、知り合いの友達ではない人とプレイしている場合は、nfを使うタイミングや頻度を考慮しなければなりません。
さらに、nfを使うときは相手の気持ちに敏感になることも重要です。相手が敗北感やイライラを感じている場合は、nfを過剰に使用することは相手を更に不快にすることにつながります。相手が感じている気持ちに合わせて、適切にコミュニケーションをとるようにしましょう。
以上のような点に注意してnfを使用することで、より良いコミュニケーションを取ることができます。
nfの類義語
nfのように使えるスラングは他にもあります。ここでは、以下の3つのスラングを紹介していきます。
・nt
・k
・gg
nt
ntとは、英語の「Nice Try(ナイストライ)」の略語で、「よくがんばったね」という意味を表すスラングです。主にオンラインゲームの中で使用されることが多く、相手に敬意を表すために使われます。
ntは、相手が失敗してもがんばったことを評価する意味が込められています。例えば、敵プレイヤーに向けて「nt」と言うことで、相手がミスをして敗北した場合でも、その努力を認めることができます。また、チームメンバー同士で「nt」と声をかけ合うことで、お互いのプレイを評価し、チームワークを高めることができます。
ただし、相手が敗北感を感じている場合は、「nt」を言うことで逆効果になることがあります。相手が悔しさやイライラを感じている場合には、「nt」を避け、代わりに「gf(Good Fight)」や「gg(Good Game)」など、より中立的な言葉を選ぶことが望ましいです。
また、「nt」はあくまでもフレンドリーなコミュニケーションの一環であるため、相手が知らない人であったり、ビジネスシーンなどで使用するのは避けるようにしましょう。
k
kとは、英語の「OK(オーケー)」の略語で、同意や了承を示すスラングです。主にオンラインコミュニケーションで使用され、相手が送信したメッセージや内容に対して同意や了承を示すために使われます。
kは、短くて簡単な表現で、返信が必要ない場合に便利な表現です。例えば、友人から「今度の週末に集まろうか?」というメッセージが届いた場合、返信として「k」と返すことで、了承したことを伝えることができます。
しかし、一方的な表現や、相手が何を言いたいのか分からない場合には、「k」だけで返信することは不適切です。相手に失礼になることもあるため、コミュニケーションを円滑にするためには、相手の意図をくみ取り、適切な返信をすることが重要です。
gg
ggとは、「Good Game(グッドゲーム)」の略語で、対戦相手に対して試合の成績や内容に対する敬意や感謝の気持ちを示すスラングです。主にオンラインゲームで使用され、対戦相手に「お疲れ様でした」という意味合いがあります。
ggは、試合の終了後に相手に送るメッセージとして使用されます。相手がプレイしているゲームにおいて敗北した場合には、「gg」を送ることで、相手に対して勝ち負けに関係なく試合を楽しめたことを伝えることができます。
また、試合に勝利した場合でも、「gg」を送ることで、相手に対する敬意を示し、フェアな対戦を行うことを証明することができます。
しかし、ggは、相手によっては挑発的だと感じることがあるため、相手の気持ちを考慮し、送信するタイミングや相手に適したメッセージを選ぶことが重要です。また、「gg」だけではなく、「gg wp(Good Game Well Played)」や、「gg ez(Good Game Easy)」といった、詳細な感想を加えたメッセージを送ることもあります。
まとめ
本記事では、オンラインゲームで使われるスラングnfについて解説してきました。
まず、「nf」は、「Nice Fight(ナイスファイト)」の略語で、相手に対して試合の結果や内容に対する敬意や感謝の気持ちを示すスラングです。
また、「nf」の類義語として、「nt」や「k」「gg」などがあります。これらのスラングは、オンラインゲームでよく使われていますが、相手によっては不適切と感じる場合もあります。相手の気持ちを考慮しながら、適切なタイミングやメッセージを選択することが重要です。フレンドリーなコミュニケーションを目指し、スラングを上手に使いこなせるようにしましょう。