仕事や勉強の合間に軽くお昼寝をしたり、ついついうとうと寝てしまったりなんて経験がある人は少なくないはず。
ではそんな「お昼寝」を英語で言えるでしょうか?
実は昼寝やうたた寝を言い表す英単語やスラングにはさまざまな種類があります。
そこでこの記事では、代表的な英単語とその使い方をご紹介しつつ、「昼寝」「うたた寝」を意味する英語表現やスラングをご紹介していきます。
こちらを参考にすれば、英語でスムーズにお昼寝の話ができるようになるはずですよ。

1.「Nap」の意味は「お昼寝」
昼寝やうたた寝を表現できる英単語はさまざまですが、一番一般的なものは、「nap」です。ですから、日中に仮眠をするようなお昼寝を指す場合は「nap」を使えばOK。むしろ、これだけ知っていれば、日常英会話の中では支障はないでしょう。
Napの意味と品詞
ケンブリッジの英英辞典では、napという単語をこう定義づけています。
名詞:a short sleep, especially during the day
(特に日中に行う、短い睡眠)
動詞:to sleep for a short time, especially during the day
(特に日中に短時間寝ること)
引用元:https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/nap
上記を見てもわかるとおり、napは名詞としても動詞としても使えます。つまり、下記の例文はどちらもOKということです。
名詞のnap: I need a nap.(私には昼寝が必要です)
動詞のnap: He is napping.(彼は昼寝をしています)
しかし会話上では、名詞として使われることの方が多いかもしれません。それについては、あとから見ていきましょう。
Napの使いどころ
napはスタンダードな英単語であり、スラングというわけではありませんから、お昼寝の話をするシーンなら、どんなシーンでも使えます。カジュアルシーンはもちろん、ビジネス・フォーマルシーンでも、雑談でお昼寝の話をするなら、napを使うのがベストです。
ただし、ビジネスシーンで使う場合は、仕事時間にお昼寝をした話をしないよう気をつけてくださいね。たとえば、自分の子どもやペットが昼寝が好きだとか、昼休憩中にいつも昼寝をするようにしているだとか、そういう話は大丈夫です。
2.Napを使ったさまざまな表現
ではここからは、「お昼寝」を意味するnapを使ったさまざまな表現をご紹介していきます。これらの表現は日常的によく使われますから、napの使い方として覚えておくと良いでしょう。
take/have a nap
napは動詞としても使えるので、「お昼寝をする」と言いたいときは「I will nap.」と言いたくなるかもしれませんね。もちろん、それも間違いではないのですが、多くの場合、「お昼寝をする」と言う時には、「I will take a nap.」もしくは「I have a nap.」という言い回しが使われます。
take a napもhave a napも、napを名詞として使っています。「I take a medicine.」で「薬を飲む」、「I have a dinner.」で「夜ご飯を食べる」になることを考えると、イメージしやすいかもしれません。
napを動詞として「お昼寝をする」と言うよりも、takeやhaveを使った表現の方がややフォーマルな感じもするため、こちらは覚えておくと良いでしょう。
power nap
power napというのは、がっつりお昼寝をして、元気を出すようなときに使われる表現です。時間的には、30分などやや長めのお昼寝なイメージかもしれません。
ですが、時間の長さよりは、深くがっつり短時間寝て、リフレッシュするようなニュアンスが強いです。
ですから、たとえば午後の仕事を頑張るために仮眠を取るなら「I will take a power nap.」と言えます。
catnap
catnapはpower napとは逆に、かなり短い仮眠のことを言います。時間的には5分。長くても10分程度でしょうか。
こちらは上記の2つとは違い、スラング的な言い回しですから、ビジネス・フォーマルシーンでは使わないように注意しましょう。
ちなみにnapだけだとお昼寝の意味になりますが、nap自体はあまり時間の概念はなく、2時間のお昼寝でもnapと言えますし、30分くらいでもnapになります。もちろん、10分程度でもnapです。
短い昼寝ならshort nap、長い昼寝ならlong napなんて言い方もできますが、こちらのcatnapも知っておくと便利ですよ。

3.Napに似た表現・スラング
お昼寝やうたた寝を表す表現には、nap以外にもさまざまなものがあります。nap以外にも表現を知っておけば、会話をしているときの表現の幅が広がりますし、相手が使ってきたときにも理解がしやすいでしょう。
そこでここからは、napに似た表現やスラングを簡単な例文とニュアンスとともにご紹介します。
Sleep
Napは昼寝を意味する言葉ですが、別に「お昼寝」と言いたいときにsleepを使ってはいけないわけではありません。napがスラスラと出てこない場合は、sleepを使って、下記の例文のように表現してみてはいかがでしょうか。
例文:
I got some sleep after lunch.
(ランチのあと、ちょっと寝た)
ここで気をつけたいのは、napの場合はtake a napなのですが、sleepの場合はgetを使う点です。なぜsleepだとgetになるのか不思議な人もいるかと思いますが、イディオムのように覚えてしまいましょう。
ちなみに、I slept for a short while after lunch.と言っても、「ランチの後、短時間寝た」という意味になり、間違いではありません。
Kip
ちょっと耳馴染みがない人もいるかもしれませんが、お昼寝を表すスラングとしてkipというものもあります。ちょっと語感がnapに似ていますが、こちらはカジュアルな言い回しのため、カジュアルシーンに限って使うようにしましょう。
主にイギリスで使われるスラングですから、イギリスにいるときに使えます。また、特に自分の家以外でお昼寝をする時に使われるようなので、他人の家に行っているときや、職場などでちょっと仮眠を取りたいときに使ってみましょう。
例文:
I had a kip after lunch.
(ランチのあと昼寝した)
I will kip down on a couch.
(カウチでちょっと寝るね)
kip downというのは、寝る準備をするニュアンスも含んだ「お昼寝をする」という表現です。日本語訳をするとほとんど違いはありませんが、一緒に覚えておくと良いでしょう。
Siesta
「シエスタ」という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。これは、元々スペイン語で「お昼寝」を表す単語ですが、英語でも広く使われており、ちゃんと伝わります。
外来語のためか、ちょっとオシャレな雰囲気がする表現かもしれません。
ちなみにシエスタとは、ランチ後にちょっと寝たり休憩したりすることを言います。スペインをはじめ、欧米ではシエスタ制度を導入し、長めの昼休憩を取っている企業も多いんですよ。
お昼ご飯を食べれば眠くなるのは、誰にでも共通していることですから、生産性を向上するためにも、良い制度なのかもしれませんね。
Doze
Dozeはお昼寝と言うよりは、「居眠り」を意味する言葉です。Doze自体にも「ちょっと寝る」という意味がありますが、「doze off」とoffをつけると、自分の意思とはうらはらに、うっかり寝てしまった雰囲気が出ます。。
昼寝は自らの意思で行いますが、doze off=居眠りは、意思とは関係なく寝てしまうことだと覚えておきましょう。
例文:
My baby dozes quite often while he’s eating.
(うちの子は食事中によくうとうとしちゃうの。)
She dozed off in front of our teacher.
(彼女は先生の目の前でうとうとしていた。)
Nod off
Nod offは上記のdoze offと同様に、うとうとする・居眠りするといった意味の表現です。doze offとは違い、nod単体だと「うなずく」という意味になることに注意しましょう。
うとうとしている時に、こくりと首が動く感じをイメージすれば「doze off」でうとうとする・居眠りするという意味になる理由が見えてきますね。
例文:
I nearly nodded off during the exam.
(試験中にうっかり寝てしまうとこだった。)
4.お昼寝を意味する表現・スラングはnap以外にもある!使い分けて英表現の幅を広げよう
今回ご紹介したとおり、一般的に「お昼寝」を意味するnap以外にも、お昼寝やうたた寝を意味する表現・スラングはたくさんあります。
もちろん、「寝る」という意味のsleepを使って表現してもOK。お昼寝やうたた寝の種類と英語表現・スラングのニュアンスを考えながら、適した表現を使えるようになると良いですね。
