インターネット上で英語でやりとりをしていたり、英語のSNS投稿などを見ていたりすると、「ikr」というアルファベットの並びを見ることがあるかもしれません。
しかし、thxはThanksくらいはわかっても、ikrの意味は知らない人もいるでしょう。
そこでこの記事では、ikrの意味や使い方、そして使うときの注意点などをご紹介していきます。ikrという文字の並びを見たことがある人も、英語の略語を覚えたい人も、ぜひ参考にしてくださいね。
ikrってどういう意味?
ikrとは「I know, right?」の略語です。意味としては「だよね」「でしょ?」「うん、そうだね」といった感じで、相手の言ったことに同意する意味を持ちます。日本語だと「それな」という感じにも近いかもしれません。
ikrという略語は、そもそもタイピングが面倒なので略されているため、ネット上のやりとりなど、テキストでのみ使われています。ですから、実際の会話の中ではアイ・ケー・アールなんて言われることはありません。
一方、“I know, right?”という表現は日常生活でもよく使われており、同意の度に多用する人もいます。
表現としては特に新しい表現というわけではありませんが、2000年代前半から使う人が増えてきたのだとか。映画やドラマで耳にすることが多くなったことも、関係しているかもしれません。
ikrやI know, right? を使うかどうかは人によりますが、若者の間では使う人がかなり多く、通用度は高めです。
少し年配の人だと略語のikrは知らないかもしれません。「I know, right?」自体は新しい表現というわけではありませんから、どの年代にも伝わります。
ikrを使うときの注意点
ikrは略語であり、ネットスラング的な雰囲気もあるため、使いどころには注意が必要です。ここからは口語表現のI know, right?も併せて、使うときの注意点を解説していきます。
目上の人やビジネス関係にある人には使わないこと
ikrにしてもI know, right?にしても、とてもカジュアルな表現だということを忘れてはいけません。テキストであっても、口頭の会話であっても、どちらも目上の人やビジネス関係にある相手には使わないようにしましょう。
家族や友人など、親しい仲なら使っても問題ありません。また、実際に知り合いというわけではなくても、ネット上で知り合った相手や、一緒にネットゲームを楽しんでいる相手なら、使って大丈夫です。
ネットゲーム上のテキストチャットや、メッセージングアプリでは、かなり使う人が多いので、きっと目にすることも多いですよ。
シリアスな同意には使えない
ikrもI know, right?もとてもカジュアルな表現だということは前述のとおりです。ですから、親しい間柄であっても、使いどころに注意が必要です。
たとえば、本当に気軽な話をしているときや、フランクに意見交換をしている場面なら、ikrもI know, right?も使っても構いません。
しかし少しシリアルな会話をしている時には、同意表現としてこの2つを用いるのは不適切です。
たとえば、家族と進路の話をするときや、人の生死がかかわる場面、相手の真面目な相談を聞いているとき、恋人と別れ話をしているときなどは、避けた方が良い表現です。
日本語でいえば「それな」という表現が不適切である場合は、ikrやI know, right?と使うのは避けましょう。
あまり多用するのはおすすめできない
ikrもI know, right?も使っている人は多いですから、普段のカジュアルな会話の中で使うのは全く問題ありません。しかし、多用しすぎるのは控えた方が良いでしょう。
そもそも同じ表現を多用しすぎると、表現の幅が限定されるため、あまり望ましくないのですが、ikrやI know, right?に限って言うなら、多用しすぎるとちょっとバカっぽく、もしくは軽く聞こえてしまうのです。
日本語で「それな」といつも言っていると想像してみれば、どんな感じかわかるかもしれません。たまに使うくらいなら、会話のアクセントになりますが、同意するときに常にikr/I know right?を使っていると、真面目に物を考えていないような雰囲気になってしまいます。
また年代によっては、この表現を嫌う人もいますから、使いすぎると相手に居心地の悪い思いをさせてしまう可能性もあります。
ikrの使い方を例文で覚えよう
ではここからは、ikrおよびI know, right?の使い方を、例文と一緒にご紹介します。もしも機会があれば、例文を真似て使ってみてくださいね。
テキストのみで使うikr
ikrという略語は、メッセージングアプリやチャット、SNSの投稿・リプライなどで使える略語です。例文もそうした場面の使用例となっています。
なお、ネット上のテキストでのコミュニケーションでは、下記の例文よりももっとさまざまな略語が使われていますが、略語を知らない人にとっては読みづらくなってしまうため、ikr以外はすべて略語を使わずに表記しています。
例文1
A: Have you seen the new episodes of Attack on Titan? They are so epic!
B: ikr? Can’t wait to see the next one.
(日本語)
A: 「進撃の巨人」の新しいエピソード見た?やばかったよ!
B: わかるわかる!次の話がめっちゃ楽しみだよ。
例文2
A: I hate how Maria is snobbish sometimes.
B: ikr? I’m kinda fed up with that.
(日本語)
A: マリアが時々お高くとまってる感じなのが嫌なんだよね。
B: それな。あれにはちょっとうんざりだよ。
このように、ikrは、一言で相手の言っていることに同意する時に使われます。使い方はシンプルで、例文ではその後にも文章をつけていますが、つけずに「ikr」だけ送ってもコミュニケーションとして成り立ちます。
ちなみにikrも後述するI know, right?も、ポジティブな話にもネガティブな話にも使える表現です。
実際の会話で使う I know, right?
では、次は実際の口頭での会話で使われるI know, right?も会話例文をみてみましょう。
例文1
A: How can we finish this homework by tomorrow? It’s way too much!
B: I know, right? Our teacher really likes making us suffer.
(日本語)
A: この宿題を明日までに終わらせられるわけないよ!多すぎ!
B: ほんとにね。先生は私たちを苦しめるのが好きなんだよ。
例文2
A: Did you see that girl? She is really hot!
B: I know, right? I’ve never seen her at school so she is probably new.
(日本語)
A: あの女の子を見た?すごくセクシーだったよ!
B: それ。学校で見たことないから、たぶん新しい子なんだろうね。
なんとなく若者の間でカジュアルに使われている表現ということが伝わったでしょうか。気心が知れた相手との会話の中で、機会があれば使ってみてくださいね。
ikr/I know right?以外に使える同意表現
ikrやI know, right?はカジュアルな同意表現だというのは、ここまでご紹介したとおりです。ですが、会話の中で真面目に同意をしたいときもあるはず。
そこでここからは、ikrやI know, right?を使わずに相手の言っていることに同意できる表現をご紹介します。
一般的なagreeを使った表現
同意表現として最も一般的なのが、agreeという動詞を使った表現です。こちらはカジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使える汎用性が高い単語なので、ikr/I know, right?のニュアンスがわからない人は、これを使うと良いでしょう。
例文
I totally agree with you.
(全く同感です。)
agreeを使った文章はとてもシンプルで、”agree with”として、何に同意しているかを表します。ちなみに、賛成できないという意味の動詞はdisagreeです。こちらも一緒に覚えておきましょう。
例文
I disagree with what you just said.
(今の話には同意できません。)
Rightを使った表現
Rightを使った同意表現は、カジュアル寄りではありますが、ikrやI know, right?に比べるとカジュアルっぽさが低め。場合によっては、ビジネスシーンでも使えます。
こちらは会話例文で使い方を見てみましょう。
例文
A: Japanese yen is too cheap! I can’t travel overseas.
B. Right. We have to wait for a bit.
(日本語)
A: 日本円が安すぎる!海外旅行ができないよ。
B: そうだね。ちょっと待つしかないよね。
使い方はikr/I know, right?とあまり変わりませんが、Right.だけの方が、少し軽さがやわらぐと覚えておきましょう。
ネガティブなことへの同意ならTell me about it.もOK
最後にご紹介する「Tell me about it.」は、ネガティブな内容に関して使えるカジュアルな同意表現です。こちらも会話例文をみてみましょう。
例文
A: It’s been raining all week! I really hate the rainy season.
B: Tell me about it.
(日本語)
A: 今週ずっと雨だよ!梅雨は本当に嫌だなー。
B: ほんとそれ。
使い方自体はikr/I know, right?と似ているのですが、うんざりした感じが出る表現なので、上記のようなネガティブな内容にのみ使える表現だと覚えてくださいね。
ikr/I know, right?はTPOにあわせて上手に使おう!
ikrやI know, right?はカジュアルかつ、ちょっと軽い感じがする表現ですから、使いどころを間違わないことが大切です。
相手やシチュエーションを見極めて、適した場面で使ってみてくださいね。